フラックスシードオイルの様々な効果と正しい摂り方

フラックスシードオイルの様々な効果と正しい摂り方
「近頃人気のオイル……」と聞くと、ココナッツオイル?とか、グレープシードオイル?とか、きっと様々なオイルの名前が挙がってくるのではないでしょうか?

そんな中でも、更に今回は近頃注目を集めている『フラックスシードオイル』の美容効果、健康効果、正しい食べ方(摂り方)、保存方法や注意点などを紹介していきます。


もくじ

スポンサードリンク

フラックスシードオイルとは

フラックスシードオイルとは

『フラックスシードオイル』は、フラックスシードという植物の種から抽出されたオイルです。
フラックスシードというとピンとこないかもしれませんが、和名である『亜麻仁油』と聞けば、「あー!知ってる」という方も多いのではないでしょうか?

『亜麻仁』は亜麻の種という意味。
亜麻は、繊維の素材としても使われていて、その名前を聞けば、もっとピンとくるのではないでしょうか。

それは、軽くて光沢と高級感があり人気の『リネン』という素材。
もしかすると、クローゼットの中に既に1枚くらいは持っているのではないですか?

実は、この亜麻は人類が初めて栽培した繊維素材だといわれているんです。
その歴史は、紀元前8000~6000年にまで遡ります。
後に、古代メソポタミア文明(紀元前3000年頃)が栄えることになる、現在のイラク国内を北西から南北に流れる河、ティグリス川とユーフラテス川の沿岸で栽培されていたと考えられているのです。

紀元前8000~6000年というと、日本では中石器時代・縄文時代の早期~新石器時代の頃になります。

紀元前3000年頃に栄えた古代エジプト文明では、亜麻織物は「月光で織られた布」とも呼ばれ、神事に使用されていた他、貿易の品としても扱われていたのだそうです。

この亜麻の種子が、薬用として用いられるようになったのは、それからかなり後のことになります。

といっても、やはり紀元前の話。
紀元前400年頃には、医学の祖と称えられるギリシアの医師により、また、紀元前300年頃には植物学の祖とも称される同じくギリシア人の哲学者によって、亜麻の種子を食べることで、腹痛や咳止めといった薬効を得られると推奨され、効果も認められるようになりました。

そして、西暦800年頃にはフランスで亜麻の栽培が義務付けられ、17世紀になり亜麻の種子(フラックスシード)はアメリカ大陸にも広まり、アメリカやオーストラリアでも、先住民がその薬効の恩恵を受けていたことが知られています。

さて、そのフラックスシードの日本での歴史はといえば、江戸時代1688年~始まる元禄年間、将軍でいえば五代綱吉の時代といいますから、紀元前から伝わる亜麻の歴史の中では、とても”最近”の話ですね?

しかも当時は、まだ中国からの安価な輸入品に頼っていました。
本格的に日本での栽培が始められたのは、それからまだ後の明治時代。
明治時代、北海道の開拓のため、寒冷地でも栽培が容易である亜麻の栽培が推奨されたことが切っ掛けでした。

しかしそれも、第二次大戦後の化学繊維の普及により、一旦は廃れてしまいます。
当時はまだ食用としてではなく、単に繊維素材として亜麻は栽培されていたのですね。
今考えると、本当にもったいない話です。

そんな亜麻の栽培が同じ北海道の地で、今度は種子を食用とするために復活したのは、なんと2002年のこと!
古代ギリシア人が聞いたら、「今頃?」と鼻で笑うかもしれません。

なんといってもフラックスシードは、別名「ミラクルフード」との呼び名があるほどの栄養の宝庫なのですから。

フラックスシードオイルの美容面の効果と健康面の効果

フラックスシードオイル(亜麻仁油)の元となる、亜麻の種子(フラックスシード)の見た目はゴマとよく似ていて、大きさはゴマの2倍程度です。

そして、ゴマ同様フラックスシードも種ですので、表面を硬い殻で覆われており、そのままで食べたとしても殆ど消化吸収されることはありません。

フラックスシードには、茶褐色のブラウン種と、黄色のイエロー種が混在しています。
この辺りは、チアシードと似ているかもしれませんね。

一般的に工業用や食用として用いられているのはブラウン種。
ブラウン種に比べ、幾分風味が良いのがイエロー種と選り分けられていますが、含まれている栄養価に違いはありません。

そんなフラックスシードに含まれる驚くほど優秀な栄養素と、そこから抽出されたフラックスシードオイルの、更に優秀な栄養と効果を詳しくお話します。

スポンサードリンク

フラックスシードオイルが持つ栄養素

・ビタミン類:B1、B2、B3、B6、E
・βカロテン
・脂質:オレイン酸、リノール酸、αリノレン酸
・ポリフェノール:リグナン
・ミネラル:カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、カリウム、リン
・食物繊維

こうして名前を見ただけでは、どこがどのようにミラクルフードと呼ばれているのか、ちょっとピンときませんよね?
中には、初めて名前を見るという栄養素もあるのではないでしょうか?

では、それぞれが美容や健康にどんな風に関係しているのかをみてみましょう。

フラックスシードオイルの美容面の効果

まずは美容面から!

先程、フラックスシードオイルは『ミラクルフード』と呼ばれてるとお話しましたが、もう1つ、別の呼び名があります。
それは『食べる美容液』。

それ程に、美容に良い成分が沢山含まれている、いえ”含まれている”というよりも、全てが美容成分そのものと言っても過言ではないかもしれません。

フラックスシードオイルで美肌になる

アナタにとって理想の”美肌”って、どんな肌なんでしょうか?

ニキビや吹き出物等の肌荒れがない。
美白。
シミ、シワがない。
スッピンで外出できる。

などなど、その中の1つだったり、全部だったり、肌についての思いや悩みは尽きることはないと思います。

でもきっとフラックスシードオイルなら、それらのどの悩みに対しても、納得のいく状態に肌を導いてくれます。
それが、食べる美容液の威力です。

さて、美肌に関心のある方なら、もう嫌という程ご存知だと思いますが、肌荒れやシワなど肌トラブルと呼ばれるものの原因の殆どは、『保湿力の低下』からくる乾燥です。

その乾燥を防ぐためには、肌の水分量を適正に保つことが何よりも大切です。
そのためには、皮膚を構成している脂質『皮脂』の量も適正でなければならないのです。

「皮脂って、化粧崩れやテカリ原因になるアブラじゃないの?」

そんな風に思っていませんか?
もちろん、過剰に分泌された皮脂は、その原因になりますが、かといって皮脂が不足していると肌はシワシワ、ゴワゴワ、ガサガサになってしまうんですよ!

皮脂は、肌バリアと呼ばれ、皮膚の表面で肌守る役割をしているってご存じだったでしょうか?

皮膚の土台となる、真皮や表皮細胞、それを守るために存在するのが『角質細胞』と呼ばれるものです。
この角質細胞同志の隙間をしっかりと埋めているのが『角層細胞間脂質』。
また、角質細胞の中には尿素などの天然の保湿成分が、細胞間脂質には水分が、それぞれに蓄えられています。

つまり肌の保湿は、この部分で行われているということですね。

そして更に、その角質層に蓄えた保湿成分や水分が、肌表面から蒸発しにくいように存在するのが『皮脂膜』と呼ばれる、これも名前の通り皮脂なのです。
皮脂膜は、皮脂腺から分泌された皮脂と、角層細胞間脂質、角質細胞の中の天然保湿成分、それに汗が混ざった『表皮脂質』が体温で薄いクリーム状になったもの、と考えてください。

つまり、保湿と共に紫外線や乾燥の刺激等、外からの異物をブロックする働きも担っている、自家製の保湿クリームです。

コレがなければ、あっという間に肌はボロボロになっていきます。

この保湿に欠かせない角質層と皮脂膜のコンビ、その厚みはというと、合わせてなんと0.02mm!
あの食品の保存などに使う、ポリエチレン製のラップ程度しかないのです。

ですので、クレンジングや洗顔などでゴシゴシ擦ったりすると、直ぐに剥がれ落ちてしまいます。

良かれと思って行なっていたスキンケアが、実は肌トラブルの原因だった!というのは、こういうことなのです。

では、この肌にとってとても重要な役割を果たしている、それぞれの脂質はどのような成分で構成されているのでしょうか?
主な成分を見てみましょう。

<角層細胞間脂質>
・セラミド 
・遊離脂肪酸 
・コレステロール
・コレステロールエステル 他

<皮脂腺由来の皮脂>
・遊離脂肪酸 
・ワックスエステル 
・スクワレン 
・トリグリセリド
・コレステロール
・コレステロールエステル 他

ここで注目して欲しいのは、角層細胞間脂質の成分『セラミド』と、双方に含まれる成分『遊離脂肪酸』です。

セラミドは、馬油やエミューオイルの成分としても良く知られている、角質細胞間脂質にとって重要な保湿成分。
遊離脂肪酸というのは、中性脂肪が皮膚の常在菌などに分解されて出来る成分で、パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸などの脂肪酸が含まれています。

さて、ようやくここで『フラックスシードオイル』の登場です。

先程お話した、フラックスシードオイルの成分の中に含まれる脂肪酸、オレイン酸にリノール酸は皮脂を構成する重要な成分ですよね。

リノール酸は近年、摂り過ぎると悪玉(LDL)コレステロールだけではなく、善玉(HDL)コレステロールまで減らしてしまうということで、敬遠されがちですが、それも”摂り過ぎれば”の話。

実はリノール酸のようなオメガ6という種類の脂肪酸は、肌の水分量をアップしてくれる効果があるんですよ。

「でも、フラックスシードオイルの成分にセラミドはないよ?」

そうですよね。でも、セラミドそのものはなくても、その原材料となる成分がきちんと揃っています。

それが、『αリノレン酸』。

αリノレン酸は、必須脂肪酸の1つですので体内で生成されることのない成分で、更に体内に入ると、セラミド生成の材料として以外にも、とても優秀な栄養素に変化するということも分かっています。

皮脂の話ばかりをしてきましたが、他にもフラックスシードオイルに含まれる『ビタミンB2』という栄養素は、発育や美容によい影響を与える栄養素で、皮膚や髪、爪を健康に保つ効果を持っています。

ポリフェノールの一種『リグナン』や『ビタミンE』には、とても強い抗酸化作用があり、アンチエイジングに効果を発揮します。

実際に、フラックスシードオイルを摂っている方の中には、「毎日摂るようになって、みるみるうちに肌の状態が改善され、鏡を見るのが楽しみになった」という効果を実感している方もいらっしゃるんですよ♪

美肌を目指して、体内から保湿成分の補給をしてみませんか?

フラックスシードオイルのダイエット効果

美肌!とくれば、ダイエット!……というわけではありませんが、単に痩せるというだけではなく、体内環境を改善することは、必ず美肌にも繋がってきます。
慢性的に疲れが取れない、体調が優れないのに、素肌だけは健康的で艶々ピカピカ☆なんて、ありえないですものね。

美肌に良い効果をもたらしてくれるフラックスシードオイルは、体内環境を改善し、健康的なダイエットにも絶大な効果があるんですよ!

食物繊維

フラックスシードオイルの原料であるフラックスシードは、その重さの約28%が食物繊維です。

これは、ゴマの2倍以上。そして、他のどの植物と比べてみても、群を抜いた含有量の多さです。

そして、水に溶け、腸内の排泄物を柔らかくしてくれる性質の水溶性食物繊維と、溶けずに腸内に溜まった排泄物を絡め取って掃除してくれる性質の不溶性食物繊維、この両方をきちんと持ち合わせているので、便秘の改善などの腸内環境を整える効果は抜群です。

溜め込んでいた腸内の不要なお荷物が排泄されるだけでも、数キロ体重が減った!という話も聞きますが、腸が正常に働けるようになることで、栄養はきちんと吸収することが出来、不要な物は都度、排泄出来る体が出来上がっていきます。

そうすれば、新陳代謝も上がるので太り難い体へと、体質も改善されていくという、とても嬉しいループが動き始めるのです!

オレイン酸

オリーブオイルの主成分としても良く知られている『オレイン酸』。
オリーブオイルが体に良いとされる理由に、体内のコレステロールのコントロール機能にあります。

よく、善玉、悪玉という風に区別されるHDLとLDLコレステロールですが、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールだって、ホルモンの働きや、体内の細胞にとって必要不可欠な重要な存在なんですよ?
けれど、血液に溶けて体内を移動するために、摂り過ぎると酸化し血管を塞いでしまうため『悪玉』なんて、不名誉なニックネームがつけられてしまっているのです。

そんな、摂り過ぎて悪玉となってしまったLDLコレステロールを減らしてくれる脂肪酸が、オレイン酸です。

不思議なことに、善玉(HDL)コレステロールは取り除かず、悪玉だけを減らしてくれるんです。

そして、オレイン酸は、非常に酸化しにくい性質を持っているので、「摂り過ぎて、オレイン酸自体が体に悪影響を及ぼしてしまった」ということになり難いのも、体質改善に役立てやすい理由の1つです。

ビタミンB2

ビタミンB2は、体内で栄養素の代謝を促すための酵素の力を補う働き(補酵素)をする栄養素です。
脂肪の燃焼、エネルギーや細胞の代謝も促進するので、痩せやすい体を作る手助けになります。

カリウム

カリウムは、体内のナトリウム(塩分)を排出する働きをするミネラルで、浮腫みの予防や改善をすることが出来ます。

αリノレン酸

オレイン酸と同じ脂肪酸の仲間のαリノレン酸。
その働きは、中性脂肪やLDLコレステロールを減少させ、HDLコレステロールを増やす等、オレイン酸と似ている部分がありますね。

これは、オレイン酸はオメガ9、αリノール酸はオメガ3という種類の油で、どちらにも適量であればコレステロールを減らすという共通した特徴を持っている油だからなのです。
少し違うのは、αリノレン酸は内臓脂肪まで減少させる効果があるというところです。

そして、更に大きく違うのは、オメガ9であるオレイン酸は、体内でも作ることが出来ますが、オメガ3のαリノレン酸は、体内では作ることが出来ない必須脂肪酸なので、食物から摂らなければいけないという点です。

また、αリノレン酸は体内で、その姿をDHA(ドコサヘキサエン酸)と、EPA(エイコサペンタエン酸)といった、青魚に多く見られる成分に姿を変えて働き、体脂肪を燃焼させる効果もあります。

白髪改善にも効果はある?

髪を構成している主成分は、『ケラチンタンパク』というタンパク質で、80~85%を占めています。そして、髪の色の成分のメラニンが4.5%、残りの10%程度が水分と脂質です。

白髪は、この髪に色をつける成分メラニンを作る細胞であるメラノサイトが加齢やストレスなど、様々な事情で活動機能が低下し、色素を髪に送り込めなくなってしまうことで出来てしまうのです。

また、白髪には血流も大きく関係しています。
ですので、女性の場合は、初経や妊娠出産、閉経といった血液の量が急激に減少するという体の変化が原因となることが多いのです。

さて、「フラックスシードオイルが白髪の改善に効果があるかどうか」ですが、オイルに含まれるビタミンB2には新陳代謝を促し、血流を改善する効果があります。

そして、αリノレン酸から体内で変化するDHAとEPAにも、正常な血流を促す作用がありますので、血流が原因で出来ている白髪には効果があると言われています。

中には、白髪に劇的に効果があるとされる、フラックスシードオイルを使った、身近な材料を混ぜ合わせるだけで作れるドリンクなどを紹介されているサイトなどもあるようですので、試してみる価値はあるのではないでしょうか?

フラックスシードオイルの健康面の効果

これほど美容に良い作用が見られるフラックスシードオイルが、体に悪いはずはない!と思いますよね?

事実、アトピー性皮膚炎やアレルギー症状の改善、動脈硬化や心疾患、成人病の予防、免疫力向上といった効果も報告されているようです。

もう既に、体内環境の美容への影響という形で、お話した部分もありますが、今度は健康面をメインにしてお話したいと思います。

フラックスシードオイルに含まれる成分は、どれもヒトの体を作るために、とても重要な栄養素ばかりです。
その中でも、特に注目されているのが、先程から何度も登場している『αリノレン酸』です。

体内では生成されることのない『必須脂肪酸』であるαリノレン酸は、『オメガ3』といわれる種類に分類される油です。

DHAやEPAも、同じオメガ3の仲間です。

このオメガ3の存在が注目されたのは、アラスカの先住民・エスキモーの食生活と、その栄養状態を調査したことによるものでした。

エスキモーの食事は、アザラシなどとても脂肪分の多い生物の肉が中心です。
にも拘らず、心臓病やガンといった病気の発症率が、通常の10分の1程度だという調査結果が出たのです。

この結果から、エスキモーの人達は同時に魚に含まれるDHAやEPAといった、オメガ3の脂肪酸を十分に摂取しているため、血中コレステロールや、中性脂肪といった病気の原因物質が体内に止まらないのだということが明らかになりました。

必須脂肪酸にはもう1つ『オメガ6』という種類の油があり、フラックスシードオイルにも含まれる『リノール酸』が、その代表的なものです。

フラックスシードオイルにも含まれるリノール酸

このオメガ3とオメガ6、どちらもヒトの体にとっては必要な成分なので、これらを含む食品を摂取する必要があります。

ただし、その際の摂取比率が現代の大問題となっているのです。

といのも、オメガ6であるリノール酸は、オメガ3やオメガ9のオレイン酸同様、コレステロール値を下げる作用があるのですが、大きく違うのは、オメガ6の場合は善玉といわれる、HDLコレステロールまで減少させてしまうのです。

更に、リノール酸から合成されるアラキドン酸の過剰摂取は、動脈硬化やアレルギー、アトピー性皮膚炎、大腸や前立腺などのガンを引き起こす原因にもなっています。

ただし、これだけを見て「リノール酸、アラキドン酸(オメガ6)=コワイもの。摂取してはいけない!」ということではありません。

アラキドン酸は、ヒトの体内細胞の至るところに存在し、脳の神経細胞、特に胎児や乳児の脳の発達にはなくてはならない物質なのです。

先程も話しましたが、問題は『摂取量』にあります。

リノール酸は、肉や魚、レバーなどに豊富に含まれており、「コレステロールを減らす」という観点から、加工食品などにも盛んに使用されていた時期がありました。

しかし、過剰摂取が体への悪影響を及ぼすということが分かり、加工食品への使用は控えられたものの、肉を中心とした食事の欧米化などから、結局、現代人のオメガ6の過剰摂取は収まっていないのです。

本来、摂取量は、オメガ3を1に対して、オメガ6を2~4、が体のためにベストとされているのですが、現代社会での比率は『1:6』。

これはまだ良い方で、酷い場合は1:50という人もいるくらいです。

これほどアンバランスになってしまっては、脂肪酸でなくても体のどこかに異常をきたして当たり前だといえるのではないでしょうか?

オメガ3(αリノレン酸)には、中性脂肪を減少させる働きや、免疫力の向上、ガンの抑制といった働きがあるのですが、この比率の摂取量では、とても仕事が追いつきませんよね。

そんな現代の食生活の中で、少しでもオメガ6の摂取量を減らしつつ、尚且つ効率的にオメガ3を摂取するためにも、フラックスシードオイルは持ってこい!の食品なのです。

何故なら、フラックスシードオイルに含まれるαリノレン酸の量は、ゴマの150倍!

ゴマには、100g当り150mgのαリノレン酸が含まれているということですから、同じ粒状で考えるとフラックスシードオイルには22500mgも含まれているということになりますね?

これは、植物の中でも突出した値なのだそうでうす。

しかも、一緒に含まれるオメガ6(リノール酸)との比率が、なんと1:4!
まるで、現代人のために作られたようなオイルですね。

もちろん、フラックスシードオイルに含まれる、これらの脂肪酸以外の栄養素にも、体に良い効果が沢山見られます。

それは、それぞれの症状の項目でお話したいと思います。

フラックスシードオイルで便秘解消

美容の部分でもお話しましたが、フラックスシードオイルの28%が食物繊維です。
しかも、ちゃんと水溶性、不溶性両方の性質を持ち合わせていますので、摂り続けることで頑固だった宿便も、スッキリと排泄されるのではないでしょうか?

また、αリノレン酸やオレイン酸の善玉(HDL)コレステロールを増やすという効果で、腸内環境も改善されて代謝もアップします。
腸内の働きが原因で出来ていた、吹き出物や肌荒れも、必ず改善されてきますよ!

天然のオイルですので、小さなお子様の便秘にも安心して使えるのも嬉しい点です。

フラックスシードオイルで辛い汗疱やアトピーを改善する

αリノレン酸から変化する、DHAとEPAには抗炎症、抗アレルギーという作用があります。
これは、アレルギーを抑制する良性エイコサノイドという物質を、オメガ3が体内で増やしてくれるからなのです。

また、オメガ3とオメガ6は皮膚を守るためのセラミドや皮脂の成分を生成し、分泌量のコントロールも行うので、アレルギーからくる乾燥や刺激による痒みを抑制することも出来て、肌状態の改善も望めますね。

外側からの対症療法というのではなく、体内からアレルギーや痒みの元を抑えていくのです。

更年期はフラックスシードオイルで乗り切る

さて、近頃は女性だけではなく男性にもみられるということが分かってきた『更年期』。
ホルモン分泌の減少による、自律神経のバランスの崩れ。
不眠や”のぼせ”、倦怠感、疲労感、酷い時にはうつ症状に発展することもあります。

そんな状態を予防、改善してくれるというのが『リグナン』です。

リグナンは、確認されているだけで5000種以上はあるというポリフェノールの1種です。
ポリフェノールは、植物が紫外線や鳥、害虫といった外敵から身を守るための、辛味や渋味、色といった自衛手段となる成分です。
ですので、リグナンにも、ほんの少しの苦味があります。

現在確認されている限りでは、リグナンの含有量もαリノレン酸同様にフラックスシードオイルが群を抜いてトップなんですよ。

そのリグナンが発揮する効果は、抗酸化作用と善玉コレステロールの増加、そして何よりも女性に嬉しのは、更年期障害の改善、骨粗しょう症の予防といった効果がみられることです。

これは、リグナンには女性ホルモンである『エストロゲン』と似た働きをするという性質があるためです。
既に広く知られている、大豆イソフラボンと同じような作用ですね。

女性ホルモンや、脳内ホルモンの働きを助けることで更年期だけではなく、月経前・中のイライラなど、自分ではコントロールしにくい不快な症状を抑制してくれます。
また、脂肪の代謝を上げる働きもあるので、閉経後につきやすくなる内臓脂肪などの増加を予防することも出来るんです。

過度なダイエットなどからくる、ホルモンバランスの乱れ、若年性更年期にも効果をもたらしてくれそうですよ。

ガンへの効果

代謝や免疫力といった、様々な病気に対しての一番の良薬となる体の機能の向上する効果が確認されているフラックスシードオイルですが、中でも油類はタブーとされるガン治療においても、このフラックスシードオイルだけは、積極的に食事療法に取り入れられているという事実があります。

フラックスシードオイルの正しい摂り方

ここまでのお話で、「フラックスシードオイルを試してみたい!」と思いましたか?
では、どんな摂り方をしても、これ程までの素晴らしい効果が得られるのでしょうか?

フラックスシードオイルの一日の摂取量

オメガ3とオメガ6の油の摂取比率でもお話しましたが、どんなに体に良いものでも、それだけを食べていればいい!ということは絶対にありません。
また、一気に沢山摂ればいい!ということもありません。

フラックスシードオイルは、コレステロールは”0″ですが、カロリーは?というと、やはり脂質が多いためスプーン大さじ1杯(約12g)で110kcal、これはLサイズのカフェラテくらいだと思ってください。
002bsoil

それを1日に10杯、20杯というのは、どう考えても摂り過ぎですよね?

フラックスシードオイル1日の摂取量

1日の摂取量は、大さじ1~2杯程度が適量です。
それを毎日続けてくださいね。

フラックスシードオイルはいつ摂る?

特に、いつ摂らなければならないということはないと思いますが、いくら体に良いと言っても、そこはやはり油です。

スプーン1~2杯とはいえ、そのまま飲むには抵抗がある方もいらっしゃるのではないかと思います。

それに、油だけで摂るのは、あまり消化がいいとも言えませんので、朝昼晩の摂りやすい時に食事のサラダなどと一緒にいただくのがいいのではないでしょうか?

加熱はNG

フラックスシードオイルを摂る上で、一番してはいけないのが『加熱』です。
もちろん、太陽の光や、開封後の常温保存もNGです!

それ程に、αリノレン酸とリノール酸は熱に弱いのです。
つまり、直ぐに酸化してしまうということです。

酸化とは、所謂”錆びる”ということですので、せっかくの栄養素は全て台無しになってしまいます。

一緒に含まれている、オレイン酸は熱に強く、抗酸化力も高い脂肪酸なので炒め油として使っても大丈夫?と思ってしまうかもしれませんが、その場合は、オリーブオイルなどを使うようにしてください。

フラックスシードオイルの摂取法(食べ方)

前述のとおり、加熱は一切NGのフラックスシードオイルのお勧めの摂り方は、サラダや冷静パスタ、冷奴などにドレッシングの代わりに、もしくはドレッシングに混ぜてかけていただく。
フラックスシードオイルをサラダにかける

スムージーなどに混ぜるのも良いと思います。

味は、ほんの少し苦味がある気もしますが、ドレッシングなどに混ぜてしまえば全く気にならない程度です。

そのままでも苦味が気にならない方であれば、オリーブオイルの代わりにバケットなどに塗っていただくのも良いのではないでしょうか?
加熱はNGなので、焼いてから塗ってくださいね!

そして、ドレッシングに混ぜて使用する場合も、食べる直前にかけるようにしてください。空気に触れることでどんどん酸化するので、作り置きもNGです。

もう1つの注意点は、ボトルの底に肝心のリグナンが沈殿しているので、軽く振ってから使いましょう。

また、「オイルでは摂り難いなー」と思っている方には、フラックスシードをサプリメントや粉末にした物も販売されています。

サプリメントはもちろんそのまま、粉末のものは加熱しても大丈夫なようなので、クッキーやパンを作る際に生地に混ぜ込んだり、そのままなら、ヨーグルトやシリアルと一緒にいただくのが摂りやすいようです。

フラックスシードオイルの保存法

ボトルにも記載されていると思いますが、開封前も開封後も冷蔵庫で保存してください。
もちろん、酸化を防ぐためです。

恐らく、ボトルも色の濃い遮光性のものが使われていると思います。
万が一、光を通してしまうようなボトルで販売されているとすれば、それは品質に問題アリ!ですので、購入の際はその辺りにも注意してくださいね。

フラックスシードオイルには副作用はあるのか?

フラックスシードオイルは、天然の植物のみから抽出されていますので適量を守って摂取していれば、悪影響を及ぼすようなことはないと言っていいと思います。
けれど、やはり気をつけなくてはならないのは過剰摂取です。

・便が緩くなる、下痢を起こす
過剰摂取でなくても、このような症状が出た場合は、一旦、使用を中止してください。

・妊娠中の過剰摂取は早産を引き起こす可能性
あくまで過剰摂取の場合ということですが、不安であれば、妊娠中の使用は見合わせることも考えた方がいいかもしれませんね。

・出血性の疾患がある場合
血液の凝固を阻害する作用がありますので、使用はお控えください。

まとめ

いかがだったしょうか?

ただ綺麗になるだけではなく、不足している栄養をしっかりと摂取し、体の中から元気になる!

バランスを良くしていく。

今ある不調の全てが改善されるまでには、しばらく時間がかかるかもしれませんが、気長に続けてみるのもいいのではないでしょうか?

くれぐれも、摂り過ぎと、加熱には注意して!

スポンサードリンク

PAGETOP