ほうれい線対策!マッサージ・エクササイズ・グッズで消す
この記事では「ほうれい線」対策の方法をご紹介します。ほうれい線=加齢のイメージがあるかもしれませんが、10代や20代でもほうれい線ができてしまうこともあります。
ほうれい線ができる原因や、ほうれい線を消すマッサージ方法、エクササイズ、解消グッズなどを画像付き紹介していきます。

ほうれい線とは?
ほうれい線は、鼻の両側から口元に向かって伸びる線のことです。多くの方は30代くらいから気になりだすことが多いのですが、10代や20代でもほうれい線に悩む方もいます。
ほうれい線があると老けた印象になるだけでなく、メイクがほうれい線の溝によってヨレてしまったり、メイクのヨレによって余計にほうれい線が目立ってしまったりすることもあって悩みのタネになりがちです。
ほうれい線をメイクで隠すことは難しく、放っておくとどんどんほうれい線が深くなったり長くなったりしていきます。ほうれい線の原因を探り、適切にケアしていくことでほうれい線を薄くしたり、うまくいけば消すことも可能かもしれません。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因についてご紹介します。ほうれい線は加齢によってできるものだけではなく、若い方も決して油断はできません。
また、ほうれい線ができる原因によって、出現するほうれい線に特徴がでてきたり、ほうれい線以外の部分に兆候がでてきたりします。ほうれい線に悩んでいる方は、ほうれい線や身体のいろいろな部分をチェックすることでほうれい線の原因がわかるかもしれません。
弾力やハリの低下
お肌の真皮には、コラーゲンやエラスチンという線維がネットのように繋がってお肌のハリや弾力を保っています。
紫外線や加齢などでコラーゲンやエラスチンが少なくなったり、質が劣化してしまったりするとお肌の弾力やハリが失われてたるみやシワの原因になります。
弾力やハリの低下によってできるほうれい線は比較的しわが深く、加齢のサインとして悩む方も少なくありません。質の良いコラーゲンの生成を促すのがほうれい線改善のポイントになりそうです。
筋肉の衰え
顔の筋肉は表情筋ともいわれ、皮膚と繋がっています。加齢などにより筋肉が衰えていくのは仕方のないことなのですが、生活スタイルによっては顔の筋力低下に拍車をかけることも多くあります。
たとえば、同じような表情が多い(表情の癖がある)、固いものを食べない、左右どちらか片方ばかりで噛む癖がある、会話が少ないなどです。もともと日本語は他の言語に比べて表情筋をあまり使わずに話せてしまう言語ということもあるかもしれませんが、思っている以上に顔の筋肉が使われていないのが現実のようです。
顔についている脂肪が増えると脂肪を支えることができなくなってたるみが出てしまうことがありますが、特に顔の筋肉が少ないと頬が下に落ちやすくなります。
丸顔で頬がやわらかい方や年代が高い方は筋肉の量が少ない傾向があり、同じ脂肪の量でも筋肉量が多い人よりもたるみが出やすくなってしまいます。顔の筋肉が落ちてくると、目の下あたりにある毛穴が重力によって下に引っ張られて目立ちやすくなってきます。
また、ぼーっとしていると口が半開きになっていることが多い方は口周りの筋肉が低下してきている可能性が高く、あごまわりの筋肉が少なくなると二重顎になることもあります。
こうした兆候がある方は、顔の筋肉が衰えてきているか、もともと筋肉が少ない可能性があるので要注意です。顔の筋肉を鍛えることはほうれい線を改善する重要なポイントといえそうです。
乾燥によるシワ
ほうれい線と乾燥はあまり関係なさそうに思えるかもしれませんが、実は乾燥や乾燥による小ジワはほうれい線予備軍ともいえる危険サインです。乾燥による小ジワが原因のほうれい線は、たとえ10代や20代であっても出現することがあります。
乾燥によってできるほうれい線は、比較的線が浅いのが特徴です。なぜ乾燥がほうれい線の原因になるのでしょうか。お肌の角質層には保湿物質があり、水分を蓄えています。これをお肌のバリア機能と言うこともあります。
保湿物質には、皮脂膜、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質の3種類があり、不足すると水分を蓄えることができなくなり、お肌が乾燥した状態になります。
乾燥が進行すると小ジワが目立つようになり、ほうれい線になることがあります。また、水分を蓄える役割がある表皮の機能が低下していると、真皮にも悪影響が及びます。
真皮の機能が低下すると、ほうれい線の原因となるたるみが出てしまうこともあります。保湿をしっかりとすることもほうれい線ケアには重要になってきそうです。
血行が悪い
肩こりなどで首や顔の血行がよくないと老廃物が蓄積してむくみの原因になります。頬がむくんでしまうとほうれい線として表れたり、もともとあったほうれい線がさらに目立ってしまったりすることもあります。
乾燥によるほうれい線と同様に、比較的浅い線で年代問わず出現するのが特徴です。血行が悪くなる原因としては冷え性や姿勢の悪さなども関係してきます。
猫背気味の方やスマホやパソコン操作が多くストレートネックになっている方は方もこりやすく顔周りの血行も低下しがちです。
肩甲骨まわりや僧帽筋(肩から背中にかけてついている筋肉)も顔まわりの血行に影響してきますので、なるべく背中から首や肩のこりをほぐしたいものです。
血行が悪いことが原因でできたほうれい線は、マッサージなどで血行を良くして老廃物を流し、むくみを解消することでほうれい線が改善できる可能性が高いです。
ほうれい線に効くマッサージ
ほうれい線に効くマッサージをご紹介します。血行をよくすることで老廃物を流したり、エクササイズとともに行うことでお互いの効果を高めあうことも期待できます。ぜひエクササイズの前後にやってみましょう。
顔整体マッサージでほうれい線を消す!
「ほうれい線撃退バイブル」で紹介されている5分でできるマッサージです。このマッサージは整体師のお墨付きで、「リフトアップさせたい場合は下げる」という今までのリフトアップマッサージとは全く異なる方法です。さっそくやり方を見ていきましょう。
1. 肩や首筋を触って左右のどちらが硬くなっているかチェックします。
2.両手をそれぞれ軽くにぎって首をやわらげていきます。にぎった両方の手を首の中央に当てて凝っている方向へ引き込むように優しくリズミカルに2~3回マッサージします。硬い方は重点的に行いましょう。
3. 次に頭皮をゆるめます。手のひらを耳を塞ぐようにして両耳にあて、指を立てて指の腹で頭皮を前から後ろへ円を描くように2~3回マッサージします。さらに指全体を後ろに少しずらして同様に2~3回、最後に後頭部の方まで指をもっていって2~3回同じように指の腹出マッサージします。これを3セット繰り返します。
4. 引き続き頭のコリをほぐしていきます。両手を組んで頭の上に置き、手のひらで頭皮を挟んで持ち上げます。持ち上げたら手のひらの力を抜いておろします。この動作を生え際から後頭部、首へと向かて2~3回繰り返します。後頭部の生え際にはくぼみがあり、天柱というツボがあるので、親指で押しながら顔を上げます。この一連の動作を3セット繰り返します。
5. 両手を軽く握って頭全体を10~30回心地よいと感じる程度に叩きます。
6. 頭のコリがほぐれてきたところで、圧をかけて老廃物をながしていきます。右手を開いてL字にして額の左側を包み込むように当てます。その上に左手を乗せて圧をかけながら右手を顎に向けて下げていきます。
口はゆるめてリラックスした状態で、眼球を圧迫しないように気をつけましょう。耳の周りまで下げてきたときに、耳の後ろに中指と薬指を当てて、鎖骨に向けて擦るように老廃物を流していきます。左右それぞれ3セットずつ行いましょう。
7. いよいよほうれい線に直接アプローチします。右手を軽く握って人差し指の根元のあたりを小鼻の左横にあてます。ほうれい線のはじまりの部分です。
そこから圧をかけながらグーッとほうれい線をなぞるようにして顎の方まで下げます。そのまま耳の後ろに人差し指の根本をつけて鎖骨まで手の力を抜いてやさしくさすりリンパを流していきます。左右とも3セットずつ行います。
8. 最後に目の周りをマッサージします。親指と人差指の根元から第2関節の面が平行になるように手を握り、目頭に当てて目尻に向けて流します。眼球に触れないように注意し、人差し指が眉の下の骨の際にあたるようにしましょう。左右ともそれぞれ3セット行います。
※上記写真は「ほうれい線撃退バイブル」の一部を撮影させていただきました。
顔整体マッサージをやってみた感想
手順が多く覚えるのが大変だと感じました。確実にやるためには慣れるまで本を見ながらやらなければ難しそうです。
もちろんすべて通して行ったほうが効果的なのだとは思いますが、手順7の特にほうれい線にアプローチしているところだけでも毎日のケアに取り入れたらほうれい線解消に役立つのではないかと思います。
手順7で耳の後ろから鎖骨にかけてなでおろす動作は特に首周りまで気持ちがいいです。ちなみに、「ほうれい線撃退バイブル」はほうれい線対策だけでなく若々しさを保つために役立つ情報がたくさん載っているので1冊持っていて絶対に損しない本だと思いました。一部しか紹介できないのが心苦しいです。
静脈マッサージでほうれい線を消す!
こちらも「ほうれい線撃退バイブル」で紹介されている静脈マッサージは、皮膚科専門医が皮膚医学に基づいて開発したマッサージです。2~3分で効果が実感できるとのことなので手軽にチャレンジできそうですね。
静脈マッサージでは、細胞から排出された老廃物や水分を静脈に流してあげることでむくみやほうれい線の解消を目指します。
静脈マッサージのポイント
【ポイント1】耳珠:「じじゅ」とよばれる耳の穴の入り口にある出っ張った部分です。顔の上半分を流れる静脈が集まるポイントです。
【ポイント2】耳垂:「じすい」とよばれる部分で、一般的に「耳たぶ」と呼んでいるところです。顔の下半分の静脈を流すときのポイントになります。
【ポイント3】マンディブラーノッチ:下顎切痕のことで、顎の骨を指先でなぞり、エラの角から1cmほど内側にある浅いくぼみです。最も太い顔面静脈の通り道です。
静脈マッサージの4ヶ条
静脈マッサージをするときのお約束です。しっかり覚えてから静脈マッサージを行いましょう。
【その2】ホースのなかの水を押し流すイメージでマッサージするのがコツです。
【その3】ゴシゴシ力をいれてこすると肌が摩擦で傷むので、こすったり強く引っ張ったりするのはNGです。
【その4】ジェル、クリーム、オイルなどの潤滑剤を使います。
静脈マッサージのやり方
それでは静脈マッサージをはじめましょう。
0. マッサージする部分に潤滑剤をつけます。
1. まずは首の静脈を流していきます。
首の付根の脈を感じる部分の1cm外側に指3本を当てて顔のエラ下から鎖骨に向けてなでおろします。左右5回行います。
次に耳たぶの下に指をずらして、首にはわせるようになでおろします。これも左右5回行います。
2. 額の静脈を流していきます。両方の3本の指を額の中央に当てて耳の穴の前に向かって5回、ラインをずらして流します。次に、指3本をまぶたに当てて、目頭から耳の穴の前に向かって軽く押し流します。5回行います。
3. 目の下のマッサージで血行を促進しましょう。指3本を目の下の目頭に当てて、指の腹でじわっと押しながら耳の穴の前まで流します。ラインを下にずらしながら目の下をまんべんなくマッサージします。5回繰り返しましょう。
4. マンディブラーノッチへ流して代謝をアップさせていきます。目頭の下に指3本をそろえて当て、頬の丸みに沿って下にさすっていきます。エラの角内側1cmにあるくぼみにむけて5回繰り返しましょう。
5. 水分を耳の付け根に流します。両手の3本指を左右それぞれ小鼻の横に当てて、頬の丸みに沿うように耳の付け根にむかって頬骨のすぐ下のあたりをゆっくり流します。小鼻から耳垂へ向かうルートを3段階に分けながら頬骨より下の部分の滞りを流します。5回繰り返しましょう。
6. 最後に、両手の人差し指と中指でV字を作り、顎の骨をはさみます。顎先から耳垂へさすりあげ、輪郭をリフトアップするイメージで耳垂に向かって引き上げます。5回繰り返しましょう。
※上記写真は「ほうれい線撃退バイブル」の一部を撮影させていただきました。
静脈マッサージをやってみた感想
静脈マッサージとリンパマッサージって何が違うの?と思ったのですが、水分や老廃物を回収するのは静脈が9割でリンパ管は1割なのだそうです。
指3本を使うのでポイントを外さずに済むというのがありがたいです。寝る前にこのマッサージをしておくと翌日の朝顔がむくみにくい気がします。
目に見えて大きな変化がすぐに実感できるわけではありませんが、続けると効果がありそうだなと感じました。個人的には顔整体マッサージよりも静脈マッサージのほうが手順が簡単に感じました。
かっさマッサージでほうれい線を消す!
経絡の流れに沿ってかっさプレートを一定の方向へ動かします。
顔は左右対称になっていますので、左側から先に行い、次に右側という順番で行います。
顔の経絡は、首筋や鎖骨まわりを通っていますので、顔だけでなく鎖骨周りもほぐしていきましょう。
かっさマッサージの手順
0. まずは、マッサージする部分に潤滑剤をぬります。
1. 最初に、鎖骨の上を外側から内側に向かってかっさプレートでさすっていきます。
2. さらに、鎖骨の下を外側から反対側のわきの下に向けてかっさプレートでさすります。
左側が終わったら右側も同様に行いましょう。
3. つぎは顔です。フェイスラインにそってあごから耳の下までかっさプレートでさすります。
4. 続けて口角からこめかみに向けてかっさプレートでさすります。口角から指一本外側にある地倉というツボは口周りのシワの改善に効果的ですので、かっさプレートの先などを使って口角を引き上げるように押してみてもよいでしょう。
5. 最後に、口角の下から小鼻の横までほうれい線にそってかっさプレートでさすります。
<参考書籍>はじめての経絡リンパマッサージセルフケア完全版(渡辺佳子 西東社)
かっさでマッサージしてみた感想
かっさプレートは手よりも硬いため刺激が与えやすい気がします。一度で大きく見た目が変化するわけではありませんが、マッサージを行った後は顔(特に頬のあたり)がとてもポカポカと温かく血行が良くなっている気がします。
かっさプレートにはいろいろな種類や大きさがあり、お店でも見たり触ったりしてきましたが、少し小さいかなと思うくらいの大きさのほうが顔に使うにはやりやすいと思います。
今回使用したかっさプレートは、Amazonでレビュー評価が高く、「滑り具合、大きさ、握りやすさ、カーブなどが優れている」「すぐに温かくなる」といった口コミがあったテラヘルツ鉱石のかっさプレート(ハート型)です。
たしかにすぐにじんわりとプレートが手の熱で温かくなり、ハート型の部分がフェイスラインにフィットするので手順3がとてもやりやすかったです。
そもそもかっさって何?どんなかっさプレートや潤滑剤を使えばいい?
かっさは中国で行われてきた民間の美容法で、経絡の滞りをなくして体内のバランスを整えることが目的とされています。
かっさプレートと呼ばれる道具を使ってお肌をこすります。そのため、かっさには「かっさプレート」とお肌を摩擦から守る「潤滑剤」が必要になります。かっさプレートには素材や形など様々な種類があります。
素材で言えば、牛角、天然石、木、金属、プラスチック、陶器などがあります。耐久性やお手入れのしやすさ、価格で選ぶとよいと思います。
かっさは血行が良くなっている時に行うと効果的ですので、お風呂の中で使用したい場合は滑って落としても割れにくく錆びにくいステンレスなどの金属もオススメです。
形は、櫛型、羽型、魚型、長方形型、ツボ押し棒型などがあり、羽型や魚型、長方形型は全身に使いやすい形ですので最初の一枚にも向いています。
潤滑剤は、普段使っている乳液、オイル、クリームなどでOKですが、かっさプレートの素材によってはこれらの潤滑剤が向かない場合もあります。たとえば、プラスチックのかっさプレートとオイルを使うとかっさプレートに油分がついてなかなか取れないということもありえますので注意しましょう。
エステサロンなどでも使われているジェルをつけて行ってもよいと思います。ジェルはネットで安く手に入ります。家庭用の脱毛器を使うときにも便利です。
※かっさを使った顔、頭、首、手、足など全身のマッサージ方法については以下をご覧ください。
ほうれい線に効くエクササイズ
ほうれい線解消のためには顔の筋肉(表情筋)を鍛えることが大切です。簡単にできるエクササイズや効果が高いエクササイズを中心にご紹介していきます。
普段顔の筋肉を使っていないと最初はとても疲れてしまって目安の回数まで行うのが難しいかもしれません。無理のない範囲で行い、徐々に回数を増やしていきましょう。
顔筋整骨エクササイズでほうれい線対策!
忙しい時でもできるエクササイズを「ほうれい線撃退バイブル」からひとつご紹介します。
やり方はとても簡単です。
人差し指と中指で小鼻の横にある大頬骨筋と小頬骨筋をおさえ、「え」「お」の発音を10回繰り返します。
たったこれだけですが、「え」を発音する時に鼻の下の筋肉の縮み、「お」の発音の時に伸びを感じるようにするのがコツです。こすったりせずに筋肉に対して垂直に力をかけるようにしましょう。
顔筋整骨エクササイズをやってみた感想
たったこれだけと侮ることなかれです。このエクササイズをやった後、頬が少し赤みを帯びるくらいに血行が良くなります。筋肉がしっかり使われたからでしょうか、手を離したあともしばらくずーんとした感触が押さえていたあたりに残っています。
セルフマッサージやセルフエクササイズでいつも心配なのが「これで合っているのか」ということなのですが、手で押さえることで筋肉の伸び縮みがしっかりと確認できるので自信を持って行うことができました。
まいうー体操でほうれい線対策!
「ほうれい線は消せる!」という本で紹介されている「まいうー体操」というエクササイズをご紹介します。
こちらの本もほうれい線対策だけでなくフェイスラインや顔のアンチエイジングを意識している方には役に立つ情報の宝庫です。さっそく「まいうー体操」で表情筋を鍛えることで下垂させない力をつけましょう。
1. 大きく口を開けて「まー」と言いながら10秒キープします。
このときに、顎の下にある顎舌骨筋を意識しましょう。口を開ける働きや舌を支える働きのある筋肉で、この筋肉が弱まると脂肪を支えきれず二重顎などの原因になります。
2. 左右に大きく口を引き「いー」と発音しながら10秒キープします。
左右にできるだけ大きく引き、唇は閉じないようにします。口角を引き上げて笑顔を作るイメージで行いましょう。このときに、頬の部分にテンションを感じるはずです。大頬骨筋と小頬骨筋が動いて頬と口を持ち上げています。この筋力が弱まると頬を持ち上げる力が弱くなってほうれい線の原因になります。
3. 口をすぼめて「うー」と発音しながら10秒キープします。
タコの口をイメージして唇を前に突き出し、口の周りの口輪筋を意識しましょう。口の周りを取り囲んでいる口輪筋は、口角挙筋、上唇挙筋、頬筋、オトガイ筋など数多くの表情筋と連動しています。口輪筋を動かすことで、連動している他の表情筋も鍛えることができます。
こんな感じで繰り返しましょう。
(画像:まいうー体操)
まいうー体操はいつ何回やるの?
まいうー体操を行うタイミングは好きな時でOKです。テレビを見ながらでもいいですし、メイク前などでもかまいません。血行が良くなっている入浴中や入浴後に行うとより効果的です。1日に15回を目安に行いましょう。
まいうー体操をやってみた感想
顔筋整骨エクササイズでは手で顔を押さえていましたが、まいうー体操は手を使わなくてもOKなのがありがたいです。掃除機をかけていても、洗い物をしていてもやろうと思えばいつでもできる手軽さが魅力的だと思います。
1日15回は多いと感じますが、トイレに行くたびにやるなど家事や日常の動作とセットにしておけば案外簡単に達成できるかもしれません。動作自体はともて簡単なのですが、10秒キープするのは意外と疲れます。
顎やエラの近くまでテンションを感じます。きっと普段使っていない顔の筋肉にも効いているということなので、エクササイズとしては続ければ効果が期待できるのではないかと思いました。
ペットボトルを使ったエクササイズででほうれい線対策!
ペットボトルを使ったほうれい線解消エクササイズをご紹介します。日本アンチエイジング歯科学会の宝田恭子先生が開発したエクササイズです。1日3セットを目安に行います。さっそくやり方をみていきましょう。
0. まずは、空のペットボトルを用意します。2リットルのものがよいですが、つらそうなら500mlからはじめてもかまいません。。
1. 足を肩幅に開き、「ほー」と声を出しながら息を全て吐きます。
2. ペットボトルを咥え、息を吸い込みます。お尻も締めましょう。ペットボトルが凹むくらい吸い込むのがポイントです。
3. 息を吐き出します。締めていたお尻もゆるめます。凹ませたペットボトルを元に戻すくらいしっかり吐き出します。
ペットボトルエクササイズレベルアップ編
1. 500mlのペットボトルに水を入れてしっかりと蓋をします。水の量で負荷を調整します。最初は少量からはじめてください。最終的には満タンに水を入れてできるようにするのが目標ですが、無理をしないようにしましょう。
2. ペットボトルを唇の力だけで持ち上げ、10秒間キープします。歯を使わないようにしてください。
3. さらに鍛えたいという方は、唇の力だけで持ち上げたペットボトルを上下に動かします。このときも歯を使わないように注意してください。
ペットボトルエクササイズをやってみた感想
500ml入りのペットボトルでやってみましたが、水を入れなければ簡単に持ち上がります。でも、動かすとなると難しいです。
水を満タンにいれたもので試したら持ち上げるのさえ無理でした。キャップが万が一外れて喉に入ると怖いなぁという感じがして、キャップなしでやったほうがよいのではないかと思いました。
小さなお子さんがいる方は真似されると危険ですので見えないところで行うほうがよいと思います。
べろ回しでほうれい線対策!
舌回し運動ともいわれ、舌を回すだけのとても簡単なエクササイズです。ほうれい線の解消に効果が期待できるだけでなく、小顔効果や二重顎解消効果も期待できます。
1日3セットを目安に行いましょう。
やり方を簡単に説明します。
1. 口を閉じたまま、舌を歯の表面に沿って左回りに20回まわします。
2. 次に、右回りに20回回します。
これだけです。
最初は20回行うのがきついと感じるかもしれません。その場合は回数を減らして行いましょう。
また、ベロ回しを行うことで口内炎や顎関節症悪化のトラブルもありますので合わないと感じたらエクササイズを中止しましょう。
舌回し運動に関して以下の記事で詳しく紹介しています。
僧帽筋ストレッチでほうれい線対策!
僧帽筋(そうぼうきん)は、後頭部から首や肩へとつながっている筋肉です。顔にできるほうれい線と一見なんの関係もなさそうですが、実は表情筋と連動しています。
そのため、僧帽筋がこって固まってしまうと、顔の筋肉を引っ張り上げる力が弱くなってしまうのです。その結果、たるみやすくなり、ほうれい線が目立つようになります。
また、僧帽筋がこっていると猫背や肩こりの原因にもなり、血流が悪くなるため顔がむくみやすくなりほうれい線を悪化させることもあります。
ポイントは僧帽筋の上部繊維
僧帽筋は上部繊維・中部繊維・下部繊維と三つの線維に分類され、どれも肩甲骨を引き寄せる役割がありますが、上部線維は肩甲骨を引き上げる役割、下部線維には肩甲骨を下ろす役割といった繊維の部分によって特有の役割を持っています。
肩や首のこりは主に上部繊維が緊張してしまうことが原因といわれており、上部繊維をほぐすストレッチが肩や首のこりをほぐし、ほうれい線対策に有効であると考えられます。
上部繊維に効く!僧帽筋ストレッチのやり方
それでは、僧帽筋の上部繊維に効くこりをほぐすストレッチ方法をご紹介します。
1. 肩幅くらいに足を開いて背筋を伸ばして立ちます。
2. 片方の手を背中に回し、もう片方の手を反対側の頭に回して頭を押さえるような形にします。
3. 背中に回した手は脱力した状態で、頭を押さえている方の手は背中に回した手の方向に向けて頭ごと傾けます。首から肩にかけて伸びているのを感じるはずです。呼吸がとまらないように気をつけて左右とも30秒ずつ行います。
<参考サイト>http://stretchpole-blog.com/trapezius-muscle-stretch-7600
僧帽筋ストレッチをやってみた感想
体育の授業の準備運動にこんな動きがあったような…。片方の手を背中に回すだけで肩から首にかけてピーンと痛いくらいによく伸ばされている感があります。
肩こりや首こりもほぐれてほうれい線の予防や改善に役立つという一石二鳥なストレッチです。デスクワークの合間に是非取り入れたいですね。
ほうれい線解消即効グッズ
「どうしてもすぐにほうれい線を消したい!」という場合はほうれい線をすぐに解消してくれるグッズを使ってみるのもおすすめです。
テーピングでリフトアップしてほうれい線を消す
医療用のテープ(包帯やガーゼを留めるときに使うもの)を使ってリフトアップさせることでほうれい線を消す方法です。表情の癖や乾燥などでできてしまった浅いほうれい線なら解消可能かもしれません。
貼り方は、ほうれい線が消えた状態になるように頬を左右に軽く引っ張り、引っ張った部分から耳の上の前(顔側)にかけてテープを貼って固定するだけです。
それだけでほうれい線が消えなければ、目元や口元のあたりで引っ張ってほうれい線が消えるポイントを探し、そのポイントから上に向かってテープで留めます。
このまま寝ることによって寝ている間にシワが伸ばされてほうれい線が消えるかもしれないという仕組みです。
テープを貼る前にはしっかりと保湿ケアをしてから貼ると肌を傷めにくいです。翌朝、テープを剥がすときには勢い良く一気に剥がすとお肌を傷めてしまう原因になります。
剥がす時に引っ張られる部分の皮膚が動かないように押さえながら、優しく少しずつ剥がすようにしましょう。
また、テープには人によってはアレルギー反応を起こす物質が使われていることがあります。アレルギー体質の方や敏感肌の方は低刺激タイプのテープを使用し、いきなり顔に使うのではなく二の腕の内側など目立たない部分に試し貼りして異常がないか確認しましょう。
もし、かゆみや刺激を感じたらすぐにテープを剥がし、赤みや痛みがある場合は柔らかく清潔なタオルに保冷剤を包んで冷やして様子をみます。ひどくなったりなかなか治らなかったりするようであれば皮膚科へテープを持参して相談するようにしましょう。
します。
※テープは必ず医療用のテープ(サージカルテープ)を使用し、絆創膏やセロハンテープなど他のテープでは代用しないでください。
テーピングのリフトアップを試してみた感想
実際に試してみましたが、筆者の率直な感想としては「うーん、あまりおすすめできない」という感じです。
テープを貼るとたしかにリフトアップされている感じがします。しかし、テープを貼って寝るというのは想像以上に顔に違和感があり、結局眠れず断念しました。
テープが気になってしっかり眠れず睡眠不足になってしまってはお肌にもよくないと思うのですが、テープを貼っても熟睡できる方であればこの点はあまり気にならないと思います。
また、筆者は肌が敏感なほうで、注射のあとに貼る絆創膏のようなものではたいていいつもかぶれて赤くなってしまいます。今回、顔にも使える「3M マイクロポアスキントーンサージカルテープ」を使用しました。
アレルギーテスト済みの商品で多くの病院でも使用されているという安心感と、Amazonのレビューでも評価がよかったので買ってみました。
テープが薄くてやわらかく、かゆみや赤みを感じずに使用することができました。粘着力は少し弱い気がしますが、あまり強くても剥がす時にお肌への負担が大きくなりますし、顔にはちょうどよいと思います。
端が剥がれやすいので写真のように端にもう一枚剥がれ防止のためのテープを貼ってみました。
この方が断然剥がれにくくなります。あと、耳の後ろにもう一枚貼るとほうれい線解消によいという情報もあったので貼ってみました。耳の後ろは凹凸があって少し貼りにくいのでもう少し粘着力の強いテープのほうがよいかもしれません。
たるみ解消ヘアバンドでほうれい線を消す
ほうれい線を解消するためのヘアバンドがあることをご存知でしたか?「リフトアップバンド」といった呼び名で販売されています。こちらはバンドを使ってリフトアップさせるので、たるみなどが原因のほうれい線解消にも役立ちそうです。
細かな使い方は商品によって異なりますが、大まかな使い方はどの商品も大差ないようです。両耳の後ろ側にバンドの端を留めて、バンドの長さを調整するだけです。
ポニーテールをすると頭皮が引っ張られて顔もリフトアップさせることができますが、それと同じような役割をしてくれます。バンドは髪で隠れるので目立ちませんし、バンドをつけたままでヘアアレンジも可能です。
たるみ解消ヘアバンドを試してみた感想
こんなに細いバンドで本当にリフトアップできるのかな?と思いましたが、想像以上に引っ張る力は強いです。正直、付ける前と付けた後で見た目には変わりないように感じますが、実際すごく引っ張られている感じがあります。左が付ける前、右が付けた後です。
バンドを着ける位置によっては目元が引っ張られてつり目になってしまい、うまくほうれい線が伸びる装着位置を見つけるのには何箇所かつける位置を変えて試さないといけないと思います。(逆に考えれば目元を引っ張れば目元のシワが消せるかもしれません!)
また、強い力で頭皮を引っ張るので長時間つけていると頭が痛くなってきそうです。カチューシャやイヤリングを長時間つけていると頭痛がするタイプの方は要注意です。
頭皮を引っ張ると顔もリフトアップできてたるみが改善されるので、魅力的に感じると思います。
しかし、長時間頭皮を引っ張っている生活を毎日続けていると、頭皮が伸びてしまって戻らなくなり、何もしない状態に戻すとたるみがひどくなってほうれい線も余計にくっきりとできてしまう可能性もあります。
常用するものというよりは、「今日1日だけほうれい線を消したい」といったようなここぞという時に使用するものと思っておいたほうがよいかもしれません。