ボディローション【プチプラ】口コミ・おすすめランキング
お顔のケアはしっかりしているのについ手を抜きがちな身体のケア。うっかりしていると、すぐにカサカサ粉ふき状態になってしまいます。
女性らしいやわらかボディを維持するために活用したいアイテムがボディローション。甘い香りで心まで軽くしてくれる効果が期待されて、冬場だけでなく年間通して習慣にしたいアイテムでしょう。
そうはいっても、お顔よりずっと広い範囲をお手入れするわけで、お手頃価格でないと続きませんよね。
口コミ人気のプチプラボディローションの中からおすすめアイテムを5つチョイス、使ってみた感想とおすすめランキングを紹介します。
ボディクリームと何がちがうの?顔や頭皮にも使える?などといった気になる疑問に対する回答もご紹介いたしますから、参考に活用ください。

ボディローションとは
ボディローションとは、名前が示す通り「身体(ボディ)」に使う「化粧水(ローション)」です。お風呂上がりや寝る前に乾燥が気になる部分に塗る事で、しっとり潤う元気な肌を作ってくれます。
一般的には身体が乾燥した状態でお手入れしますが、お風呂に入っている時に活用するインバスケア専用商品もあるようです。顔に化粧水が欠かせないのと同じように、肌トラブルを防ぐためにはボディローションの活用がおすすめ。
顔用の化粧水よりは手頃な値段で購入できるアイテムも多く、乾燥が気になる時の救世主になってくれます。
ボディローションの効果
ボディローションを活用するとどんないいことがあるのか、期待できる効果や活用法について見ておきましょう。
保湿対策だけでなく、大好きな香りに包まれて過ごすリラックス効果も重要な視点。香水よりもふわっと自然に香るので、日常を楽しくしてくれます。
保湿対策・乾燥防止
お風呂あがりは、乾燥トラブルが進みやすいタイミング。何もしないままではお風呂に入る前より乾燥が進むとも言われていて、タオルドライしてから10分が勝負です。ボディローションを全身にたっぷりとなじませる事により、乾燥トラブル防止効果が期待されます。
美肌効果
水分不足になった肌は、かさつき・炎症といったトラブルを起こしやすい状態です。ボディローションによって水分バランスが整ってバリア機能が強化されると、肌荒れを改善できるケースもあります。
背中ニキビ、お腹ニキビなど乾燥起因のトラブルは以外と多くて、スベスベの美肌には保湿対策がとても重要。乾燥からターンオーバーリズムが乱れると、シミ・色素沈着を起こしやすくなるとも言われます。スベスベの赤ちゃん肌を目指す方ほど、ボディの保湿が不可欠です。
リラックス効果
お気に入りの香りに包まれて眠ると心がすっと和らいで、安眠を促す効果が期待されます。ラベンダー、カモミールといったリラックス効果が高い香りを取り入れる事により、ストレス対策にもなるはずです。
毎日同じ香りを使っていると、ボディローションを塗った事が就寝時間のサインと認識、脳が自然と切り替わるとも言われています。
良質な睡眠を促すため、日中使うボディローション・寝る時に使うボディローションと香りを分けるのもおすすめです。
日焼けのアフターケア
ハッカ油やユーカリエキスといった鎮静成分が入ったローションは、日焼け後のケアにも適しています。紫外線をたくさん浴びた肌は軽く火傷した状態になることも多く、しっかりお手入れしてあげないと痛みや炎症の引き金となりかねません。
美白成分が入ったアイテムは、赤くならずに黒ずむ肌質の方におすすめ。アルブチン、ビタミンC誘導体など顔のケアでおなじみの美白成分が入った商品を検討するのもよいでしょう。
ボディオイルやボディクリーム、ボディミルクとの違い
ボディオイル・ボディクリーム・ボディミルクとの違いと使い分け、それぞれの特徴を改めて見ていきます。どれを選ぶかは、活用する目的や肌質、部位によって変わってくるもの。違いをしっかり理解して、効果的な活用を目指しましょう。
ボディオイル
油:水が9:1で配合されている天然由来のオイルです。成分のほとんどが油分ゆえに保湿力が高い反面で、オイリー肌の方だとしつこく感じるリスクもあります。
貴重なオイルを原料にしたものはお値段が張るものも多いのですが、アンチエイジング効果やバリア機能を強化する効果など、すてきなメリットが多々あるアイテム。
ピュアなオイルは冬場のひどい乾燥、敏感になった状態に対しても活用しやすく、あらゆる悩みを解消へと導きます。
ボディクリーム
油:水が7:3くらいの比率で配合されているこっくりとした質感のケアアイテムです。顔のスキンケアで言うところでは「フェイスクリーム」の位置づけ。
オイルやワセリンといった油分がメインになっていて、ボディローションよりも保湿力が高めです。
保湿力がしっかりとしている分だけ濃厚なテクスチャーになるため、広範囲に薄く伸ばす使い方はしにくいところは難点でしょう。
かかと、ひじなど角質がたまってガチガチになりやすい部分のラップパックにも適しています。
ボディミルク
油:水が3:7くらいの比率で配合されているサラサラした質感のケアアイテムです。顔のスキンケアで考えると「乳液」の位置づけとなり、適度な油分で潤いを閉じ込める働きを担ってくれます。
伸びが良くてスルスル塗れる質感ですから、広範囲のお手入れにおすすめです。ボディクリームを塗るとニキビができやすい部位に使う保湿対策としても、ボディミルクを検討できます。
ボディローション
保湿や日焼けのアフターケアに活用できるところは前述の通りですが、油分がほとんど入っていないところは大きなポイント。4種類の中で最も軽いテクスチャーで、汗ばむ時期のお手入れやベタつきが苦手な方におすすめできます。
ボディクリーム単体で活用すると重すぎるように感じる方なら、ボディローションで希釈する使い方も可能です。夏場にはボディローションのみ、秋・冬にはボディローション+ボディクリームもしくはボディミルクと組み合わるのもよいでしょう。
まとめると、4種類の違いは油分と水分のバランスです。濃厚なテクスチャーのものから順番に並べると、以下のルールを念頭としましょう。
左に位置するものほど油分が多くて、濃厚なアイテムと考えてください。同じブランドでボディクリームとローションなどシリーズ展開されている事も多いので、印象や肌との相性を比較するのもおすすめです。気候や体調によっても肌の調子は変わってきますから、ケアをしながらコンディションを確かめて、使用するアイテムを工夫しましょう。
安いのが1番!ボディローション プチプラおすすめランキング
全身に使うものだから、何と言ってもコスパは重要。人気のプチプラボディローション5つをピックアップ、ランキング形式で紹介します。お高いボディケアアイテムは贅沢に使いにくくても、このお値段なら安心ですね。ランキングにうつる前に購入した5商品を見ておきます。
セラミドケアが得意なローションから香りが楽しめる人気のシリーズ、顔のスキンケアでもおなじみの有名商品まで、いろいろな商品が出そろいました。1,500円以下で購入できるアイテムばかりだから、お財布にも本当にやさしい。気になるランキングトップは、このアイテムを持ってきました。
1位:キュレル ジェルローション
参考価格:1404 円(税込)/ 220ml
乾燥性敏感肌をいたわるスキンケアシリーズを展開しているキュレルの作ったジェルローション。無香料、無着色、アルコールフリーと刺激を抑えた処方で、赤ちゃんにも使えるくらいのやさしさです。
うるおい成分に潤浸保湿セラミド機能成分とユーカリエキス、アスナロエキスを配合。あせもを防いでトラブルレスな素肌を含むアラントインが入って、刺激に負けない元気な肌を育ててくれます。
成分表記です。うるおい成分と消炎剤のバランスがよくて、冬場のボディケアに適した印象。「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」と書かれているのが潤浸保湿セラミド機能成分です。
顔にも使える商品ではあるのですが、グリセリン脂肪酸エステル・ステアリン酸POEソルビタンは合成界面活性剤、防腐剤としてパラベンが入っているので、苦手な方は気をつけましょう。
購入したのは、ボトルに入ったジェルローションです。同じ値段で乳液タイプのローションもあるので、テクスチャーのお好みで使い分けできます。
ジェルローションというだけあって、かなりみずみずしい質感です。手の甲に出しただけでもプルプルした感じが分かりました。
水分が多いため伸びがよくて、なじませた後の手触りはサラサラ。あっという間に全身に塗れて、お風呂上がりのケアを時短できます。油分を含んでいないアイテムゆえの軽さは、ローション派の方にぴったり。ノンコメドジェニックテスト済なので、ニキビができやすい肌質でもOKです。
ノンコメドジェニックテストとは、皮脂腺が多いテスト者の背中などに数回使って、ニキビの第1段階であるコメドができにくいことを調べるものです。
注意書きにある通り、全ての方にコメドができにくいと言い切ることはできないものの、肌荒れしやすい体質の方にとっては参考になるデータでしょう。
実際に使ってみた印象でも、オイリーな感じはほとんど感じませんでした。「ボディクリームを使うとニキビができやすいけど、保湿はしっかり行いたい」という方におすすめしたいアイテムです。
2位:ジョンソンボディケア エクストラケア 高保湿 ローション
参考価格:646円(税込)/ 200g
ドラッグストア・雑貨店でも定番のジョンソンボディケアの高保湿ローション。複数種類の美容保湿オイルをたっぷりと配合、うるおいを逃さずに閉じ込める処方になっています。
ローズとジャスミンの香りが華やかで、女性らしい印象もプラス。有名コスメサイトのボディローション・ミルクランキングでも上位を取得している実力派なので、気になっている方も多いでしょう。
ブランド内での5年間連続売上個数トップとかなり人気のアイテムです。使う度にしっとりモチモチの肌をサポートできます。
成分表記です。スクワラン・オレイン酸グリセリルがリッチエモリエント成分、ダイズ油・ヒマワリ種子油・ミネラルオイル・スクワランが美容保湿オイルに該当します。
ジョンソンボディケアが言うところのリッチエモリエント成分とは、肌内部にうるおいを届ける働きをする成分のこと。うるおいベールを作る目的で配合されている美容保湿オイルとの相乗効果で、しっとりなめらかな肌へと導きます。
香りはローズが強め。アロマのような自然な香りではなくて、かなりしっかりと香ります。写真ではこっくりとしたクリームのようにも見えますが、なめらかになじむため、重たい感じはありません。全身に伸ばしてから1~2分くらいでサラサラの質感に変わって、コンディションが落ち着きました。
高保湿という名称にはなっていますが、ボディローションらしくみずみずしい感じはあります。美容オイル配合を全面的に押し出している割には、かなりあっさりしているようにも思いました。
たっぷりと使えば冬場の乾燥対策に対応できない事もなさそうですが、もともとボディクリームを使用していた方にとっては物足りないかとも感じます。
香りが気に入って使っている方も多いアイテムのようなので、保湿力は後回しということでしょうか。保湿力をアップさせたい場合は無香料のオイルを足すなど工夫しつつ、コンディションに合わせて活用すると良いと思います。
3位:ボディファンタジー ボディローション
参考価格:950円(税込)/ 207ml
カラフルなボトル、香りのバリエーションでティーン層を中心に支持されているボディファンタジーのボディローション。アロエベラとシアバターを配合した保湿タイプで、お風呂上がりに活用するにもぴったりです。
ボディスプレーと合わせて活用することにより、いつでもお気に入りの香りに包まれて、リラックス効果が高まるでしょう。
成分表記です。香りが特徴的なアイテムだけに香料がかなり多めに感じるのは気になるところ。敏感体質の方だと刺激に感じることもあるはずなので、始めて使う時にはやや注意が必要です。
メチルパラベン、プロピルパラベンの表記は、防腐剤による影響を気にする方だと目につくポイントかと思います。フェノキシエタノールは揮発性がある防腐剤なので、家族に敏感体質の方がいる場合にも注意しましょう。
今回は、甘い香りが印象的なコットンキャンディーを選びました。キャップを開けた瞬間にボディスプレーのコットンキャンディーと同じ香りがして、ロマンチックな気分になります。大人の女性がつけるような上品な甘さとは異なりますが、気分転換に使うにはコテコテのフレグランスも楽しいですよね。
テクスチャーはとてもゆるくて、水分多めの印象です。お風呂あがりに全身に使うと布団やパジャマにまで香りがうつるため、好みは分かれるかとも感じました。
刺激成分が入っていても、私は問題なく使えました。かゆくなったり荒れてしまったりする事はなく、さっと塗るには便利なアイテムのように思います。
あくまで私の感想なので、使用する際にはパッチテストをするなどリスクヘッジをして下さいね。アメリカらしいポップな香りがお好みの方には、おすすめしたいアイテムだと思います。
4位:ハトムギ化粧水 スキンコンディショナー
参考価格:702円(税込)/ 500ml
プチプラコスメの代名詞にもなりつつあるナチュリエのハトムギ化粧水。フェイスケアのイメージが強いアイテムですが、ボディケアにも活用できます。
さっぱりとしていて癖がない質感は、デイリーケアにもってこい。火照った身体を引き締める効果も期待されて、お風呂上がりや日焼け後に使えます。
ハトムギ化粧水の成分表記です。シンプルケア派の方に支持されているアイテムだけあって、配合成分はかなり少なめ。ハトムギエキスとは、その名前の通りにハトムギから抽出されるエキスです。アミノ酸バランスに優れていて、保湿効果やコンディショニング効果が期待されます。
アミノ酸の力で角質層が育ちやすい環境を作ってあげて、バリア機能を強化するサポートをすることが目的のアイテム。一気にうるおうとまではいかないまでも、素肌力を高めて刺激に負けないなめらか肌を目指す方には適しています。
おなじみという方も多いかと思いますが、サラサラしていて水のような質感です。トロミは全く感じず、5つの中でも一番ゆるい質感。「ゆるい」というのも気が引けるほどで、まさに「白く濁った水」という印象を持ちました。
無香料、無着色、界面活性剤フリー。刺激になる成分といったらエタノールくらいでしょうか。防腐剤にメチルパラベン、プロピルパラベンも入っています。
これだけシンプルなアイテムなので、劇的にうるおうとかしっとり落ち着くとかいった印象はないのですが、保湿クリームの前段階でとりあえずのケアをするには十分でしょう。
単体使いには不向きなアイテムではあるもののコスパとしてはトップクラス。気負いしないでパシャパシャ使えるアイテムなので、スプレーボトルに入れ替えて、バスタオルの横においておくと便利です。
とくに活躍するのが、半身浴をした後などお風呂でたっぷり汗をかいたタイミング。スプレーを全身にふきかける事であせも予防にもなりますし、程よくお肌をクールダウンしてクリームのなじみを良くしてくれます。
5位:シーブリーズ アンティセプティック 全身薬用ローション
参考価格:1156円(税込)/ 230ml
スキントラブルの予防、全身のマッサージケア、リフレッシュなど全9種類の用途に使える万能ローション。ハッカ油、ユーカリエキス由来の清涼感がべたつく肌をさっぱりと落ち着けてくれます。
薬用タイプだからニキビ予防、肌荒れ防止にも活用できて、スポーツ後のクールダウンにはぴったりです。男性の髭剃り後のケアにも使えるため、夫婦で共用したい方にも良いでしょう。
代表的な成分しか書かれていないのですが、他には香料や防腐剤などが入っています。シーブリーズらしい爽やかな香りのもとは、dl-カンフル。ムヒやサロンパス、ユースキンなどにも使われているスースーする香りの成分です。
穏やかな鎮痛作用、消炎作用も期待される成分でリフレッシュにはもってこい。好きな人は好き、苦手な人は苦手と好みがはっきり分かれるので、心地良く感じるかどうかの判断が必要でしょう。
デオドラントアイテムの印象があったのですが、ボディローションもあるのですね。適量を手に出して、お風呂上がりの身体になじませます。
手に出しただけでもスースーする感じが伝わってきて、何となく懐かしい印象。中高生の時にシーブリーズを使っていた方なら、なじみやすいかと思います。
そもそも保湿目的で使うものではないため、他のアイテムとはやや位置づけが変わるはずです。あせもの防止や肌を清潔に維持するためにボディローションを活用したい方には使いやすいと思います。
その反面で、美肌効果を重視する方にはおすすめできないアイテム。冬場のお風呂上がりに使うと寒いと感じる方もいるはずなので、特徴を理解したうえで購入する必要があります。
ボディローションの選び方
ボディローションの選び方のポイント5つを紹介します。プチプラアイテムにもいろいろな商品があって特徴が異なるため、正しいアイテム選びは重要です。購入前に一通り目を通して、自分に合ったボディローション探しの参考に活用ください。
1. 保湿成分に注目する
含まれている成分によって機能性が変わるため、期待度が高い商品を選択します。以下のような成分が入っていると、乾燥対策には良いでしょう。
セラミド:肌を健やかに維持するために欠かせない成分です。水分保持力が高くて潤いを閉じ込める働きをしてくれて、バリア機能をサポートできます。セラミドは顔のスキンケアでも馴染みが深い成分ですが、ボディケアにも役立つもの。素肌力を育てる事によって、根本的な肌質改善効果も期待されます。
ハチミツ:NMF(天然保湿因子)の原料になるアミノ酸を含有、ビタミンやミネラルも豊富です。殺菌力も強い成分なので、ニキビや肌荒れが気になる方にもぴったり。ハチミツ含有ローションは甘い香りに作られている事も多くて、毎日のリラックスタイムに適しています。
シアバター:アフリカで天然の保湿クリームとして活用されてきた歴史があって、保湿力が高い油分です。赤ちゃんのボディケアにも使われるほど安全性が高いアイテムですから、シアバターは敏感肌の方も安心して活用できます。天然のビタミンEと言われるトコフェロール、アラントインなど肌荒れ防止に役立つ成分も入っていて、乾燥からくるかゆみ・カサ付きが気になる方にはぴったりです。
その他、コラーゲン、グリセリン、ホホバオイルなど保湿効果が期待される成分はたくさんあります。顔のスキンケアで相性が良い成分が分かっているなら、似た性質でボディケアを始めてみるのも一案です。
2. 保湿以外の効能もチェックしよう
かかと、ひじなどかたい部分に使うなら、角質ケア成分が入ったアイテムを検討できます。角質ケア成分の代表格は「尿素」です。全身ケアに使うと乾燥の引き金になりやすく注意が必要な反面で、ザラザラした手触りを解消するためには高い効果が期待されます。
あせも、肌荒れが気になるタイミングで取り入れるなら「グリチルレチン酸」が入ったアイテムをおすすめします。抗炎症作用が有名な成分で、皮膚の炎症を抑えつつバリア機能を育てるために効果的です。
かゆみがひどい時には「dl-カンフル」のように清涼感がある成分が入ったものを選択するのも良いでしょう。清涼感が強いアイテムはサラサラした質感に仕上げてくれるものも多いため、ベタつきを抑えたい・かゆさを抑えて安眠を促すなどの目的で活用するのに適しています。
3. 好みのテクスチャーから選択する
ボディローションはなめらかな質感が特徴のアイテムなので、サラサラしている・伸びが良いといったテクスチャーをチェックしましょう。ボディローションとはいってもクリームくらい濃厚なアイテムもあれば、水のようにすっと溶け込む質感のアイテムもそろっています。
できるだけ軽い質感のアイテムを選ぶコツは、配合成分をチェックすることです。「水」の記載が前のほうにあるほどサラサラした印象を受けて、肌へのなじみもよくなります。
4. 利用シーンに合わせて選ぶ
ボディローションと聞いた時にまず想像するのは保湿用のアイテムですが、汗をかいた時に使うデオドラントローションやフレグランス代わりになる香り重視の商品など、バリエーションは様々です。
お風呂上がりに使いたい、スポーツの後に使いたいなど目的に応じて選びたいアイテムは変わってくるため、どんな活用法を考えているのかを決めてから購入すると良いでしょう。
5. 低刺激・敏感肌対応商品もおすすめ
防腐剤や着色料、界面活性剤など刺激成分が入っていると、炎症を起こしたり肌トラブルを悪化させたりするリスクがあります。
顔よりもやや丈夫な部位に使うとはいえ、低刺激・敏感肌対応商品から選択すると、負担を軽減できるでしょう。塗ったところに発疹ができた、赤く腫れ上がったなど拒否反応が見られたら、使用を休止して様子を見ます。
オーガニック系のボディローションもありますから、肌質に合わせて選択しましょう。
ボディローションの使い方
ボディローションの使い方に関してよくある疑問と回答をまとめていきます。使用するタイミングや頻度、つける部位など基礎知識を復習して、正しいケアに役立てましょう。
ボディローションはいつ使うのが効果的?
保湿目的で活用するなら、バスタブから出てお風呂場の中で使うタイミングをおすすめします。お風呂から出た身体からはどんどん水分が蒸発して、乾燥が進んでいくもの。蒸気がたくさんあるお風呂場で保湿ケアを行うことによって、水分を内部に閉じ込めます。
ボディローションとボディクリームを併用する場合には、両方ともお風呂場で行えば大丈夫です。お風呂場の熱気でクリームがやわらかくなるため、馴染みがよくなるところもメリット。水分を補充した上からクリームで蓋をして、表面に残った水分だけをタオルで吸収させてください。
ボディローションを塗る頻度は?
ボディローションを塗る頻度は「毎日」がおすすめです。前述のように化粧水と同じ位置づけにある事を考えれば、当然ですよね。
お風呂上がりやシャワーを浴びたタイミングで塗る方法がスタンダードな使い方ですから、朝シャンする方なら朝・晩2回を基準とします。夜だけしかお風呂に入らない方なら、1日1回が基準でしょう。
ボディローションを塗る場所は?
足や腕、背中など全身に使います。塗る時のコツは、リンパの流れに沿ってマッサージするようになじませること。デコルテラインや太ももなど老廃物がたまりやすい部分はもちろん、全身に万遍なく活用できます。
化粧水を塗る時にハンドプレスで温めながらゆっくり浸透させていくとより効果が高まるのは、ボディケアにしても同じです。表面を滑らせるだけではなく、各部位のコンディションをチェックするような気持ちで、丁寧にお手入れしてください。
ボディローションに関するQ&A
ボディローションは顔に使える?頭皮も同じアイテムでお手入れできる?といったよくある疑問と回答をまとめていきます。高級品とプチプラアイテムの違いについても紹介しますので、一通り目を通しておきましょう。
ボディローションは顔に使ってもOK?
顔・身体に併用できる記載があれば、顔に使っても大丈夫です。今回紹介した中では、キュレル ジェルローション・シーブリーズ アンティセプティック・ハトムギ化粧水 スキンコンディショナーは「使用可能」という記載があります。
ただし「使用可能」と「スキンケアに役立つ」は、全く別のお話でしょう。顔専用アイテムと比較すれば刺激が強い事もあるため、慎重な判断が必要です。
プチプラアイテムは最低限の保湿力になっている商品も多くて、乾燥トラブルが気になる顔に使うには物足りなく感じる方もいることでしょう。
使用する際のアイディアとして、保湿力が高い美容液や顔用クリームを併用するのも一案です。ボディと兼用できるローションで素肌をほぐし、先のアイテムが浸透しやすい状態にしてあげます。
ボディローションは頭皮に使ってもOK?
シーブリーズ全身薬用ローションは頭皮に使えるのかを資生堂のお客様窓口に聞いてみました。聞いた内容について、紹介します。
資生堂さん:頭皮に使う事も想定して作られた商品ですから、問題なくお使い頂けます。身体のてっぺんにあって汚れがつきやすいところですよね。頭皮の汚れを落として、すっきり清潔に維持する効果が期待されます。
私:頭皮に使うとして、髪についたら傷んでしまう気がするのですが、大丈夫ですか?
資生堂さん:頭皮に使える商品にするにあたってある程度は想定して作られているので、適量をお使い頂く分には問題ないかと思います。
ヘアトニック代わりにシーブリーズを活用する方も多いかと思うので、ブランドお墨付きとなれば安心ですね。ベタつき、フケが気になる時には便利かと思います。
ただ、保湿目的に活用するには、少し違うアイテムのようにも感じました。そこで、ハトムギ化粧水 スキンコンディショナーを頭皮に使えるかも問い合わせをすることにします。問い合わせ窓口は、イミュの総合受付になるようです。
イミュさん:用途としては、お顔を含む全身とはなっています。頭皮にも使えない事はないのですが、お客様自身で判断して頂く事になりますね。
使った事で髪がきしむ、べたつくといった影響が出る可能性もありますので、専用のものをお使い頂いたほうが良いかとも思います。使い心地が問題ないようでしたら、お使い頂いても大丈夫です。
完全にダメとは言い切らないものの、積極的には推奨していないようにも感じました。頭皮マッサージや保湿に使う際には自己責任である事を理解したうえ、慎重に検討する必要がありそうです。
美白効果があるボディローションもある?
ターンオーバーを促進するプラセンタエキス、シミやそばかすに一定の効果が期待されるビタミンC誘導体・アルブチンなどを配合したローションも売られています。
美白有効成分には刺激が強いものも多いため、保湿力とのバランスを調整しましょう。美白効果の期待されるローションを使ったうえから保湿力が高いクリームでうるおいをおぎなうなど、合わせ技も検討できます。
UV対策できるボディローションもある?
UV対策できるボディローションは「UVローション」として売られています。たとえば、キュレルのUVカットシリーズのUVローション。SPF50+としっかりとした対策効果を期待できるのに、セラミドケアで肌への負担も軽減します。
クリームタイプの日焼け止めと比較すれば軽いテクスチャーでデイリー使いに適したアイテムと言えますが、寝る前のお手入れには使えません。紫外線カット成分が肌に残ったまま寝てしまうと刺激になりやすく、日焼け止めと同じような使い方が推奨されます。
プチプラと高級ボディローションって何が違うの?
ボディローションの場合は人気香水の香りを再現した商品が多くて、ブランド力やネームバリューが価格に反映されています。
たとえば、クロエのボディローション。ざっと見たところ突出した保湿成分・美容成分は入っていないように感じますが、200mlで6,600円とブランドらしいお値段です。
もちろん、値段相応の美容成分を入れ込む事でプチプラ商品との差別化を図っている商品もたくさんあります。
逆に、プチプラ価格でも良質な成分を入れている商品はあるため、単純比較はできません。「プチプラ商品を使ってみたものの今ひとつ」というようなら、効果にこだわって商品のグレードをあげるのも一案でしょう。
価格やキャッチコピーだけで判断しないで、相性の良いアイテムを探すのが鉄則です。