日焼け止め効果が高いミネラルファンデーション3つ
「ミネラルファンデーションが肌に優しいのはわかるけど、その分日焼け止め効果はどうなんだろう…?」
なんて、ミネラルファンデーションの紫外線対策に不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、正しい使い方をすればミネラルファンデーションはきちんと日焼け止めとして使うことも出来ますし、日常的に使う分には充分効果が期待できます。
陽射しを浴びる時間が長いときは、ミネラルコスメブランドにもSPF・PAが高いファンデーションやベースメイクアイテムもあるので、そういったものを探して使えば大丈夫。
肌に負担をかけずに紫外線対策が出来る、ミネラルファンデーションの選び方・使い方を紹介します!

ミネラルファンデだけで日焼け止めできる?
では、実際のところミネラルファンデーションの日焼け止めに関する効果はどれほどなのでしょうか?また、日焼け止め効果を上げる方法はあるのでしょうか?
実際に使うときのSPF・PA数値は低めに考える
その化粧品のSPFとPAは、「1平方センチメートルあたりに2㎎を塗って得られる紫外線防止効果」を基準に数値化されています。
ですが実際にはこの量のミネラルファンデーションを顔全体に塗るというのはかなり難しいです。
表記されている数値の紫外線防止効果を得るには、10㎝四方の正方形に0.2gの量の化粧品をつけなくてはなりません。
例えばオンリーミネラルのファンデーションはSPF17PA++ですが、ファンデーション1個あたり2.5gです。
SPF17PA++の紫外線防止効果を出すなら、12~13回分しかミネラルファンデーションが使えない、ということになってしまいます。これはちょっと量が多いですよね。
ミネラルファンデーション単体でメイクする場合は、表記されている数値よりも日焼け止め効果が低いものとして考えるのが安心です。
屋内で過ごす時間が多いときは問題なさそうですが、長時間外出する際はもっと高いSPF・PA数値が表記されているタイプのミネラルファンデーションを選ぶのが良さそうです。
パウダーファンデーションは紫外線防止の効果がある
パウダータイプのファンデーションやフェイスパウダーなどは、特にSPFやPAの表記がされていなくても、多少の紫外線を防ぐ効果があると言われています。
肌に負担をかけたくないというときもフェイスパウダーをさっとのせておくだけでも、素肌で過ごすよりも紫外線から肌を守ってくれます。
リキッドファンデーションを使うときや、日焼け止めだけでノーメイクというときにも、最後にフェイスパウダーなどを使うことで紫外線防止効果を上げることが出来るということです。
ミネラルファンデーションはパウダータイプのものが主流ですので、この点は紫外線防止効果におけるメリットだと言えそうです!
ミネラルファンデはこまめに塗りなおして使う
ミネラルファンデーションはクレンジング不要で落とせるというだけあって、崩れたり落ちたりしやすいです。
また、先に挙げた通り、ミネラルファンデーションはたくさん塗らないと数値通りの紫外線防止効果にはならないので、何時間も効果を持続させるのは難しいです。
ミネラルファンデーションで紫外線対策をする場合は、こまめに塗りなおすようにしましょう。
パウダータイプのミネラルファンデーションは、思いついたときにいつでもササっとのせることが出来るので、塗り直しがとっても簡単です。
いろんなアイテムで重ね付けする
ミネラルファンデーション1つだけ使うよりも他のアイテムと合わせてベースメイクをすることで日焼け止め効果はアップします。
下地やフェイスパウダーもそれぞれSPF・PA表記があるものを選びます。
重ね付けした場合はそれぞれの数値を足し算した効果になるわけではありませんが、日焼け止め効果を高めてくれます。
単体で使うよりも1か所にたくさんの化粧品を付けることができますし、長持ちするということが理由にありそうですね。
色々なアイテムを組み合わせて使う際も、せっかくミネラルファンデーションを使うなら成分やブランドにはこだわりましょう。
同ブランドのものを選ぶのが安心です。一般的なフェイスパウダーや下地を選ぶ場合は、化学成分・オイルなどが出来るだけ少ないものを探してみてください。
日焼け止め効果で選ぶミネラルファンデーション3つ
日焼け止め効果が高いミネラルメイクが出来るブランドを3つ紹介します!ぜひ参考にしてくださいね!
日焼け止め効果で選ぶミネラルファンデーション1:エトヴォス
まず1つがエトヴォスです。
エトヴォスのベースメイクは下地やファンデーションなど種類が豊富で、肌質や好みに合わせて様々なアイテムを組み合わせることができます。
特におすすめなのが“ミネラルUVパウダー”と“シアーミネラルリキッド”です。
最後の仕上げはミネラルUVパウダーで!
一般的なミネラルファンデーションはSPF10~20、PA++程度のものが多いので、しっかり紫外線対策したいときは心細いです。でも、ミネラルファンデーションの後に、UV効果の高い仕上げ用パウダーを使えば安心ですよね。
そんな使い方におすすめなのがエトヴォスの仕上げ用パウダー、“ミネラルUVパウダー”です。パウダーなのにSPF50、PA++++という最高レベルの紫外線防止効果があります。
ディアミネラルファンデーション、マットスムースファンデーションなどエトヴォスのファンデーションの後に使いましょう。
全てのベースメイクをパウダーだけで仕上げることが出来るので、サラっとした肌で過ごすことが出来ます。メイク直しも簡単なのがいいですね!
【ミネラルUVパウダー】
・SPF50PA++++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジング不要
リキッドなのに吸収剤不要!シアーミネラルリキッド
パウダータイプだけで仕上げるミネラルメイクに不安がある方には、シアーミネラルリキッドがおすすめです。
リキッドファンデーションを販売しているミネラルコスメブランドも多いですが、シリコンを使っているものがほとんどです。
そういったリキッドファンデーションは結局クレンジングが必要になってしまうので、ミネラルファンデーションの良さが少なくなってしまうんですよね。でも、エトヴォスのシアーミネラルリキッドは100%ミネラルではありませんがシリコンを使っていないので、石鹸で落とすことができます。
シアーミネラルリキッドの後は、SPF50PA++++のミネラルUVパウダーで仕上げれば、紫外線対策はバッチリです!
【シアーミネラルリキッド】
・SPF33PA++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジング不要
日焼け止め効果で選ぶミネラルファンデーション2:ヴァントルテ
続いておすすめしたいブランドはヴァントルテです。ヴァントルテのミネラルファンデはシルクを配合しているのが特徴的で、密着度が高くてサラっと仕上がります。
ミネラルファンデーションの中でもカバー力があって使用感の良いタイプです。また、肌に優しい日焼け止め対策にもバッチリ。
パウダーファンデーションは通常タイプとUVタイプの2種類で、UVタイプはSPF・PAが高くて優秀です。
また、どうしてもウォータープルーフの日焼け止めが必要なときにおすすめの“ミネラルUVクリーム”を紹介します。
紫外線防止効果が高いのにヴァントルテのミネラルファンデ
ヴァントルテの“ミネラルUVファンデーション”はSPF50PA++++の最強レベルの紫外線防止効果があります。
先に挙げた通り表記されている数値の紫外線対策を叶えるにはかなりたくさん塗らなくてはならないですが、それにしてもこれだけで高い紫外線防止効果があると言えるでしょう。
使っている成分はたったの7種類で、ミネラルファンデーションのシンプルさを大切にしているところも好感を持てます。
ちょっとした外出ならミネラルUVファンデーションで充分なので、ベースメイクの時短になります。
また、ミネラルファンデーションと言えばブラシでクルクルが主流ですが、ヴァントルテのファンデーションはパフで付けてもOK。
ブラシを使うのに抵抗があるとか、面倒だと感じている人にもおすすめできます。
【ミネラルUVパウダーファンデーション】
・SPF50PA++++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジング不要
・全成分:マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、シルク、水酸化Al、酸化鉄
http://www.vintorte.com/
ウォータープルーフを使いたいときのミネラル日焼け止めクリーム
肌に優しいミネラルファンデーション派の方でも、メイク直しの時間がとれなかったり、旅行やレジャーで長時間外で過ごすこともありますよね。
落ちにくいウォータープルーフの日焼け止めやファンデーションを使いたいシーンもあるはずです。
そんなときは、ヴァントルテのUVクリームがおすすめです。シリコン系の成分をはじめ化学成分を使っているのですが、セラミドやヒアルロン酸など美容成分も配合しています。
クレンジングが必要ではあるのですが、ウォータープルーフタイプとしては出来るだけ肌に優しい日焼け止めクリームと言えます。使い心地も良く、敏感肌の方でも問題なく使えたという口コミも多いです。化粧下地として使えるので、ヴァントルテのファンデーションで仕上げましょう。
【ミネラルUVクリーム】
・SPF50PA++++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジングが必要です
・全成分:水、マイカ、シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、カプリリルメチコン、イソノナン酸イソトリデシル、ラウリルPEG-10トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、PEG/PPG-19/19ジメチコン、酸化チタン、BG、イソステアリン酸、セテス-10、ジメチコン、ミリストイルメチル-β-アラニン(フィトステリル/デシルテトラデシル)、硫酸Mg、水酸化Al、ステアリン酸、トコフェロール、ステアリン酸イヌリン、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、セラミド3、シルク、ヒアルロン酸Na、マタタビ果実エキス、マンダリンオレンジ果皮エキス、ペンチレングリコール、フェノキシエタノール
日焼け止め効果で選ぶミネラルファンデーション3:24hコスメ
24hコスメはミネラルコスメブランドなのに、パッケージの可愛らしくて機能性も高い人気ブランドです。
特に有名なのは、カバー力も高いのに肌に優しいスティックタイプのファンデーションですが、これが日焼け止め対策にもとっても優秀。
パウダーファンデーションやUVフェイスパウダーと組み合わせれば、ミネラルファンデーションだけでカバー力と紫外線対策を実現出来ます!肌年齢が気になってきたという人は、通常ラインより1ランク上質なプレミアムシリーズを使ってみてくださいね。
カバー力があるのに肌に優しいスティックファンデーション
固形パウダーファンデーションやリキッドファンデーションなどは、界面活性剤や防腐剤の関係から天然成分だけで作るのは難しいです。
そのため100%ミネラルファンデ―ションはパウダータイプになりますし、通常のファンデーションよりもカバー力が劣ってしまいます。
紫外線対策ができて、しかもカバー力が高い天然成分100%ファンデーションを探すのはとっても難しいんです。
でも、それを叶えてくれるのが24hコスメのスティックカバーファンデーション。
コンシーラーのようなテクスチャーで毛穴やくすみを隠せますし、クレンジングで落とすこともできます。
SPF50PA+++で紫外線防止効果も高く、植物性の美容成分もたくさん使っているので安心して使えます。
スティックカバーファンデーションの後は24hコスメのファンデーションやフェイスパウダーで仕上げれば、紫外線対策になって、モチも良くなりますよ!
【24hスティックカバーファンデーション】
・SPF50PA+++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジング不要
http://www.24h-cosme.jp/
ボディにも使えるUVフェイスパウダー
ベースメイクの仕上がりを良くしてくれるフェイスパウダーにも、日焼け止めの効果が入っていたら安心ですよね。
24hコスメにはSPF40PA+++のフェイスパウダーがあるので、スティックカバーファンデーションの後に使うと高い日焼け止め効果が期待できます。天然のサンゴパウダーを使っているので、肌をサラサラに保ってくれるのも夏にピッタリです。
脂っぽくてすぐメイクが崩れてしまう人に相性の良いフェイスパウダーです。顔だけでなく、首やデコルテ、腕や脚など全身に使ってもOK!
【24hUVフェイスパウダー】
・SPF40PA+++
・紫外線吸収剤不使用
・クレンジング不要
・全成分:マイカ、シリカ、ホホバ種子油、カニナバラ果実油、ビワ葉エキス、サンゴ末、トコフェロール、水、エタノール、(+/-)酸化チタン、タルク、酸化鉄
SPFとPAの意味を確認しよう!
日焼け止め効果があるかどうか、そしてその強さを示すのが“SPF”と“PA”だというのはほとんどの方がご存知のことと思います。
では、そのSPFとPAが具体的に何を意味しているのかわかりますか?
気を付けなくてはいけない紫外線は2つ!
太陽の光には、3種類の紫外線が含まれています。“UV”という言葉がよく聞かれますが、これは“紫外線”のことです。
まずはそれぞれの紫外線について説明します。
・紫外線A派(UVA)…UVAを浴びても肌に急激な変化はありませんが、肌の奥にある真皮層にまで届く紫外線です。
目に見えて変化が現れるまで時間がかかり、長期的にはシワやたるみなど肌の老化を引き起こします。
窓ガラスや雲を超えて肌に届くので、天気にかかわらず、室内でも注意が必要な紫外線です。
・紫外線B派(UVB)…UVBは肌の表皮に影響を与えます。
真皮層にはほとんど届きませんがエネルギーが強いので、肌が赤くなる炎症を起こしたり、肌が黒くなったりします。
いわゆる“日焼け”の原因になるのがUVBです。シミ・そばかすの原因にもなります。
・紫外線C派(UVC)…B派よりも更に有害な紫外線ですが、オゾン層で吸収されるので実際には肌にまで届きません。
つまり、私たちの日常生活では紫外線A派とB派に注意する必要があるということです。
市販されている日焼け止めも、UVA・UVBを防げるように作られています。
SPFって何?
”SPF”は、Sun Protection Factor(サン・プロテクション・ファクター)を略したものです。UVBを防止する効果を表しています。
SPFは1あたり、紫外線を浴びてから日焼けするまでの時間を20分程度伸ばす効果を示しています。
SPF20の化粧品であれば、20分×20で400分間日焼けを遅らせることが出来るのです。
ただし、日焼けのしやすさには個人差がありますので注意が必要です。
元々日焼けのしやすい方は基準が20分ではなく10分だったり15分だったりします。
PAって何?
“PA”はProtection Grade of UVA(プロテクショングレイドオブUVA)を略したものです。UVAを防止する効果を表しています。
効果の高さは4段階で設定されていて、+の数が多いほど効果が高くなります。
「+=UVA防止効果がある」、「++++=UVA防止効果が極めて高い」ということです。
どのくらいの数値の日焼け止めを選べばいい?
日焼け止めを使うなら出来るだけ数値が大きい方がいい!と思われることも多いですが、必ずしもそんなことはありません。
数値が大きいものほど肌に与える負担が大きいと言われているので、生活スタイルやシーンに合わせて適切な数値のものを選ぶようにしましょう。
例えば、以下のような基準で選んでみてくださいね!
・日常生活…SPF10~20、PA+
主に室内で過ごす時間が長く、買い物や散歩に出かける程度ならそれほど高い数値は必要ありません。ミネラルファンデーションはSPF20程度のものが多いですので、これだけでも対策することが出来るでしょう。
・屋外スポーツや観光…SPF20~30、PA++
野球やサッカーなどスポーツを楽しんだり、動物園や遊園地などのレジャースポット、観光地への旅行など、外で過ごす時間が長い場合はこの程度を目安にします。
・海・山へ出かける、炎天下の日の屋外…SPF40~、PA+++~
海水浴や登山など長時間外で活動して日差しを浴びる時間が長いときや、夏の暑い日など炎天下にでかける際は紫外線対策も注意が必要です。いつもよりSPFとPAの数値が高い化粧品を選んだり、こまめに塗りなおすなど対策をしましょう。
ミネラルファンデーションは“紫外線散乱剤”を使っている
化粧品に含まれる紫外線防止の成分には、“紫外線吸収剤”と“紫外線散乱剤”の2種類があります。この内、ミネラル100%で作られているファンデーションに使われているのは“紫外線散乱剤”なのです。
紫外線吸収剤って何?
紫外線吸収剤は、紫外線のエネルギーを吸収して化学反応によって肌に影響がないようにするものです。紫外線防止効果が高く、汗に強く長持ちする化粧品を作りやすいです。
また、伸びが良いので使用感がよく、白浮きしないなどのメリットがあります。反面、肌に刺激を与えてしまうことがあるので、敏感肌など肌が弱い人にとっては負担になることもあります。
紫外線散乱剤って何?
紫外線散乱剤は、紫外線を散乱・反射することで肌を守る成分です。粒子が光を反射することを利用しています。吸収剤とは違って化学反応を起こすものではないので、肌への刺激が少ないというメリットがあります。
ただ、白浮きしやすいことと汗や摩擦などで落ちやすいという欠点もあります。肌に負担をかけないという視点から、紫外線散乱剤を使って作られているミネラルファンデーションが多いです。
紫外線散乱剤としてよく使われる成分としては、酸化チタンや酸化亜鉛が挙げられます。
日焼け止め対策・ミネラルファンデーション「まとめ」
ミネラルファンデーションで紫外線対策をすることへの不安、解消できたでしょうか?
「必ずしもSPF・PAが高いものを使う必要はない」
「こまめに塗り直しをする」
「パウダータイプの化粧品には紫外線防止効果がある」
このあたりさえわかれば、心配なくミネラルファンデーションでベースメイクを続けることが出来るはずです。
紫外線が気になる季節、シーンでも自信を持って、ミネラルメイクを楽しんでくださいね!