ジュースクレンズの効果は?正しいやり方・作り方
ジュースクレンズの効果や正しいやり方、作り方とおすすめの野菜・果物、酵素ドリンクを使ったファスティングとの違い、グリーンスムージーとの違い、ジュースクレンズダイエットの注意点、回復所についてなど、ジュースクレンズ初心者の方に送りします。

ジュースクレンズとは?ファスティングやスムージーとの違い
皆さんは“ジュースクレンズ”ってご存知ですか?
ジュースクレンズは、今、海外セレブやモデル、美容に敏感な女性達の間で注目されているキレイになれると話題の美容方法です。
日本でも女優さんやモデルさんがジュースクレンズを行って、美容やダイエットに役立てている方が増えてきているのだそうです。
ジュースクレンズとは、新鮮な野菜や果物を使って作ったジュースを食事の代わりに飲むというもの。美容にとても良いということで、キレイを目指す女性達にはおすすめの方法です。
“クレンズ”というワードが入っていることからもわかるように、“クレンズ=洗浄”という意味があるので、美容だけではなくカラダ全体をキレイにしてくれる作用があると言われています。
ジュースクレンズの驚きの効果とは?
ジュースクレンズには、カラダにたまった老廃物を外に出すデトックス効果があると言われています。人は食べ物を消化させるのに1日に多くエネルギーを使っているとのことで、普段食べている固形の食事を消化させるには、非常に多くのエネルギーが必要になります。
しかし、固形のものではなく、ジュースを摂ると、その分消化に必要となるエネルギーが少なくなるので、それによって胃を休ませることができます。
胃を一時的にでも休ませられると、他の肝臓や腎臓などの臓器の働きが活発になるので、それが結果的にデトックスへと繋がっていくのだそうです。
ジュースクレンズを行ったことによって、肌がキレイになったり、カラダの調子が良くなったり、ダイエット効果が感じられたり、大腸の動きも活発になるので、便秘解消効果も感じられたり、いろんな嬉しい効果が感じられる人が少なくないようです。
ジュースクレンズとファスティング(断食)の違いって?
ジュースクレンズは基本的に3日間ジュースを食事の代わりに飲んで行うもので、これまでも、ファスティング(断食)という方法がありましたが、ジュースクレンズはファスティングに割と近いもので、ベースはファスティングという風に考えてもそんなに差異はありません。
ファスティングの場合は酵素のドリンクといったファスティング専用のドリンクを使い、3日間~6日間くらいかけて行います。ファスティング専用のドリンク(酵素ドリンクなど)と水以外は摂らないという方法で行い、その間にデトックス効果を促したり、短期間でダイエットになったりするとも言われています。
ジュースクレンズもファスティングと同じように、短期間で行うもので、一般的に3日間から長くても5日間食事を控えて、その代わりにジュースを摂取していくというものです。ただ、ファスティングとの違いは、期間中に摂取するドリンクの内容です。
ファスティングでは、酵素のドリンクを使いますが、ジュースクレンズは、新鮮な野菜や果物を使って作ったジュースを飲んでいきます。
ジュースクレンズとスムージーの違い
果物と野菜を使ったジュースというと、スムージーを思い浮かべる方も多いと思います。確かにジュースクレンズで飲むジュースは、スムージーに近い物ではあります。
ただ、私たちの知っているスムージーは、通常のジューサーやミキサーを使ってガーッと一気に混ぜて作っていき、ドロドロとしたものが多いですが、ジュースクレンズ用のジュースはコールドプレス製法で作っていきます。
コールドプレス製法とは低速ジューサーで作っていくもので、スムージーよりもサラサラとしています。
ジュースクレンズは、ファスティング(断食)やスムージーなど、これまでもあるダイエット法や美容に良いと言われているものの良い部分をミックスした、新しい美容法なのです。
ジュースクレンズのダイエット効果と注意点
ただ食べ物を我慢するというダイエット法は、以前はかなり一般的でしたが、栄養が全くその間に摂れないという、危険な側面もある方法でした。
ダイエットをするというのは、キレイになる目的でするものなので、栄養素を摂らないということは、キレイなカラダを作ってくれる栄養素も摂れなくなるということ。
ジュースクレンズなら、ダイエット中でもきちんとキレイを作ってくれる栄養素を摂ることができますし、ダイエット中に感じる空腹感も満たすことができます。
ジュースクレンズは、“クレンズ”というワードが入っているように、カラダをキレイにする目的で行い、3日間(一般的な期間が3日間とされています)食事の代わりにジュースを摂って過ごすので、体重を落とすダイエット効果もちゃんと期待できます。
ジュースクレンズでダイエットを行う際の注意点としては、きちんと栄養素が摂れるジュースクレンズを飲むことが重要になってきます。
食事の代わりにジュースだけしか摂らない訳ですから、その間、そこから摂る栄養素はきちんとカラダに良い物でなくてはいけません。そのためには、栄養素を壊さないようにジュースを作る必要があります。
ジュースクレンズ用のジュースは、先程もご紹介しましたが、低速ジューサーを使って作ります。なぜ低速ジューサーを使うのかというと、今まである高速のジューサーやミキサーだと、熱により果物や野菜に含まれる栄養素が、高速によって生じる熱で破壊されてしまうからです。
ビタミンCなどは熱に弱いという話をご存知の方も多いと思います。ビタミンCはもちろんその他のビタミンや酵素なども、熱には弱く、高速で一気に作るとどうしてもそのカラダに良い栄養素や成分が壊されてしまうのです。
ジュースクレンズでダイエットを行う際の他の注意点
ジュースクレンズを行う時には、他にも注意点があって、ファスティング(断食)は、前日からカラダをファスティングを行うために慣らしていくことが必要になってきますが、ジュースクレンズの場合も、それが必要になってきます。
前日だからといって明日からジュースクレンズをするから!と食べおさめのように、焼肉やらピザやらを暴飲暴食をしてしまうなどはせず、クールダウンしていくような形で、カラダに優しい食事を摂るようにします。
例えば、果物や、野菜、玄米など消化に負担のかからない食事をゆっくりと噛んで食べるようにしていきます。
ファスティングもそうですが、ジュースクレンズも、なるべく前日は動物性の脂を摂らないようにして、できたら2~3日前から胃腸に優しい食事を食べるようにすると良いようです。
それからもう一つ大事な注意点があります。
それは、長期間続けないこと。慣れないうちは短期間からはじめ、慣れてきたとしても長くても5日程度にするようにします。
そして、カラダへの負担はやはりないわけではないので、体調が良い時に行うようにし、もし実施している時に体調が悪くなってきた時には、すぐに中止するようにします。
せっかくキレイになるためのものなので、健康な時に行うこと、それから無理をしすぎないということが重要です。
ジュースクレンズのやり方
ジュースクレンズを行う前は、先程もご紹介しましたが、なるべく消化に負担のかからない物を食べるようにしておきます。動物性の脂は前日から控えるようにして、カラダを慣らしておきます。理想は2~3日前ぐらいから、徐々に油ものや糖類を控えるようにして野菜や果物、植物性のタンパク質などを摂るようにしていきます。
ジュースクレンズを行う当日からは、朝起きたらまず白湯や水をゆっくりと飲むようにします。ジュースクレンズの期間中はジュースと水は摂って良いので、ジュースを飲んでカラダの冷えが気になるという人は、白湯などの温かいお湯でカラダを温めながらジュースクレンズを行うという方法も良いでしょう。
ジュースクレンズは、朝・昼・夕の3食をジュースクレンズに置き換えるというわけではなく、ジュースは飲みたい時にいくらでも飲んでもOKです。
ジュースクレンズの場合、いつでも好きな時に飲んで良いので、ジュースクレンズを行っている時、3食分しかジュースが飲めない!という気持ちやカラダの上での負担がだいぶ軽いので、その点はジュースクレンズでダイエットを行う時も、続けていく上でも大きなメリットになります。
好きな時に飲めるので、それだけ空腹感も感じずに済むので、続けやすくもなりますし、我慢するという精神的なストレスも緩和できます。
ジュースクレンズは、飲みたくなったら好きな時に飲むこと、それから白湯や水など一緒に水分も摂るようにして、3日間(長くて5日程度)かけて行う用にするのが一般的なジュースクレンズのやり方です。
ジュースクレンズの作り方
海外ではジュースクレンズ専門のジュースバーなども多くありますし、日本にもあるようです。ただ、ジュースクレンズ専門のジュースバーが近くになかったり、自分でも手作りしたい!という方もいらっしゃると思います。特にジュースクレンズ専門のジュースバーではなくても、自宅でもジュースクレンズ用のジュースは手軽に作ることができます。
ジュースクレンズ用のジュースを作る時に一番必要なのは、新鮮な果物や野菜です。できるだけ無農薬で、見た目も元気の良い果物や野菜を準備するようにしてください。
そして低速のジューサー。高速のジューサーやミキサーでもジュース自体は作ることができますが、それはジュースクレンズ用のジュースとしては適さないのです。ジュースクレンズでは低速のジューサーを使って作ったジュースであることが大事なポイントなのだそうです。
ジュースクレンズで使うおすすめの野菜&果物
生で食べられる野菜(かぼちゃは加熱して使ってもOK)であれば、いろいろな野菜をジュースクレンズ用の材料として使うことができます。
・トマト ・レタス ・小松菜 ・パプリカ ・きゅうり ・キャベツ ・セロリ ・にんじん ・大根(葉もOK) ・かぶ(こちらも葉もOK) ・バジル ・パセリ ・ケールなど
野菜だけですとどうしても、味が飲んでいてしんどくなってしまいますので・・・。ここに果物をプラスすることで、ぐっとジュースに美味しさが加わります。
・オレンジ ・グレープフルーツ ・りんご ・パイナップル ・レモン ・ゆず ・桃 ・すいか ・メロン ・いちご ・マンゴ ・クランベリー ・ブルーベリー ・ぶどう ・バナナなど
もちろん果物だけでいくつか組み合わせてもOKです。野菜はジュースにすると、クセが出やすいので、その際にはオレンジやグレープフルーツ、りんご、パイナップル、レモンなど、果物の中でも香りが強く、それそのものがジュースとして売られている果物を入れると、クセが抑えられますし、ジュースとして美味しく飲めるそうです。
ご紹介した果物と野菜を何種類か選び、低速ジューサーを使って一緒にジュースにしていき、コップに入れて飲みます。ボトルに入れて保存もできますが、栄養は作りたてが一番あるので、なるべくジュースクレンズ用にジュースを作ったら早めに飲むようにしてくださいね。
ジュースクレンズは1日だけでも良い?3日間やらないとダメ?
ジュースクレンズは、3日間から長くても5日間かけて行うことが一般的なようですが、1日だけでも全然OKです。
1日だけでも、普段使っている胃を休ませるということで、カラダには良い効果が感じられるはずです。
むしろ、慣れていない人が一気に3日間ジュースクレンズを行うというのは、上手にできない場合があります。いきなり3日間からはじめなければ!とは思わず、1日からジュースクレンズをはじめて、しばらくお休みしてを繰り返しながら、徐々に日数を増やしていくという方が身体への負担も軽くなるというメリットもあるようです。
1日だけのジュースクレンズを行う場合も、できたら、3日間~5日間行う場合と同じように、2~3日前から消化に良い食べ物を食べるようにして、1日ジュースクレンズを行い、その後回復食についてもきちんと行うようにしてください。1日だけの場合は、3日間ぐらいかけて回復食を食べるようにしましょう。
ジュースクレンズで断食を終えた後の回復食について
ジュースクレンズの期間が終了したら、いきなり普段の食生活に戻すと、胃や腸が驚いてしまい、消化も追いつかず様々な内臓器官にも負担がかかってしまってカラダに不調が出てしまう場合もあります。
ジュースを飲んでいるといっても、やはり断食に近いことをしているには変わりはないので、回復食もジュースクレンズの大事な過程になります。
ジュースクレンズで行うダイエットは比較的リバウンドしてしまう可能性は少ないと言われていますが、それでもいきなり普段通りの食生活となるとリバウンドの可能性は高まってしまいます。
ですから、ジュースクレンズの期間が終わったら、一週間かけて食生活を戻していくようにします。
回復食におすすめの食べ物とは?
ジュースクレンズ終了後1日目は、おもゆ、もしくはおもゆに近いぐらいのおかゆから食べるようにします。その時もしっかりと噛みながらゆっくりと食べます。とにかくはじめは胃や腸に優しい食事からはじめることが重要です。
他にも回復食に良いと言われている食事は、よく煮込んであるうどん、雑炊、固形物の少ないスープ、同じく固形物の少ないお味噌汁、ポタージュなどが良いと言われています。これらの食事を、なるべく消化に負担のかからない順で、徐々に固形物の割合を増やしていくようにします。
すべての過程をきちんと行うことが、ジュースクレンズ成功のカギ
ジュースクレンズはただ行っている期間だけを気を付ければ良いということではなく、ジュースクレンジングを終えた後の回復食も込みでジュースクレンジングの成功がかかっています。
ジュースクレンジングを行う際のデメリットはというと、準備期間と回復食の期間が少し大変かもしれないと感じる方も少なくないようです。
ただ、この準備期間と回復食を行うこともカラダの調子を整える大事な期間でもあります。ですから、ジュースクレンズはこれらも込みで行うものという認識をしっかり持って、きちんと回復食まで一貫して行うようにしてください。
いかがでしたか?今回はジュースクレンズについてご紹介してまいりました。
ジュースクレンズは、好きな時に好きな分ジュースクレンズ用のジュースと水なら摂ることができるので、苦しくダイエットや断食をするということはありません。
ジュースクレンズを行うことによってデトックス効果、ダイエット効果が感じられる人が多いようですし、ジュースクレンズを行ったことによって、お肌がキレイになったとか、便秘が解消されたとか、何となく体調が良くなったと感じられている人も多いようです。
話題のジュースクレンズ、正しいジュースクレンズの手順を守って、健康的にキレイになれるように、ぜひ挑戦してみて下さいね!