琉球村でまるっと沖縄を満喫!の女子旅
今回の沖縄女子旅は、沖縄本島の恩納村(おんなそん)にある「琉球村(りゅうきゅうむら)」に行ってきました!
「琉球村」は、赤瓦の古民家が立ち並ぶ街並みを再現したゾーンで街歩きが楽しめるだけでなく、紅型などの伝統工芸に触れることができ、エイサーや獅子舞も見て楽しめる、まさに“沖縄体験”がぎゅっと詰まったテーマパークです。
この記事では「琉球村」へのアクセスや所要時間、体験内容やエイサーなどについて詳しくご紹介いたします!

琉球村の構造
こちらが琉球村の入口です。大きな建物ですね!
入口の奥は、は大きく分けると2つのゾーンで構成されています。手前は屋根付きの「沖縄の駅ちゃんぷるー市場」そして奥が「琉球村」です。
「沖縄の駅ちゃんぷるー市場」の部分は無料ゾーンとなっており、自由に出入りできます。
レストランやお土産物ショップなどがならび、食事や買い物ができるスポットになっているのです。
実はこの手前の無料ゾーンでも、三線や琉装(りゅうそう:沖縄の衣装)の体験などのメニューもあり、エイサーショーが行えるステージもあるので、雨の日でも楽しめるようになっています。
https://www.ryukyumura.co.jp/official/highlight/okinawanoeki/
ですが、本当の琉球村の楽しさはゲートの奥に広がっています。
重要文化財にも指定される赤瓦の古民家が立ち並ぶ街並みと、南国の植物が咲き乱れる風景。せっかく沖縄に来て、「琉球村」を満喫したいのであれば、ぜひ奥のゾーンへ行くべきでしょう。
体験メニューも古民家で行うことで、ぐっと本格的な要素が強まりますよ。
琉球村へのアクセス・入場料
ここでは、琉球村への行き方と営業時間・入場料について解説いたします。
琉球村へ自動車でアクセスする場合
那覇空港からは琉球村まで車で約1時間程度。
渋滞状況にもよりますが、那覇から向かう場合は、沖縄自動車道を使うよりも、そのまま国道58号線を北上したほうが早く着く場合もあります。
琉球村の駐車場は、施設前に大きな無料駐車場が用意されていますのでご安心くださいね。
琉球村へバスでアクセスする場合
琉球村は目の前にバス停もあり、「那覇バスターミナル」から乗り換えなしで行くこともできます。
「那覇バスターミナル」へは、那覇空港から沖縄都市モノレール「ゆいレール」にて「旭橋」(あさひばし)駅下車徒歩3分です。
20系統 名護西線・名護バスターミナル行のバスに乗り、90分ほどかかります。
料金は1,300円です。
那覇バスターミナル ⇒ 琉球村 バス時刻表 - NAVITIME
琉球村の入場料
琉球村に入るのには入場料がかかります。
料金は、以下の通り。
大人(16歳~) 1,200円/6~15歳 600円(5歳以下は無料)
工芸や着付けなどの体験料金は別途かかりますが、村内で行われるエイサーショーや琉球舞踊などの見物は無料です。
入場券は、入口の建物に入って右側のカウンターで販売しています。
入場券やアクティビティは事前予約しておくことも可能です。
事前に予約していた場合は、手前のOKKトラベルカウンターで支払いとチケット受け取りを行います。
また、琉球村では「沖縄美ら海水族館」や「ビオスの丘」などの沖縄の観光名所とセットになった割引チケットも販売しています。
琉球村のみの購入で、事前にHPもしくは電話にて予約が必要です。セットプラン先は後日に回るのも可能なので、行き先が旅行予定に入っていれば、琉球村に先に訪れて買っておくのもおすすめです。
☆「沖縄美ら海水族館」+「琉球村」チケット
参考:女子リキ―沖縄美ら海水族館へ女子旅!ジンベエザメとマンタに会ってきた!
☆「ビオスの丘」+「琉球村」割引チケット
参考:女子リキ―ビオスの丘【沖縄】行ってきた!亜熱帯の森に女子旅
他にも「青の洞窟」で有名な真栄田岬などのマリンアクティビティも取り扱っています。
沖縄旅行のアクティビティの計画を立てる時には、こちらのWEBサイトは必見ですね。
琉球村に入る前にある「沖縄の駅ちゃんぷるー広場」はチケットを買わなくても入れる無料ゾーンなので、買い物やランチなどを立ち寄って楽しむこともできます。
屋根で覆われているので、雨の日でも安心ですよ。
「沖縄の駅ちゃんぷるー広場」を過ぎると「村入口」があり、この奥が「琉球村」です。
琉球王国の門番に扮した方がお出迎え。ここからもう本格的ですね。
こちらで入場券(入場手形)を提示してくださいね。
琉球村の観光プラン・滞在所要時間
琉球村は、実際に見て回るだけでなく、体験して楽しむ施設。
村内をぐるっと歩いて、その街並みを見るだけなら1時間程度で回ることができますが、エイサーなどのショーを見物したり、体験メニューもトライしたり、お土産物ショッピングもしたいと考えると、最低3時間くらいは見ておいた方が良いでしょう。
ざっとこんな配分です。
・村を散策―1時間
・アトラクション見物―30分(移動時間・場所取りもあわせて)
・体験メニュー―30分~2時間
・お土産物ショッピング―30分~
エイサーショーなどのアトラクションの時刻に合わせて散策時間を調整しましょう。
アトラクションはエイサー・道ジュネ―(パレード)、沖縄の踊り、島唄ライブと4種類。順番に園内外で行われます。
琉球村の街並みを散策!
琉球村には沖縄各地に実際にあった古民家を移築して配置しており、かつての街並みが再現されています。それぞれの古民家に特徴があり、1つずつ見て回ると違いが判って面白いですよ。
例えばこちらは「旧仲宗根(なかそね)家」
読谷村座喜味の旧家で、19世紀に建築され、1984年に琉球村へ移築されました。築約213年を数える古民家です。
「旧比嘉(ひが)家」
国登録有形文化財となっており、沖縄本島南部の玉城村百名(たまぐすくむらひゃくな)より移築されました。沖縄の稲作発祥地と言われる「受水送水」(うきんしゅはいんちゅ)の地主の旧家です。こちらも築約140年を数えます。
「旧島袋(しまぶくろ)家」
奥にあるかやぶき屋根の建物は穀物などを貯蔵する蔵(高倉)です。島袋家が豪農であったことをあらわしています。
明治時代に建てられた民家で、名護市羽地から移築されました。旧島袋家・旧島袋住宅高倉ともに国登録有形文化財に指定されています。
琉球村には、他にも
・旧大城(おおしろ)家
・旧國場(こくば)家
・旧西石垣家
・旧玉那覇(たまなは)家
・旧花城(はなしろ)家
と全部で8つの古民家が移築されています。
古民家によっては体験・見学メニューのほか、体験メニューにまつわる品が販売されていたりするので、古民家を見学するだけでなく、体験やショッピングも楽しめる構成となっています。
道に迷ったら「園内案内所」へ。
こちらでは琉球村の中で使える通貨「小判」を買うこともできます。その名の通り小判なので、そのままお土産としてお持ち帰りする方も。
また、体験によってはこちらの園内案内所での事前の予約が必要なものもあります。
いったんは立ち寄って情報をチェックするのがおすすめです。
琉球村の中のパワースポットともいえる場所「神アシャギ」です。
ここだけちょっと、他の賑わいとは一線を画するようなひっそりとした感じが漂っています。
奥には立ち入り禁止の御嶽「イビ」があります。
お参り時にお賽銭100円を入れて、恒例(?)のおみくじを引いてみましたよ。
結果は「中吉」
デイト・恋愛・縁談・結婚と恋愛関連が4つもあるのですが、
・デイト―楽しみもほどほどにせよ
・恋愛―苦労することもアリ
・縁談―早く進めた方が良い
・結婚―慎重にせよ
これは、恋愛は苦労するから、縁談で条件を慎重に選んで結婚を早くしなさい、デートの楽しみなどは期待するなというお告げ・・・・・・・!?(笑)
とりあえず結んでおきました。
琉球村で体験!料金や所要時間は?
古民家はただ展示されているだけでなく、島の文化を体験するコーナーともなっており、それぞれの家を訪問していくのも興味深いですよ。
立ち並ぶ古民家で沖縄カルチャーの体験ができる
立ち並ぶ古民家では、それぞれ沖縄文化の体験や
例えばこちらの旧玉那覇(たまなは)家では、沖縄のおやつ「サーターアンダギー」を作る体験をやっています。
出来立てサーターアンダギーの試食もあるので、ぜひ立ち寄りたい場所の一つです。
☆サーターアンダギー作り(1500円)
※体験開催時間 11:00 ・13:00・15:00 ※予約:前日16:00まで
「旧仲宗根(なかそね)家」では、昔ながらの機織り機を備えており、織物が仕上がっていく様子を見学することができるほか、
平織でコースターやミニセンターを織る体験が可能です。
☆織物体験
コースター 1,000円 ミニセンター 1,500円
所要時間20~30分
「旧島袋(しまぶくろ)家」には、華やかな紅型模様の琉装(りゅうそう)のカンタン貸衣装が。
その場で撮影や園内をお散歩するコースもあります。
女性向けは特に色とりどりの衣装があり、目にも鮮やか。
黄色が人気だそうです。
衣装は簡単着付けと道行着付けと選べるようになっています。
案内所まで申込してください。
☆簡単貸衣裳 ¥1000 (10分)
☆道行貸衣裳(園内散歩ができるコース)\2000 (45分)
琉装貸衣裳は、琉球村の園外にある沖縄の駅ちゃんぷるー広場でも行っています。
体験だけではなく、見学もあります。
こちらの旧西石垣家では、沖縄の踊り・琉舞(りゅうぶ)を1日7回 約10分提供しています。(見学無料)
畳が敷かれた場所に座って見学します。
その時によって演目は異なりますが、この時は「鳩間節」という踊りでした。
もともと八重山諸島の鳩間島に伝わる歌に、大正時代に振り付けなされたものだそうです。
☆琉球の踊り
10:45/11:30/12:30/13:30/14:30/15:30/16:45
1回10分程度・見学無料
琉球村の体験メニー、全部は紹介できませんでしたが、他にもまだまだ体験メニューがあります。
「これがやりたい!」というものがあれば、ぜひ事前に予約していってみてくださいね!
紅型(びんがた)の絵付け体験にチャレンジ!
さて、それでは実際に体験メニューを行ったレポートです。
こちらの旧花城(はなしろ)家では、沖縄の伝統的な染め物「紅型」と「藍染」の体験ができます。
今回は、紅型のコースター作りにチャレンジ。絵柄を3つから選びます。
顔料を載せていきます。
図柄はあらかじめ、蝋で形が作られているので、ちょっとくらいはみ出しても大丈夫!
白い部分がなくなるように、大胆に色を塗っていきましょう。見本の通りじゃなくてもOKです。むしろ個性を出した方がかっこよく仕上がります。
塗り終わったら、新聞紙にくるんで封筒に入れて持ち帰ります。
顔料が乾くまで3~4日かかるので、後の作業は自宅でするんですね。
顔料が乾いたころに、生地に色を定着させるためにアイロンをかけ、
糊を落とすために一晩水につけ、そして糊を洗い流します。
半がわきになるまで陰干ししたら、再度アイロンをかけてしわを伸ばして出来上がり!
「紅型の色付け」は、難しいのかな?と思ったのですが、あらかじめ図柄が出来上がっているので、色を載せるだけでできちゃいます。しかも色の載せ方もはみ出てもにじんでもOKなのに、出来上がりがきれいなので、ぶきっちょさんでもOK!
後処理も楽しい体験ですのでおすすめです!
もっと大物にチャレンジしたい方には、テーブルセンターなどもありますよ!
☆紅型体験
600円~2000円 所要時間20~30分
琉球村でエイサーを見る
約400年の歴史を持つエイサー。旧盆(旧暦7月15日)にかけて沖縄各地で先祖の霊を送るために行われる演舞ですが、現在で太鼓をたたきながらのダイナミックな動きのパフォーマンスは必見です。
エイサーショーは、沖縄の駅ちゃんぷるーの「ちゃんぷるー劇場」
もしくは園内の「きじむなあ劇場」のいずれかで行われます。
きじむなあ劇場では、エイサーのほかに、島唄ライブや道ジュネ―(沖縄風パレード)も行われます。時間をあらかじめチェックしておくと見逃しません。
開演時間が近づくとどんどん席が埋まりますので、できれば20分程度早めに行っておくことをおすすめします。
こちらの舞台は撮影自由。
まずは三線の演奏から始まり、
エイサー隊が登場します。
どんどんと盛り上がり……
最後は客席一体となった「カチャーシー」でフィナーレ!
琉球村のエイサー演舞は1日3回。以下のタイムスケジュールで行っています。
9:20~ 園内中央広場(雨天時はきじむなあ劇場)
12:00~ きじむなあ劇場
14:00~ きじむなあ劇場
※提供:琉球村
また、10:00~/16:00~の園内を練り歩くパレード、「道ジュネ―」の中でも演舞があります。
雨の日は場所が変更になりますので、園内アナウンスもしくはHPをご確認くださいね。
琉球村でショッピングを楽しみたい!
琉球村では、園内外で沖縄限定品や琉球村オリジナル商品などのショッピングも楽しめます。
園内では、ショップがあちこちに点在。
沖縄ならではの食品の販売が多く、試食させてくれたりしますよ~
この「沖縄もずくとめかぶのとろ~りスープ」は那覇空港でも人気商品のひとつ。お湯を注ぐだけで美味しいスープができちゃいます。
沖縄ならではのもずくやアーサ
ピーナッツ黒糖や山原シークワーサー、ジーマーミー豆腐など気になるものがたくさん。
また、出口前にある「やんばるジェラート」は、シークワーサーやマンゴー、紅芋など、沖縄ならではの食材を、世界ジェラート大使(ローマ殿堂入り)の柴野氏と 2017 世界ジェラート大会2位を獲得した米盛氏、日本ジェラート界をけん引する2人が作るジェラテリアです。
王道のプレミアムミルクとマンゴー。
プレミアムミルクの原料の牛乳はもちろん沖縄県産。まろやかでほんのりとした甘みが、果実そのものを食べるマンゴーに近いテイストを再現しているマンゴーと良く合います。
やんばるジェラートがあらかじめセットになった入場券も予約販売しているので、気になった方はコチラをご確認ください。
また、「陶芸工房」では、やちむんのシーサー体験ができる大きなスペースのほかに、
「やちむん屋」を併設し、壺屋焼をはじめとした、やちむんの展示販売を行っていますので必見。
いろいろなアイテムがあるので見るのも楽しいですよ。箸置きなど小さい小物はお土産にも好適です。
そのほか、体験工房となっている旧家でも、織物や紅型、泡盛といった体験にまつわる商品を販売していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
https://www.ryukyumura.co.jp/official/shopping/
園外にある「沖縄の駅ちゃんぷるー市場」の売店は、必ず足を運んでほしい場所。
沖縄の特産品から洋服・アクセサリー、琉球村オリジナルグッズなど何でもそろうお土産物のショッピングセンター的存在です。
女子リキ的おすすめは、琉球サンゴを使ったオリジナルアクセサリー「コーラリア」
普段使いにもピッタリな可愛いピアスやネックレスなどが揃っています。
ちんすこうや紅芋タルトなど定番のお土産物も取り扱っていますが、せっかくだから見ていきたいのがここでしか手に入らない「琉球村オリジナル商品」
「えっ?ハブの油?」と思われるかもしれませんが、琉球王朝から伝わる万能薬なのだとか。全身使えるスキンケアにはもちろん、傷やかぶれなどの肌荒れ、しもやけやあかぎれに効果を発揮するそうです。
肌に良いということから、ハブ油を配合したのがこちらの「ふ泡ふ泡石けん」。
パーム油やココナッツ油などの天然植物油を 100%使用した「コールドプロセス製法」の石けんで、メラニンを防ぐ美肌効果と、肌の油分のバランスを整えることによる保湿効果があるそうです。
また、琉球村オリジナルの紅型意匠のかりゆしや
手ぬぐい、
ワンピースやトートバッグなど、品ぞろえ豊富。
もし、買い逃しがあったり、リピートしたいものがあれば、通信販売を利用してみるのも手ですよ。
琉球村基本情報
沖縄文化を楽しんで体験するのにピッタリのスポット「琉球村」
見るだけでも楽しいですが、事前に予習して、アトラクションの見学時間に沿って計画を立て、チケットや体験プログラムを予約しておくことで、より深くお得に楽しむことができます。
この記事が、琉球村訪問の際のご参考になれば幸いです。
住所:〒904-0416 沖縄県国頭郡恩納村山田1130
Google Map
電話番号:098-965-1234
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休 (臨時休業などはHPで告知します)
HP:https://www.ryukyumura.co.jp/