セルリアンタワー東急ホテル ラウンジ「坐忘」アフタヌーンティーを体験
本日訪れたのは、セルリアンタワー東急ホテルです。セルリアンタワーは、渋谷では最も高層の建物で、その中には客室411室のラグジュアリーホテルがあり、東急ホテルズのフラッグシップとなっています。
今回はこのセルリアンタワー東急ホテルのラウンジ「坐忘」でアフタヌーンティーを体験してきましたのでレポートします。

セルリアンタワー東急ホテルへのアクセス
セルリアンタワー東急ホテルは、JR渋谷駅西口から徒歩3分のアクセス至便な場所にあります。西口から出てすぐ左手に、セルリアンタワーが見えます。
このタワーの方向へ歩道橋を進むと、すぐに入り口のエスカレーターにたどり着くことができます。
このエスカレーターを上ると、オフィスが集積するセルリアンタワー入り口があります。その隣がホテルの入り口になっています。この入り口を入るとロビー階に着きます。
入り口から通路を進むとセルリアンタワー東急ホテルのフロントとロビーがあり、そのさらに向こう側に坐忘があります。
また、エスカレーターに乗らずに、ゆるやかな坂道をのぼっていくと、セルリアンタワー東急ホテルのエントランスが見えてきます。こちらから入ってもロビー階に着きます。
また、羽田空港・成田空港からはリムジンバスでホテル入り口まで行くことができます。また、地下3階・4階には駐車場もあり、レストラン・バーで3,240円以上利用すると、2時間の駐車サービス券をもらえます。
セルリアンタワー東急ホテル ラウンジ「坐忘」
セルリアンタワー東急ホテルのラウンジ「坐忘」は、吹き抜けで明るい光がいっぱいに差し込み、開放感を感じるラウンジです。天井まであるガラス窓からは、庭園「閑坐庭」を眺めることができます。
ラウンジは73席と広いのですが、平日の午後に訪れるとほぼ席は埋まっている状態でした。
スーツ姿のサラリーマンや女子会の方が多かった印象です。IT企業が多い渋谷ならではのカジュアルスタイルの方もいましたが、女性も男性もスーツ姿の方が多かったと思います。
坐忘の営業時間は10:00~22:00 (L.O.21:30)、全席禁煙です。
セルリアンタワー東急ホテルのラウンジ「坐忘」はゆったりとしたソファ席中心です。どの席からでも庭を眺めることができます。スタッフの方は黒のロングタイトスカートにブルーのジャケットを身に着けており、アジアンノワールな空間を演出しています。
セルリアンタワー東急ホテルラウンジ「坐忘」アフタヌーンティー
入店する時に「アレルギーはありますか?」とスタッフが聞いてくれます。ラウンジで提供する食材はすべて同じ厨房で調理されているため、アレルギーをお持ちの方はあらかじめ伝えておきましょう。
アフタヌーンティーセットを予約していたので、席にはすでにドリンクメニューと砂糖がセットされていました。
砂糖は、グラニュー糖、中ザラ糖、メイプルシュガー、フレンチシュガー、黒糖と5種類が用意されています。砂糖の味わいを比べながらお茶を楽しむなんて、今からワクワクしてきます!
ラウンジ「坐忘」のアフタヌーンティーセットは、サービス料・税込3,682円で、11:00~17:00の時間帯に利用できます。席の利用は3時間までで、最初2時間に約30種類の「ティーセレクション」から好きな分だけオーダーすることができます。
17:00~21:00の時間帯には、アフタヌーンティーセットと同じスタンドにフィンガーフード中心に提供される「ソワレ(3,979円)」があります。スパークリングワインを含む3種類のドリンクを選べるコースとなっており、こちらもおすすめです。
アフタヌーンティーセットのドリンクメニュー
まずドリンクメニューのなかから好きなものを選びます。ドリンクメニューはホット・アイス両方に対応してくれます。
最初のオーダーの時に、スタッフの方がおすすめのお茶の茶葉をかわいいガラス瓶に入れて持ってきてくれました。
このガラス瓶がズラリと並べられている様子は壮観です!ボードにはそれぞれの茶葉の説明が書いてあり、とても分かりやすくなっています。ひとつひとつ香りを確かめながら飲み物を選ぶなんて、楽しいおもてなしですね。
<キーナム紅茶>
紅茶と名前がついていますが、中国茶です。世界三大銘茶のひとつで、蘭のような甘い香りが特徴です。
口当たりもやわらかく、しっとりとした甘みを感じつつさっぱりと飲むことができます。最初に頼みましたが、甘いものを堪能した後、最後に飲むのもおすすめです。
器も薄いベージュと白を基調とした品のよいもので、眺めているだけで優雅な気分になります。
最初にスコーンにつける3種類のクリーム・ジャムが運ばれてきました。写真左からクロテッドクリーム、ブルーベリージャム、レモンクリームです。ひとつひとつに別々のスプーンが添えられていて、細やかな配慮がされています。
アフタヌーンティー3段スタンド
お茶を飲んでいると、お待ちかねの3段スタンドが運ばれてきました!
上段がフィンガーフード、中段がスコーン、下段がスイーツになっています。真っ白なお皿にカラフルな色のスイーツがのせられていて、色彩もきちんと計算されているなと感じます。お皿の上にのせられている小さな器も素敵なものばかりでした。
お料理の説明の時に、「スコーンはぜひ、温かいうちにお召し上がりください」とおすすめいただいたので、さっそくスコーンからいただきましょう。
アフタヌーンティー中段「スコーン」
一番手前がマカデミアナッツ、そこから時計周りにプレーン、抹茶とバラエティ豊かなスコーンを楽しむことができました。
マカデミアナッツ
マカデミアナッツのスコーンは初めて食べました!大きめのナッツの食感とスコーンの少しボロボロと崩れるような食感が、絶妙のバランスです。ナッツの風味を生かすために、味付けは少し抑え気味になっています。意外と風味の強いレモンクリームとよく合いました。
プレーン
味の個性は抑えられていますが、ズッシリとした食べ応えがあります。やはり王道のクロテッドクリームがよく合います。
抹茶
抹茶の味は強くは感じられませんが、香りを楽しめます。甘みが少ないので、ブルーベリージャムと一緒に楽しむと、ジャムの酸味と甘みが引き出されるのでおすすめです。
スコーンを楽しんだところでお茶をお代わりします。アフタヌーンティーセットでは、スタッフがポットからお茶をカップに注いで提供してくれます。そのため、1杯ずつたくさんの種類のお茶を楽しめるようになっています。
<セイロン ヌワラエリヤ>
最初に茶葉の香りを確かめた時に、一番薫り高く印象的だった茶葉がセイロン ヌワラエリヤでした。標高の高い地域ヌワラエリヤで摘まれた茶葉を使っており、「セイロン紅茶のシャンパン」と言われる華やかな香りが持ち味です。口当たりはやわらかいのですが、緑茶のような渋みがアクセントとなっています。澄んだオレンジ色もきれいでした。
アフタヌーンティー下段
お楽しみのスイーツも食べてみましょう。小さなスイーツをたくさん食べられるところがアフタヌーンティーセットの醍醐味。こちらのラウンジでも趣向を凝らしたスイーツが並びます。
一番手前にあるのがフォレノワールです。そこから時計回りに甘夏のマカロン、ストロベリーヨーグルト パンナコッタとライチジュレ、桜チーズムース、莓大福です。苺大福という和の要素も入った楽しい構成。しずく型のお皿も形が面白くて、色とりどりのスイーツが映えます。
フォレノワール
チョコレートベースの生地に、濃厚なチョコレートクリームを挟んだ一品。クリームの中には酸味のあるラズベリーが入っていて、味の変化が楽しめます。チョコレートクリームも口当たりのやわらかいものと、濃厚な味のものと2種類入っており、手間暇かかっているのがわかります。
甘夏のマカロン
マカロンというと、中に挟んでいるクリームはしっかり甘いイメージですが、こちらのマカロンは甘さ、濃厚さが抑えられていて、さわやかな口当たりです。
ストロベリーヨーグルト パンナコッタとライチジュレ
苺の甘さ、酸味とヨーグルトの酸味がベストマッチなパンナコッタです。トッピングの生クリームと一緒に食べると、苺の甘さが引き出されます。同じくトッピングされているライチジュレと一緒に食べると、ライチの果実味がヨーグルトベースのソースによく合ってとてもおいしいです。
桜チーズムース
ビスケット生地にムースがのせられています。ムースは固めに仕上げられていて、チーズの濃厚さを際立たせています。他のスイーツはみな甘いのですが、このムースはすこし塩気を感じさせ、またそれがアクセントとなっていておいしく食べられます。
莓大福
大福の生地とあんこ、苺が色とりどりで目にも美しい一品。あんこは意外にあっさりしています。薄くやわらかい生地はモチモチしています。
紅茶を飲み終わったころ見計らって、スタッフが「ドリンクいかがですか?」と聞きに来てくれます。スタッフがなかなかつかまらずオーダーしにくいことも多いのですが、こちらではスタッフが様子を見て対応してくれます。
<ローズヒップティー>
目にもまぶしい透き通った黄色のお茶です。薔薇の実を使用しているため、酸味の強いイメージがありますが、こちらのお茶はとてもやわらかい味がします。添えられたはちみつを入れると、さらに味がやわらかくなります。
アフタヌーンティー上段
フィンガーフードも種類が豊富で、ひとつのフードにたくさんの素材が使われている贅沢な内容になっています。
いちばん手前にあるのが桜エビとベーコンのキッシュです。キッシュから時計回りにたまごロールサンド、オリーブのグジュール、白ネギのブルーテ、かぼちゃのプリンとなっています。
桜エビとベーコンのキッシュ
キッシュですが、ピザ生地に近い味わいになっています。ベーコン、チーズという鉄板の組み合わせが箸休めに最適。トッピングされた桜エビも良いアクセントになっています。
たまごロールサンド
卵サンドなのですが、ブラウンブレッドとホワイトブレッドにバジルやツナを巻き込んでロール状にしたものを、さらに四角に切ったパンに卵を挟んでいます。ロール状にしたパンを使用しているので、とてもカラフルで見た目にも楽しいです。
オリーブのグジュール
シュー生地にオリーブを練りこんだものです。シュー生地の塩気が、甘いものを食べた後にはさらにおいしく感じられるから不思議です。トッピングされたピーマンのマリネを食べた時の酸味もさっぱりしています。
白ネギのブルーテ
ちいさなガラスのコップに注がれたスープです。ビシソワーズのような味わいなのですが、さっぱりとした口当たりに、ネギの辛味がきて複雑な味を堪能できます。
かぼちゃのプリン
甘くないプリンです。とはいえ、かぼちゃならではの優しい甘みもあり、トッピングされているニンジンのグラッセともよく合っています。
最後にドリンクをオーダーして余韻を楽しみましょう。コーヒー、紅茶、フレーバードティー、中国茶、ハーブティーなど種類も豊富で、選ぶのが楽しいです。
<ブルーベリー茶>
こちらはフレーバードティーだけあって、ブルーベリーの華やかな香りを強く感じます。一方で果実味は感じますが、口当たりはまろやかで、酸味も強くありません。さっぱりと飲むことができます。
渋谷のど真ん中に位置するのに、都会の喧騒を感じさせない、ゆったりとした空間です。庭園の緑も美しく、四季折々の景色を楽しめそうです。ゆったりとした大人の空間でアフタヌーンティーを楽しむことができるでしょう。
東京都渋谷区桜丘町26-1
73席
全席禁煙
https://www.tokyuhotels.co.jp/cerulean-h/restaurant/zabou/index.html