カレンデュラオイル【効果・口コミ】スキンケアしてみた
ママに人気で口コミで話題の「カレンデュラオイル」の効果を体験してみました。
ここでは、カレンデュラオイルとはそもそも何なのか、成分や効果、カレンデュラオイルでスキンケアしてみた感想などを記載します。

カレンデュラオイルとは?
カレンデュラオイルは、キク科の植物キンセンカ(ポットマリーゴールド)の花びらを植物油に浸出したオイルです。
ホホバオイルやオリーブオイルのように、種子から抽出するオイルとは異なり、オリーブオイル、アーモンドオイル、ヒマワリオイル(サンフラワーオイル)などに浸して作られます。そのため、カレンデュラ100%の純粋な抽出オイルではないので、メーカーによって原料も異なります。
カレンデュラオイルの健康・美容効果
カレンデュラの花には薬効があるため、ヨーロッパでは中世の時代から、伝染病予防のハーブとして使われてきました。現在もヨーロッパではカレンデュラの花が各家庭で育てられ、常備オイルとして、手作りのカレンデュラオイルが親しまれています。そんなカレンデュラオイルの主な健康・美容効果についてまとめました。
ニキビ・肌荒れ
カレンデュラオイルは、「殺菌・抗菌作用」があります。ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑え、健やかな肌を維持する力に優れているため、スキンケアに取り入れる事で、皮膚トラブルの予防・改善効果が期待できます。
日焼け・やけど・切り傷
カレンデュラの花は、かつて天然痘による傷跡を癒すために使われてきた歴史があるほど、「消炎作用」に優れています。日焼け、やけど、切り傷などの炎症トラブルを健やかな肌へと回復に導くため、品質が良いカレンデュラオイルは炎症を引き起こしている肌への使用も可能です。
敏感・乾燥肌
カレンデュラオイルは、「保湿効果」が高く、敏感肌の方にも使える肌への優しさが魅力です。デリケートな赤ちゃんの肌に使用したり、会陰マッサージにも使用する方も多く、妊娠・出産を経験しているママや助産師さんたちから支持されています。(※使用する際は医師に相談してください)
肌に潤いを与え、乾燥を防いでバリア機能を高めるため、毎日のスキンケアに取り入れる事で、エイジングケアにも効果的です。乾燥による代謝低下が原因のスキンタッグ、老人性イボの改善にも効果が期待できますが、イボにはウイルス性の種類もあるので、自己判断できないイボは皮膚科で診察を受けるようにしてください。
ヴェレダ「カレンドラベビーオイル」を使ってみた
スイス生まれのナチュラルオーガニックコスメブランドとして、世界中で人気のヴェレダ(WELEDA)から販売されている「カレンドラベビーオイル」を使ってみました。ヴェレダでは、カレンデュラをカレンドラと表記していますが、同じ意味で違いはありません。
自然医薬品メーカーとして、厳しい基準で製造開発を行うヴェレダのカレンドラベビーオイルは、多くの助産師が愛用しています。人気のポイントは、新生児の赤ちゃんにも使用できる肌への優しさです。
カレンデュラの花びらを思わせるほんのりと黄色に色付いたオイルは、しっとりとしたテクスチャーで、キクの花と柑橘系の果実のような苦みと甘みを持った優しい香りがします。
こちらは使用前の肌の状態です。ヴェレダのカレンドラオイルは、全身トリートメント用オイルなので、顔、腕、脚などのボディケアとして使えます。
手のひらに乗せた時は、黄色っぽく色づいていたオイルですが、肌に付けるとほぼ透明のオイルになります。そのため、肌が色付いてしまう事はありません。
オイルに粘度はあるものの伸びは良く、乾燥気味の私の肌にもキレイに馴染みました。マッサージをするようにオイルを肌に揉みこんでいくと、すぐに血行が良くなりポカポカと温まってきます。また、保湿力が高いので、1回のお手入れで1日中潤いが続きます。
カレンドラベビーオイルを使ってみた感想
ヴェレダのカレンドラオイルは、香りが強すぎず落ち着くニオイなので、スキンケアをする度にリラックスする事ができました。しっとりとした質感のオイルですが、お風呂上りに使用してもベタつきが気になる事はありません。肌に馴染むとサラッとしているので、乾燥肌の私には、丁度良い使い心地でした。
また、血行促進効果が高いので、オイルマッサージに使用すると気持ちが良いです。1本の容量も多いので、惜しみなくたっぷりとボディケアに使う事ができました。継続して使うには、コスパが良いオイルだと思います。
ヴェレダ「カレンドラベビーオイル」の成分
ヴェレダのカレンドラベビーオイルには、バイオダイナミック有機栽培農法で栽培されたカレンドラの花が使われています。すべて手摘みで採取された品質の良いカレンドラは、抗酸化作用を持つゴマ油、血行を促進する作用を持つアーモンド油を組み合わせているため、マイルドな香りに仕上がっています。
成分一覧
アーモンド油・・・保湿剤
トウキンセンカ花エキス・・・消炎作用
カミツレ花エキス・・・収れん作用
香料
ヴェレダのカレンドラべビーオイルのQ&A
ヴェレダのカレンドラベビーオイルの口コミでは、赤ちゃんのベビーマッサージ、会陰マッサージ、妊娠線予防のオイルとして使えると評判です。しかし、デリケートな時期のお手入れ製品は、注意深く使う必要があります。果たして口コミ通り、本当に使用して良いのか?販売元のヴェレダに問い合わせてみました。
妊娠・授乳中に使える?
「ヴェレダのカレンドラベビーオイルは、妊娠・授乳中の女性の方にも使える製品です。しかし、妊娠・授乳中は香りに敏感になるケースがあるため、違和感を感じた場合は、使用を控えて欲しい」との回答でした。
妊娠初期は、つわりが起きやすいうえ、カミツレ花には子宮収縮作用があります。精油ほどではないと思いますが、医師に相談してからの使用をおすすめします。
妊娠線予防に使える?
カレンドラベビーオイルは、肌の油分を補い保湿する効果に優れているため、妊娠線予防のオイルとして使えるそうです。ただし、ヴェレダでは「マザーズボディオイル」という商品も販売しています。
マザーズボディオイルは、助産師の協力のもと開発された商品です。妊娠中の敏感な女性にも安心して使える優しい香り仕立てで、妊娠初期から使う事が可能です。
そのため、妊娠線予防のためのオイルを探している方は、カレンデュラオイルよりもお腹周り、太ももの保湿ケアに使えるマザーズボディの方が良いとの事でした。
使用目的がハッキリとしている方は、専用オイルとして販売されているマザーズボディを選ぶ方が良いかもしれませんね。
会陰マッサージに使える?
カレンデュラオイルは、古くから抗炎症作用があるエキスとして使われてきたため、ヴェレダのカレンドラベビーオイルも会陰マッサージ用のオイルとしておすすめだそうです。
口コミでも会陰マッサージのオイルに、ヴェレダのカレンドラベビーオイルを選ぶ方は多く、使用感も良いと評判です。
必ずしも切らずに済むオイルではありませんが、傷の回復が早いという声も多いので、オイル選びに通っている方は、1度試してみる価値ありの商品です。
赤ちゃんへの使用はいつから大丈夫?
カレンドラベビーオイルは、その名の通り新生児への使用が可能で、生後1カ月の赤ちゃんにも安心して使えるそうです。おむつかぶれやあせも予防、親子で幅広く使えるのでコストパフォーマンスの良さも魅力ですね。
※使用の際は医師に相談してください。
アトピー性皮膚炎の肌に使える?
アトピー性皮膚炎に限らず、カレンドラベビーオイルはニキビや肌荒れにより、炎症が起きている部分への使用は控えてくださいとの事でした。
消炎作用があるため、ダメージを受けた肌の回復にも効果がありそうですが、アトピー性皮膚炎の方は肌が敏感なので注意が必要だそうです。
肌質には個人差があるため、パッチテストを行ってからの使用を推奨しています。アトピーに限らず、敏感肌の方もいきなりデリケートな部位への使用は避け、目立たない部位でパッチテストを行う事をおすすめします。
※アレルギー等の心配もありますので、使用の際は医師に相談してください。
生活の木「カレンデュラオイル」を使ってみた
世界51カ国の提携農園から厳選した商品を販売する生活の木は、日本で人気のオーガニック製品を取り扱うコスメ専門店です。口コミでも評価が高い「有機カレンデュラオイル」を使ってみました。
生活の木で販売されている有機カレンデュラオイルは、フランス産のオーガニックオイルです。
有機カレンデュラオイルは、サンフラワーオイルで浸出されたオイルです。サンフラワーオイルは、カレンデュラと同じキク科の植物から採取されるヒマワリ油で、クセがなくブレンドしやすい事から、浸出オイルとして人気があります。
濃厚な黄色に色付いたテクスチャーは、やや粘度がありキクの花のような強い香りがします。クセがある植物の香りなので、ニオイが苦手な方もいるかもしれません。
こちらは使用前の肌の状態です。
肌にオイルを乗せると黄色っぽい色が付いたままなので、洋服などに付着しないように気を付けましょう。
肌にオイルを馴染ませると透明になります。消炎作用が高いためか、マッサージに使用したおかげで手のひらの肌荒れが良くなりました。保湿力が高いので、肌が守られているような使い心地です。
容器の口が大きいため、オイルが出すぎてしまう事があります。余分なオイルは、毛穴が塞がってしまうのでティッシュでオフしてください。このように黄色に色付くので、赤ちゃんに使用する時は、汚れても良いタオルなどを敷いて使う事をおすすめします。
有機カレンデュラオイルを使ってみた感想
生活の木の有機カレンデュラオイルは、使用前に香りを嗅ぐとニオイが強いため、肌への刺激も強い印象がしました。しかし、実際に肌に使用してみると刺激はなく、傷が出来ている部分にオイルが付着しても沁みる事なく使えました。
潤い効果が高く、お風呂上りに使用するだけで、乾燥肌を防ぐ事ができました。使用期限が2カ月と短いのですが、25mlの小さめサイズから販売されているので、毎日ではなく時々使いたい方にもオイルを無駄にせず使う事ができるのが嬉しいポイントです。
生活の木「カレンデュラオイル」の成分
生活の木のカレンデュラオイルは、100%のサンフラワーオイルで浸出されています。香料を使わず、天然の植物の香りがそのまま生かされているため、余分な添加物を含みません。また、オイルには傷の修復作用を持つビタミンAと抗酸化作用があるフラボノイドを含んでいるため、肌荒れの予防・改善への効果が大きく期待できます。
成分一覧
トウキンセン花エキス・・・消炎作用
トコフェロール(ビタミンE)・・・安定剤、血行促進作用
生活の木カレンデュラオイルのQ&A
生活の木のカレンデュラオイルは、口コミで会陰マッサージ用のオイルとして人気があります。多くのママたちに支持されるオイルですが、使用する上で気になる疑問・不安点をメーカーに問い合わせてみました。
妊娠・授乳中は使える?
生活の木のカレンデュラオイルは、妊娠・授乳中の使用が可能です。しかし、肌質にもよるため、あらかじめパッチテストを行ってからの使用を奨められました。
肌質に問題がない方は、授乳中の乳頭ケアにもカレンデュラオイルを使用する事ができ、万が一赤ちゃんがオイルを舐めてしまっても害はないそうです。
ただし、赤ちゃんがオイルの味や香りを嫌がり、授乳を拒否するケースもあるので、授乳の合間に使用するかオイルを拭き取ってから、授乳するようにしてくださいとの事でした。
※医師に相談してから使用してください。
会陰マッサージに使える?
妊娠後期のデリケートケアとして、会陰マッサージに使用する事が可能です。生活の木のカレンデュラオイルは、会陰マッサージ用のオイルとして使用する方が多く、評判も良い製品です。
しかし、こちらも肌質による相性があるため、パッチテスト後の使用が奨められています。万が一、オイルによる刺激を感じた場合や異常が表れた場合は、すぐに使用を中止してください。
赤ちゃんへの使用はいつから大丈夫?
ベビーオイルとして、赤ちゃんの肌への使用は0カ月からでも良いそうです。生後3カ月から、皮脂腺の活動が落ち着いて乾燥しやすくなるため、おむつかぶれの予防など、お肌の状態に合わせながら使ってくださいとの事でした。
オイルに香りがあるので、赤ちゃんがニオイに反応して嫌がる事があるかもしれません。赤ちゃんの反応を見ながら、少しずつオイルを使ってみてください。
※医師に相談してから使用してください。
アトピー性皮膚炎の肌にも使える?
基本的には、アトピーの方でもカレンデュラオイルの使用は可能だそうです。しかし、肌質によって合わない事もあるため、異常が表れた場合は使用を中止をしてください。重度のアトピーの方は、オイルの使用によって症状が悪化する可能性があるので、かかりつけの医師に相談してから使用する事をおすすめします。
カレンデュラオイル「使用上の注意点」
カレンデュラオイルを使う上で注意すべきポイントをまとめました。正しい使い方をして、肌トラブルを引き起こさないようにしましょう。
カレンデュラオイルは酸化しやすい!使用期限
カレンデュラオイルは、開封後の酸化が進みやすいオイルです。使用期限が早いので、長期保存はせずに、出来るだけ早く使い切るようにしましょう。
製品によって使用期限は異なりますが、およそ2~3カ月が目安となります。使用期限が切れてしまったオイルは、肌荒れを引き起こしやすくなるため、使用しないようにしてください。
また、保存方法によって製品の劣化が進みやすくなるので、直射日光を避けて冷暗所で保管するようにしてください。
カレンデュラオイルはアレルギーに要注意
カレンデュラオイルの原料に使用されるカレンデュラの花は、キク科の植物になります。そのため、キクアレルギーを持っている方は使用しないようにしてください。
キク科のアレルギーとして有名な植物には、ブタクサやヨモギがあります。こちらの植物にアレルギーがある方は、キクアレルギーの可能性があるので注意しましょう。
また、各メーカーによって、カレンデュラオイルは原料が異なります。アーモンドオイルなどが使われる事もあるので、ナッツアレルギーの方は注意してください。
アレルギーによる副作用が心配な方は、パッチテストや皮膚科でアレルギーチェックを行ってから、オイルを使うようにしましょう。
マリーゴールドとポットマリーゴールドの違い
マリーゴールドは、日本で鑑賞用の園芸花として知られていますが、カレンデュラオイルの花であるポットマリーゴールドとマリゴールドは異なる植物です。
同じキク科の植物のため、見た目がよく似ていますが、ポットマリーゴールドはハーブの一種で、カレンデュラ属(キンセンカ属)になります。マリーゴールドは、メキシコやフランス原産のコウオウソウ属の花で、品種が多くさまざまな呼び名があります。
あくまでもマリーゴールドは観賞用となるため、ハーブとして使用しても効能が得られません。花を購入して自家製オイルを作る方は、間違えて購入しないように注意してください。