帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクア 口コミ
帝国ホテル 東京の17階にあるインペリアルラウンジ アクア。実はここで日比谷公園の夜景を素敵な雰囲気の中で堪能しながら、夜の女子会ができるプランがあるってご存知でしたか?
帝国ホテルは昼間のアフタヌーンティーも人気ですが、最近は夜のプランにも力を入れているということで、お酒が苦手な方も、たくさん飲みたい方も満足できちゃう女子会向けの2つのプランを楽しんできましたので、詳しくレビューいたします。

帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクアについて
東京都千代田区日比谷にある帝国ホテル。日本の迎賓館として誕生し、120年以上の歴史を持ち、誰もが知る日本を代表する名門ホテルです。開業当時、隣には鹿鳴館がありました。
現在の本館は1970年に建てられ、2009年に重要文化財指定をされた日本橋高島屋を設計した高橋貞太郎氏が手掛けました。
古き良き時代をしのばせるクラシックな雰囲気のエントランスには、毎日生花が活けられ、季節の移り変わりを感じさせてくれます。
帝国ホテルには13のレストラン、3つのバーラウンジがありますが、今回訪れた“インぺリアルラウンジ アクア”は本館の17階。
上品で落ち着いた雰囲気のラウンジのエントランスから中に入ります。
アクアの中は広く、1人から大人数まで楽しめる席が用意されています。
場所によって見える風景も異なり、例えばこちらの日比谷公園を見渡せる窓際の席からは昼は公園の緑、夜は夜景が楽しめます。
日が暮れて来て、店内の暖かみのある照明が燈されるころになると、夜のメニューの始まりです。
デートやあまりお酒を飲まない女子会におすすめ! “ミッドナイト ハイティー”
まずご紹介したいのが、こちらの“ミッドナイト ハイティー”
アフタヌーンティーを思わせるシックな3段スタンドに、夕食にも最適なお料理が載せられて供されます。
三段スタンドに載せられたメニューは
・野菜のピクルス
・シャリアピンパイ
・タラバガニと野菜のマヨネーズ和え
・オリジナルチョコレート
(全て2名分)
ドリンクは
・生ビール
・ウイスキー
・グラスシャンパン
・グラスワイン(赤・白)
・コーヒー又は紅茶、ハーブティー
のうちから1人1種類まで選べます。
あまり飲まない方、飲むなら軽目にしたい方、食事を楽しんで、最後にコーヒーや紅茶をオーダーしたい方におすすめのプランです。
今回はまずビールとシャンパンで乾杯!
スタンドを上から順番にメニュー解説してまいりましょう。
1段目はチキンカレー。赤と黒の和モダンなポットにライスとカレーが入っています。
その横にはフレッシュな野菜スティック。
2段目はシャリアピンパイ、タラバガニと野菜のマヨネーズ和えです。
シャリアピンパイは、帝国ホテル名物「シャリアピンステーキ」の味わいをとじこめたミートパイ。
“シャリアピン”というのはこのステーキを所望したオペラ歌手の名前から来ています。
岸朝子さんの「東京五つ星の手みやげ」をはじめとし、いろいろなメディアで紹介されている逸品で、ホテルショップのガルガンチュワでは売り切れも多い大変人気のメニューです。
それがなんと2切れ。
さらに野菜のピクルスがついています。
帝国ホテル伝統のベルシーソースは白ワイン・エシャロットにフォン・ド・ヴォーとデミグラスソースを煮詰めて作ったソース。少し酸味のあるソースでパイの味を引き立てます。
3段目はデザートにピッタリのチョコレート。帝国ホテルのショコラティエが仕上げた大人の味のチョコレートが並びます。これは最後コーヒーが欲しくなりそう。
ホテルメイドの本格派カレー!
帝国ホテルはビーフカレーのレトルトは食べたことがあるのですが、チキンカレーは初めて。まろやかなカレーは「もっとほしい」と思わせるちょうど良い量。
普通にメニュー頼むと一皿でお腹がいっぱいになってしまうので、このちょこっと感が嬉しいサイズ感ですね。
ベビーコーン、にんじん、ズッキーニ、パプリカ、白蕪、トマトといったフレッシュな野菜スティック。
シャリアピンパイは、帝国ホテル伝統の「シャリアピンステーキ」をヒントにできあがった一品。
牛フィレ肉を薄く叩いて擦った玉ねぎに漬けこみ、柔らかくしてから焼き上げるそうです。じっくりとソテーした玉ねぎは、甘みがしっかりと引き出され、サクサクのパイ生地と共に食べると、口の中にお肉と玉ねぎの甘みが広がります。パイ生地だけでも美味しい!
まずは一緒についてくるソースなしでそのままの風味を味わい、次にソースをかけて食べると二つの味が楽しめます。
付け合わせのピクルスも、程よい酢と塩加減。
タラバガニと野菜のマヨネーズ和えは、スプーンに盛り付けられているので、そのまま一口でパクリ。蟹サラダの風味が広がるのですが、このマヨネーズがとにかく美味しい。
“和える”というだけでも奥の深さを感じさせてくれます。
ガルガンチュワで帝国ホテルマヨネーズも販売してくれたら良いのに……
下段のチョコレートは、どれもなめらかでちょっとビターな大人の味。
トッピングやフィリングなどに凝ったチョコレートが見受けられる昨今、正統派のショコラをちゃんと食べているという満足感。
ホテルのショコラティエが作っていると聞いて、なるほどと納得です。
ここでコーヒー系のメニューが欲しくなったので、カプチーノを追加しました。
お酒を飲まない方であれば、最後のお茶だけ、もしくはちょっとだけ楽しみたい方は最初の乾杯と最後のドリンク(追加)で十分満足できそうですね。
実はもともとは男性の利用も意識して始まったというミッドナイトハイティー。
カレーとシャリアピンパイの程よいボリューム感と、ドリンクサービスが1杯のため、夜の帝国ホテルディナーとしては手が届きやすい価格であることから、今では女子会向けメニューとしてひそかに注目を集めています。
アフタヌーンティーの次は、ハイティーデビューしてみませんか?
時間:18:00~24:00(ラストオーダー)※平日前の休日は22:00(ラストオーダー)
料金:7800円(2名)お料理・お飲物・消費税込、サービス料・カバーチャージ別
たくさん飲みたい女子会やパーティにおすすめ! “カクテル アマング フレンズ”
次にご紹介するのは、「お酒大好き!」な方向けのプラン“カクテル アマング フレンズ”です。Cocktail Among Friends―というプラン名の通り、友達同士でわいわいお酒を楽しむのに適したプラン。2名以上10名まで注文可能なので、仲間内で集まるのにピッタリ。
カクテルアマングフレンズは、カクテル12種類(ノンアルコール含む)と、生ビール、ウイスキー、グラスワイン(赤・白)、焼酎に加え、ソフトドリンクが飲み放題になるプラン。
カクテルとソフトドリンクの内訳は以下の通り。ちなみに、フリードリンクからカクテルをのぞいた“アマング フレンズ”プランもあります。
ジントニック
モスコミュール
カシスオレンジ
カンパリソーダ
ボストンクーラー
チャイナブルー
ダイキリ
サイドカー
水の精(帝国ホテルオリジナル)
カルーアミルク
ヴァージンブリーズ(ノンアルコール)
サラトガクーラー(ノンアルコール)
▼ソフトドリンク
オレンジジュース
グレープフルーツジュース
烏龍茶
気になるお料理は、前菜・サラダ・メインと帝国ホテルの定番人気メニューがたっぷり詰まったコース仕立てです。
(写真は1名分)
こちらは前菜のお皿。お酒のおつまみにもピッタリな4種の前菜が並べられています。
まずはシーフードマリネ。
ビネガーの酸味とケッパーの風味が、エビやホタテ、タコのシーフード素材の味を引き立てます。
こちらはスモークサーモン。サーモンをじっくりと低温で燻製したオードブル。肉厚のサーモンのピンク色が美しいですね。
次は、モツァレラチーズとサラミのピンチョス。
フランス産の塩分の強いサラミとモッツアレラチーズのハーモニーはお酒のおつまみにピッタリです。
前菜の盛り合わせの最後は、帝国ホテル伝統のポテトサラダ。
大正時代から受け継がれているというポテトサラダは、玉ねぎとジャガイモを使用し、ゆであがったジャガイモを熱いうちに皮をむいてすぐにフレンチドレッシングで和えて味をしみこませるのがポイントなのだそう。
素朴な味なのですが、自分で絶対に作ることはできない絶妙な味わい。けれどどこか懐かしい。もっと食べたくなるポテトサラダです。
ポテトサラダはガルガンチュワで販売しているので、買い求めることもできます。家や職場が近くの人がうらやましい!
そしてサラダといえば、帝国ホテルの人気料理の一つ、シーザーサラダ。今でこそメジャーなシーザーサラダは実はメキシコのホテル発祥のサラダです。
レタスのシャキシャキ感、ドレッシングの味付け、どれをとっても文句なしのサラダです。1人分にしては多いように見えますが、あっという間に食べられます。
バジル風味のリゾットに真鯛のポワレをのせています。鯛の皮目をカリカリに焼き、魚の火の通し加減が素晴らしく、バジルと鯛がマッチ。鯛の身もフワフワでした。
リゾットに続いてパイとフォカッチャサンドも!
パイはイベリコ豚のショーソンパイ。“ショーソン”とはフランス語で”スリッパ“の意味で、この半月型の形がスリッパに似ていることから名付けられたのだそう。
こちらもシャリアピンパイと同じく、パイ生地がサクサクで、イベリコ豚の旨みが感じられるパイでした。同じくベルシーソースがついています。
フォカッチャサンドは、エビフライサンド。タルタルソースで味付けされています。
このエビフライも、プリッとしていて、タルタルソースがまた絶品です。
ご飯と共にお酒も進み……
もう何度目かわからない乾杯(笑)
帝国ホテルの料理は、定番と言われるものもすべての作りが丁寧で、味わいが深く、長く愛される理由が食べてみて良くわかります。
カクテル アマング フレンズは、帝国ホテルの人気料理を集めたメニューでお腹も満腹、良くお酒を飲む友人も大満足のプランでした!
時間:18:00~21:00(最終開始時刻)2時間制
料金:いずれもお1人様
COCKTAIL AMONG FRIENDS 6,000円(カクテル含む)
AMONG FRIENDS 5,400円(カクテル除く)
※料理・フリードリンク付。カバーチャージ、サービス料、消費税込。
どちらがおすすめ?“ミッドナイトハイティー”と”カクテル アマング フレンズ“ 他にもプランがある?
ここでは、帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクアの2プランについて、様々な面から比較してみました。プラン選びのご参考にされてください。
食事内容はどう?―種類は異なるけど両方美味しい!
正直なところ、料理についてはメニューの違いはありますが両方美味しい!
さすが帝国ホテル、はずしがありません。
見た目はおとなしい感じのメニューなのですが、食べるとその丁寧な仕事ぶりが伝わってきます。
量については“ミッドナイトハイティー”が“カクテル アマング フレンズ”に比べると、種類とも若干少ない気もしますが、ボリューム的には、カレーと
パイ2切れ、
そして締めのスイーツ、チョコレートがあるので満足感が高いです。
他の点はどうでしょうか?
ドリンク内容はどう?たくさん飲みたいなら“カクテル アマング フレンズ”
“ミッドナイトハイティー”に比べ、“カクテル アマング フレンズ”はビール・ワイン・ウイスキー・焼酎・カクテル・ソフトドリンクがフリードリンク。
お酒が好きな方には圧倒的に“カクテル アマング フレンズ”がお得なように思いますが、
・シャンパン
・コーヒーまたは紅茶
は“ミッドナイトハイティー”のみ。
“カクテル アマング フレンズ”のフリードリンクに入っていません。
もともと“ミッドナイトハイティー”はお酒を楽しむというよりも、夕食のような位置づけなのですから当然ですが……
もし、「お酒、特にシャンパンが大好き!」というのであれば、今回ご紹介できませんでしたが、“プレミアムシャンパンフリーフロー”というプランが2018年は5月7日から8月31日までの期間限定で始まります。
アペタイザーとシャンパンのフリーフロー+ビール、カクテル3種のセットです。
こちらはシャンパン2種が飲み放題ということで、アペタイザーの量は控えめですが、シャンパン好きな方にはおすすめのプランですよ。
ラウンジでゆったりしたい!なら“ミッドナイトハイティ―”
ホテルラウンジにどうして来るのか?と考えた時に
「優雅な気分に浸りたいから」というのもあるのではないでしょうか。
夜はこんな夜景を見ながら、おしゃべりを楽しんで、ゆったりとした時間を過ごしたい―となると、フリードリンクプランは2時間制なので、時間制限のない“ミッドナイトハイティー”の方がおすすめだと思います。
いずれにしても、選択肢がいくつかあって、メンバーの好みに合わせてセレクトできるプランがあるというのは魅力ですね。どちらのプランも場所を考えると大変にリーズナブルで素敵なプランだと思います。
こうした場所で過ごすことができるのも大人女子の特権。帝国ホテルならではのおもてなしに触れてお嬢様気分を味わうこともできます。
次のデート・女子会は、ぜひ帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクアで上質な時間を過ごしてみませんか?
帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクア 基本情報
Google Map
連絡先:03-3504-1111(代表)
アクセス:
・東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷」駅から徒歩3分
・都営地下鉄三田線「内幸町」A5出口から徒歩3分、
・東京メトロ日比谷線・丸ノ内線・銀座線「銀座」駅 C1出口から徒歩5分
・JR山手線・東京メトロ有楽町線「有楽町」駅 徒歩7分
・JR・東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「新橋」駅から徒歩9分
営業時間: 11:30~24:00 ※ 平日前の休日は22:00ラストオーダー
席数:201席(禁煙席あり・時間によって変動いたします。)
帝国ホテル 東京 インペリアルラウンジ アクア公式サイト
ドレスコード:特になし
WEB予約:
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