プチプラ クレンジングリキッドを比較・おすすめは?
プチプラ「クレンジングリキッド」を7つ使い比べてみました。それぞれのクレンジングリキッドを使ってみた感想やおすすめのプチプラ「クレンジングリキッド」を発表します。その他、クレンジングリキッドの選び方や使い方、他のクレンジングとの違いなども解説します。

クレンジングの種類
普段、どんなタイプのクレンジングを使っていますか?クレンジングと一言で言っても、様々な種類がありますよね。
一般的に広く知られているクレンジングのタイプは、オイル、リキッド、ジェル、クリーム、ミルクと分けることができ、それぞれの特徴、メリット・デメリットがあります。
毎日使うクレンジングだから、自分のお肌と相性の良いものを見つけたいですよね。
今回は、クレンジングリキッドにスポットをあてますが、まずは、様々なクレンジングのタイプについて、それぞれ簡単に見ていきましょう!
①クレンジングオイル
メイク汚れへの馴染みが良く、洗浄力は抜群なので“しっかり・ばっちりメイク派”の人に向いています。
◎メイクの落ちが非常に良い。
×皮脂まで落とすため、肌が乾燥してしまいがち。
②クレンジングリキッド
水クレンジングとも呼ばれます。
主成分が水で、さっぱりとした使用感が特徴です。
洗浄力はオイルについで高いため、濃い目のメイクをする人向けです。
◎洗浄力は高いが、オイルと比べると皮脂を落としすぎない。
×濃いメイクは落ちにくい場合がある。皮膚への刺激となる場合がある。
③クレンジングジェル
ジェル状なので、摩擦による刺激を抑えてくれます。
ジェルは、油性のもの、水溶性のものに分かれます。
◎滑りが良く、メイク汚れとも馴染みやすい。
×油性のジェルは皮脂を落としすぎる場合がある。
水生のジェルは濃いメイクが落ちにくい場合がある。
④クレンジングクリーム
ジェルよりも、さらに摩擦による刺激を抑えてくれるのがクレンジングクリームです。
◎保湿力に優れており、お肌に潤いをキープできる。
×洗浄力が弱く、仕上がりが多少ベタつく。
⑤クレンジングミルク
クリームタイプより滑りが良く、なめらかでやさしい使い心地なのがクレンジングミルクです。
◎保湿力があり、敏感肌・乾燥肌の人でも使いやすいタイプです。
×洗浄力が弱く、濃いメイクには対応できない。
①から⑤のクレンジング、一般的に、上位のものほど洗浄力は高めで、濃いメイクに向いていると言われています。
クレンジングリキッドとは
“水クレンジング”とも呼ばれるクレンジングリキッドの特徴は、主成分が“水”であることです。テクスチャーは、とろりとした化粧水のようなものから、軽めのオイルに近いものが多いです。
クレンジングリキッドの洗浄力はクレンジングオイルに次いで高く、しっかりメイクやバッチリメイクもするりと落とせて、非常に優秀です。
とはいえ、クレンジングオイルほど皮脂を落としすぎないので、ある程度の潤いをキープすることができます。
また、洗い流しがベタベタ・ぬるぬるせず、さっぱり仕上げることができるのが大きな特徴です。濡れた手でも使えるクレンジングリキッドが非常に多いので、入浴のついでにサッと使えるのも有難いですね。
そして、クレンジング後の洗顔、つまりダブルクレンジングが不要のものもたくさんあります。毎日のことだからこそ、少しの手間でも省けるのはうれしいですよね!
手間と言えば、まつげのエクステを付けている人も多いと思いますが、クレンジングに気を遣いますよね。エクステ用にクレンジングを変えている、という人もいるのではないでしょうか。
実は、クレンジングリキッドの中には、まつげのエクステにも使えるものが多数あります。水が主成分ならではの強みですが、どれでもOKというわけではありません。
エクステにとって、オイルは大敵なので、基本的に、オイルフリーのクレンジングリキッドでなくてはいけません。商品によっては、オイルが配合されているものがありますので、注意してください。
また、オイルフリーのクレンジングリキッドでも、メーカーの判断で、エクステには使用不可というものもあります。
エクステに使用可能なクレンジングリキッドの場合は、化粧箱やボトルに“エクステにも使用できます”と、わかり易い記載が必ずあります。
記載がない場合は、たとえオイルが含まれていなかったとしても、メーカーとしては使用を勧めていないケースが多いです。
メーカーに問い合わせれば、すぐに教えてくれるので、不安な場合は聞いてみましょう。
クレンジングリキッドと相性の良い肌タイプは?
クレンジングリキッドは、脂性肌~普通肌の人に向いています。オイルよりお肌に優しいとは言え、クリームタイプやミルクタイプのクレンジングと比べると、皮膚への刺激が強いので、敏感肌・乾燥肌の人が毎日繰り返し使用すると、肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
自分のお肌との相性が良いかどうか、注意深く観察し、違和感を感じたら使用を止めるなど、注意する必要があります。
クレンジングリキッドの選び方
クレンジングリキッドも種類や配合成分は様々なので、自分に合うクレンジングリキッドを見つけるために、まずは“自分が何を重視するか?”という選び方の基準を明確にしましょう。
●とにかくさっぱりと仕上げたい!
皮脂のベタつきが気になるという人は、仕上がり重視でクレンジングリキッドを選んでみましょう。オイルフリータイプのクレンジングリキッドがお勧めです。
●まつエクにも使いたい!
エクステにとって、オイルは大敵です。エクステに使用できることが、明確に記載されたクレンジングリキッドを選びましょう。
●入浴ついでに、とにかく簡単に済ませたい!
水に濡れた手でも使えるクレンジングリキッドを選びましょう。
ダブル洗顔不要なタイプも便利です。
●乾燥しがちなので、保湿力は必須!
美容成分、潤い成分がしっかり配合されたクレンジングリキッドを選びましょう。
ただし、基本的には、上でご紹介したように、クレンジングリキッドは洗浄力が強く、ミルクタイプやクリームタイプと比べると皮膚への刺激もあるので、敏感肌・乾燥肌の人が毎日連続してクレンジングリキッドを使用するのは、あまりお勧めできませんので、十分注意してください。
クレンジングリキッドの使い方
クレンジングリキッドの使い方は、手に適量を取って、顔に馴染ませて洗い流すというものが多いです。
このとき、もったいないからと量をケチってしまうと、汚れを十分に落とすことができないので、たっぷりと使いましょう。
手のひらをこすり合わせるなどして、リキッドを少し温めてから使うと、メイク汚れとのなじみがさらに良くなるそうですよ!
塗り方は、各商品によって指示がある場合もありますが、一般的には、皮脂の出やすいTゾーン、あごや頬の順に伸ばしたら、指の腹で、くるくると円を描くように、顔全体にやさしく馴染ませます。
まつげのエクステに使用する場合は、綿棒にリキッドを染み込ませて、毛の流れに逆らわずに、やさしく塗布しましょう。ダメージが最小限に抑えられるので、エクステが長持ちします。
また、濃いメイクの部分は、塗布して少し時間を置くと、リキッドとメイクがなじみやすくなります。
同じクレンジングリキッドでも、使い方次第で効果に差がでます。
クレンジングリキッドの落とし方
クレンジングは落とし方も大切です。メイク汚れと馴染ませたクレンジングリキッドは、冷水ではなく、ぬるま湯ですすぐのがおススメです。
このとき、絶対にお肌をゴシゴシとこすらないように注意しましょう。
また、クレンジングリキッドによってはコットンで拭き取るタイプのものもあります。
コットンは、肌の間で摩擦を起こすので、肌への刺激となってしまいます。
少しでも刺激を少なくする方法は、乾いたコットンを使わないことです。まずコットンを水で濡らし、水気を切った後に、皮膚表面のリキッドだけをやさしく拭い取るのがポイントです。
一度で拭き取ろうと力を入れないようにしましょう。
このひと手間で、皮膚への刺激をかなり抑えることができますよ!
クレンジングリキッド7つを使い比べてみた
手軽に購入できるプチプラのクレンジングリキッド7商品を、実際に使ってみました。洗浄力や使用感などをまとめてみたので、クレンジングリキッドに興味が出た人はぜひ、参考にしてみてくださいね!
オルビス クレンジングリキッド
オイルフリー化粧品でお馴染み、オルビスのクレンジングリキッドです。
150mlボトル入りが1,440円(税込)、詰め替え用が1,245円(税込)です。
オルビス化粧品販売店や、オルビス公式サイトから購入することができます。
無香料、無着色、無油分のオルビス クレンジングリキッドですが、まずは全成分を公式サイトから抜粋して、詳しく見ていきましょう。
DPG、水、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20 グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジイソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-45、グリセレス-12、イソステアリン酸PG、シクロペンタシロキサン、プロパンジオール、グリチルリチン酸2K、セリン、グリシン、アラニン、ヒアルロン酸Na、ローズマリーエキス、BG、クエン酸、クエン酸Na、トコフェロール
【注意したい成分】
・トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20 グリセリル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、ジイソステアリン酸PEG-12、ステアリン酸PEG-45、イソステアリン酸PG…合成界面活性剤。
・ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、グリセレス-12、シクロペンタシロキサン…合成ポリマー。
様々な種類の合成界面活性剤が配合されており、成分表の記載順位も上位なことから、配合されている割合も高そうです。
実際にオルビスの公式サイトからクレンジングリキッドをオーダーしてみました。
私が購入した時期は、かわいらしい限定ボトルが販売されていましたが、通常は透明のシンプルなボトルで販売されています。
透明でとろみがあるクレンジングリキッドです。
ベタベタする感じは一切ないですが、かなりオイルに近いテクスチャーで、使う時は、手に2,3プッシュ出して、手のひら全体に広げてから、顔全体にくるくるとやさしく馴染ませます。
オルビスのクレンジングリキッドは、まつげのエクステにも使えます。
またこのクレンジングは、ぬるま湯でしっかりと洗い流した後、通常の洗顔が必要です。
クレンジング後のお肌の状態はこちらです。
私の場合は、乾燥や突っ張り感、その他の刺激は一切感じず、普段と変わりありませんでした。
クレンジングリキッド自体は、割と粘度が高いため、落ちにくいかと思いきや、水でするりと落ち、さっぱりと仕上がり、まつエクも、抜け落ちることなく、問題なく使えました。
次に、口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを腕に塗り、洗浄力をチェックしてみました。
塗布して30秒放置し、そのあとくるくると指の腹で10回ずつ馴染ませてから、流水を10秒間ずつ当てました。
ファンデーションは少し残っていますが、ほぼ落ちていますね。
オルビスクレンジングリキッドの評価
オルビスクレンジングリキッドは、オイルフリーなので、まつエクでも気にせず使えるのが嬉しいですし、私のような乾燥肌でも問題なく使用できました。
つめかえ商品が充実している点も、長期で続けやすいとは思います。
個人的には、ゴミが少ないというのもポイントが高いです。
ただ、他のクレンジングリキッドが、ダブル洗顔不要のものが多い中、オルビスは洗顔が別途必要な点が、少し面倒に感じる人もいるかもしれません。
ちふれ クレンジングリキッド
次はちふれのクレンジングリキッドです。ちふれの化粧品は、無香料、無着色でシンプルなラインが特徴的です。
そんなちふれのクレンジングリキッドは、200ml 700円(税抜)、詰め替え用600円(税抜)で販売されています。
公式サイトでの販売だけでなく、ドラッグストアでも取り扱いがあり、気軽に購入できます。
公式サイトから、成分表を抜粋して詳しく見ていきましょう。
ラウリルグルコシド、BG、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10、PEG-12 ジメチコン、エタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、炭酸Na、トコフェロール、水
【注意したい成分】
・ラウリルグルコシド、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-10…合成界面活性剤。
・PEG-12 ジメチコン…合成ポリマー。
・メチルパラベン、プロピルパラベン…防腐剤。
成分表示の1つ目から、合成界面活性剤が含まれているのが気になります。
ちふれのクレンジングリキッド実際に購入し、使ってみました。
透明のクレンジングリキッドで匂いはありません。
ベタつきはなく、サラリとしたオイルのようなテクスチャーで、良く伸びます。
ちふれのクレンジングリキッドの使い方は、手に2,3プッシュ出し、顔全体にやさしく馴染ませて洗い流します。
濡れた手でも使用できるクレンジングリキッドなので、入浴時でも使えて便利です。
さらに、オイルフリーなので、まつエクにも使え、ダブル洗顔は不要です。
実際に使用した後の肌の状態がこちらです。
私の場合、刺激は感じなかったものの、洗い流した後、少し肌が突っ張り、乾燥するように感じました。画像を見て頂いてもわかるように、肌表面が毛羽立っており、あまりいい状態とは言えません。
次に、口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを塗り、落ちやすさをチェックしてみました。
ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませてから、流水にそれぞれ10秒間あてました。
うっすら残っていそうな部分もあるものの、ほぼ落ちていますね。
洗浄力はかなり高めのクレンジングリキッドです。
ちふれクレンジングリキッドの評価
この価格で、しっかりとした洗浄力、そしてダブル洗顔不要、まつエクにも使用できるクレンジングリキッドなので、お肌との相性が良ければ、かなりコスパは高いです。
ただ洗浄力が強い分、余分な皮脂を落としすぎているようにも感じます。さっぱり仕上げたい人、脂性肌の人、ニキビ肌の人にはおススメですが、私のように、乾燥しがちな肌の人は、毎日使うと肌荒れを起こしてしまうかもしれませんので、十分に注意してください。
ロゼット クレンジングリキッド
次に試したのは、“洗わない洗顔”がキャッチコピーの、ロゼットのクレンジングリキッドです。ドラッグストアでも購入可能で、180mlボトルの定価は1,800円(税別)ですが、公式サイトでは、ロゼットウェブ価格1,360円、一般通販サイトでも1,340円台から販売されているので、お得に購入したいところですね!
ロゼッタのクレンジングリキッドの注目ポイントは、無着色料、無鉱物油、オイルフリー、アルコールフリー、シリコンフリーという点です。
まずは成分を公式サイトから抜粋し、ご紹介します。
水(精製水)、DPG(保湿剤)、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル(メイク落とし剤)、イソステアリン酸PEG-15グリセリル(メイク落とし剤)、ローズマリー葉水(保湿剤)、ゲットウ葉エキス(保湿剤)、アーチチョーク葉エキス(保湿剤)、セイヨウシロヤナギ樹皮エキス(保湿剤)、ハマメリス葉エキス(保湿剤)、ローヤルゼリーエキス(保湿剤)、BG(保湿剤)、ローズマリー油(エッセンシャルオイル)、ベルガモット果実油(エッセンシャルオイル)、水酸化K(pH調整剤)、カルボマー(固さ調整剤)、キサンタンガム(固さ調整剤)、オキシベンゾン-4(紫外線吸収剤)、フェノキシエタノール(保存剤)
【注意したい成分】
・ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、イソステアリン酸PEG-15グリセリル…合成界面活性剤。
・カルボマー…合成ポリマー。
・オキシベンゾン-4…紫外線吸収剤。
・フェノキシエタノール…防腐剤。
合成界面活性剤に加え、皮膚表面で化学変化を起こし、炎症や肌老化の原因になると指摘されている紫外線吸収剤も配合されています。
また、フェノキシエタノールは揮発成分のため、頭痛やのどの痛みを引き起こす可能性があると言われています。お肌が敏感な人にとっては気になる点ですね。
では実際に「ロゼット クレンジングリキッド」を使ってみます。
ロゼットクレンジングリキッドは、半透明で、とろみのある化粧水のようなテクスチャーです。
ほのかにローズマリーの良い香りがします。
べたつかず、良く伸びます。
使うときは、コットンに2,3プッシュして、汚れがコットンにつかなくなるまで、やさしく拭き取ります。
お肌への負担が気になる人は、コットンを水に濡らし、水気を切った状態の上に、クレンジングリキッドをプッシュする方法をお勧めします。
コットンが汚れたら、新しいものに取り替えて、汚れがつかなくなるまで拭き取りましょう。リップやアイメイクなど、濃いめのメイク部分は、しばらくコットンを置いて、リキッドとメイクを十分になじませてから拭き取ると、少ない負担できれいに落とすことができます。
ロゼットクレンジングリキッドはオイルフリーなので、まつげエクステをしていても使え、クレンジング後の洗顔は不要です。
塗布後のお肌の状態はこちら。
私の場合は、塗布した瞬間の刺激はなかったのですが、リキッドの拭き取りを終えて数分後から、肌表面が熱を帯びているような、軽くしびれているような、若干の違和感を一日中感じました。
画像でもお分かり頂けるように、肌表面が毛羽立って、少し毛穴が目立つ気がします。ただ、乾燥やつっぱり感は一切感じられませんでした。
潤いはキープされているようです。
洗い流さないでいいタイプのクレンジングリキッドは、楽な反面、万が一お肌に合わない場合は刺激が長く続いてしまう可能性がありますので、敏感肌の人は注意したほうが良さそうです。
次に洗浄力テストをしてみました。
口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションでチェックです。
ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませ、流水を10秒間ずつあてました。
口紅とファンデーションは落ちているかどうか、わかりにくいですが、アイライナーは落ちていそうですね。
テストでは、他の商品と比較しやすいように、同じ方法で行っていますが、ロゼットは本来洗い流すのではなく、コットンで拭き取るタイプのクレンジングです。
ためしに、流水の変わりにコットンで1度だけ、拭き取りをしてみました。
アイライナーがうっすら残っていますが、ファンデーションや口紅はしっかり落ちました。
ロゼット クレンジングリキッドの評価
ロゼットのクレンジングリキッドは、ダブルクレンジングどころか、洗い流しが不要でコットンで拭き取ればいいだけなので、朝晩の洗顔の面倒くささが一切ありません。
まつエクにも使えて、潤いもキープしてくれるのでポイントは高めです。
ただ私のように乾燥肌だと、「毎日使うにはちょっと刺激が強いかな」と感じる人もいると思います。洗い流さない分、肌との相性の結果が大きく出てしまうので、注意が必要です。
ビオレ うるおいクレンジングリキッド
ドラッグストア、スーパー、インターネットなどで、どこでも気軽に購入できるビオレのクレンジングリキッドです。50mlと230mlのボトル、詰め替え用210mlがあり、50mlは300円程、230mlは800円前後、詰め替え用は700円程と手軽な価格で販売されています。
花王公式サイトより、成分を抜粋しましたので、チェックしてみましょう。
水、グリセリン、BG、ラウリン酸PEG-12、ミネラルオイル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、イソノナン酸イソノニル、デシルグルコシド、テトラオレイン酸ソルベス-30、PPG-9ジグリセリル、エタノール、香料
【注意したい成分】
・ラウリン酸PEG-12、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、デシルグルコシド、テトラオレイン酸ソルベス-30、PPG-9ジグリセリル…合成界面活性剤。
・エタノール…溶剤。
・香料
注意成分が結構多いな・・・という印象を受けます。
実際にビオレ「うるおいクレンジングリキッド」使用してみました。
ビオレ「うるおいクレンジングリキッド」は、無色透明で、軽めのオイルのようなテクスチャーで、ベタつきはなく、とろりとしています。
整髪料にありがちな香りがつけられているので、苦手な人もいるかもしれません。
ビオレ「うるおいクレンジングリキッド」の使い方は、2,3プッシュを手にとり、顔全体にやさしくなじませ、しっかりと洗い流します(ダブル洗顔は不要)。
まつげのエクステへの使用については、成分にオイルが含まれているため、NGです。ネット上の口コミなどを見ると、“使用可”と記載されているものもあったので、念のため花王に直接問い合わせたところ、「使用はおすすめしません」との回答を得ました。
ビオレ「うるおいクレンジングリキッド」の使用後の肌はこちらです。
私の場合は、使用直後から、肌が突っ張る感じがありました。写真からも、皮膚が若干赤みを帯び、毛穴が目立っているのがお分かりいただけると思います。
日中もほかのクレンジングリキッドと比べ、少し乾燥しているように感じたため、乾燥肌や敏感肌の人は、注意したほうが良さそうです。
次に、口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを塗り、洗浄力のチェックです。
ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませたら、流水に10秒ずつあてます。
うっすら残っているものの、ほぼ落ちていますね!
ビオレ「うるおいクレンジングリキッド」の洗浄力は優秀です。
ビオレ「うるおいクレンジングリキッド」の評価
価格も安く、どこででも手に入るというのは大きなメリットです。
洗浄力もバッチリです。
さっぱり仕上げたい人、脂性肌の人、ニキビ肌の人にはおススメのクレンジングリキッドです。ただ、私のように乾燥肌の場合は、毎日使うと肌荒れの原因になってしまう可能性があるので注意しましょう。
KOSEソフティモ クレンジングリキッド (ハニーマイルド)
KOSEソフティモ クレンジングリキッドもスーパーやドラッグストア、インターネットで手軽に購入できるKOSEソフティモ クレンジングリキッドで、230ml 700円前後、詰め替え600円程で販売されています。
ラベンダー、ダマスクバラ、クコ、オレンジ、そしてライチの5種類のはちみつ保湿成分がたっぷりと配合されており、パラベン、鉱物油、アルコール、シリコン、着色料は含まれていません。
水、BG、エチルヘキサン酸セチル、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、オレイン酸ソルビタン、テトラオレイン酸ソルベス-30、セリン、ハチミツ、EDTA-2Na、PCA、アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、水酸化K、香料
【注意したい成分】
・ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル、オレイン酸ソルビタン、テトラオレイン酸ソルベス-30、テトラオレイン酸ソルベス-30・・・合成界面活性剤。
・EDTA-2Na・・・殺菌防腐剤。
・香料
香料に関しては、KOSE公式サイトでも、「天然香料を使用している」と明記されています。
ただ、天然だからといって必ずしも絶対安全というわけではなく、人工香料、天然香料に関わらず肌への負担となるリスクはあるので注意しましょう。
実際に「KOSEソフティモ クレンジングリキッド」を使用してみました。
とろみのある半透明のリキッドで、整髪料のような、はちみつの香りがしっかりとついています。
手のひらに3プッシュほどとり、優しくメイクと馴染ませて、洗い流します。
「KOSEソフティモ クレンジングリキッド」は、マスカラにも使用できますし、濡れた手でも使うことができるので、入浴のときに一気にクレンジングできますね!
まつげエクステに関しては、KOSEに問い合わせてみたところ、「オイルが含まれているため、使用不可」との回答を得ました。
基本的にダブル洗顔は不要ですが、さっぱりと仕上げたい人は洗顔してもOKです。
こちらがソフティモ使用後の肌の状態です(ダブル洗顔なし)。
しっとり仕上がるので、乾燥肌の私でも、特に問題なく使用でき、潤いもキープされており、1日中乾燥や突っ張りを感じることはありませんでした。
口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを塗り、洗浄力のチェックです。
ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませたら、流水に10秒ずつあてます。
アイライン、ファンデーションが、ほんの少し残っているものの、ほぼ落ちていますので、洗浄力は優秀なクレンジングリキッドですね!
ソフティモ クレンジングリキッドの評価
高い洗浄力があるにも関わらず、ある程度の潤いはキープしてくれ、乾燥肌の私でも、肌への刺激が少なく、トラブルなく使えましたが、エクステに使えないクレンジングリキッドなのが残念です。
脂性肌の人、ニキビ肌の人など、さっぱり仕上げたいという人は、洗い上がりが物足りなく感じるかもしれないので、その場合はダブル洗顔が必要です。
ファーマアクト クレンジングリキッド
ファーマアクトのクレンジングリキッドは、インターネット通販サイトやドラッグストアで購入でき、価格は160mlボトルが400円前後と、群を抜いて安いです。
“お肌と同じ弱酸性で優しい”とボトルに表記がありますが、実際の成分をチェックしてみましょう。
水、イソステアリン酸PEG-8グリセリル、BG、DPG、シクロベンタシロキサン、変性アルコール、PG、クエン酸、EDTA-4Na、フェノキシエタノール、香料
【注意したい成分】
・イソステアリン酸PEG-8グリセリル・・・合成界面活性剤
・EDTA-4Na・・・殺菌防腐剤
・フェノキシエタノール・・・防腐剤
・香料
保湿剤よりも、イソステアリン酸PEG-8グリセリルという界面活性剤の割合が多く配合されているのが気になります。
ファーマアクト クレンジングリキッドを実際に使ってみました。
色は透明で、とろみのあるクレンジングリキッドです。
ネイルオイルのような匂いがしっかりとついており、口コミを見ていても、この匂いに抵抗がある人は多いようですね。私自身も、この匂いは、顔に塗布するのに少し抵抗がありました。
手に2,3プッシュとって、メイクと馴染ませてからすすぎます。
ファーマアクト クレンジングリキッドは、濡れた手でも使えるので、入浴時のついでに簡単にメイクオフできるのは嬉しいです。
まつげのエクステへの使用に関しては、メーカーに問い合わせたところ、使用不可とのことでした。
また、ファーマアクト クレンジングリキッドはダブル洗顔が必要です。
使用後の肌の状態はこちらです。
私の場合は使用直後から、皮膚表面が突っ張って、乾燥を感じました。クレンジング後のダブル洗顔が必要なので、さらに潤いは奪われてしまいます。
ローションをしっかり目に塗って、クリームで仕上げたものの、一日中突っ張り感が気になりました。
ファーマアクト クレンジングリキッドの洗浄力チェックをしてみます。
口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを写真のように塗り、ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませたら、流水に10秒ずつあてます。
ご覧のように、しっかり落ちていますね。
口コミでも、洗浄力を高く評価しているものが多かったです。
ファーマアクト クレンジングリキッドの評価
洗浄力はかなり高めのクレンジングリキッドです。
普通肌~脂性肌の人で、とにかくさっぱりと仕上げたい人にはおススメですが、皮脂を取りすぎてしまう感じがあり、さらにダブル洗顔が必要なので、私のような乾燥肌や敏感肌の人には刺激が強すぎる可能性があります。
福光屋 すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド
福光屋 すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッドは、香料、着色料、鉱物油、石油系界面活性剤は一切使用していないのが特徴です。
保湿成分として、コメ発酵液FRS-12を配合しているのが特徴です。
コメ発酵液FRS-12は、お肌に潤いを与えるほか、ミネラルやビタミンなどがバランスよく含まれていて、お肌を健やかに保つのに役立ちます。
DPG、コメ発酵液、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20グリセリル、ペンチレングリコール、水、グリチルリチン酸2K、トコフェロール、(カプリル/カプリン酸)PEG-6グリセリズ、カプリリルグリコール
【注意したい成分】
・トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、イソステアリン酸PEG-20グリセリル・・・合成界面活性剤
・ペンチレングリコール・・・殺菌剤
福光屋「すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド」を実際に使ってみました。
色は無色、柔らかなテクスチャーで、とろりとした化粧水のような感じのクレンジングリキッドです。ほんのりと香りがしますが、これは発酵由来のものだそうです。
手のひらに1、2プッシュとり、やさしくメイクと馴染ませてから、洗い流します。
濡れた手でも使えるクレンジングリキッドです。
するすると肌の上で伸び、メイクと馴染みやすく、洗い流しもベタベタせず、すっきりと落とせます。「すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド」は、オイルフリーなので、まつげエクステにも使用できますし、ダブル洗顔の必要はありません。
使用後のお肌の状態はこのような感じです。
しっとりと潤いがキープされた状態に仕上がり、私の場合は乾燥や突っ張りは感じませんでした。
福光屋「すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド」の洗浄力チェックをしてみます。
口紅、リキッドアイライナー(ウォータープルーフ)、ファンデーションを写真のように塗り、ラインから下の部分にクレンジングリキッドを塗布し、30秒程放置します。
その後、くるくると指の腹で10回ずつ馴染ませたら、流水に10秒ずつあてます。
ファンデーションが若干残っていますが、だいたいは落ちていますね。
しっかりとした洗浄力があるクレンジングリキッドです。
福光屋「すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド」の評価
高い洗浄力がありながら、しっとりと仕上がるので、保湿重視の人、乾燥肌の人におススメのクレンジングリキッドです。濡れた手でも使え、さらにまつげのエクステにも使えるので優秀です。
おすすめは?7つのクレンジングリキッドを使ってみた感想
7つのプチプラ クレンジングリキッドを試してみましたが、メリット・デメリットを含めて、それぞれに特徴がありました。
最後に分かりやすいように、洗浄力を同じ条件で、一度に試してみました。
左から順に、以下の並びです。
②ソフティモ マイルドクレンジングリキッド
③ロゼット クレンジングリキッド
④オルビス クレンジングリキッド
⑤すっぴんエッセンシャルズ
⑥ちふれ クレンジングリキッド
⑦ファーマアクト クレンジングリキッド
ウォータープルーフアイライナーに少量をのせ、30秒置いてからクルクルと10回ずつなじませています。その後、流水を10秒ずつ当てました。
結果はこちらです。
うっすらと残っているものもありますが、さほど大きな差はなく、どれも優秀ですね!
洗浄力に大きな差がないので、仕上がりの感じや、用途に応じて、おススメクレンジングリキッドをランキングにしてみました。
クレンジングリキッドおすすめランキング
1位:ビオレ うるおいクレンジングリキッド
2位:ちふれ クレンジングリキッド
3位:ファーマアクト クレンジングリキッド
●しっとりした仕上がりが好きな人
1位:すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド
2位:オルビス クレンジングリキッド
3位:ソフティモ クレンジングリキッド
●まつげのエクステをしている人
1位:すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド
2位:オルビス クレンジングリキッド
3位:ロゼット クレンジングリキッド
●とにかく面倒くさいのが嫌という人
1位:すっぴんエッセンシャルズ クレンジングリキッド
2位:ソフティモ クレンジングリキッド
3位:ちふれ クレンジングリキッド
それぞれのクレンジングリキッドに、メリット・デメリットがあり、肌質によっても相性があります。気軽にいろいろ実際に試してみることができるのが、プチプラクレンジングの良いところでもあります。
毎日使うクレンジングだからこそ、自分の用途と肌質に合うものをぜひ見つけてみてください。
クレンジングリキッドの注意したい成分
クレンジングのように、毎日必ず使うものがプチプラなのは助かりますが、「安ければいい!」というわけでもありません。
特に敏感肌、乾燥肌の人は、合わないクレンジングでお肌が炎症を起こしてしまうこともよくある話です。お肌に合うかどうかは個人差があるため、実際に使用して判断するしかない部分もありますが、成分的に避けることができるリスクもあります。
お肌に不安のある人、成分を気にする人は、注意したい成分を簡単に知っておいて損はありません。
まずクレンジングに限らず、化粧品一般に広く言われている成分で言うと、防腐剤であるパラベンやフェノキシエタノール、人工的な着色料や香料です。そして、クレンジングに含まれることの多い合成界面活性剤。
洗浄力を高めるために配合されますが、逆に言えば、お肌の潤いまでも奪い、皮膚を乾燥させ、刺激を与える成分でもあります。
ココナッツやヤシ油などの天然由来成分から作られる天然系と、石油系に分かれ、「天然だから、お肌にいいはず」と思いがちですが、残念ながら、どちらもお肌にとっては刺激となりますので注意しましょう。
あと、合成ポリマー。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんね。
合成ポリマーには増粘効果があります。
乳化を安定させ、界面活性剤の配合量を少なくすることができることから使われることが多いのですが、反面、お肌表面にラップをかけたような状態を作り出し、皮膚呼吸を妨げると指摘されています。
また、クレンジングの中にはピーリング剤が含まれるものもあります。日常的に使うことで、皮膚を弱め、刺激を与えてしまうため、敏感肌や乾燥肌の人は避けるべきでしょう。
注意したい成分との向き合い方
今使っているクレンジングに注意成分が含まれていて「ちょっと怖いな・・・」と感じた人もいるかもしれませんね。でもクレンジングに限らず、化粧品においては、上でご紹介したような注意したい成分が、何かしら含まれていることがほとんどです。
なぜそういった成分が使われ続けているのでしょうか?
それは、「良い面もあるから」なんですね。
プチプラ化粧品に多く見られるものに関しては、「安く、大量に作れる成分である」というのも理由のひとつです。
注意したい成分を全て避ける、というのは現実的ではありません。
現在化粧品に含まれている成分に関しては、国の厳しい安全基準に基づいて配合されているので、必要以上に怖がらないで大丈夫です。
注意したい成分が含まれているけれど、「使い心地が良いし、お肌の調子も良い!」という場合は、神経質になる必要もないでしょう。
ちなみに、お化粧品に記載されている成分表示、含有量が多いものほど先にかかれているのをご存知でしょうか?
注意したい成分が成分表示の最初のほうに記載されていないかどうか、というのも、ひとつの目安にできますよ!
メリット・デメリットを含めて、化粧品と上手に付き合っていきたいものですね。