ザ・プリンス パークタワー東京 「ロビーラウンジ」アフタヌーンティー 口コミ
今回のアフタヌーンティーレビューは、芝公園にあるザ・プリンス パークタワー東京の「ロビーラウンジ」。窓際の席は流れ落ちる滝と東京タワーを下から眺められるビュースポットです。
本場イギリスでアフタヌーンティーを学んだシェフパティシエが作り出す、確かな技術に裏打ちされた独創的なメニューの数々を日本紅茶協会認定の「美味しい紅茶の店」でもあるロビーラウンジの美味しいお茶とともにいただくのは、素敵な午後を過ごすのにぴったりの過ごし方。
今回はザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーをいただいてきたので、詳しくご紹介いたします。

ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」
ザ・プリンス パークタワー東京は、2005年に当時の芝ゴルフ場跡地に開業。
「ザ・プリンス」は、プリンスホテルグループの中でもフラッグシップホテルとして位置づけられるブランドで、国内では5つのホテルにこの称号がついています。
ザ・プリンス パークタワー東京でアフタヌーンティーをいただけるのは、ホテル1階のティーラウンジ「ロビーラウンジ」です。
この項では、ザ・プリンス パークタワー東京へのアクセスと、アフタヌーンティーをいただく「ロビーラウンジ」についてご紹介いたします。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」へのアクセス
ザ・プリンス パークタワー東京へは6路線・6駅からのアクセスが可能です。
一番最寄りの駅は都営地下鉄大江戸線「赤羽橋」駅。赤羽橋口から出て徒歩2分ですが、
他にも以下の路線と駅も利用できます。
・都営地下鉄大江戸線「赤羽橋」駅(赤羽橋口)から徒歩2分。
・JR線・東京モノレール「浜松町」駅から徒歩12分
・都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅(A6)から徒歩9分。
・東京メトロ日比谷線「神谷町」駅(1番)から徒歩12分。
・都営地下鉄三田線「芝公園」駅(A4)から徒歩3分、「御成門」駅(A1)から徒歩5分。
なお、JR線・東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅を使う場合は、浜松町バスターミナル5番乗り場から発着する、無料のシャトルバスが便利です。東京プリンスホテルとザ・プリンス パークタワー東京を結ぶバス路線となっています。
メインエントランスより入ると、1階の奥にロビーラウンジがあります。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」の紹介
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」は、全面ガラス張りの明るい空間の中、朝の9時から夜の9時まで、気軽にティーを楽しむことができるほか、ランチやディナー、そしてアフタヌーンティーもいただけるティーラウンジです。
それぞれのサービスの時間帯は以下の通り。
ティータイム:9:00~21:00
アフタヌーンティー:12:00~18:00(最終開始時間16:00)
ディナー:17:00~21:00
窓に向かって階段状に席が設けられており、眺望を遮らない工夫がされています。
窓側の席では、涼しげに目の前を流れる人口の滝と、
席によってはこのように東京タワーを見上げることができます。
通常、食事やお茶の利用では予約はできませんが、アフタヌーンティーであれば席の予約が可能です。
今回はダメもとで事前に「東京タワーが見える席が空いていれば……」とお願いしていたのが幸いしました。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」アフタヌーンティーレビュー
この項では、ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーについて、詳しくお伝えいたします。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーメニュー
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」のアフタヌーンティーは、窓が全面に設けられた明るい空間で、ゆったりと時間を過ごすことができます。
12時から18時までで、時間は3時間制。開始2時間半で飲み物がラストオーダーです。
正統派の三段トレイに乗せられたアフタヌーンティーのメニューはスコーン1種、スイーツ7種、セイボリー3種の組み合わせ。(季節によって変わります)
いずれも、エグゼグティブ シェフパティシエの内藤シェフが開発したメニューが供されます。
スタンドにセットされたお皿は、華やかな色合いが素敵でした。
また、アフタヌーンティーで重要なのはティーをはじめとしたドリンク。
飲み物は、イングリッシュティー・フレーバー&ハーブティー・コーヒー18種類の中からおかわり自由で楽しめます。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」は、2006年11月には「美味しい紅茶の店」として日本紅茶協会に認定されており、味とお茶の淹れ方はお墨付き。
お茶はポットサービスなのですが、あらかじめ飲み頃まで抽出して、茶葉を取り除いてからポットで持って来てくれるので、お茶をゆっくり楽しんでも、ポットのお茶が濃くならないという嬉しい気配りがされているのです。
☆ザ・プリンス パークタワー東京 アフタヌーンティー ドリンクのラインナップ
(ラインナップは季節によって変わります)
・ダージリン
インド政府御用達の紅茶鑑定士サンジャイ・カブール氏がセレクトした茶葉
・セイロン
・アッサム
・キーマン
・ウバ
・アイスティー
ベルガモットの香りが爽やかなアイスティー
■フレーバーティー&ハーブティー
・アールグレイ
・アップルティー
・パイナップルティー
・カモミール
・セントオブフラワーズ(ザ・プリンス パークタワー東京 オリジナルハーブティー)
ハイビスカスやカシスの酸味が緊張や疲労を和らげてくれます。リラックスしたい時におすすめ
・レモニーアフタヌーン(ザ・プリンス パークタワー東京 オリジナルハーブティー)
レモンマートル、レモングラス、ローズマリー、スペアミントが消化や巡りをサポート。リフレッシュしたい時におすすめ。
■コーヒー
・オリジナルブレンドコーヒー
・アメリカンコーヒー
・アイスコーヒー
・エスプレッソ
・カフェ・オ・レ
・カプチーノ
・デカフェ
ポットサービスのドリンクは飲み切りごとにおかわり自由です。
また、カップ&ソーサーは“ノリタケ”のもので白い器が素敵。
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」アフタヌーンティー実食レビュー
それでは、三段スタンドのスイーツとセイボリーを一つずつ味わって解説いたします。
(メニューは季節ごとに変更になります)
まずは1段目はスイーツ4種。
この時は
・フルーツショートケーキ
・マカロンとシュークリーム
・キンカンタルト
・マンゴープチケーキ
次に二段目は、
・フロマージュブランパンナコッタ
・ほうじ茶ブリュレ
・チョコレートブラウニー
三段目は、
スコーンとクロテッドクリーム、そしてジャム。
この時のスコーンはココナッツでした。
セイボリーは別のお皿で登場。
思いがけない和食テイストの数々に、
「え……?アフタヌーンティーですよね?」と思わず口に出してしまったメニュー。
・つぶ貝の時雨煮
・テリヤキチキンと卵のオープンサンド
・サーモンの生春巻き
・グリーンピース豆腐
スイーツにもほうじ茶ブリュレなどあるので、この時は和のテイストを取り入れるというテーマだったのかもしれません。
意外性に驚きつつも、和食の出汁や醤油風味が好きなので、スイーツの間にそうした味のものが入るのは、大歓迎。
他のラウンジのアフタヌーンティーでも、エスニック風などは見かけたことがあったのですが、和食のセイボリーこそ日本のアフタヌーンティーに向いているのでは?と感じました。
それでは、お茶も注いでいただいてアフタヌーンティーを食していきます。
一杯目は、これからの消化を助けていただこうかと、ザ・プリンス パークタワー東京オリジナルハーブティの「レモニーアフタヌーン」を。(笑)
保温カバーのティーコージーをかぶせてくれるのも、イギリス風って感じですね。
まず温かいうちに……とスコーンを。
ザ・プリンス パークタワー東京のスコーンは、今までに食べたことのない食感。
スコーンというよりも、すごく軽くて柔らかなガレットを思わせます。配合のギリギリまでバターを加えることにより、外側はサクッとしつつも中はほろほろに崩れる食感を実現しているのだとか。
この時は、ココナッツのスコーンでしたが、ココナッツ風味は控えめ、そのまま食べても美味しいし、クリームやジャムを載せるとさらに奥行きが広がる感じ。
スコーンは崩れやすいので、上下に割ったら一口ずつで一気に食べたいところです。
現在のところはアフタヌーンティーのみで食べられる至高のスコーン。ぜひショップで販売してほしいですね。
どうしてもセイボリーが気になり、ここでグリーンピース豆腐を。和菓子のような見た目ですが、グリーンピースの風味がしっかりとある豆腐です。
続いて、つぶ貝の時雨煮。
これ、アフタヌーンティーだからというアレンジは一切なく、本当に和食レストラン出てくるようなおかずです。しっかりとかみごたえのあるつぶ貝。
アフタヌーンティーのスイーツと和食が合うという発見があります。
キンカンのタルト。
上のキンカンは中の果肉をくり抜きムースを入れているので、皮ごとそのまま食べられます。
タルト皮にはクレーム・ア・ラ・シャンティ(バニラの風味を付けた生クリーム)がホイップされており、キンカンの甘酸っぱさと皮の苦みがアクセントになっています。
チョコレートブラウニーに合わせたくてカフェ・オ・レをオーダー。
濃厚なチョコレートとナッツの風味がぎっしり詰まったブラウニーに、ほんのりココナッツ風味の柔らかクリームと、トッピングのパインの酸味が加わります。
フロマージュブランパンナコッタは、甘めに味付けされたイチゴと、甘さ控え目のなめらかなパンナコッタの組み合わせ。するすると食べられます。
テリヤキチキンと卵のオープンサンド。
時雨煮に引き続き、照り焼きという和食テイスト。しかし、柔らかく焼かれた照り焼きで、そこまでチキンの味の主張は強くありません。
卵のフィリングと合っています。チキンと卵……ある意味親子丼的なサンドなのかも?
カナッペみたいに気軽に食べられます。
三杯目はメニューを見た時から気になっていたダージリン。
サンジャイ・カブール氏は国賓向けの贈答品を選定するほどの鑑定士で、自らの紅茶ブランド“ Aap ki pasand(アパ・キ・パサンド)”を持っているそうです。
色が濃く、とても香り高く、スッキリして飲みやすい。
これはストレートで決まりです。
飲み頃で濃さがキープされるように茶葉を取り除かれています。
マカロンとシュークリーム。
マカロンは赤いけどマンゴー味です。アップルマンゴーをイメージしたのかな?
シュークリームとマカロンはホワイトチョコレートで連結されており、葉っぱもホワイトチョコレートで作られていました。
マカロンの中のクリームはクリームチーズとカスタードのミックスで、シュークリームの中にはフロマージュが入っているので、一緒に食べるとミックスされて味わいが広がります。
頑張ってひとくちで頬張ると、3つのクリームの楽しみが。
マンゴープチケーキ。
フレッシュマンゴーを上に飾ったムースです。土台の生地はサブレでサクサク。まろやかな甘さで、マンゴーの美味しさが良くわかるスイーツです。
フルーツショートケーキ。
上にイチゴ、クリームにはメロンが挟まれたスタンダードな二段のもの。
カットした写真が上手く撮れませんでした……
エビなどは入っていない、野菜のみの生春巻きです。
ここでもびっくりしたのが、食べてみると……辛い!なんとわさびドレッシングです。
まさかの辛味をアフタヌーンティーで味わうとは……
もちろん美味しいんですけど、意外性に驚きました。
最後にいただいたのがほうじ茶ブリュレ。
ほうじ茶とカスタード風味が合うのが意外。紅茶や抹茶のスイーツよりもほうじ茶の方が美味しいかも?と感じた一品でした。
身近でヘルシーなイメージの和食を取り入れるなど、最後まで美味しくアフタヌーンティーを食べるための、味のバリエーションを幅広く持たせた斬新なアフタヌーンティーをいただいて大満足でした。
ザ・プリンス パークタワー東京の「ロビーラウンジ」では、季節ごとにアフタヌーンティーメニューを変えており、女性ホテリエが集まる「TOKYO HONEY PROJECT」にて、「女性にうれしい」をテーマに美味しいアフタヌーンティーを考案しています。
7~8月メニューはこちら。
スコーンはマカデミアナッツ風味のスコーンに、アプリコットにピーチ、カシスなど夏らしいフルーツを使ったケーキは見た目も可愛らしい風情。
今後もどんなアフタヌーンティーが出てくるのか楽しみですね!
ザ・プリンス パークタワー東京「ロビーラウンジ」基本情報
Google Map
連絡先:03-5400-1111
アクセス:
■JR線・東京モノレール「浜松町」駅から徒歩12分(シャトルバスあり)
■都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅(A6)から徒歩9分。
■東京メトロ日比谷線「神谷町」駅(1番)から徒歩12分。
■都営地下鉄大江戸線「赤羽橋」駅(赤羽橋口)から徒歩2分。
■都営地下鉄三田線「芝公園」駅(A4)から徒歩3分、「御成門」駅(A1)から徒歩5分。
席数:123席
営業時間:9:00~21:00
ランチ:11:30~14:30
ティータイム:9:00~21:00
アフタヌーンティー:12:00~18:00(最終開始時間16:00)
ディナー:17:00~21:00
ドレスコード:特になし