石垣島の最北端”恋する灯台”「平久保埼灯台」に行ってきた

石垣島の最北端”恋する灯台”「平久保埼灯台」に行ってきた
平久保崎―”ひらくぼざき”と読むその地は、石垣島の最北端。
平久保半島の先っちょ、平久保崎には灯台があります。灯台の上に登ることはできませんが、その裏に回った先からは、眼前に広がる珊瑚礁と紺碧の海―の絶景が見ることができる場所です。

”平久保崎灯台”は、そのロケーションの美しさから、各地の灯台をロマンスの聖地として最価値化する”恋する灯台”のひとつとして全国ロマンチスト協会に認定されました。

今回は、石垣島の最北端にある平久保埼灯台に行ってきましたので、詳しくご紹介いたします。

スポンサードリンク

 


もくじ

平久保埼灯台の成り立ち

石垣島は北東部につき出した形をしていて、半島のもっともくびれた部分から先は平久保半島と呼ばれています。
002hirakubosakitodai
そもそも平久保の丘には琉球王国時代に海上交通の監視を行う“平久保遠見台”(ひらくぼとおみだい)がありました。

宮古・八重山諸島は異国からの船の航路になる地点でもあることから、各地に遠見台が設けられ、石垣島ではこの平久保と、川平そして白保のカラ岳に設置されたそうです。

江戸時代には日本は鎖国していたので、薩摩藩を通じて幕府からも要請があり、遠見台から海を見張っていました。異国の船影を見つけたら、平久保から烽火を掲げて、まず船が来たことを他の遠見台に知らせます。

また、船の様子が捉えられるようになったら、どのような船かを書きつけた文書を首里王府の出先機関まで早馬を飛ばして伝達していました。

遠見台は異国の船を見つけた時に烽火を掲げることから別名、「火盤盛」とも呼ばれました。
003hirakubosakitodai
かつて平久保遠見台だった場所は、灯台から見て正面の丘の頂上部分。
半島の先の一番高い場所です。現在は史跡に指定されていますが、私有地のため立ち入りは禁止となっています。

昭和40年に半島の先に平久保埼灯台が建てられ、現在も海上の目印として役立っているほか、気象測器が設置されており、風速・風向き・気圧などの気象情報を得るためにも使われています。

スポンサードリンク

 

180度広がるパノラマの美しい海が堪能できる平久保埼灯台

004hirakubosakitodai
平久保崎灯台の見どころと言えば、なんといってもこの白い灯台のバックに広がる青い海の美しさを堪能できること。

パノラマで撮影してみましたが、いかがでしょうか?

灯台を挟んで広がる青い海の美しさは石垣島ならではの絶景です。

鮮やかな石垣ブルーの海をバックに建つ灯台は13.7mの高さ。夜間に灯台の明かりがともされると、海面からの明かりの高さは74.3mにもなります。
005hirakubosakitodai
さて、平久保埼灯台に到着したら、まずは先端まで行ってみましょう。
灯台にはご覧の通り施錠されていて入ることができませんが、
006hirakubosakitodai
実はこの灯台の囲いの裏に回ることができます。裏は細い小道になっています。
柵も何もないので、風の強い日には特に気を付けてくださいね。
007hirakubosakitodai
灯台の裏からは、見渡す限りの海を独り占めできます!
この高さから見下ろして、この透明度!ぜひ晴れた日に海の美しさを堪能してほしいスポットです。
008hirakubosakitodai
こちらもパノラマを撮ってみました。
左奥に見える小島は大地離島(だいちばなりじま、おおじばなりじま、うふちぱなりじま)もしくは大地離(だいちばなり、おおじばなり、うふちぱなり)、大瀬離(おおせぱなり)とも呼ばれている無人島です。

※もともと琉球の言葉のさらに方言であった地名を漢字に当てはめて日本語読みするのでいろいろな読み方が生じるというのは沖縄あるあるです。

人は住んでいませんが、希少な海鳥たちの繁殖地になっています。

スポンサードリンク

 

平久保崎灯台が“恋する灯台”って?

009hirakubosakitodai
海上の行き先を指し示す灯台。大海原を照らす灯台の光は恋する二人の道しるべともなるということで、全国の美しい灯台を「ふたりの未来を見つめる場所」すなわち“恋する灯台”として認定し、ロマンスの聖地へと再価値化するプロジェクト―それが“恋する灯台プロジェクト”です。

一般社団法人日本ロマンチスト協会日本財団「海と日本PROJECT」が共同で実施するプロジェクトで、
「PHAROS(ファロス)」の6つの基準を満たす全国の灯台が認定されています。

P-Place(場所)日常を忘れさせて、ふたりの”恋する気持ち”を刺激するロケーションか【非日常感】
H-History(歴史)心揺さぶられる感動的な逸話、後世に語り継ぐべき歴史を有するか
【物語感】
A-Access(道のり)辿り着く道のりが、ふたりの心を近づけ、恋心の高まりを感じられるか【到達感】

R-Romantic(ロマンティック)心が開かれていく自由さと、夢見る気持ちに広がりを感じられるか【創造感】

O-Ocean view(景観)空と海の青が広がり、世界の果てを感じさせる壮大さを感じられるか【最果て感】

S-shape(形)魅力的なフォルムと、屹立するさまに孤高の美を感じさせるか【造形美感】

恋する灯台プロジェクトHPより引用

基準を満たす灯台として認定されているのは、北海道から沖縄まで全国で23の灯台。沖縄県では、2018年3月現在この平久保崎灯台のみが認定されています。
010hirakubosakitodai
確かに美しい平久保崎灯台の開かれた眺め。
こんなところにデートや旅行で来れたらふたりの仲もより深まりそう!
(と、ぼっちの私は妄想する……(笑)

ところで、サンセットが美しいことでも有名な平久保崎ですが、この日は残念ながら夕方からは曇ってしまいました……なかなか昼も夕方も良い天気と言うのは難しいのが沖縄。
サンセットについては、海上保安庁がなんと、季節ごとのサンセットの時間と方角がわかる「石垣島の夕日ガイド」を作ってくれています。

石垣島でサンセットを見たい方は、こちらを参考にしてみてくださいね。

ちなみに、石垣島の西には西表島がありますが、西表島は山が多い島なので、西側に位置しているスポットでも季節によっては夕日が西表島に遮られてしまって、海に沈む夕日を見ることができません。

平久保崎灯台は北端に位置しているため、西表島に遮られる時期は一番短いのですが、それでも11月10日ごろから2月1日ごろまでは、西表島に遮られて夕日を見ることができないのでご注意くださいね。

スポンサードリンク

 

平久保崎灯台へのアクセス

それでは、平久保埼灯台へのアクセスについて、自動車・路線バスの交通手段別に解説します。

石垣島観光の中で最も時間のかかる場所、それが平久保埼灯台です。
こちらの地図を見ていただければお判りのとおり、平久保埼灯台は石垣島の端っこに位置しています。

ここでは、平久保埼灯台へのアクセス方法について、車とバス両方を詳しく解説いたします。

自動車で平久保埼灯台へアクセス

石垣空港からだと車で45分程度。
タクシーだと、片道6,500円くらいかかります。

石垣港離島ターミナルがある市街地からだと、車で約1時間程度かかります。タクシーだと片道8,200円程度……うーん、かなり躊躇してしまうお値段です。
他の観光地も回ることを考えると、レンタカーする方が良さそうですね。
011hirakubosakitodai
平久保埼灯台の駐車場は灯台の手前にあるのですが、決して道も駐車場も広くありません(というか、徐々に狭くなります)。

できるだけ灯台の近くに停めたいところですが、皆さまそう考えるようで、満車の場合はUターンできなくてバックで下がらないといけない場合も……
もし運転に自信がないようでしたら、なるべく前の方に駐車して歩くことをおすすめします。

バスで行く場合

それではバスで行くとどうなるのでしょうか?石垣島は市街地-空港間以外はバスの本数がぐっと少なくなるので、時間の調整が必要になりますが、行けないことはありません。

石垣島で平久保灯台まで行くバス会社さんは東(あずま)公通で平久保埼灯台のルートは” 平野線”となります。

バスは上りも下りも1日三本。平野線の時刻表ページを確認しながら解説してみます。

■平野線 時刻表
015hirakubosakitodai
石垣港離島ターミナル近くのバスターミナルより、石垣空港を経由して北上、途中でやはり景勝地として有名な「玉取崎展望台(たまとりざきてんぼうだい)」近くを通って平久保崎灯台の先の、「平野」まで行くのが平野線のルート。

実は、平久保埼灯台の最寄りバス停はなく、仮に終点の平野から歩くとすると、片道25分程度かかるのでバス停で降りることはおすすめしません。

ではどうするか?
もし、路線バスで平久保埼灯台に向かう場合は、あらかじめ運転手さんに「平久保埼灯台に行きたい」ということを伝えておくと、終点の平野の手前にある灯台への入口でおろしてくれるのです。

そこから灯台までは徒歩で15分程度かかりますが、これが一番近いルートです。
帰りも同じバスで帰りたいことを伝えておくことを忘れずに!降りた場所で同じ場所で待っていると折り返し時に拾ってくれます。

そのため、平久保埼灯台へバスで行くには

1便目の下り バスターミナル11:20発―石垣空港 11:52発―灯台入口(平久保~平野の間)12:43くらい?に到着

灯台まで歩いて行って鑑賞します。
灯台までの道のりが往復30~40分として、現地時間は20分程度ありますので充分です。
そして帰りは、以下のルートで上り線に乗ります。

上り 13:35過ぎ灯台入口(平野~平久保の間) 発
―石垣空港 14:28着―バスターミナル15:00着

このルートであれば、1便目で午後の早いうちに戻れるので、その後の計画も立てやすくなりますね。
また、2便目に乗りたい場合も同様です。
016hirakubosakitodai

バスターミナル15:45発―石垣空港 16:17発
―灯台入口 平久保~平野17:10の間なので17:07くらい?

も夏には良いでしょう。この場合の戻りは、

灯台入口 17:50過ぎ―石垣空港18:43着―バスターミナル19:15となります。

平久保崎灯台の夕日は絶景として有名ですが、
石垣島の日の入りは一番早い時期でも17:58(冬至)、夏は19:30前後 です。
となると、「どうしてもサンセットが見たい!」という方は、路線バス以外の方法を考えた方が良いことになります。

というのも時刻表を見ると、最終便は、
バスターミナル18:20発―石垣空港18:52発―灯台入口19:40~19:45の間
戻りは灯台入口20:20過ぎ―石垣空港21:13着―バスターミナル21:45となってしまうからです。

平久保埼付近には灯台以外何もありません。あたりは足元もおぼつかないくらい真っ暗になります。(たぶんハブも出ます)
その中でバスを待つのはおすすめできません。

路線バスに乗るのであれば、2便目までで戻れるように計画を立てるようにしましょう。

※おまけ
せっかく最北端まで行かれるのであれば、他の景勝地も見たい!という方には、途中の「玉取崎展望台(たまとりざきてんぼうだい)」がおすすめです。

平久保崎灯台と同じ平野線で途中下車すると見ることができます。
日曜・祝日はちょうど良い時間帯のバスが運休なのですが、月~土(祝日以外)であれば、チャレンジしてみるのも良いでしょう。

詳しいバス時刻などについては「玉取崎展望台」のページのアクセスをご確認くださいね。
012hirakubosakitodai
ちなみに、トイレと自動販売機は駐車場にありますので安心です。

オプショナルツアーを利用する

旅行会社が実施するオプショナルツアーであれば、路線バスの待ち時間もないので、石垣島の見どころを効率よく回ることができます。

とはいえ、石垣島の端っこに位置する平久保崎灯台まで行ってくれるプランはなかなかないのですが、探してみたらこのようなプランがありました。

観光タクシーで石垣島ぐるっと1周全制覇 川平湾グラスボート・やいま村・玉取崎展望台と平久保崎・鍾乳洞・バンナ岳7時間コース<石垣島全域・空港送迎可/石垣島>

代表的な場所は全てクリアできるので、こうしたオプショナルツアーを利用するのも、効率よく回るための手です。

観光タクシーについては、宿泊先のホテルや現地の旅行会社に聞いてみるのアリですね。

スポンサードリンク

 

晴れた日は、平久保崎灯台へ出かけよう!

013hirakubosakitodai
平久保崎灯台の全体図を頑張ってパノラマで撮ってみました。
014hirakubosakitodai
灯台から向かって右側の海の青には、目が吸い寄せられてしまうほどの美しさ。

平久保崎灯台は、石垣島の北端なので、行くには一番遠い場所でもありますが、時間をかけただけの価値がある絶景が見られる場所。さらに、石垣島の端っこまで来た~!という満足感も味わえます。
眼下に広がる緑と海の青さのコントラストは、陽の光が強ければ強いほど輝きます。石垣島滞在中にもし天気が良かったら、絶対行ってみてくださいね!(曇りだったり、雨や風が強い場合は……時間もかかるので、またの機会でいいかも?(笑))

■平久保崎灯台(ひらくぼざきとうだい)
住所:〒907-0331 沖縄県石垣市平久保234-50
営業時間:24時間
定休日:なし
スポンサードリンク

PAGETOP