指のむくみ【取り方】マッサージ・グッズで解消

指のむくみ【取り方】マッサージ・グッズで解消
「朝起きたらなんだか手がむくんでいる」「むくみでにぎり拳をつくりにくい」「いつもつけている指輪がパンパン…」という経験はありませんか?むくみといえば、足や顔に現れやすいイメージがありますが、実は手指も心臓から遠い場所、いわば身体の末端であり、むくみやすい場所のひとつなのです。

この記事では、手指のむくみの原因や手指のむくみを取るマッサージ方法、その他、むくみを取る方法、手指のむくみを取るためのグッズなどをご紹介します。

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もくじ

むくみの基礎知識

むくみは体内の水分が以上に増加した状態で、ときにはむくみによって体重が短期間で増えることもあります。「太った」と思っていたら、実はむくんでいただけだったということも少なくありません。「太る」ということと「むくむ」ということは全く異なることなのです。

「むくみ」と「太った」の違いは?

「太る」というのは、身体に脂肪がつくことで、体重の増加もむくみにくらべるとゆるやかです。脂肪がついて太るという場合は、数日の間に10kgも体重が増えてしまったなんてことはありません。

一方、「むくみ」は細胞と細胞の間の水分が異常に増加している状態で、むくんでいると思う箇所を指で強く圧迫すると凹みができてなかなか元にもどりません。単に身体に脂肪がついただけならば、圧迫しても皮膚がすぐに元に戻るはずです。皮膚を押してみて凹みがなかなか戻らないようでしたら「むくんでいる」と判断してもよいでしょう。

また、むくみがひどい場合では数日の間に10kgなど急激な体重増加が見られることもあります。

むくみやすい季節や時間帯がある

むくみは季節を問わず一年を通して起こりうることですが、むくみのおきやすい時期や時間があることをご存知でしたか?

むくみの原因については後で詳しく触れますが、朝や夕方、季節の変わり目、妊娠や出産時、生理時は血行やホルモンバランスなどが関係してとくにむくみが起きやすいのです。

指がむくむ原因

指のむくみを解消するためには、なぜむくんでしまうのか「原因」を考えなくてはなりません。指がむくむ原因についてご紹介します。

血行不良

むくみの原因で多いのが血行不良です。血行不良には厳密には2つの種類があります。血液の流れには、動脈(心臓から出て身体の隅々にまで向かう)と静脈(身体の各部位から心臓へ戻っていく)の2種類があることをご存知だと思います。

このうち、むくみの原因になるのは「静脈」のほうです。動脈の血流が悪くなると、全身に血液が行き渡りにくくなり、皮膚が白っぽくなったりするのですが、むくみの原因にはなりません。しかし、静脈の血流が悪くなると、末梢の細胞に血液がうっ滞してしまいます。すると、毛細血管の圧力が上昇し、血液中から水分が外に漏れ出しやすくなります。この漏れ出した水分が「むくみ」として現れるのです。

なぜ血行が悪くなるの?

血行が悪くなる理由は様々です。もしかしたら何らかの疾患や薬の副作用によって血流が悪くなっている可能性もあります。血行について心配な点がある場合は医療機関への受診をおすすめします。健康なのはわかっているけれど血行がよくないという場合、次のようなことが考えられます。

運動不足/同じ姿勢でいることが多い

デスクワークや接客業、工場でのライン作業などの仕事で、一日中座りっぱなしや立ちっぱなしという方も多いと思います。また、義務教育中や高校では体育の授業がありますが、大学生や専門学生では体育の授業がなくなったり、休み時間に外で遊ぶなどといったこともなく、座学で座りっぱなしの状況や実習などで立ちっぱなしという方も少なくないはずです。

こうして考えると、趣味でスポーツをしていたり、運動系の部活やサークルにでも入っていない限り、社会人や学生の多くの方が、身体を動かす機会がほとんどなく、一日の大半をだいたい同じような姿勢で過ごしていることが窺えます。

同じ姿勢でいると、どうしても身体の末端の血管への圧力が増してしまい、局所的に血流が悪くなってしまいます。この場合は、手や足を上に上げる、入浴などで温める、軽い運動をすることによって改善することが可能です。

また、長期的に運動する機会が少なかったり、加齢によって筋力が衰えていくこともあります。筋肉は身体を動かすだけでなく、血液を送り出すポンプの役割も担っています。ポンプの機能が低下すれば、当然血流も悪くなってしまいます。

ムキムキに鍛える必要はありませんが、少し筋力をつけるだけでも血行が改善するかもしれません。また、ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれており、脚だけでなく全身の血流を改善するのにも有効な場所です。

指のむくみというと手や腕や肩周りの筋肉に注意がいきがちですが、ウォーキングなどでゆるやかにふくらはぎの筋肉をつけるのも指の血行の改善、ひいてはむくみの解消にも役立ちます。

手首の筋肉が凝り固まっている

手首は手の動きの支点になる場所です。手首や手の平の筋肉を使わずに手を使った作業をしようとすると、どうしても指先ばかり使うことになります。指先だけで手を使った作業をしていると、本来動かされるべき手首や手のひらの筋肉が使われなくなり、筋肉はどんどん硬くなって凝り固まっていきます。

その結果、血管が圧迫されて血流が滞り、むくみがでてしまうこともあるのです。血の巡りが悪くなってむくみが発生します。とくにスマホやタブレット、パソコンでタイピングをする時は、指先だけで操作する事が多く、スマホ、タブレット、パソコンなどを多く使う方はむくみがでやすいといえるかもしれません。

貧血

この章のはじめに、静脈の血流が悪くなると末梢の細胞に血液がうっ滞し、毛細血管の圧力が上昇して血液から水分が外に漏れ出しやすくなってむくむということをご説明しました。

貧血はいわば血液の成分が薄まった状態です。血液の大切な役割である酸素の運搬の効率が落ちてしまい、身体は酸欠の状態に陥ります。酸素の供給を間に合わせるためには、心臓が頑張ってさらに多くの血液を全身に流すしかありません。

そうなると、心臓の負担が増し、毛細血管の圧力が高まり、血液中の水分が外へ流れてむくみとなることもあります。

悩み、ストレス、緊張状態が続いている

血行とは無関係なように思えますが、悩み事や不安なことがあったり、緊張状態が続いたり、ストレスが溜まる生活を続けていると、血行が悪くなってしまうことがあります。これは、不安、緊張、ストレスなどを感じると、意識しなくとも身体は戦闘態勢になります。

戦闘態勢になるということは、交感神経が優位になるということです。交感神経が優位になると、血管が収縮して血液が流れにくくなり血行が悪くなってしまいます。とはいえ、悩みも不安もストレスも一切ありませんという人はほとんどいません。あまり神経質にならずに、一日に一回でも少しリラックスできる時間をもつことが大切です。

食生活の乱れ

毎日3食バランス良く食事を準備して食べるのは大変ですが、かといって、毎回ご飯やパンや麺類だけで済ませてしまうのも問題です。いわゆる主食を食べることで、活動するエネルギーの源になる糖質を摂ることは可能ですが、筋肉をつくるのに必要なたんぱく質や、栄養を吸収したり身体の機能を正常に働かせるビタミンやミネラル類は不足してしまいます。

これでは、血行が悪くなってしまいます。とくに、ダイエットなどで食事の量を減らしたり、「○○だけダイエット」など特定のものしか食べないダイエットはいくらその食品が健康によいといわれていても栄養バランスを崩してしまいがちなので注意しましょう。毎日は難しくても、3日や1週間程度の単位でバランスのよい食事を考えてみたり、栄養補助食品を取り入れるのも手です。

女性ホルモンのバランス

女性ホルモンには、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類のホルモンがあります。健康な女性であれば、この2種類のホルモンがバランスを絶妙に変化させながら周期ごとに分泌され、月経や妊娠・出産などに影響しています。

生理前に体重が一気に増えてしまった、パンパンになった手や脚を見て「むくんでいる!」と感じたことはありませんか?生理前にはエストロゲン(卵胞ホルモン)よりも、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)は妊娠に備えたり妊娠を継続させるためのホルモンですので、栄養分や水分を身体に蓄えやすくする働きがあります。そのため、むくみやすくなるのです。

水分や塩分の摂り過ぎ

外食などで塩分の多い料理を食べたときなどにむくみやすいと感じたことがあるかもしれません。塩分(ナトリウム)は、水分を取り込む性質があり、塩分と水分を摂取すると体液が増えます。

すると、毛細血管内の水分量が増えることになるので、毛細血管内の圧力も高くなり、水分が毛細血管の外へと流れてむくみやすくなります。塩分(ナトリウム)は、健康な人であれば徐々に尿として余分な水分とともに排出されます。

しかし、すぐに排出されて処理できるわけではなく、余分な塩分や水分の量は数日間かけて徐々にもとの状態に戻るよう調整されますので、2~3日はむくみが続く可能性があります。

アルコールの摂り過ぎ

飲み会でたくさんお酒を飲んだら翌朝むくみがひどかったという経験がある方も多いのではないでしょうか。アルコールを摂取するとむくみやすくなるのはたしかですが、それはなぜでしょうか。そのヒントはアルコールの「利尿作用」と「血管拡張作用」にあります。

お酒の利尿作用によるむくみ

アルコールの利尿作用については、お酒を飲むとお小水が近くなって実感としてわかっている方も多いはずです。アルコールの分解には水分がたくさん必要になります。そのため、身体の中でも利尿を抑えるホルモンである「抗利尿ホルモン(バソプレシン)」を抑制します。

そのため、お小水が近くなるのです。また、お小水として水分が体外に排出されると、「余分な水分が出ていったからむくみにくくなるのでは?」と思うかもしれませんが、そうではありません。

身体から水分が出ていくといわゆる「脱水状態」になります。脱水状態と聞くと、真夏の暑い時期や、スポーツなどで大汗をかいたときくらいにしかならないイメージがあるかもしれませんが、アルコールに関しては気温も発汗も関係なく、知らないうちに脱水症状になっていることがあります。

怖いですね。そこで喉がかいわいてお茶や水などの水分をたくさん摂取すると、水分のとりすぎでむくむことがあります。ノンアルコールのものなら水分補給になりますが、お酒も水分!と思ってさらにアルコールをたくさん飲むと、さらなる悪循環を引き起こします。また、お酒とたいていセットで提供されるのが美味しい料理やおつまみ。これらは塩分も高く、むくみを助長します。

お酒の血管拡張作用によるむくみ

お酒を飲むと身体が温まり、血行がよくなったと感じる方も多いのではないでしょうか。たしかに、お酒を飲むと血管が拡張します。

しかし、動脈の毛細血管では、血管透過性という血管の壁にごく小さな穴が空いて水分を通しやすくなる状態が進行します。この毛細血管から出いてった水分がむくみとなって現れます。さらに、アルコール分を薄めようとして血管に水分を取り込もうと身体が働くと、静脈やリンパ管で水分を処理するスピードが間に合わなくなってしまいます。このことによってもむくみが生じるのです。

指がむくむと病気の可能性があるって本当?

たかがむくみと思っていても、むくみの裏に病気が隠れている場合があります。指にむくみがでる疾患としては、腎臓の疾患が最も多いようです。腎臓病といっても、ネフローゼ症候群、腎不全、糖尿病性腎症、などさまざまな種類があります。

ほかにも、甲状腺の病気や妊娠高血圧症候群、肝硬変といった疾患や、ステロイド剤やホルモン剤などの薬による副作用でむくみが現れる場合があります。

こうした疾患や副作用によるむくみは、指のみというよりは全身に現れる傾向があるのですが、初期の段階では全身にむくみが出る前に指などむくみが出やすいところだけむくむこともあり得ます。

また、強皮症などの症状でも手がむくんでいる感じが出ることもあるようです。ほかにも、リウマチや腱鞘炎など手の腫れが出る病気をむくみだと思いこんでいて病院を受診するのが遅れてしまうのも怖いですね。

いろいろなむくみ解消法を試してみてもむくみが取れない場合や、指以外の場所もむくむことが多い場合、むくみ以外にも気になる症状がある場合は内科や整形外科といった医療機関を受診するのがおすすめです。

指のむくみを取るマッサージ方法

一時的な指のむくみであればマッサージによって解消することが可能かもしれません。できればプロの方にやってもらいたい~!というのが本音ですが、マッサージに通う時間やお金をなかなか確保できない方も多いはずです。そんな方はセルフで手指のマッサージを行って手指のむくみ改善に役立ててみてはいかがでしょうか?!

【動画】「リンパ」を意識したハンドマッサージ

「ハンドマッサージ 指の浮腫み解消 指輪が抜けた セルフリンパ」

こちらの動画では、リンパを意識したハンドマッサージを紹介しています。1分程度の動画ですので、まずは簡単にマッサージしてみたいという方にもおすすめです。

実際にやってみましたが、難しい手の動きなどもなく、本当に簡単にできるマッサージなので「リンパマッサージなんて敷居が高い、難しそう!」と思っている方でも取り組みやすいと思います。

途中で指を引っ張る動作がありますので、強く引っ張りすぎないように注意したほうが良いと思います。また、むくみだけでなく痛みなどがある方は引っ張ると悪化する可能性がありますので控えて病院に相談することをおすすめします。

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ところで、「そもそもリンパって何?むくみと関係あるの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。動脈の毛細血管から出た水分などは、身体の組織に栄養を届けたあと、静脈やリンパ管に回収されていきます。

もっと細かく言うと、血液の中の血漿(けっしょう:ほぼ水分でできているのでここでは水分と考えておきましょう)の一部が血管の外に染み出し、内蔵や皮膚など全身を巡っているリンパ管に回収されリンパ液となります。

水分の9割は静脈に還っていき、残りの1割の水分がリンパ管に還っていくという配分になっていますので、むくみに影響を与えやすいのはリンパというよりも静脈の血行のほうになります。

むくみの効果的な解消にはやはり静脈の血流を改善したいところですが、マッサージをすることで静脈の流れも促進され、さらにリンパの流れもアプローチできるのであればうれしいですよね。

【動画】プロが教える整膚マッサージ

「手のむくみ解消法(整膚マッサージ).wmv」

整膚(せいふ)とは、皮膚をつまんだりひっぱったりすることで美容や健康に役立てる方法です。手指だけでなく、脇や二の腕などからほぐせるマッサージ方法が紹介されています。

静脈やリンパの流れにも触れていることから説得力があるように思います。こちらも約50秒という短い動画ですので、忙しい方でもサクッと見て実践することができます。

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音声がなく字幕のみで解説されており、男性が無言で行っているので、最初はちょっと怖い印象を受けましたが、この男性は実は整体院の院長さんで、プロの方です。こちらの動画ではさわやかに挨拶されています。

江東区の整体院 野寺助健堂 院長 ご挨拶
こちらの挨拶の動画を見ると整体院の院長さんであることがわかって安心しました。実際にやってみたところ、脇のあたりをマッサージすると最初はちょっと鈍い感じの痛みを感じました。静脈やリンパの流れが滞っているのかもしれません。

痛いといっても、イタ気持ちいい感じで不快感はなかったです。手指だけでなく腕もしっかりほぐれる感じがしておすすめです。

オイルを使ったマッサージ方法・注意点

こちらで紹介したマッサージは、あくまでセルフで行うマッサージです。セルフで行うということは、その責任も自分で負わなくてはなりません。

そういうとちょっと怖い気もしますが、持病や心配なことがある場合は先に病院で医師に相談したり、体調やお肌の状態がすぐれない時はやめておく、悪化したら中止する、など無理をしないことでトラブルは防げます。

また、マッサージを行う時はオイルやジェルなどで滑りをよくすることでお肌との摩擦を減らすことができます。マッサージに使うオイルはキャリアオイルと精油をブレンドして手作りしてもよいですし、どれを使えばいいかわからない方は市販のマッサージオイルやマッサージジェルを使用するとよいでしょう。

筆者もマッサージオイルを使ってマッサージを行いました。
マッサージオイル

今回はヴェレダのシトラスオイルを使用しました。うっ滞を除去するのに役立つレモンの果皮油がブレンドされていることでこのオイルにしました。ヴェレダのオイルは様々な種類があるので、目的や好きな香りで選ぶことができておすすめです。

オイルなしよりもオイルをつけてマッサージしたほうがマッサージのやりやすさも格段に上がります。

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指の周辺もするするとマッサージできます。シトラスの爽やかな香りが漂い、とても癒やされます。
オイルを使ったマッサージ方法

肘など一気にさするときは特にマッサージオイルやジェルが必須だと感じました。何もつけないとすべりにくいですし、お肌が擦れてしまってよくなさそうです。
香りの良い良質なオイルを使用することでまるでエステにでも来たようなゆったりとした気分を味わうことができます。ストレスはむくみの原因にもなるので、ストレスをケアするのにもよい方法ではないでしょうか。

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指のむくみを取る為のグッズ

マッサージもいいですが、グッズを使って手軽に指のむくみを解消するのもいいですね。
脚のむくみを解消するグッズはたくさんありますが、手指のむくみに特化した解消グッズは意外と少ないようです。今回は気になる手指のむくみ解消グッズをレビューとともに紹介します。

フィンガーマッサージリング

見た目はヘアゴムのようなリングで、指にはめてマッサージするグッズです。が、意外と伸縮性がなく私の指が太いのもあってか指にはめると痛いです。

フィンガーマッサージリング

素材がソフトな素材なら気持ちよさそうですが、針金のような金属っぽい硬い素材なので気持ちいいというよりは痛いという感覚が先にきてしまいます。
ほんの数十秒、写真を撮る間つけていただけでも、跡がついてしまうのでお出かけ前や人と会う前は使用を控えたほうがよいでしょう。

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個人的には寒気のするような跡です…。跡自体は数分も経てば消えましたが、むくんでいる場合跡がなかなか消えなくなってしまうかもしれません。おすすめ度としては低めのグッズです。

ユビラックスゲルマ

トングの先にローラーがついているマッサージグッズです。最初は「なんだかおもちゃみたい。こんなのでマッサージできるのかな…?」と思いましたが、やってみるととっても気持ちいいです。

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ローラーの部分は肌当たりがやわらかいシリコンのような素材になっています。トング状になっているため、挟む力を調整することでマッサージの強さをコントロールすることができます。

自分で手を使って指をマッサージするよりも手軽で気持ちいいです。指の根元から爪先まで挟みながらコロコロしていると、手の先まで血行がよくなっている感じがします。むくみ対策はもちろん、冷え性や冬の冷えきった指先を内側から温めるのにもよさそうだと思いました。

指のむくみを取るその他の方法

指のむくみは血行不良で起こることが多く、血行を良くしてあげることで改善が期待できます。症状が軽ければ手指の血行を改善するだけでもむくみがとれることがありますが、肩周りの血行が悪くなっていることで指先の血行までもが悪くなっている場合は手指だけでなく肩周りの血行を改善しなくてはなりません。

手浴

お風呂の湯船に肩までゆっくり浸かることができればよいのですが、朝むくみが出ている場合などはそうもいきませんよね。手だけお湯に浸ける「手浴」を行うと血行がよくなり、むくみが改善できるかもしれません。手浴は洗面器や洗面所にやや熱めのお湯をはり、手首までお湯に浸けます。
手浴

こんな感じです。じわーっと手が温まってきて気持ちいいです。
お湯の中でマッサージするのもいいですね。お湯にエッセンシャルオイル(精油)を1~3滴入れるとリラックス効果がアップします。

エッセンシャルオイルが配合されているマッサージオイルを使えば、エッセンシャルオイルが直接肌に触れることがなく敏感肌の方でも安心です。エッセンシャルオイルは必ず100%天然の精油を使用してください。ちなみに、むくみにはデトックス効果や血行促進作用のあるジュニパーやサイプレス、ユズなどがおすすめです。

指先や手首の運動

手浴も時間がなくて難しいという時は指先や手首の運動を試してみてください。「運動なんてもっと時間が取れない!」と思うかもしれませんが、難しい運動をする必要はありません。

例えば、
・バンザイの状態をしたままブラブラと手を振る
・大きく握ったり開いたり(グーパー)を繰り返す
・手首を回す

たったこれだけでもいいのです。

バンザイをしたまま手を振れば、心臓より手が上になるので、血液が腕のほうへ流れてきます。また、グーパーを繰り返したり手首を回して動かすことで、血行が促進されます。回数はそれぞれ10~15回を1セットという目安で、気持ちいいと感じる範囲でやってみましょう。

肩こりや首こりのある方は、首まわしや肩回し、腕回しをプラスするとより効果的だと思います。ここまでするならもう少し運動したい、今日は少し時間に余裕がある、なんていう時はラジオ体操をするといいですよ。全身の運動になります。

ウォーキングと手のむくみ

さらにもっと運動したいという方は、ウォーキングをするのもいいですね。ただし、ウォーキングをしているとウォーキング中に手がむくむことがあります。

筆者も一人目の妊娠中に体重コントロールとむくみ防止の目的でウォーキングをはじめたものの、ウォーキング中に手がどんどんむくみ、帰ってくる頃にはパンパンで指が動かしづらいということがしょっちゅうありました。一時的なむくみではあるのですが、その原因と改善のポイントを考えてみましょう。

むくみの原因のところでも説明したように、静脈の流れが滞りがちなところへ動脈の流れが促進されると静脈への血流が増えてさらにむくみやすくなるということも起こりえます。

また、ウォーキング中は手をずっと心臓より下にして歩いているという体勢の問題が考えられますので、手を心臓より高くして腕を振って歩くようにしましょう。

そして、水分補給を忘れていると血中の水分量が減って脱水状態になります。脱水状態では血液がどろどろになり、血行が悪くなってしまうこともあるのです。ウォーキング中にはこまめに水分を摂取しましょう。

また、意外と盲点ですが、両手が自由になるようにショルダーバッグやリュックを背負って歩いていませんか?脇のリンパのあたりを肩紐で締めてしまうと、血流が悪くなってしまうことがあります。女性はどうしても荷物が多くなりがちですが、リュックではなくウエストポーチにしたり、なるべく身軽にしてウォーキングするといいですね。

思い返せば、筆者も腕を下におろして歩いていました。水分は持っていくもののトイレが気になってあまり摂らなかったり、ペットボトルや財布や携帯などが入ったリュックを背負って歩いていたので、今思うとものすごくむくみやすい条件で歩いていたのだなと反省しています。

これからウォーキングをする方は、こんなことにならないように気をつけてくださいね。仮に、もし手にむくみがウォーキング中に出てしまっても、ウォーキングを終えてしばらくしてもとに戻っているようなら問題ないと思います。

ツボを刺激する

手浴をしても運動してもあまり改善しない、コリや疲れが慢性的でひどい気がする…という方はツボを刺激するのもおすすめです。手のむくみや疲れによいといわれる手のツボを紹介します。比較的初心者でも見つけやすいのが、労宮と合谷です。

労宮(ろうきゅう):手の平のほぼ真ん中にあります。手を握り、中指の先が当たるところとおぼえておくと探しやすいです。血行を良くするツボや疲労に効くツボとして知られています。

合谷(ごうこく):万能のツボともいわれ、肩こりから生理痛までさまざまな体の不調に効くツボです。手の甲の親指と人差しの延長上に骨の交わる部分にあるため、探しやすく刺激もしやすいため初心者にもおすすめのツボです。

刺激のやり方は、反対の手の親指でツボをめがけてぐーっと押す→ゆるめる→またぐーっと押す、というのを繰り返す方法や、鍼やお灸を使う方法があります。
セルフで鍼を行う場合は、円皮鍼(別名、パッチ鍼や置鍼ともいいます)といってシールタイプのものを使います。
円皮鍼

とても小さくて貼っていても目立ちません。1週間程度貼ったまま過ごすことができますよ。ドラッグストアやネットで購入することができ、鍼の太さも選べます。余談ですが、美顔鍼として円皮鍼を使ってセルフで顔に鍼をしている方もいます。

また、お灸をする場合は初心者の方は台座灸を使うと簡単で便利です。
台座灸

いわゆる「せんねん灸」と言われているタイプのものです。芯の部分に点火してからツボにのせます。(今回は筆者が妊娠中のため点火していません。イメージ画像です。)はじめての方向けに熱さの少ないタイプや、けむりの出ないタイプ、アロマタイプのお灸もあります。

中級者や上級者でコスパを求める方は、もぐさを使ったお灸もよいですね。
もぐさ

米粒より小さいくらいのもぐさを肌に置いて、お灸専用のお線香で火をつけます。

灸点紙を使えば熱さも調節できてはじめてでも怖くありません。
灸点紙

このように小さなシールのついた専用の紙を肌の上に置いたその上にもぐさをのせて点火するので、直接もぐさでお灸をするよりも熱くありませんし、跡が残りにくいです。

お灸も鍼も、手だけでなく肩こりや首こりなど全身の不調にも使えるので一式そろえておくと何かと便利です。

筆者は小学生の時からひどい肩こりで、マッサージ、整体、整形外科、リハビリ…と色々試しましたが、肩こりには鍼灸が一番効果がありました。

また、手ではありませんが、ホルモンバランスの乱れで足がむくんでいた時期があり、時間はかかりましたが足にあるツボにお灸をすえ続けて改善できた経験もあります。ほかにも、産後に手根管症候群になり、手に激痛があったときも整形外科では「湿布も長く処方できないので、治らなければ次はブロック注射します」と言われており、注射を回避するため鍼灸院に通って電気鍼(鍼に電気を流します)を続けたところ、痛みが取れていつの間にか治っていました。

体質に合う合わないや、考え方にもよると思いますが、西洋医学では「異常なし」と判断されたときや、西洋医学だけではなかなか改善せず慢性化した時、補助的な治療や代替的な治療として東洋医学を頼ってみるのもひとつの方法だと筆者は思います。

※鍼やお灸を経験したことがない方は鍼灸師の方に指導してもらうことをおすすめします。また、妊娠中や妊娠の可能性のある方、持病がある方、体調が良くない方は医師や鍼灸師に相談してから行うか控えるようにしましょう。

漢方薬

むくみの解消に漢方薬を試してみるのもよいかもしれません。とくに、「病院で検査もしたけれど何も異常がないと言われたのにむくみが続き、セルフケアだけではなかなか解消しない」という場合、漢方薬を扱う東洋医学では「むくみ」という症状がなぜ起きているのか、身体全体の状態や生活習慣などから包括的に判断し改善に向けてアプローチします。

東洋医学におけるむくみの原因も、「脾」の働きが低下することによる水滞、「肺」(西洋医学でいう肺とは異なる)の働きの低下による水分の停滞、「腎」の機能低下による排尿障害…など、独特の考え方でとらえていきます。

漢方薬は身体との相性が非常に重要になります。効果を実感するためにも漢方薬局の薬剤師や漢方薬に詳しい医師に相談して処方してもらうことをおすすめします。

また、ドラッグストアや漢方薬局で購入する漢方薬は保険がききませんので、費用がたいへん高額になりがちです。病院で診察を受けて処方してもらうと、ほとんどの場合が保険適用になりますので、経済的に漢方薬を使った治療を受けることが可能です。

<参考サイト> http://tozai-yakkyoku.com/mukumi.html

カリウムの多い食品を摂取する

カリウムはミネラルの一種で、むくみ解消に役立ちます。腎臓の病気を患っている方はカリウム制限がかかることがありますが、持病のない健康な方であればむくみ対策にカリウムを摂取するよう心がけてみましょう。

カリウムには、むくみの原因にもなる余分な塩分(ナトリウム)や水分を尿として排出してくれる作用があります。特に、外食などで濃い味付けのものを食べたりして「塩分摂りすぎたかも…」と思ったときには意識してカリウムを摂りたいですね。

カリウムを豊富に含む食べ物としては、バナナ、アボカド、キウイ、柑橘類、ナシやりんごなどほとんどの果物が豊富にカリウムを含んでいます。果物は調理しなくても切ったり皮をむいたりするだけで手軽に食べれますし、ドライフルーツを購入すれば保存もききます。

野菜では、ほうれん草、里芋、さつまいも、かぼちゃなどに多くのカリウムが含まれています。あずきにもカリウムが多く含まれているので、かぼちゃと小豆を一緒に煮ていとこ煮にするのもおすすめです。

カリウムを摂取するだけでなく、きちんと排出できるように水分の補給も忘れないで下さいね。筆者も、バナナ、ナシ、あずきあたりを食べ、お茶を飲むとトイレが近くなるので、カリウムを摂ると水分が排出されやすくなるという実感があります。

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