源氏物語のお姫様体験!本格衣装で平安時代を味わう京都女子旅


源氏物語のお姫様体験!本格衣装で平安時代を味わう京都女子旅

京都での着物体験はもうだいぶ定番化した感がありますが、今回は「これぞ京都」!ということで、源氏物語の世界をイメージした、平安時代のお姫様の装束を体験、かつ時代小物もあわせて写真も撮れるプランをご紹介。

平安時代装束といえば十二単(じゅうにひとえ)が良く知られていますが、今回は、宮家のお姫様の結婚式でもクローズアップされた衣装、袿(うちぎ)に袴を合わせた袿袴(けいこ)姿にチャレンジしてきました。

美しい色目と平安時代の装束の奥深さをどうぞご覧ください。

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もくじ

インスタ映え抜群の平安ロケーションで本格貴族衣装にため息

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今回お邪魔したのは、
「京都きもの学院京都本校」を母体として、着物文化普及を日々取り組んでいる「NPO法人衣紋道雅ゆき」さん。

京都でもアクセスの良い、京都市営地下鉄 「烏丸御池」(からすまおいけ)駅や阪急電鉄「四条烏丸(しじょうからすま)」駅から徒歩圏内のロケーションにあります。

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昔ながらの町屋を改装した店内は、その背景にも几帳(きちょう)や御簾(みす)を用いるなど、平安時代のイメージをしっかりと作り込んでいます。
全てがちゃんとした素材で作られており、安っぽさは一切なし。
寝殿造りのお部屋の一角のようです。

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また、その衣装の素晴らしさにもため息。
写真で見ていただいてもわかる通り、光沢のあるしっかりとした絹生地の質はもちろん、刺繍の作り込みの繊細さには驚かされます。

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また、背景だけでなく小物も本格的なものが用意されています。
写真は貴族の女性の必需品でもあった「貝合わせ」の貝です。

二枚貝の裏に対になる絵が描かれており、その絵柄を楽しんだり、裏返して神経衰弱のようにして遊びます。

二枚貝そのものが、ぴったりと合わさる貝がペアのもの以外にないため、夫婦和合の象徴として重宝され、公家や大名家の花嫁道具として美しい貝や貝を入れる貝桶が作られるようになったものです。

こうした小物にもこだわっているので、貴族のお姫様になった気分を背景ごと丸ごと感じられるのですね。

006_miyabiyuki※提供:【衣紋道 雅ゆき】

「雅ゆき」さんでは、結婚式の衣装の貸出や前撮りも行っており、皇室と同じ、本物の御衣裳でロイヤルウェディングを体験することも可能です。

さらに、平安装束といっても一般的に知られた「十二単」だけではなく、今回体験した小袿(こうちぎ)、さらには細長(ほそなが)、白拍子といった幅広い衣装の品ぞろえ。
髪型のかつらも、お雛様のような大垂髪(おすべらかし)のほかに、ロングヘアのかつらなど選ぶことが可能。
また、男性用の衣装も衣冠束帯や直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)まで揃っていて、男装体験もできます。

平安時代や「源氏物語」の世界が好きな方にはたまらないスポットですね。

http://www.miyabi-yuki.jp/contents/12kimono/photograph/

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平安時代の時代のお洒落・ドレスコードとは?

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今回は、源氏物語のお姫様体験ということで、小袿姿の着付けを体験してきました。

平安時代のお姫様と言うと、十二単(じゅうにひとえ)が思い浮かぶかもしれませんが、
十二単というのは身分の高い方に会うための正装なので、自分自身の身分が高いお姫様は、正装する必要がありません。そのため、お姫様は、日常着である小袿と袴姿で過ごしていました。

十二単を良く着る機会があるのは、宮中でお勤めしていた紫式部や清少納言のような「女房」といわれたお姫様や皇族に仕える女官であるため、十二単は別名「女房装束」と呼ばれたりします。

008_miyabiyuki※提供:【衣紋道 雅ゆき】

十二単は、袿を何枚も重ねた上に、唐衣(からぎぬ)と呼ばれるジャケットのような半身の上着と、後ろに裳(も)と呼ばれるスカートのような衣を腰紐で止め、その重さは20kgほどとも。

また、衣は十二単といっても12枚というわけではなく、袖口から見える色目のグラデーションの美しさを見せるために、より多くの着物を着た方も多かったようです。(平安時代に書かれた「栄花物語」には、この重ねをやりすぎてしまい、着物の重さで動けなくなる女房の笑い話的なエピソードもつづられています)

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平安時代は、女性は基本的に人前に出たり、顔を見せたりすることがほぼなかったので、かさね式目と呼ばれる、着物の袖口の色合いのセンスなどで、自らの教養や美人度をアピールしていたのですね。

確かに、着物の形まで一緒となると、生地の質や色合いはかなり大きなアピールポイント。
このかさね式目には、身分や季節によって非常に多くのバリエーションがありました。

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色あわせのルールを知っていることもその人の魅力につながる教養だったので、例えば、もう冬になっているのに、まだ秋の重ね(色合わせ)を着たりするのは、めちゃくちゃヒンシュクもの。また、決まった色の組み合わせを外して新しい組み合わせを作るのもNGだったとか。ドレスコードは超厳しかったようです。

そう考えると、「枕草子」とかは、宮中ではいま何が「をかし」(=イケてる)とされているのかを画期的にわかりやすく教えてくれる、ある意味マニュアル本だったのではないでしょうか。

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「源氏物語」のお姫様に変身体験!

それでは、「源氏物語」のお姫様への変身体験の様子をレポートいたします!

源氏物語のお姫様を3タイプ用意

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「雅ゆき」さんで用意されているお姫様の装束は3種類です。
赤い衣装は、「葵の上」(あおいのうえ)。
光源氏が最初に結婚した、左大臣家の美しい年上のお姫様です。光源氏の息子である夕霧(ゆうぎり)を産んだ後、若くして亡くなってしまいます。

013_miyabiyuki※提供:【衣紋道 雅ゆき】

次にオレンジの装束は「花散里」(はなちるさと)。とても性格美人で、光源氏には長く愛され、息子の夕霧の育ての親としても活躍しました。光源氏が四季をイメージして建てた大邸宅・六条院では夏の町の女主人ともなり、「源氏物語」においては、一番安定した生涯をたどった女性ともいえます。

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最後に、この青い衣装は「夕顔」(ゆうがお)をイメージ。
「源氏物語」では光源氏と並ぶイケメンである頭中将(とうのちゅうじょう)の両方に愛された姫君です。こちらの姫君もいろいろあって若くして亡くなってしまうのですが、後に彼女と頭中将の娘が光源氏に引き取られるなど数奇な運命をたどります。

お好みの色合いやお姫様はいましたか?
バリエーションを増やすことも検討されているとのことで、今後も楽しみですね!

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所要時間40分!気楽にできるお姫様体験!

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前項で、袿姿はお姫様の日常着と書きましたが、つまり十二単に比べて身につける衣や装束が少ないので、そのぶん着るのが簡単で、時間もかかりません。

平安時代では日常着だった袿も、明治時代以降では、宮中諸儀参列の女子の礼装の一つともなっています。その衣の美しさはため息モノですよ。

先日も、高円宮家の絢子さまが結婚式でお召しになられたのも袿です。

十二単は自分より身分の高い人と結婚する場合に着るので、皇族の女性の場合は、自分よりも身分の高い家というのは天皇家くらいなので、結婚式でもほぼ袿袴姿になるのですね。
お雛様のお姫様が十二単姿なのは、お内裏様は帝(=天皇)だからなのです。
(そして新郎側もいわゆる衣冠束帯というのは貴族の正装なので、一般の方だと昼の正装はモーニングコートという組み合わせに……)
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より、お姫様らしさを追求したい方には、舞台化粧にも使われるメイク用品でお姫様メイク(オプション・別料金)もあります。

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また、当時のお姫様はずーっと髪の毛を伸ばしていた超ロングヘアでしたので、より近づけるためのかつらも用意されています(オプション・別料金)。

もちろん、メイクやヘアスタイルは自分でアレンジすることも可能なので、当日決めることもできますよ。

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(本来であれば支度中の見学・写真はNGですが、取材のため特別にOKをいただきました)
それでは実際に袿を着せていきます。

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下着の上に、「単」(ひとえ)と呼ばれる白い着物を着たら、あとはまるでお姫様のようにスタッフの方が全てやってくださいますので、自分では動かないでお任せするのがお姫様流です。

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どんどん色目に合わせて着物を重ねていきます。
いくら日常着といっても、これだけ着物がたっぷりしていると、自分で着るのは難しかったのではないでしょうか。

そして、十二単には及びませんが、これだけでも結構重みがあります。
当時のお姫様は、外にはほとんど出なかったそうですが、家の中で常に重いものを着ていたので、結構鍛えられていたのかもしれませんね。家もけた違いに広いですし……

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最後にカツラを整えて完了。ここまででメイク込みで30分かかってないです。早い!
このお姫様体験は、自分が着用しなくても見ているだけでもかなり興味深く楽しいです。
お友達や彼女の着付けを解説を交えて見学したい場合は、レクチャープラン1名様 2,000円(税別)がありますので、相談してみてくださいね。

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着付けが完了したら、楽しい撮影タイムです。
スマホを使いこなすお姫様は、かなりシュールな図ですね(笑)

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昔の女子会はこんな感じだったのでしょうか。単におしゃべりしているだけなのに、まるで平安絵巻のような写真に!

二人以上だと、色の取り合わせで互いの衣装の美しさが引き立ちますね。男性とのフォトよりも女性同士の方が衣装が華やかなので、見栄えがするかも。

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背景もそうですが、檜扇なども小物も本格的なので、活用することでより「らしい」写真の撮影が可能です。

また、事前予約すればプロカメラマンによる撮影も。

http://www.miyabi-yuki.jp/contents/12kimono/photograph/

026_miyabiyuki※提供:【衣紋道 雅ゆき】

扇を投げて優雅に遊ぶ「投扇興遊び」や、衣装を着たままでも、脱いだ後でもOKのお抹茶体験もあります。(オプション・別料金)

027_miyabiyuki※提供:【衣紋道 雅ゆき】

袿袴(けいこ)姿での散策プラン(スタッフ同行)もおすすめです。
散策用の市女笠(いちめがさ)は、当時のお姫様が日よけや顔を見せないようにかぶったもので、平安時代の雰囲気を醸し出してくれます。

お店からは二条城や京都御所も徒歩圏内(10分程度)なので、ロケーションフォトも楽しめますよ。

なにより、着物や舞妓さん・芸妓さん姿の扮装より格段に目立ちます!注目を集めること間違いなしです。

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袿姿は、多くの着物を重ねていますが、脱ぐときは一瞬でするっと脱ぎ捨てることができます。まさに「空蝉」のよう。特につっかえ棒などを入れているわけでもない衣装だけで自立できるというのは、どれだけしっかりとした生地で作られているかがわかりますね。

楽しかったお姫様体験もこれで終了。1時間弱の夢の絵巻物体験でした。

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お姫様体験は、現代のウェディング衣装と考えると、かなり割安だと思います。

平安装束に興味はあっても、十二単は敷居が高いというかたにもおすすめ。十二単よりも気軽なのに、しっかりと平安時代を味わうことができますよ。

「雅ゆき」さんには、今回ご紹介したもののほかにも様々なプランがありますので、ぜひ一度問い合わせてみてくださいね。

この記事が、京都の新たな女子旅のお役に立てれば幸いです。

雅ゆき 基本情報・アクセス

〒604-8272京都市中京区釜座通三条上ル突抜町807
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TEL:0120-877-990/075-254-8883(受付9:00~18:00)
公式サイト
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アクセス:
・京都市営地下鉄 烏丸御池駅(6番出口又は4-1番出口)から西へ徒歩5分
・阪急電鉄 四条烏丸駅から徒歩10分
・市バス 新町御池より徒歩1分、堀川三条より徒歩5分
WEBサイトの地図が見やすいです。

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