クレンジングジェル7つ使い比べ!おすすめ・ランキング
美しい肌を保つためには洗顔やクレンジングといった「オフする」作業が欠かせません。そこで重要になってくるのが、何を選び、それをどう使うかということです。
とりわけクレンジングに関しては、ひとつ間違えるとメイク以上に肌への負担が大きくなってしまいます。しかもメイクを落としきれないままの中途半端な状態が続くことになれば、さらに肌にダメージを与えてしまうことにもなりかねません。
今回は数あるクレンジング剤の中から今大人気のクレンジングジェルについて、その選び方や使い方を深く掘り下げていきます。また、口コミで人気のクレンジングジェル7つを使い比べた感想、おすすめランキングをご紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

クレンジングジェルとは?
クレンジングジェルは半固体の状態、ゼリー状になったクレンジング剤です。ひと言でゼリー状と言っても実際のクレンジングジェルには様々なタイプのものがあり、白っぽい色をしたクリームに似たものから透明でとろみの比較的少ないローションに近いものまで、かなりバラエティに富んでいます。
ちなみに「ジェル」と同じような言葉に「ゲル」がありますが、この2つの違いをご存知でしょうか? ジェルもゲルも実は言葉としては同じもので「ゼリー状の」という意味を持っています。英語で言ったものがジェル、ドイツ語で言ったものがゲルというわけですね。ちなみに料理で使われる「ジュレ」はジェルをフランス語で言った場合です。
しかしコスメの用語として限定するのなら、より液状に近くゆるいテクスチャーのものをジェル、やや硬めのものをゲルと呼び分ける傾向にあります。とはいえこれらは厳密にラインを引いて区別されているわけではありません。
おすすめランキング!7つのクレンジングジェルを使い比べてみた
代表的なクレンジングジェルを実際に使い比べてレビューします。順位は筆者の独断となりますが、人気度、知名度などは考慮せず、正直な気持ちでつけてみました。参考にしていただけると幸いです。ちなみに筆者の肌質は「敏感になりがちな混合肌」といったところです。
第1位:マナラ ホットクレンジングゲル(ランクアップ)
マナラ ホットクレンジングゲルは発熱作用によって肌を温めながらメイクを落とすタイプのクレンジング剤です。注目されるこのタイプの商品の中で売上シェア4年連続No.1ということなので、ホットクレンジングを試してみたいなら、まずはこれということになるでしょうか。
2017年に内容がリニューアルされ、美容液成分が91.4%から94.4%にアップしています。ただ配合量が増えたのではなく、成分に関してもかなり見直しが行われています。
マナラ ホットクレンジングゲルの配合成分
・保湿成分
ヒアルロン酸、ローヤルゼリーエキス、スクワラン、セラミド、蜂蜜、ポリグルタミン酸
・コラーゲンサポート成分
スーパーマイクロコラーゲン、ダイズ種子エキス、ザクロ果実エキス、プエラリアミリフィカ根エキス、メマツヨイグサ種子エキス、セイヨウトチノキ種子エキス
・美白成分
チャ葉エキス、ハイドロキノン誘導体、ユズ果実エキス、発酵ローズはちみつ
保湿成分が配合されているクレンジング剤は珍しくありませんが、ハイドロキノンなど本格的な美白成分が配合されているのが目を引きます。
これには元々マナラブランドを立ち上げたランクアップの社長さんの、不規則な生活から年齡より上に間違えられてきた実体験が商品開発に生かされているとのこと。特にアンチエイジングについてのこだわりが深いように見受けられます。
オリーブ油、メドウフォーム脂で毛穴の汚れまでを溶かしだした後に、ナノカプセル技術を導入した美容成分が柔らかな肌へと導きます。基本的にクレンジング剤は洗い流すものなので、美容成分をどの程度肌に残せるのかという点にはやや疑問もありますが……。
マナラ ホットクレンジングゲルの特徴
そしてもう一つのこだわりが「7つの無添加」。着色料、合成香料、鉱物油、石油系界面活性剤、エタノール、パラベン、紫外線吸収剤は全て不使用になっています。
マツエク時:○
濡れた手:×
W洗顔不要:○
内容量:200g(約2ヶ月分)
1回分使用量:マスカット1個分
定価:4,104円(税込)/初回限定2,990円/定期便利用で20%引き
備考:45日間商品代金返金保証/6回分お試しあり
定期便について
1本が約2ヶ月分なので、定期便の基本サイクルは2ヶ月。しかしサイクルを早めたり最大6ヶ月毎の配送にしてもらうことが可能です。もちろん1回お休みも可能。
また、複数の商品を定期便にする際、商品ごとにお届けサイクルを設定することができます。これで1本ずつの配送になっても定期便は全て送料無料。しかも各商品の購入回数には縛りがありません。この利便性の高さには驚かされます。
マナラ ホットクレンジングゲルを購入してみました
公式サイトから注文すると、申込みから3日で到着しました。
今回初めての注文でしたので、初回限定価格+送料の計3,620円で購入できましたが、2本以上(3本まで)の購入なら送料が無料になります。
段ボールのデザインは何やら贈り物といった感じですね。メーカーの自信のほどが伺えます。
段ボール箱の蓋を開けたところ。ここからも「さあ! どうぞ使ってみてください」というメッセージが伝わってくるようです。
中に入っていたものを全部出してみました。パンフレットやサンプルセットが入っています。左側に見える「誕生物語」は漫画ですね。マナラ ホットクレンジングゲル誕生とブランド立ち上げの経緯が描かれていて、なかなかの読み応えでした!
クレンジングゲルは本製品の他にサンプルが6包入っています。このサンプル、透明のケースに入れられているので、旅行のときにも便利そう。面白い工夫だと思いました。
シンプルながら清潔感のあるデザインの外箱。
本体を箱から出したところです。
チューブの蓋はこんなふうになっています。
では早速クレンジングゲルを試してみることにしましょう!
マナラ ホットクレンジングゲルの洗浄力は?
チューブから出してみると、きれいなオレンジ色のかなりぽってりした感じのゲルです。チューブから出したゲルはしばらくの間そのままの形を保っていました。
少量を手に取ると、つ~っと糸を引きます。粘度はかなり高めですね。
香りは爽やかなオレンジ系です。
メイク落ちを確かめてみるために、まずはこの手の甲に塗った口紅(ちふれの口紅)を落としてみます(以下のクレンジング剤についても同様の方法で試していきます)。
塗った口紅の半分にマナラ ホットクレンジングゲルを乗せ、10秒ほどくるくるとしたところです。
口紅へのなじみはかなりいいですね。よく溶けます。
上の写真の状態を、そのままティッシュで拭き取ってみました。
なかなかきれいに落ちているのではないでしょうか。
では実際に筆者の顔で使用感を確かめてみます。
マナラホットクレンジングゲルの使用感は?
マナラホットクレンジングゲルを使ってのクレンジングの手順は、
2. 1分ほどくるくると円を描くようになじませる
3. 水かぬるま湯で洗い流す
4. W洗顔は不要
至ってシンプルですが、公式サイトにもわかりやすい動画が公開されているので、確認のためにも使用される前にぜひチェックしてみてください。
実は筆者はホットタイプのゲルはこれが初体験。
本当にゲルがポカポカしてくるのにびっくりしました。
決して高温になるわけではなく、じわっと温まってくる感じです。
ゲルはやはりちょっと重め。しばらくくるくるとしていても、手応えにそれほどの変化は感じられません。
ただゲルの色にファンデーションの色が混じってくるので、「そろそろいいかな?」とぬるま湯で洗い流すことに。
ゲルの手応えがそれなりにある状態できれいに洗い流せるのかな? 本当にW洗顔不要なのかな?との不安がありましたが、ぬるま湯を顔にかけた途端、あっという間にゲルが溶けていきました。汚れ落ちになかなかキレがあります。
ぬるつきも残らず、洗い上がりは思いのほかさっぱりしています。でもしっとり感は十分ありますね。
※マナラホットクレンジングゲルは女子リキの他のレビュアーさんも試しているようです。
第2位:チェルラー パーフェクトクレンジングジェル(アルマード)
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルは卵殻膜を配合した化粧品やサプリメントを提供するアルマードのクレンジング剤です。テレビショッピングのQVCでも商品を展開していることから、クレンジングジェル以外の商品についてもご存じの方が多いかもしれません。
卵殻膜の主成分はたんぱく質。人の肌に含まれているものと非常に近い18種類のアミノ酸、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、デスモシンイソデスモシンを含有していることで知られています。
特に多く含まれているシスチンという成分は体内で美白成分のL-システインに変化します。コラーゲンの生成を促進する働きも明らかにされたことから、注目されている成分でもあります。
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルの配合成分
・主成分
水(3室ダブルイン型電解水)
・ハリ・弾力成分
リンゴ幹細胞エキス(リンゴ果実培養細胞エキス)、加水分解卵殻膜
・保湿・キメを整える成分
9種の希少なエッセンシャルオイルを配合
(フローラルノート)ローマカミツレ花油、ダマスクバラ花油、パルマローザ油
(シトラスノート)グレープフルーツ果皮油、レモン果皮油、ユズ果皮油
(ハーブノート)エンピツビャクシン油、オニサルビア油、マヨラナ葉油
・角質をケアする成分
7種の果実エキス
レモン果汁・オレンジ果汁・ライム果汁・リンゴ果実エキス・グレープフルーツ果実エキス・ナツメ果実エキス・サンザシエキス
・肌荒れ防止成分
カンゾウ根抽出成分(グリチルリチン酸2K)
・潤いをもたらす成分
8種のアミノ酸(セリン、リシン、グリシン、アルギニン、グルタミン酸、トレオニン、アラニン、プロリン)
5種の潤い成分(リピジュア(ポリクオタニウム-51)、ペタイン、ビターオレンジ果実エキス、ヒオウギエキス、アロエベラ液汁)
やはり目を引くのが卵殻膜の存在。そして植物系成分が中心となってクレンジングジェルが構成されています。
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルの特徴
このクレンジングも肌へのやさしさを大きなポイントとして捉えられており、防腐剤、鉱物油、アルコール、合成香料、着色料を使用していません。
単に「メイクを落とすもの」ではなく、メイクも落とせるオールインワン洗顔料といった位置付けで、メイク落とし、洗顔、アイメイクリムーバー、ピーリングの4役をこれ1本でこなします。
マツエク時:○
濡れた手:×
W洗顔不要:○
内容量:150g(1.5~約2ヶ月分)
1回分使用量:適量
定価:4,536円(税込)/初回限定のハーフサイズ1,500円/定期コース利用で29%引き
備考:定期コースは2回以上の配送が条件
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルを購入してみました
注文して早速翌日に到着した白い段ボール箱。あまりの早さにビックリしました。
上蓋を開けるとなぜか一番上にガーゼが1枚。右下に小さく「ALMADO」の文字が入っています。プレゼントなんでしょうか??
中身はこんな具合。ちょっと箱の空間がもったいない気がしますが……
これが内容の全てです。入っていたパンフレットも少しだけでした。
商品は思ったよりも小ぶり。上品な感じのパッケージです。
パッケージからチューブを出してみたところです。
チューブの口はこんなふうになっています。
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルの洗浄力は?
ジェルをお皿に出してみました。
半透明の、硬すぎず軟らかすぎず、中くらいの硬さと言ったらいいでしょうか。
ではこちらも手の甲に塗った口紅を落としてみることにします。
「あれ、なかなかなじまない?」と思ったのもつかの間、なじみ始めると一気に口紅が溶けていきます! これはなかなかの落ちっぷりです。
ティッシュで拭き取ってみました。見事にきれいに落ちています。
では次は実際に顔に使ってみます。
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルの使用感は?
2. 顔の4~5ヶ所に乗せる
3. やさしくなでるようにマッサージ
4. 水(かぬるま湯)で洗い流す
5. W洗顔不要
という流れになります。
顔に塗ると、エッセンシャルオイルが入っているからでしょうか、きつすぎず上品な香りがふわっと香ってきて、これがなかなか好みです。
ジェルの感触は最初に思った通り、重すぎず軟らかいためによく伸びてくれます。
洗い流す段階になって、マナラのゲルと比べると水になじむまでに若干の時間が掛かる印象です。でも口紅を落としたときと似ていて、なじんだと思ったら一気にぬるつきが消えていきます。キレは悪くありません。
洗い上がりはさっぱりしていますが、触ってみると肌が柔らかくなったように感じて心地いいです。乾燥肌から脂性肌まで幅広く対応できそうなクレンジングジェルですが、混合肌の方はかなり気に入るのではないでしょうか。
第3位:スキンビル 美容液ホットクレンジング(イーネ)
温感によってメイク汚れや皮脂汚れを浮かして落とす、スキンビルの美容液ホットクレンジング。筆者は下で「クレンジングに保湿成分が入っていても保湿ケアは必要」とご紹介してますが、このクレンジング剤は「クレンジング後の化粧水不要」を謳っています。スキンビルの展開商品の中にも化粧水の位置に来るものはなく、そのかわりにオールインワンジェルクリームがあるのみのようです。
スキンビル 美容液ホットクレンジングの配合成分
スキンビルの各ラインナップには精製水を含む美容液成分が90%以上配合されているのですが、その中でも美容液ホットクレンジングへの配合は最高レベルの99.7%を占めているとのこと。ここまで来ると美容成分でメイクを落とすといったイメージでしょうか。
配合されているものの中から特徴的な成分をピックアップします。
・洗浄成分
コパラ由来ミネラル、吸着ミネラル
コパラというのは南太平洋のモーレア島で、海水によって作られる貴重なミルフィーユ状の石のこと。この子パラから抽出された成分が肌の汚れを落とします。
・収れん成分
ハマメリスエキス(タンニン、サポニン、フラボノイドが豊富な植物由来エキス)
・保湿成分
ウチワサボテン(モロッコ産の植物で抽出されるオイルはビタミンE、リノール酸、ステロールが豊富)
・美白・美肌成分
ロディオラ(高山に生えるハーブの一種)
スキンビル 美容液ホットクレンジングの特徴
温感が長く続く処方で毛穴を広げ、毛穴に詰まった汚れもしっかり落とします。
また、やや硬めのジェルにすることによって、肌に負担をかけずしっかり汚れを絡めてスッキリとオフします。
パラベン、フェノキシエタノール、合成香料、紫外線吸収剤、シリコン、エタノール、鉱物油、タール系色素は不使用。
爽やかなオレンジの香りにはリラックス作用も期待できます。
マツエク時:○
濡れた手:×
W洗顔不要:○
内容量:200g
1回分使用量:マスカット1個分
定価:1,886円(税込)/定期コース利用で1,500円(約21%引き)
備考:定期コースは回数縛りなし
定期コースは縛りがありません。解約は電話かメールでとの記載が随所にありますが、会員ページに専用のページが設けられているのでそこから連絡しても受け付けてもらえます。
スキンビル 美容液ホットクレンジングを購入してみました
早くも注文した翌日に到着しました。段ボール箱の側面に描かれたオレンジ色のイラストがかわいいですね。
段ボール箱の中身は思いの外シンプルで、どーんと商品が入っているほかはサンプルとパンフレットが少しだけでした。
これで中身は全部です!
クレンジングジェルの外箱。元気を感じさせるオレンジがとても印象的です。
箱からチューブを出してみました。チューブ本体もオレンジ色なんですね。
キャップはちょっと変わった形状になっていますね。片手で開け閉めできるので、使い勝手は悪くありません。
スキンビル 美容液ホットクレンジングの洗浄力は?
中身のジェルはオレンジというよりはベージュに近い色。やや硬めで粘度が高く、指に少し取るとつーっと糸を引きます。
ではこちらも口紅を落としてみます。
口紅の上でジェルをくるくるし始めるとすぐになじみ始めました。
ティッシュで拭き取ってみました。
きれいに落ちています。メイク落ちはかなりいいですね。
スキンビル 美容液ホットクレンジングの使用感は?
2. 手のひらに軽くなじませる
3. 顔全体に顔全体に塗って内側から外側に向かい30秒~1分ほどマッサージ
4. すすぎ1:顔全体に水、またはぬるま湯を5回かける
5. すすぎ2:水、またはぬるま湯をジェルになじませるようにして10回流す
6. すすぎ3:洗い残しがないよう、再度5回、顔全体に水、またはぬるま湯をかける
以上がスキンビル 美容液ホットクレンジングの使用方法です。
手順に従い、手のひらにジェルを軽くなじませてから顔に乗せると……ジェルの温感がすごいです! マナラホットクレンジングゲルより数段温かく感じます。
冬は気持ちよさそうですが、夏は暑くならないかとちょっと心配になるほどの温かさです。
香りは柑橘系なのですが、若干ゴムっぽい匂いが混じっているようにも感じます。
これをしばらくマッサージしてから洗い流します。
……と、ここまでは良かったのですが、洗い流してもジェルがなかなか落ちてくれません。
説明に洗い流しについてかなり細かく書かれていたのはこのせいだったのかと納得しました。
洗い上がりの肌はつるつるしていて、いい手触りではあります。
ただ、丁寧に洗い流したつもりでもなんとなくフェイスラインにジェルが残っているような気がして、なんだか落ち着きません。実際にはしっかり落ちていて、美容液成分が肌に残っているだけなのかもしれませんが……。
第4位:キュレル ジェルメイク落とし(花王)
乾燥性敏感肌用のスキンケアシリーズ、花王の「キュレル」にもクレンジングジェルがあります。医薬部外品のこのシリーズ、知名度的にも非常に高いのですが、ジェルメイク落としにはどんな特徴があるのでしょうか。
キュレル ジェルメイク落としの成分
まずはキュレル ジェルメイク落としに配合されている主要な成分を書き出してみます。
・消炎作用
グリチルリチン酸2K
・保湿系成分
ソルビトール、グリセリン、イソノナン酸イソノニル、BG
エモリエント成分のイソノナン酸イソノニルは油剤で、クレンジング成分でもあります。比較的シンプルな処方になっていると言えるでしょう。
キュレル ジェルメイク落としの特徴
肌にうるおいをもたらす重要な成分のひとつ「セラミド」を守るところにポイントを置いたシリーズ。肌へのやさしさをキープしながらもメイク汚れや日焼け止めをすっきりと落とせるクレンジングジェルです。
弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリー。
ですが若干気になるところがあります。鉱物油の流動イソパラフィンと防腐剤のパラベンが入っている点です。
鉱物油(ミネラルオイル)は肌トラブルに繋がる可能性があることから、できればあまり入っていてほしくないもの。商品によっては「鉱物油不使用」と記載されているものもあります。流動イソパラフィンは鉱物油の中でも比較的安全性が高いとされてはいますが、パラベンと並んでアレルギーを引き起こす可能性があります。
流動イソパラフィンやパラベンが入っていてもそれほど影響のない方ももちろん少なくないでしょうが、「キュレル」という敏感肌の方が使用するシリーズにこれらが入っているのにはちょっと疑問を感じてしまいます。
マツエク時:○
濡れた手:×
W洗顔不要:×
内容量:130g(約3ヶ月分)
1回分使用量:直径約2cm
定価:1,080円(税込)
キュレル ジェルメイク落としを購入してみました
キュレルシリーズはドラッグストアなどで気軽に買うことができます。800円ほどで手に入ることもあるのでプチプラに入りますね!
外箱から中のチューブを取り出したところです。
扁平型の形状がちょっとかわいいですね。
キャップを開けたところです。
シンプルな作りになっています。
キュレル ジェルメイク落としの洗浄力は?
ジェルをお皿に出しました。
わずかに白濁した透明に近いジェルです。比較的もっちりとしてはいますが、粘りはそれほどありません。
では手の甲に塗ったこの口紅を落としてみますね。
15秒ほどジェルをくるくるとなじませたところです。
ティッシュで拭き取ったところですが、うーん……、うっすらと残っていますね。
もうしばらくなじませていたら落ちてきました。が、落としきるまでにちょっと時間がかかるようですね。
スピーディーにメイクを落としたいならポイントメイクは別の手段でクレンジングした方がよさそうです。
キュレル ジェルメイク落としの使用感は?
2. ジェルをそのまま頬、額、鼻、あごに乗せる
3. 1ヶ所につき4~5回円を描くようにして、メイクをなじませる
4. よくなじんだら水かぬるま湯で洗い流す
5. 洗顔料で洗顔後、洗い流す
以上がキュレル ジェルメイク落としを使ったクレンジング方法です。
ジェルが比較的もっちりしたテクスチャーであるために、そのまま顔に乗せると硬くてなかなか伸びてくれないのではないかとちょっと心配でしたが、それは杞憂でした。
顔に乗せると顔の熱でなのか、ジェルがとてもメイクになじみやすく、スムーズに軽いタッチへと変化します。使用方法には「ジェルをそのまま乗せる」とありますが、気になるようなら少し手のひらで温めるとさらになじみやすくなるのではないでしょうか。
すすぐ際に水へのなじみはとてもスピーディーでストレスがありません。洗い流した後は肌がつるつるしていて、本当に洗顔料が必要なのかと思うほどさっぱりした洗い上がりになりました。
第5位:ラチュール クレンジングジェル(ビナ薬粧)
薬品、化粧品を取り扱うビナ薬粧から登場したクレンジングジェル。グループ会社には美容室、エステで取り扱う商品を製造するセブンツーセブン化粧品があり、これまでのノウハウを活かしつつコンシューマ向けに開発されたのがラチュールスキンケアシリーズとのことです。
コンセプトは「毛穴・乾燥、揺らぎがちな肌へ自然の生命力を」。このフレーズからもわかるとおり、クレンジングジェルにもフルーツを始めとした天然由来成分が多く使用されています。
ラチュール クレンジングジェルの配合成分
・メイクから毛穴汚れまでをカバーする、洗浄力を持つ3つの天然成分
キラヤ樹皮エキス、ムクロジエキス、グリチルリチン酸2K
・メイク汚れも古い角質も取り除く8種類のフルーツエッセンス
ザクロ果実エキス、オレンジ果汁、グレープフルーツ果実エキス、サンザシエキス、ナツメ果実エキス、ライム果汁、リンゴ果実エキス、レモン果汁
・保湿力が高い3種類のヒアルロン酸
トリプルヒアルロン酸(ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセル)
・保湿力と抗酸化作用を併せ持つ2つのアンチエイジング成分
コエンザイムQ10、ビタミンE(トコフェロール)
・水
製品の基盤としてアルプスの氷河水を採用
ラチュール クレンジングジェルの特徴
夜のメイク落としに使用するだけでなく、朝にもクレンジングすることで眠っている間につく毛穴汚れ、皮脂汚れをオフすること(=朝クレンジング)を提案するクレンジング剤。朝クレンジングによって期待できる効果には、
・肌に残った余分な皮脂が紫外線によって酸化し、シミ・くすみの原因となるのを防ぐこと
・肌の力を引き出して1日中乾燥しない肌をつくること
などがあります。
ラチュール クレンジングジェルの主成分は水と天然由来成分なので、すっぴんの肌にも負担をかけることなく、水のすすぎですっきりと汚れを洗い流すことができます。
パラベン、タール色素、ミネラルオイルフリー。
マツエク時:○
濡れた手:△(かなり濡れている場合には軽く拭く)
W洗顔不要:○
1回分使用量:3プッシュ
内容量・定価:150mL 1,944円/300mL 3,024円(税込)
定期コースは3個ずつ45日ごとに配送。2回の購入が条件
150mL3本セットは初回限定半額、2回めからは20%引き
備考:商品到着から5日以内なら使用前のものに限り返品可
ラチュール クレンジングジェルを購入してみました
この商品も注文した翌日には到着! コンパクトな段ボール箱で届きました。
中を開けるとこのような形で商品が入っています。
中に入っていたのは現在のイチオシ商品を紹介するチラシのみ。最近は昔ほどごてごてとパンフレットを送ってくるメーカーは少なくなったようですが、それでも究極に近いシンプルさですね。商品に対する自信の現れなのかもしれません。
こちらがラチュール クレンジングジェルの外箱。こちらのデザインもとてもシンプルです。
箱から商品を出してみました。ジェルタイプには珍しいポンプ式になっています。
ポンプの先の方はこんな感じになっています。相当緩めのテクスチャーなんでしょうか。
お皿に出してみると、ジェルというよりはとろとろのリキッドといった印象ですね。
透明に近いのですが、中に粒のようなオレンジ色のものが浮いています。
ラチュール クレンジングジェルの洗浄力は?
ではこちらも口紅を落としてみます。
適量を塗って15秒ほどなじませてみたのですが……ジェルがかなりゆるくて口紅となじみにくいのか、ちょっと残ってしまっていますね。
これはさらに10秒ほどなじませてティッシュで拭き取ったところです。
ほぼ落ちていますが、うっすら落としきれていない箇所があるのがわかるでしょうか。
洗浄力がないわけではないのですが、ポイントメイクをこれで完璧に落とすのは、残念ながら難しそうですね。
ラチュール クレンジングジェルの使用感は?
ではこれを顔に使ってみます。使用手順は、
2. メイクによくなじませる
3. 水、またはぬるま湯で洗い流す
という流れになります。
濡れた手でも使えますが、「手や顔が非常に濡れているときは軽く水気をきってからお使いください」とのこと。
まず顔につけてみると、使用感は完全にクレンジングリキッドのそれです。もしくは泡の立たない洗顔料のイメージでしょうか。
香りは柑橘系、使い心地はさわやかで悪くないのですが、なんだか「3プッシュ」の量が意外と少なく、メイクにしっかりなじませるのに足りていないような気がしてしまいます。他の商品の「適量」はちょっと多いと感じるものも少なくなかったのと対照的です。
そしてすすぐ段階になって、リキッドに近いテクスチャーの割には水切れがあまりよくないです。さっぱり落とし切れるまでにはかなり念入りにすすぐ必要がありました。
クレンジングはもちろん十分にすすぐ必要があるとは思うのですが、しかしラチュール クレンジングジェルは「朝クレンジング」を提唱している商品なのですから、もう少し手早く洗い流せるといいのになというのが率直な感想です。
洗い流した後は肌がもちもちするので、洗い上がりは決して悪くはないのですが。
第6位:ちふれ クレンジングジェル
パッケージや流通経路、広告などをできるだけシンプルにし、大量生産することで、質を落とすことなく低価格化をはかっているちふれ。約50年の歴史を持つこと、情報公開を積極的に行っていることなどから安心感を持って使用している方も多いのではないでしょうか。
そんなちふれのクレンジングジェルはなんと500円というワンコイン! まずはどんな成分が入っているのかを見てみることにしましょう。
ちふれ クレンジングジェルの成分
ちふれの商品は配合とその分量が公式サイトに公開されています。多く含まれているものを中心に記載すると、
・クレンジング成分
トリエチルヘキサノイン、エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸イソプロピル、ミネラルオイル
・保湿成分
グリセリン、ソルビトール、PEG-40
・乳化剤
オクチルドデセス-25
などということになります。31.85%と最も多く配合されているトリエチルヘキサノインは低粘性の液状オイルです。
基材である水は計算上、10数%程度だと考えられます。
ちふれ クレンジングジェルの特徴
無香料、無着色、ノンアルコールなのですが、ミネラルオイル(鉱物油)やパラベンが含まれています。全ての方の肌に影響があるわけではありませんが、敏感肌の方やアレルギーの起こりやすい方は注意する必要があります。
水もそれなりの分量が入っていますが、「ジェル状からオイル状に変化する」「メイクになじむと指の感触が軽くなる」との説明があるように、油性タイプのクレンジング剤ということになります。
マツエク時:△
濡れた手:×
W洗顔不要:×
内容量:100g
1回分使用量:直径約3cm
定価:500円
ちふれ クレンジングジェルを購入してみました
扱っているショップが多くて手に入りやすいのがちふれの商品のいいところです。しかもクレンジングジェルは500円! こんなに安くて大丈夫なのかと思ってしまいますが、価格の割に品質が安定しているのもちふれの特徴なので、期待を胸に購入してみました。
いつもながらのシンプルなデザインですが、右側のブルーの部分は外装フィルムのカラーで、これを外すとチューブ本体は全体が白い色になります。
キャップはこんなふうになっています。こちらもシンプルな構造ながら、ジェルが出てくる穴は他の商品と比べて大きめです。
穴の形状から想像できるように、透明のジェルの触感はやや硬め。でも少し手にとってみると、いかにもオイル入りのような軽い感触もあります。
ちふれ クレンジングジェルの洗浄力は?
では手の甲に塗ったこちらの口紅を落としてみます。
15秒ほどくるくるなじませたところですが、ちょっとなじみが遅いように感じます。
ティッシュで拭き取ってみると、明らかに口紅が残ってしまっていますね。
もうしばらくなじませているうちにほとんど口紅は落ちましたが、ポイントメイクを落とすのに時間がかかるのは否めないようです。
ちふれ クレンジングジェルの使用感は?
2. 指先の感触が軽くなり始めたらさらによくなじませる
3. 水、またはぬるま湯にてよく洗い流す
4. 洗顔料で洗顔
上記の手順に従ってベースメイクを落としてみます。
ジェルはやや重みがあります。事前に「重すぎて伸びがなく使いにくい」との意見が少なくないのを知っていたため、顔に塗る前に一旦手のひらに軽くなじませて温めました。
温めてから顔に塗ると重さは解消され、伸びなくて扱いにくいとは感じられませんでした。ごく一般的なジェルの感触ですね。
しばらくなじませた後、ぬるま湯で流します。ジェルは速攻で落ちるというわけにはいきませんが、落ちにくくて困るほどでもなく、使い心地に関しては特にストレスは感じませんでした。
洗い上がりはさっぱりしていますが、W洗顔が必要なのはちょっと残念ですね。特別な美容成分も入っていませんし、使用は軽めのメイクに限定したほうが安心できますが、ワンコインでこの使い心地なら悪くないのではと思います。
第7位:ビオレ メイクとろりんなで落ちジェル(花王)
ビオレシリーズには十数種類ものクレンジング剤があります。オイル、リキッドから拭き取りタイプまでバラエティ豊か。ラインナップの中にはもちろんジェルタイプもあります。
「こすらずなでるだけ」という意味が込められたメイクとろりんなで落ちジェル。クレンジングの摩擦が肌への負担になるのを最小限に留めるのがコンセプトとなっています。
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルの成分
メイクとろりんなで落ちジェルに配合されている主要な成分は、
・保湿・エモリエント成分
グリセリン、メチルグルセス-20、ジカプリリルエーテル、BG、ベタインなど
・クレンジング成分
イソノナン酸イソノニルなど
といったところで、いわゆる美容液成分と呼べるものは入っていません。お値段がお値段なのでこのあたりは当然といったところでしょうか。
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルの特徴
なでるだけというと肌表面だけ、もしくは軽いメイクしか落とせないんじゃないかとイメージしてしまいますが、公式サイトには「肌表面のメイク汚れだけでなく、毛穴の奥や重ねてベースメイク、ウォータープルーフマスカラも落ちる」としっかり謳われています。
しかも手や顔が濡れていても使えるなんて至れりつくせりで、期待が高まります! ビオレなので価格も安いし、コスパを重視するならかなりおもしろい商品です。
ただ、ラウリン酸PEG-12、イソステアリン酸ポリグリセリル-2など合成界面活性剤が比較的多く含まれていること、香料が使われていることなど、若干気にかかる点がないわけではありません。クレンジングに何を求めるかによってこの商品の評価は大きく分かれそうではあります。
マツエク時:○
濡れた手:○
W洗顔不要:○
内容量:170g
1回分使用量:直径約3cm
定価:オープン価格(実売価格670~1,000円)
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルを購入してみました
「とろりんなで落ち」、それにしてもなんて魅力的なネーミングなんでしょうか。よく知られるビオレブランドだし、そこそこ大ぶりサイズの割にはプチプラだし、ドラッグストアで見かけたらつい買ってしまいたくなるのは筆者だけではないでしょう。
キャップはこのような形状になっています。開け閉めの際にパチン、パチンと軽快な音がします。濡れた手でも使えるとのことなので、お風呂で使用することを意識されているのかもしれません。
白濁した半透明のとろっとしたジェルです。
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルの洗浄力は?
ではこちらの口紅を落としてみましょう。
10秒ほど、軽くなでただけの状態ですが、非常によくなじみます。
これはなかなかよく落ちますね!
写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、口紅が浮いた状態になっています。
ティッシュで拭き取ったところです。
なで落ちジェルという名前はダテじゃありませんでした。お安いのにちょっとびっくりの落ちっぷりです!
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルの使用感は?
2. メイクによくなじませる
3. 水かぬるま湯で洗い流す
4. W洗顔は不要
こちらは手や顔が濡れていても使用できますが、条件を同じにするために乾いた手でクレンジングしてみます。
顔につけてみて驚きました。香料の匂いが非常にきついです。
筆者は無香料派というわけではないのですが、いかにも化粧品!といった匂いでこれはちょっと苦手……。原料臭を消したいのかもしれませんが、もうひと工夫できなかったのでしょうか。
口紅を落としたときにもわかりましたが、ファンデーションにはとてもよくなじんでくれます。手の滑りも軽いタッチで良好です。
が、流す段階になると、ぬるま湯になかなかなじまず、落ちてくれません。濡れた手でも使えるタイプのクレンジングなので、ある程度は仕方のないことなのかもしれませんが。
そして流し終わった後も、顔に何やら皮膜が残るような感じがあります。肌表面は非常につるつるしているのですが、いかにも不自然な手触りで、何かが肌に残っているのがわかって不安になってしまいました。肌の弱い方にはあまりお勧めしたくない洗い上がりです。
7つのクレンジングジェルを使ってみた感想
筆者が試した7つのクレンジングジェルについて、1位から順に総括してみました。特に気になった点もそのままご紹介します。
マナラ ホットクレンジングゲルについて
洗い上がりの肌のもちもちした感触が非常に気に入ったので第一位に選びました。もちろんメイクの落ちは申し分なく、W洗顔は不要、香りがフレッシュなところもいいですね。ゲルがちょっと重いタッチなので、そこが気になる方もいらっしゃるかもしれません。
購入するまではちょっと価格が高いかなと思ったのですが、その分内容量が多いですし、気に入ったら負担にならない価格なのではないかと思いました。
チェルラー パーフェクトクレンジングジェルについて
マナラ ホットクレンジングゲルとどちらを1位にしようかとかなり迷ったのですが、メイクへのなじみのスピード感にわずかな差を感じたのでこちらを2位にしました。が、メイク落ちはかなりいいですし、洗い上がりのさっぱり感&つるつる感が非常に気持ちのいい商品ですね。
定価が4,500円ちょっととややお高めではあるものの、新たに洗顔料やピーリング剤を買う必要はないことを考えるとコスパも悪くないのではないでしょうか。
スキンビル 美容液ホットクレンジングについて
正直に言うと、この商品と「キュレル ジェルメイク落とし」、「ラチュール クレンジングジェル」はどれを3、4、5位にするかかなり迷いました。この3つの中でメイク落ちが最も良かったスキンビルを3位にしましたが、何を重視するか、もしくはそのときの肌の状態で順位は変動することでしょう。
すすぎに時間がかかってしまうのがスキンビル 美容液ホットクレンジングの最も気になったところです。疲れて帰ってきたとき、やはりスピーディーにクレンジングを済ませてしまいたいというのが本音です。
が、先ほども言ったように、メイクを落とす力に関してはとてもすぐれていると感じました。お値段がそれほど高くないのも良い点ですね。
キュレル ジェルメイク落としについて
上記の3点と比較してややメイク落ちに時間がかかったキュレル ジェルメイク落とし。ただ、プチプラであること、すすぎがとてもスピーディーなこと、余計な香料が入っていないことなどが好印象でした。
お安いですし、敏感肌の方でも使えるシリーズなので、メイク落ちに関しては元からあまり期待していなかったのですが、濃いメイクは時間がかかってもナチュラルメイクなら問題なく落ちてくれます。使用感もさわやかで、ずっとリピートしている方が多いのも納得のクレンジングジェルでした。
ラチュール クレンジングジェルについて
今回の7商品の中では唯一のポンプ式。リキッドに近いテクスチャー、どちらかと言うとクレンジング剤というよりも洗顔料寄りの立ち位置といった、若干毛色の違う商品です。
洗い上がりの肌触りはとてもいいのですが、しっかりメイクをする場合には洗浄力がちょっと足らないように感じました。でも、例えばミネラルファンデーションやパウダーを中心に使用される方には、「このマイルドさがちょうどいい」となるかもしれません。
濡れた手でも扱えるのはとても便利ですが、その分、すすぎに時間がかかってしまうのが残念ですね。
ちふれ クレンジングジェルについて
心配していたジェルの重さはひと手間かけることで解消。しかしメイク落ち、機能性、配合成分などを見ても殊更秀でているものがあるわけではないので、ベーシックな部分はしっかりと抑えた低価格商品といった印象です。
ちょっと気になるのはオイルの配合量が多いところでしょうか。乾燥肌の方は特にクレンジング後の保湿ケアをしっかり行ったほうがいいですね。
とはいえ、ワンコインでこれなら十分かなとも思います。ちふれのイメージ通りのクレンジングジェルです。
ビオレ メイクとろりんなで落ちジェルについて
口紅を落とすテストの段階では非常に好印象で、メイク落ちを重視して順位をつけるのなら3位くらいに持っていきたい商品です。
でもいかんせん、強すぎる香りと洗い上がりが筆者の好みからは外れており、最終的にこの順位となりました。
濡れた手でも使えるし、W洗顔は不要だし、機能性で言えば申し分ないのでちょっと残念です。メイク落ちと価格をキープしたままで今後改善されていくことを期待したいですね。
クレンジングジェルの種類
先ほどもご紹介したように、クレンジングジェルには様々な種類のものがあります。特に大きな判断材料となるのがオイル成分の配合量。クレンジングジェルには水性タイプと油性タイプの2種類があり、水性のジェルはさらにオイルフリーとオイルインに、油性タイプは油性ジェルとオイルジェルに分けることができます。
油分量の少ないものから順に各タイプのジェルの特徴をおさらいしてみましょう。
1.水性ジェルタイプ(オイルフリー)
オイルフリーの水性タイプは水をベースに、文字通りオイル成分を全く使用することなく作られています。ほとんどの製品が無色透明で、使用感は非常にさらっとしています。
昨今主流となっている落ちにくいメイクは油性であるため、多くのクレンジング剤では界面活性剤とオイルの力によってメイクを落としています。しかしオイルフリーのクレンジングジェルはオイルの力でメイクを落とすことができません。その代わりに界面活性剤が多く配合されていますが、どうしても洗浄力は弱くなってしまいます。
また、界面活性剤を多く配合すると肌に負担がかかりやすくなることから、これがこのタイプのクレンジング剤の大きなデメリットとなっています。ごく軽いメイクを落とす場合やマツエクをしていてオイル入りのものが使えない場合にしか向かないクレンジング剤だと言えるでしょう。
オイルフリーの水性クレンジングジェルかどうかを判断するポイントには、
・パッケージに「オイルフリー」との記載がある(「ミネラルオイルフリー」は鉱物油不使用のことなので、それとは異なります)
・成分表示の上位に「水」があり、「○○オイル」「○○油」といった記載がない
などがあります。
2.水性ジェルタイプ(オイルイン)
現在市販されているクレンジングジェルの多くがこの「オイルインの水性ジェルタイプ」にあたります。水をベースにして作られているのですが、適量のオイルを配合することによって、オイルフリーのものよりメイク落ちを良くしています。ただしオイルベースのものほどの洗浄力はないため、濃いメイクを落とすにはやや力不足です。
オイルが入っている分、界面活性剤の配合量をそれほど増やさなくても良いことから、肌への負担を抑えられるのがこのタイプのクレンジング剤の良いところです。使用感はベタつきが少なく良好ですが、これをさっぱりとした使い心地と感じるかしっとり感が足りないと感じるかで評価が分かれそうです。
成分表示の上位に「水」があり、下位に「○○オイル」「○○油」などの記載があれば、オイルインの水性クレンジングジェルだと判断できるでしょう。
3.油性ジェルタイプ
油性ジェルタイプはオイル成分が多く含まれるクレンジング剤です。オイルが多く含まれているためメイクになじみやすく、メイク落としの実力はかなりのもの。クレンジングオイルほどではありませんが、しっかりメイクや、製品によってはウォータープルーフのメイクにも十分対応できるだけの洗浄力を持っています。
また、水性ジェルと比べると界面活性剤の配合量が抑えられているので、洗浄力の割に肌にそれほど負担がかからないのがメリットだと言えるでしょう。オイルが多く含まれているため、しっとりとした洗い上がりです。
油性ジェルタイプかどうかを見分けるには、成分表示でオイルが水よりも上位に記載されていることがポイントとなります。
4.オイルジェル
クレンジングオイルをジェル状に加工したもの。主成分はオイルで水分はほとんど含まれていません。洗浄力は非常に強力で、ウォータープルーフマスカラも落とすことが可能。しかし強力な分、肌の皮脂を取りすぎる傾向にあり、使い方を間違えると肌を乾燥させたり老化させたりする原因となってしまいます。
そのため、オイルジェルは普段使いにはあまりお勧めできません。洗浄力を活かして、ここぞというときに上手に使いたいクレンジング剤です。
オイルジェルの成分表示を見ると、オイルが冒頭に記載され、水は記載があっても最後のほう、つまり少量であることがほとんどです。
クレンジングジェルが合うのはどんな人?
クレンジング剤にはジェルタイプの他にも、オイルやクリーム、リキッドなど多くのタイプのものが存在しています。数あるクレンジング剤の中からジェルタイプが最もお勧めできるのはどんな人なのでしょうか。まずは各クレンジング剤についてそれらの特徴を簡単にまとめてみました。
クレンジングオイル
メイクを落とす力には非常に強力なものがあるオイルタイプのクレンジング。そのため濃いメイクやウォータープルーフのアイメイクを落としたい場合に大活躍してくれます。
しかしその洗浄力ゆえに本来肌に必要な皮脂までも取り去り、その結果肌を乾燥させかねません。界面活性剤もやや多めに含まれており、肌の弱い方や乾燥肌の方にはあまり向かないクレンジング剤だと言われています。
クレンジングバーム
固形に近いテクスチャーで「軟膏のような」と称されることもあるクレンジングバーム。肌に優しくメイク落ちにもすぐれているのですが、スパチュラが必要だったり肌につける前に一旦手のひらの熱で温めてオイル状にしなければならなかったりするため、やや利便性に欠けるとも言えます。
クレンジングクリーム
クリームタイプのクレンジング剤は肌にやさしく、しっとりした洗い上がりになることから、乾燥肌の方や敏感肌の方でも使いやすいのが魅力です。ただし洗浄力があまり高くなく、濃いメイクを落とすのには少々物足りません。さっぱりとした洗い上がりを好む方にも不向きだと言えるでしょう。
クレンジングクリームには洗い流すタイプのほか、拭き取りタイプもあります。拭き取りタイプは水が使えない場合などにはとても便利ですが、クリームを拭き取る際の摩擦が肌への負担となる可能性があります。十分に注意しましょう。
クレンジングミルク
とろっとしたテクスチャーのクレンジングミルクの一番の特長は肌へのやさしさ。敏感肌の方や肌の乾燥が気になる方にもお勧めすることができます。しかしこちらも洗浄力はあまり高くないため、しっかりメイクよりはナチュラルメイクを落とすのに向いています。
ミルクタイプはクリームタイプよりは軽い使い心地ですが、洗い上がりはしっとりしています。洗い上がりをさっぱりさせたい方にはあまり好まれないかもしれません。
クレンジングリキッド
クレンジングリキッドは水がベースのさらりとした使用感が特徴。洗浄力が高いので、しっかりメイクやウォータープルーフのメイクを落とすのにも対応している商品が多く見られます。また、濡れた手でもメイクを落とせる製品が多く、お風呂で使える利便性も魅力です。
ただし、洗浄力が高いぶん肌への負担が大きくなりがち。さっぱりした洗い上がりは肌の乾燥を招く恐れもありため、乾燥肌、敏感肌の方にはあまり向いていません。ゆるいテクスチャーなのでメイクになじませにくいのも欠点のひとつです。
クレンジングシート
拭き取るだけで簡単にメイクが落とせるクレンジングシートの利点はやはり利便性。疲れて帰宅した際などに大活躍してくれますし、ポイントメイクを落とすことができるほどの洗浄力の高さも大きなメリットのひとつです。
ただし拭き取る際に起こる摩擦は肌にとって決して良いものではありません。使い方によっては毛穴のメイク汚れを押し込むことになり、肌トラブルを起こす可能性も高まります。できれば普段使いは避けたいクレンジング剤です。
ジェルタイプのクレンジングをお勧めするのはこんな人!
クレンジングジェルのテクスチャーはミルクタイプとリキッドタイプの間ということになるでしょうか。他の特徴に関しても、だいたいこの2つのタイプの中間に位置していると考えて良さそうです。
ジェルタイプは肌にやさしく、洗浄力もそこそこ高め。ウォータープルーフタイプのメイク落ちに関しては製品によりますが、メイクへのなじみは悪くなく、ナチュラルメイクならW洗顔が不要という製品も珍しくありません。濡れた手で使える製品もあり、利便性もまずまずです。
これらのことから、クレンジングジェルは乾燥肌から脂性肌まで幅広い肌質の方の普段使いに適していると言えるでしょう。単純に軽く爽やかな使い心地を求めて選んだとしても、大きな失敗が比較的起こりにくいクレンジング剤でもあります。
クレンジングジェルの選び方
幅広い方に対応できるクレンジングジェルですが、先ほどもご紹介したように油分の配合量によって
少 ・水性ジェル(オイルイン)
↓ ・油性ジェル
多 ・オイルジェル
の4つのタイプがあり、それぞれ性質が異なっています。これらはどのように選んだらいいのでしょうか。
肌質から選ぶなら?
水性ジェルのオイルフリータイプは界面活性剤が多く含まれています。そしてオイルジェルは成分の多くが油分です。この2つのタイプは上手に使用しないと肌に負担がかかってしまうため、特に普段使いするものとしては積極的にはお勧めしていません。
では水性ジェルのオイルインタイプと油性ジェルとではどちらがいいのかということになりますが、肌質によってお勧めできるものが異なります。
乾燥肌の方
水性ジェルのオイルインタイプ、油性ジェルのどちらでも使用することができるのですが、どちらかと言えば油性ジェルのほうをお勧めします。水性ジェルならオイルが比較的多く含まれるものを選ぶといいでしょう。洗い上がりがしっとりして水分が保たれやすくなります。
普通肌の方
水性ジェルのオイルインタイプでも油性ジェルでもどちらでもOK。お好みのものをお使いください。
脂性肌の方
両方ともご使用いただけますが、ニキビができやすい方は油分の少ない水性ジェルのオイルインタイプの方を選んだほうがいいでしょう。
敏感肌の方
肌に合えば水性ジェルのオイルインタイプでも油性ジェルでもいいのですが、界面活性剤の配合量が比較的少ないと考えられる油性ジェルの方を勧めます。
落としたいメイクで選ぶなら?
基本的にオイル成分が多く含まれているほど油性のメイクが落としやすくなります。商品によっても異なりますが、一般的なクレンジング力は
だと考えられるので、
ナチュラルメイクを落としたい →オイルイン水性ジェル
濃いめのメイクを落としたい →油性ジェル
ウォータープルーフマスカラまでしっかり落としたい →オイルジェル
を選ぶといいでしょう。
しかしウォータープルーフマスカラを落としたいからといって、顔全体のクレンジングをオイルジェルで行うのはあまりお勧めしません。ポイントメイクとベースメイクは別と考え、まずはポイントメイクをオイルジェルでオフ。
他の部位は油性ジェルやオイルインの水性ジェルでクレンジングするといった具合に使い分けるのが、肌のためには最も賢い選択だと言えるでしょう。
逆にオイルフリーの水性ジェルに関しては、洗浄力が必ずしも十分ではありません。パウダーのみのメイクや、オイル成分を避けなければならないマツエクをしているケースなどに使用されることをお勧めします。
使用感で選ぶなら?
4タイプのクレンジング剤の最も大きな違いとなる油分の量。この油分量は使用感にも直結してきます。毎日使うものなので、使用感が好みに合うかどうかはかなり重要な部分です。
使用感は他の成分の配合量にも左右されるので一概には言えませんが、洗い上がりのしっとり度は
の順だと言えるでしょう(オイルジェルは商品や使用法によってかなり洗い上がりが異なります)。
洗い上がりがしっとりしていると肌の乾燥を防げますが、ベタついてしまうようでは困りものですね。逆にさっぱり洗い上がればクレンジング直後は爽やかですが、その後の乾燥につながりかねません。ただ、乾燥対策に関しては、洗顔後に使用する化粧水やクリームなどで保湿力を補うことができます。ぜひ自分が気持ちよく使えるものを見つけましょう。
製品によってはあまりにさらっとしすぎて肌につけるなり垂れてしまったり、こってりしすぎてメイクになじませるのに時間がかかったりするようなものもあります。メイクとなじまなければきれいに落とすことができませんし、クレンジングに時間がかったり摩擦力が加わると肌を傷める原因になりますので注意が必要です。
クレンジングジェルの使い方
クレンジングジェルは正しく使ってこそ、その効果を十分に発揮します。商品によって使用法が異なるケースもありますが、クレンジングジェルの一般的な使い方をご紹介しましょう。
1.ポイントメイクは先に落とす
クレンジングジェルの中でも特に特に水性タイプのものだと、ウォータープルーフタイプのマスカラやアイライン、口紅などを落とすには少々力不足です。まずはポイントメイクリムーバーなど専用のクレンジング剤を使って目元、口元のメイクをざっと落としてしまいましょう。
クレンジングジェルに比べ、ポイントメイクリムーバーは肌への負担がかかりやすくなる傾向にあります。この段階でポイントメイクを完璧に落とし切る必要はないので、できるだけやさしく、しかし時間をかけることなくメイクになじませるようにしてください。
2.必要な分量はしっかり使う
ではいよいよジェルを使ってメイクを落としていきます。
パッケージに書かれている分量を乾いた状態の手に取りましょう。このとき、定められた量よりも少ないとメイクに十分になじませることがでず、摩擦が肌への負担を大きくしてしまうため、なにひとついいことはありません。必ず決められた分量を使うようにしましょう。
単に「適量を」と書かれている場合にはさくらんぼ~マスカット1粒分程度を目安にするといいでしょう。ちょっと多いかな?というくらいでちょうどいい分量です。
3.オイル入りのジェルは温めてから使う
油性、または水性でもオイルインタイプのクレンジングジェルは、手に取ってから手のひらの熱で一旦温めるとよりメイクになじみやすくなります。寒い季節などで手が冷たい場合には、あらかじめ手を温めておくとスピーディーにメイクになじませることができます。
4.メイクになじませるときはやさしくが鉄則
クレンジングジェルを額、鼻、頬、顎など目元、口元以外の場所に置きます。まずはTゾーンから、その後頬の順番にくるくるとやさしくメイクになじませていきます。汚れを落としにくい小鼻の周りは特に丁寧に。決してゴシゴシこすってはいけません。
目元、口元など皮膚が薄くデリケートな部位は一番最後にクレンジング剤をなじませると、肌にかかる負担を最小限にとどめることができます。なじませる際には力は要りません。摩擦が強くならないように特に注意しましょう。メイクが十分になじむと、オイルの入ったジェルなら指の感覚がふっと軽くなるように感じられます。
いくら丁寧にと言っても、いつまでも時間をかけてクレンジングするのは肌に負担がかかるばかりです。クレンジングをマッサージと兼ねて行うのもあまり感心しません。長くても1分以内になじませる工程を終了させることをお勧めします。
5.すすぎはぬるま湯で
クレンジングジェルがメイクに十分になじんだら、ぬるま湯で丁寧に洗い流していきます。冷たい水ではクレンジング剤が残りやすいですし、熱いお湯では必要な皮脂まで取り去って肌の乾燥を招きますので、温度には十分注意する必要があります。肌の温度より少し低めを目安にするといいでしょう。
髪の生え際、顎などのフェイスラインは流し残しが多い部分です。肌荒れやニキビの原因になるのでしっかり丁寧にすすぐようにしましょう。
6.必要ならW洗顔を
W洗顔(クレンジング後の洗顔)を不要としているクレンジングジェルもありますが、必要な場合には必ず手を抜かずに洗顔してください。クレンジング剤が顔に残ったままだと肌トラブルの原因となります。また、脂性肌の方、ニキビができやすい方も、製品によってはW洗顔をしたほうがいいでしょう
7.メイクを落としたらしっかり保湿を
最近のクレンジングジェルの中にはたくさんの美肌成分や保湿成分が含まれているものがありますが、そういう製品を使ったからといってその後のスキンケアが不要になるというわけではありません。メイクが完全に落とせたら、その後は化粧水、クリーム等でしっかりケアを行いましょう。
マツエクしててもOKなクレンジングジェルはあるの?
まつ毛エクステ(以下マツエク)のグルーはオイルに弱いため、オイル系のクレンジング剤を使用するとマツエクが取れてしまうことがあります。マツエク時専用のクレンジング剤を使用できれば安心ですが、もっと簡単にクレンジングしたい!という場合には、オイルフリータイプのものであれば使用することが可能です。
クレンジングジェルの中にもオイルフリータイプのものがありますので、まずはそれを選択肢として上げることができます。また、オイルインタイプでも水性ジェルならオイルの配合量が少ないため、シアノアクリレート系の一般的なグルーであれば問題なく使用できる商品も少なくありません。
そうした商品は大抵「マツエクOK」などとパッケージに記載があったりしますので、必ずチェックして購入するようにしてください。ただ、特殊なグルーを使用している場合には、オイルフリーの商品を選ぶのが無難です。
クレンジングジェルでも油性タイプのものはマツエク時には不向きです。マツエクを長持ちさせたいなら使用は見合わせたほうがいいでしょう。
今回こちらで試したものでは、
・マナラホットクレンジングゲル
・チェルラー パーフェクトクレンジングジェル
・スキンビル 美容液ホットクレンジング
・キュレル ジェルメイク落とし
・ラチュール クレンジングジェル
・ビオレ メイクとろりんなで落ちジェル
の6つがマツエクにも使用可能な商品です。
アイメイクを落とす際の注意点
いくらマツエクOKのクレンジングジェルと言っても目元をゴシゴシとこすり洗いするのはNGです。摩擦は肌に良くないだけでなく、マツエクにも相当な負担をかけてしまうからです。
ジェルはやさしく丁寧にアイメイクになじませ、洗い流しもやさしく行いましょう。できるだけ簡単にメイク汚れが落とせるよう、ぬるま湯を使うのがベストです。
クレンジングジェルで毛穴や角栓をすっきりできる?
毛穴汚れや角栓にはいくつかの原因があります。例えば皮脂の酸化。メイク汚れが毛穴にたまって残ってしまうケースも多く見られます。
これらのケースで効果を発揮するのが洗顔やクレンジング。そのため、洗顔料やクレンジング剤の選び方が毛穴ケアの大きなポイントになってくることは間違いありません。
毛穴汚れや角栓をしっかり取り去るためには丁寧なクレンジングが必要になります。でも洗浄力が強すぎると肌にダメージを受けやすくなりますし、逆に弱すぎて落とすのに時間がかかっても肌への負担となってしまいます。前者の代表例がクレンジングオイル、後者がクレンジングミルクやオイルフリーのクレンジング剤だと言えるでしょう。
その点、クレンジングジェルは、「ほどよい洗浄力」と「肌へのやさしさ」というメリットを併せ持っています。洗い上がりは軽いながらも適度にしっとりしているので、毛穴や角栓のケアを含めた普段使いにぴったりなのです。
特に毛穴の状態が気になる場合には、クレンジングの前にホットタオルなどで一旦肌を温めて、毛穴を開いてからクレンジングするといいでしょう。最近はクレンジング剤自体が温感を持つホットタイプのジェルも登場していますね。
クレンジングで毛穴をきれいにした後は、肌を冷やすか収れん化粧水を使って毛穴を引き締めることも忘れずに。
ちなみにクリームタイプのクレンジング剤にもジェルタイプと同様の「ほどよさ」が期待できます。逆に毛穴のケアに最もお勧めできないのはシートタイプのクレンジング。毛穴にメイク汚れを押し込むことにもなりかねませんので、使用は最小限に留めるようにしましょう。
毛穴ケアはトータルで考える
ただし、ジェルに限らずクレンジングだけで毛穴や角栓のケアを全て行えるわけではありません。毛穴の黒ずみや角栓が、ターンオーバーサイクルの乱れによるものであれば、クレンジング剤以外のアイテムの力も借りる必要が出てくるからです。
ターンオーバーを整えるためには肌の負担を抑えることが重要なので、こちらの原因であってもジェルタイプのクレンジング剤を選ぶのは良い選択だと言えるでしょう。自分の肌に合うクレンジング剤に洗顔料や化粧水、美容液、クリームなど他のアイテムを上手に組み合わせ、トータルでケアを考えていくようにしましょう。
メイクは必ずその日のうちに!
クレンジングジェルの選び方、使い方を掘り下げて見てきました。クレンジングジェルは肌質を選ばず使える商品が比較的多いのですが、肌の状態にはやはり個人差があります。ご自分に合うクレンジング剤を選ぶための助けになれば幸いです。
そして最後になりましたが、クレンジングで特に重要なのは、「メイク汚れは必ずその日のうちに落としてしまうこと」! クレンジングはときに面倒に思えてしまうこともあるでしょうが、いつまでもきれいでみずみずしい肌のために、ぜひこれだけは守ってくださいね。