玉泉洞(ぎょくせんどう)【沖縄・鍾乳洞】に行ってきた!


玉泉洞(ぎょくせんどう)【沖縄・鍾乳洞】に行ってきた!
おきなわワールドのもう1つの魅力、それは沖縄の大自然の営みを感じさせる鍾乳洞“玉泉洞”(読み方:ぎょくせんどう)。

ご覧の通り圧巻のスケールを誇る玉泉洞は、全長5000mにもおよび、沖縄県はもちろん国内でも最大級の大きさを誇ります。鍾乳石の数は全体で100万本以上にも及ぶ巨大な鍾乳洞なのです。現在はそのうちの890mが公開されています。

30万年という長い年月にわたって作り上げられた玉泉洞は、現在も成長中。
今回は玉泉洞に実際に行ってきましたので、詳しくレポートいたします!

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もくじ

玉泉洞(ぎょくせんどう)とは

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玉泉洞は沖縄県南城市にある鍾乳洞。
おきなわワールド」の一施設として公開されています。

玉泉洞の中は、年間を通して21℃前後に温度が保たれ、夏は涼しく、冬(沖縄の冬も意外に寒く、10℃くらいになることも)は暖かいのが特徴です。
湿度はかなり高く、聞いてみたら90%くらいあるそう。
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玉泉洞は琉球石灰岩でできた洞窟。サンゴを主成分とした琉球石灰岩は、他の場所(←日本もそうですが、世界中を意図していました。沖縄にある他の鍾乳洞は、基本的に琉球石灰岩でできているものと認識していたのですが)にある鍾乳洞に比べて柔らかく、成長が早いのが特徴です。

地上に降った雨水が、地中の石灰岩を溶かしながら地下水となって、洞窟の天井や壁面ににじみ出てきます。地下水に溶け込んだ二酸化炭素と水が抜けると、水に溶けていた石灰成分の炭酸カルシウムが結晶となって積み重なり、つらら状の石になります。

写真の白い部分は炭酸カルシウムの結晶の新しい部分です。ストローと呼ばれています。
ほかにも、水滴が地面に垂れ、上に向かって成長する石筍(せきじゅん)や、連結して柱状になる石柱(せきちゅう)など、玉泉洞内では様々な鍾乳石を見ることができます。

⇒鍾乳石図鑑(おきなわワールド)

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玉泉洞の公開エリアは890m。

徒歩で換算すると12分程度ですが、途中で立ち止まったりしながら進むので、だいたい30分くらいを所要時間と見ておくとよいかと思います。

足元は滑りますので、できればスニーカーがおすすめ。ヒールやサンダルはちょっと厳しいかも。

また、鍾乳石から水滴がたまに垂れてくることがあるので、帽子があるとなおベターです。

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玉泉洞内には美しくライトアップされている場所が何か所かあり、自然の造形美を感じることができるようになっています。
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実は上の写真と下の写真は同じ場所なんです。
このように、ライトアップによって違った趣のある写真を撮ることができますよ。
幻想的な風景をカメラに収めることができる玉泉洞は、写真好きな女子も必見の場所なのです。

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玉泉洞へのアクセス・入場料

玉泉洞はおきなわワールドの敷地内にあるので、おきなわワールドのアクセス方法と一緒です。おきなわワールドのアクセス方法をご参照くださいね。

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おきなわワールドの入口から入ります。
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おきなわワールドのチケットは、以下の4種類。

・A:フリーパス:王国村+玉泉洞+ハブ博物公園
大人(15歳以上):1,650円 子供(4~14歳)830円
・B:王国村+玉泉洞
大人(15歳以上):1,240円 子供(4~14歳)620円
・C:王国村のみ
大人(15歳以上):620円 子供(4~14歳)310円

実は、玉泉洞だけのチケットと言うのはありません。玉泉洞は一方通行となっており、出口は王国村の有料エリアの一番奥に設けられています。そのため、玉泉洞に入る場合は、必然的に王国村を通って帰るというルートになるのです。

よって、玉泉洞に行きたい場合は、

・A:フリーパス:王国村+玉泉洞+ハブ博物公園
・B:王国村+玉泉洞

のいずれかのチケットを買う必要があります。

所要時間は、玉泉洞の混雑状況にもよりますが、出口まで徒歩で約30分、そして王国村を経由して戻ってくるのに30~40分はかかるので、合わせて1時間強は最低でも必要です。

せっかくですから、体験メニューやエイサーショーの時間も加味して、半日くらいかけて回りたいですね。
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チケットを購入したら、おきなわワールドの入口をくぐり、玉泉洞へ向かいましょう。
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階段を下ると玉泉洞の入口です。

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玉泉洞の見どころを紹介

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さて、それでは玉泉洞に入っていきます。
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まずは階段を下って行きます。
ここから眺める洞窟は壮観の一言。冒険ものの映画の世界に紛れ込んだかのようです。
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振り返るとこんな感じ。
岩が生えているように見えるのも、全て鍾乳石です。
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天井から滴る、琉球石灰岩を通って石灰分を多く含んだ水が作り上げる自然の彫刻。
こちらは大仏御殿と名付けられていますが、言われてみれば確かに石仏のように見えますね。このように色々な形をつくる鍾乳石が玉泉洞の中ではここかしこに見られます。
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赤と緑でライトアップされるこちらは「槍天井」(やりてんじょう)と呼ばれる場所。
鍾乳洞のつららが、まるで槍が天井から下がっているように見えます。
場所によってこの槍がこのようにぎっしりと並んでいたり、
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こんなふうにあまり垂れ下がっていなかったり、自然のデザイン性はすごいなと感心です。同じところが二つとない!
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通路が設けられているとはいえ、薄暗い洞窟の中はスリルを感じます。
通路が湿っていてところどころ盛り上がっているように見える場所は、上からの水滴で鍾乳石ができかかっている場所。滑るので足元に気を付けてくださいね。

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ここは「初恋広場」
初恋?何が?鍾乳石しか見えませんが……と思うかもしれませんが、広場の小さい下から生えている鍾乳石を見てください。
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この辺を見るとわかりやすいかも?

小さい二つの鍾乳石が寄り添って立っていますね。それもいくつも……まるでカップルのように。

小さい=若い鍾乳石が恋人同士に見えることともう1つ、写真ではわかりづらいかもしれませんが、なんと、この初恋広場の鍾乳石は、淡いピンク色なのです。このネーミングセンスは素晴らしい。
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広場つながりで、こちらは「化石の広場」
ここには古代に生きた鹿の骨の化石等が出土した場所。もはやその鹿は絶滅してしまっていますので、貴重な化石が埋まっているのです。
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良く見ると、岩の間で色が違う場所があります。
これが鹿の骨の化石。
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化石広場を過ぎて進んでいくと、水音が聞こえてきます。
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水が上から流れてくるこの場所は“地煙の滝”です。
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上には赤くライトアップされた“龍神の池”が。
登ることはできませんので、下から仰ぎ見る感じです。
上から垂れ下がるつららも、下のまるっとしたマッシュルームのような形をした岩も全て鍾乳石。

マッシュルームのような形をした鍾乳石はリムストーンと呼ばれています。流れる水が鍾乳石を成長させていくものです。畦石(あぜいし)とも呼ばれ、段々畑のようになる形状が特徴です。

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ガンガラーの谷の記事でも書きましたが、昔(数千年前)は水位が高く、かなり高い位置までありました。鍾乳石の色の変化が水に浸かっていたことを物語っています。

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美しい“青の泉”
先ほどの“地煙の滝”とはまた異なり、水は鍾乳石に沿ってゆっくりと下に流れていきます。
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幻想的な泉に吸い込まれそうです。
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このあたりでだいたい半分ほどの行程。
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瓶が埋まっているかのように見えているのは、玉泉洞の地下水に酒瓶をつけて寝かせているものです。5年の月日が、酒瓶を鍾乳石でコーディングしてしまったそう。
まさに秘蔵のお酒ですね。

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そして酒瓶が浸かっている泉から滴る水の流れを作り出しているのが、こちら“黄金の盃”です。
こちらもリムストーンと呼ばれる鍾乳石で、日本最大の大きさ。高さは2.5m、外周は31mもあります。ここまで出来上がるのには気の遠くなる年月がかかっているのでしょうね……
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通路をふさぐように生えている鍾乳石もあります。
増水時に泥が混ざった水に鍾乳石が浸かり、水が引いた後に残った泥を鍾乳石がコーティングして、このような形になったのだそうです。
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ライトアップ用のライトの笠にもしたたり落ちた地下水が結晶を作っています。いずれこのライトシェードも鍾乳石に覆われるのかもしれませんね。
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こちらは「絞り幕」と呼ばれています。板状の鍾乳石が数万年の歳月をかけて、層を作ってできたもの。
ここまで巨大なのものは非常に珍しいそうです。
過ぎた後に振り返って見る方が、その迫力を感じられますよ。
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“ひねくれ地蔵”と名付けられた石筍(せきじゅん)。
ここはルートが2つに分かれていて、上下両方からの眺めを楽しめます。

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上に登ってみると、天井が迫って来る様が味わえます。
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下から見ると、これはこれで違った視点。
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“白銀のオーロラ“と名付けられた場所。
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少し離れて見ると、また雰囲気がありますね。
ファンタジーもので精霊の長老が住んでいたりしそうな……
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“ガジュマル並木”と呼ばれる場所に出ました。出口はもうすぐです。
先端の白い部分は、鍾乳石が成長していることを示すストロー。こうしてどんどん大きくなっていくのですね。
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ガジュマル並木の中にある壺は、鍾乳石でコーティングをしています。壺全体がコーティングされるのにかかる時間は約30年。
その頃にはどうしているのかな……と思いを馳せずにはいられません。
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ガジュマル並木の先に別れ道があり、たどっていくと“古酒蔵”にたどり着きます。
温度と湿度が安定している玉泉洞の環境を活かした、古酒の貯蔵庫となっています。
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沖縄の泡盛をベースに、ハブのエキスと数種のハーブをブレンドした“琉球乃邦”と“長寿乃邦”です。5年貯蔵して熟成します。

玉泉洞出口を出て、エントランスまで戻る途中にある“南都酒造所”で試飲・販売・貯蔵受付をしていますので、自分だけの古酒を造りたい方はぜひおすすめです。

⇒南都酒造所 商品一覧

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さて、玉泉洞の散策も終わりに近づいてきました。
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地上への出口を登っていきます。
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最後の上りはエスカレーターがあります。もう一息です!
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エスカレーターを上ると、そこは“王国村”エリア。

おきなわワールドの入口から玉泉洞を通って行くと、王国村の有料エリアの一番奥に出ることができるので、おきなわワールド入口まで戻ってくることで、王国村の有料-無料エリアを一通り楽しめるようになっているのです。
(玉泉洞は一方通行なので、帰りも玉泉洞から帰るということはできません。)
ここから先のレビューは“おきなわワールド”をご覧くださいね。

さて、30分程度歩いたので、まずは熱帯フルーツ園のパーラーで、フレッシュなトロピカルフルーツドリンクでも飲んで、ほっと一息つきたいですね。

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そして冒険へ・・・?玉泉洞の完全予約制特別ツアーがあります

玉泉洞の全長は約5000m、しかし今見ることができるのは890mのみ。現在も研究用として保存されている未公開エリアの方が大きいのです。

その未公開エリアを一部本当に冒険できるツアーがあります。暗い洞窟の中を探検服を着てケイビング。ヘッドライトを付けて、自然のままの洞窟を探検する本格的なツアーですが、ガイドさんと一緒なので安心です。もっと玉泉洞を堪能したい方にぜひおすすめ。

水曜日はレディースデーで3名以上のグループの場合は探検服一式(1000円)レンタル無料!という特典も。

開催期間は2018年は7月14日~9月30日までを予定。
完全予約制なのでぜひ事前にお問い合わせをしてくださいね!

南の島の洞窟探検ツアー(完全予約制)
料金:3000円(6歳以上)
予約先:098-949-7421(おきなわワールド)
所要時間:約2時間30分

<玉泉洞基本情報>
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見ごたえたっぷりの890m!
美しく照らされた鍾乳石の世界で、悠久の時の流れを感じてみませんか?

名称:玉泉洞(ぎょくせんどう)
住所:〒901-0616 沖縄県南城市玉城前川1336 (おきなわワールド内)
連絡先:098-949-7421
開園時間:9:00~18:00(最終受付 17:00)
定休日:年中無休
URL:http://www.gyokusendo.co.jp/okinawaworld/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/OKINAWAWORLD/
Twitter:https://twitter.com/okinawa_world
Instagram:https://www.instagram.com/okinawaworld_official/
YouTube:https://www.youtube.com/user/TheOkinawaworld/videos

※取材協力:おきなわワールド(文化王国・玉泉洞)
本文中の文章・写真につきましては、すべておきなわワールド(文化王国・玉泉洞)に許可を得た上で撮影・掲載しております。

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