敏感肌におすすめの洗顔石鹸3つと洗顔の仕方まとめ
肌が敏感な方のスキンケアには本当に気を使うものですが、肌が弱いからといって敏感肌コスメをあれこれ試すのは間違いです。
最初にやるべきことは洗顔方法を見直すこと。
洗顔石鹸にはさっぱり系、潤いたっぷり系など、最近はいろいろなタイプの製品がありますが、美容成分が増えれば増えるほど、反応してしまう成分も増えるということなので全ての洗顔石鹸が敏感肌さんでも安心して使えるというわけではありません。
敏感肌さんの洗顔石鹸選びと、敏感肌の洗顔についてまとめました。
これからも自分の肌にあった洗顔石鹸をめぐってアレコレと試す日々が続くかもしれませんが、どうしようもなく迷ってしまったら本記事に立ち返って基本に戻ってくださいね。

敏感肌さんにおすすめの洗顔石鹸3つ
健康コーポレーション どろ豆乳石鹸どろあわわ
どろあわわの注目成分はマリンシルトという美容泥です。
髪の毛の16分の1以下の微粒子で、この成分が毛穴奥の汚れに吸着します。
どろあわわで洗顔をすると顔色が白くなったように感じます。
(ついでに手も白く感じます)
これは、どろあわわが黒ずみ汚れをしっかり落としてくれた証拠です。泥の美容成分が毛穴をなめらからにしてくれるので、継続して使うことで毛穴の汚れがなくなり、ざらつきを取り除く効果も。
どろあわわは固形石けんではなくちょっと硬めのテクスチャの練り石けんです。泡立てネットと相性が良いので数秒でモチッとした泡を作ることができます。泡立てが苦手な方にもオススメです。
初回購入はお安くなっています。
筆者がどろあわわを実際に試した時のレビューもあります。
⇒どろあわわ洗顔石鹸 敏感肌の私が試した感想
http://www.kenkoucorp.com/
然よかせっけん
長寿の里 然よかせっけんも有名なので聞いたことがあると思います。当サイトでもよかせっけんを実際に購入してレビューを掲載しています。興味ある方は宜しければご覧ください。
⇒然(しかり)よかせっけん 口コミ 洗顔石鹸ジプシーの私の正直な感想
主成分は「シリカ」という火山灰由来成分です。
シリカも毛穴よりも小さく、汚れに吸着しやすい天然ミネラルをたっぷり配合しているので、肌は敏感だけどくすみも気になるという方にも試していただきたい石けんです。
つかってみんしゃよかせっけんは、ナチュラル思考の女性からも人気が高いのも特徴のひとつ。なるべくシンプルなケアを行いたい派の方にも推奨できる洗顔石鹸です。
こちらも練り石けんで、なんと「泡から水素」という水に触れると水素を発生する泡立てネットがプレゼントとしてついてきます。
こちらも初回はお安くなっているので気軽に試せそうですね。
https://www.chojyu.com/
ピュアスリーうるおいスーパー洗顔石鹸
ピュアスリーうるおいスーパー洗顔石鹸は3種類のヒアルロン酸と3種類のコラーゲンが配合された贅沢タイプの洗顔石鹸です。
敏感肌さんは水分保持力が弱くなっているので、そのあたりをサポートする効果があるのが嬉しい特徴です。
弾力のある泡がしっかり汚れを落としてくれます。
ピュアスリーうるおいスーパー洗顔石鹸は、2度洗いでメイク汚れも落とすことができます。
ただし、敏感肌さんはピュアスリーうるおいスーパー洗顔石鹸が肌にあうようだったらメイク落とし効果を試してみても良いかもしれませんが、今行っているメイク落としに問題が無いのなら、あえて変える必要はありません。
こちらは固形石けんで、価格は1個2,000円です。
初回は「ピュアスリーミニソープ」をお試し下さい。半分サイズで477円です。
汚れに吸着する洗顔石鹸を使うと、毛穴の黒ずみが気にならなくなります。
肌に貼るタイプの毛穴パックなどの刺激を伴う毛穴ケアの回数を減らすこともできますので、肌の安全を継続して守る意味でも吸着タイプの泡洗顔石鹸は敏感肌におすすめです。
敏感肌の原因
まずは、敏感肌になってしまう原因をお勉強しましょう。
肌はもともと刺激や外敵から自らを保護する力を持っているのですが、この機能が弱くなってしまい刺激などに過敏に反応してしまう肌のことを敏感肌といいます。
肌が刺激物に反応すると、炎症、湿疹、かゆみなどの症状が起こります。炎症が酷い場合は治まっても色素沈着として残る場合も。
敏感肌さんのお肌を拡大してみると、角質がめくれ上がりボロボロに荒れていることがわかります。
このめくれた部分から刺激となる物質が進入して炎症が起こってしまうのです。
敏感肌になってしまう理由はいろいろありますし、敏感肌とまではいかなくても生理前にだけプツプツが出る女性も多いです。
敏感肌になる原因は以下のとおり。
・スキンケアのやり方が間違っている
・季節の変わり目
・ストレス
・髪の毛や衣服などの直接的な刺激
・生理前の体調の変化
一時的に敏感になる程度ならあまり問題はないのですが、敏感肌さんの特徴として肌トラブルを繰り返してしまうということがあります。
一時的な肌トラブルが、繰り返す敏感肌になる経緯
生理前に肌荒れを感じるタイプでも生理が終わる頃には元に戻っているという方もいらっしゃると思います。気持ち的には沈んでしまいますが、肌的にはあまり心配することはありません。
ただ、年齢を重ねるとニキビなどのちょっとした吹き出物が黒ずみに変わりやすくなるので、注意も必要です。
なるべく生理前肌トラブルを避けたいなら、甘いものや体を冷やす食べ物を控えましょう。
生理前のドカ食いも肌トラブルの原因になります。
一時的な肌トラブルのはずだったのに気がついたら何週間も何ヶ月も続いてしまっているというタイプの方は危険です。敏感肌になっていることを自覚して、対策を取ることが必要です。
実際、敏感肌を自覚している方の多くが、炎症や湿疹などの症状が繰り返してしまうことを実感していると思います。
繰り返す敏感肌にも原因があります。
そもそも敏感肌になってしまう原因は刺激によって角質がめくれ、刺激物が進入してしまうこと。
この状態で症状を食い止めてなんとか改善できれば良いのですが、改善できていない状態の肌にさらに刺激が続いてしまうと敏感肌が治るヒマがなく、炎症が続いてしまうのです。
このマイナスの流れをどこかで止めないと、敏感肌が根本から改善されることはありません。
敏感肌を改善するには?
お化粧をしない日でもかゆみやヒリヒリを感じるなら、使っているスキンケア剤に原因があるかもしれません。
美白やシミ・シワ改善などの有効成分が配合されている化粧水は魅力的ですが、敏感になっている肌にはこれらの有効成分が刺激として届くこともあります。
スキンケアは本来肌をプラスの状態に持っていくために行うものですが、敏感肌はゼロではなくマイナスの状態です。
肌が本来の健やかさを取り戻すために、スキンケア剤はなるべくシンプルなものに変えて、まずはマイナスをゼロに戻すところから始めましょう。
スキンケアの基本は洗顔です。
敏感肌さんが最初に行うことは洗顔の見直しです。
「洗顔よりも敏感肌用コスメ選びの方が大事じゃない?」
「ヨゴレを落とすだけの洗顔は、そんなに重要じゃないと思うけど・・・」
と思っている敏感肌さんは、その勘違いが肌を痛めているのかもしれませんよ!
洗顔が大事な理由
化粧をしない日はあったとしても、顔を洗わない日は無いですよね。それくらい顔を洗うという行為は日常的なことです。そして、当たり前になりすぎてだんだんと雑になってくるものでもあります。
洗浄成分はわたしたちが自覚している以上に肌に負担をかけています。
特に肌が炎症を起こしているときには、洗浄成分自体が強い刺激となり、顔を洗うことで敏感肌を進行させてしまうこともあるのです。
かといって、顔を洗わないというわけにはいかないですよね。
これら負担をなるべく減らしつつも落とすべき汚れはしっかり落とすというのが敏感肌に必要な洗顔です。
敏感肌さんが洗顔方法を見直す上で、大切なことが2つあります。
ひとつは洗顔石鹸の選び方、もうひとつが顔の洗い方です。
敏感肌向け洗顔石鹸の特徴と選び方をご紹介します。
日本人はとにかく清潔にしたがりで、1日1回必ずお風呂に入って石けんで汚れを落とし、シャンプーで髪を洗いますよね?
実はここまで徹底して体を清潔にする国は、世界でも珍しい方なんですよ。
皮膚が弱い顔は、とにかく洗いすぎに気をつけて下さい。炎症が起こっていないのに顔がヒリヒリするときは角質がはがれかけている状態かもしれません。
そんなときに洗顔石鹸でのゴシゴシ洗いを続けてしまうと、とたんに角質がめくれて敏感肌になってしまいますよ!
メイクなど毎日落とすべき汚れはありますが、洗えば洗うほど良いというわけではありません。
肌が弱く皮膚が薄い傾向にある敏感肌さんは特に洗いすぎには気をつけてください。
敏感肌さんにおすすめなのは洗顔石鹸
洗顔剤にはいろいろな種類がありますが、敏感肌さんが安心して使えるのは洗顔石鹸です。
安価な洗顔フォームは肌が整うまで使用を控えましょう。
安い洗顔剤が必ずしも悪いわけではないのですが、価格が安い製品はコスト面からそれなりの成分しか使うことができません。その結果、洗浄力が極端に強すぎてしまい、角質が水分を保持するのに必要な細胞間脂質を溶かし乾燥を招きます。
洗いすぎは皮膚の角質をゴッソリ取り除くことになり、皮膚が弱くなってしまいます。
洗顔石鹸はここまで洗浄力が強くなく、また水との馴染みも強くないので泡切れが良く肌に残したくない洗浄成分をしっかり落とすことができます。
洗顔石鹸は泡立てる手間が必要ですが、泡立てネットを使えば全く大変なことではありません。
化粧品メーカーの洗顔フォームなら安心?
基礎化粧品とライン使いできる洗顔フォームは一見肌に優しそうですが、一概にそうとは言えません。
特に、毎朝必ず洗顔フォームを使うことを推奨しているメーカーには要注意。
わたしたちの肌は寝ている間に分泌される成長ホルモンによって整うことがわかっています。天然の栄養素で夜にじっくり整えた肌を毎朝必ずしも洗顔剤で洗う必要はないのです。特に洗いすぎに気をつけないといけない敏感肌さんは洗顔フォームで洗う行為そのものが敏感肌に繋がっていることもあります。
肌が過敏になっているときは、1日2回の泡洗顔だと多すぎることもあります。自分の肌と相談して、適切な回数を見つけてくださいね。
汚れを吸着するとは?
敏感肌さんにおすすめの洗顔石鹸は汚れを吸着して落とすタイプのものです。
わたしたちのお顔の汚れは水で落ちるものと水だけでは落ちないものがあります。
水で落ちない汚れの代表がメイク。メイクは専用のメイク落としで毎日しっかり落として肌をリセットしましょう。
洗顔石鹸で汚れを落とす場合に意識したいのが、汚れを落とすのは「泡」だということ。
石けんは泡立てれば泡立てるほど汚れと洗浄成分がなじみやすくなるので、しっかり泡立てた状態でお顔にのせれば短時間で洗顔を終わらせることができます。
特に敏感肌さんの場合は石けん成分が肌に触れている時間が短ければ短いほど良いので、しっかり泡立てて素早く汚れを落として丁寧に洗い流すということを洗顔のたびに行ってください。
文字にすると難しく感じますが、実際にやってみるとそんなに大変なことはありません。
数年前からネットでも話題になっているいくつかの洗顔石鹸には共通した特徴があります。
それが汚れを吸着して落とすということ。
泡の中に毛穴の汚れをスポイトのように吸いだしてくれる成分が配合されているので、ゴシゴシ洗いをしなくても毛穴をスッキリさせることができます。
肌が敏感だからといって、毛穴汚れを放っておくわけにはいきませんよね。
吸着タイプの石けんなら短時間でしっかり汚れを落とし、洗い上がりは肌本来の状態なので、敏感肌さんでも安心です。
今まで洗顔フォームを使っていた方が洗顔石鹸に変えると、使い始めのうちは洗い上がりに乾燥を感じることもあります。
洗顔フォームのように必要な皮脂を落としたところに余計な成分を無理やり閉じ込めるという方法ではないために乾燥を感じてしまうのです。
つっぱり感はあるけど炎症が起きていないなら、しばらく洗顔石鹸を続けてみて下さい。継続していくうちに肌の水分量が整い、乾燥しなくなるはずです。
汚れを吸着して落とすタイプの洗顔石鹸をご紹介します。
敏感肌さんの洗顔の仕方
敏感肌を自覚しているなら洗い方や洗う回数にも注意を。
お湯の温度は体温よりも低めで
顔を洗ったあとにすぐ化粧水を使わないと肌が粉をふく!という方はお湯の温度に気をつけて。体温よりも高い温度のお湯で顔を洗うと必要な油分までなくなってしまうことに。その結果、乾きを感じてしまいます。
敏感肌の一歩手前の状態が乾燥肌なので、乾燥肌が続いているなら危険信号。
よく洗顔に最適なぬるま湯って何度?という質問を見かけますが、自分の手でぬるま湯に触れたときに少し冷たいと感じる程度が理想のぬるま湯です。
お湯の温度を見直すことは今日からでもできますので、乾燥気味の方は試してみてくださいね。
泡立てネットを必ず使って
石けんを泡立てるために必要なものは「石けん、水分、空気」で、この3つのバランスが悪いと理想の泡が作れません。手だけで頑張ろうとすると、とても時間がかかってしまいます。そして時間がかかるわりにはあまり泡立ちも良くありません。
洗顔石鹸の中には泡立てネットを使わなくてもモコモコ泡がきるものもありますが、そのような製品で泡立てネットを使うと、より早く極上泡を作ることができます。
手で頑張るよりもスピーディに理想の泡を作ることができるので、泡立てネットは必ず使いましょう。
泡立てネットを使っても泡の立ち上がりが悪い場合は、泡立てネットが濡れすぎているのかもしれません。泡立てネットを水でザッと湿らせたら一度軽く振って水分を落としてから洗顔石鹸をゴシゴシしてみてください。
泡を顔にのせたら時間との勝負
洗顔泡が顔にのっている時間は1秒でも短い方が敏感肌にやさしく、起こっている炎症への刺激も少なくて済みます。
最初に泡をのせる部位はおでこと鼻のあたり(Tゾーン)。このあたりは他のところと比較すると皮脂量が多いので最初に洗っておきましょう。
そのあとほほや髪の生え際あたりをクルクル洗顔したら、最後に口周りと目の周りをあらいます。
目、口周りの乾燥が気になるならクルクルする必要はなく泡をのせるだけでも大丈夫です。汚れやザラつきが気になる日だけクルクル洗顔を行いましょう。
汚れを落とすのは指ではなく泡なので、最初から最後までお顔の皮膚と指の間には常に泡を挟むようにして、肌同士が直接触れないように注意して下さい。
洗い流す回数の目安は?
髪の生え際など泡が残りやすいところに注意しながら20回以上は洗ってください。泡を落とすのは摩擦ではなく水分なので、このときもゴシゴシしないで。
タオルドライのあとはすぐ保湿を
顔を洗ったら、なるべくすぐに保湿をしましょう。
特にお風呂上りはお顔を拭いたらすぐに化粧水を軽くつけて、体を拭いたら乾燥しやすいひざ下などのケアを行い本格的なスキンケア&ボディケアという順番がベスト。
お風呂上りの体からは水分がどんどん蒸発しています。体表面の水分の蒸発と一緒に角質に保持されている水分まで奪われていくので、お風呂上りの肌はとても乾燥しやすいです。
敏感肌さんは保湿力が低いので特にしっかり保湿を行ってください。
夜に肌の調子がちょっと悪かったのに朝になったら元気に蘇っていた!という経験をしたことがある女性も多いはず。
洗顔フォームのところでも少しお話しましたが、肌は寝ている間に回復するので、せっかく夜に養われた肌を朝の洗顔で再び刺激を与えてしまうのは少々やりすぎかもしれません。
敏感肌を自覚している間は朝の洗顔に洗顔石鹸を使う必要はありません。
夏場の汗もぬるま湯洗顔でちゃんと落ちます。
乾燥を感じていたり、敏感肌改善期間には無理して朝に洗顔石鹸を使わなくても大丈夫ですよ。
洗顔から始まる敏感肌改善
もちろん、洗顔を変えるだけで敏感肌から改善できるわけではありませんが、敏感肌から普通肌に移行するための第一歩は間違いなく「顔を洗うもの」を見直すことです。
なぜなら、スキンケアの中で最も肌に負担をかけているのが洗顔だからです。
そして、肌に合いそうな洗顔石鹸が見つかったら、次に変えるのは化粧水。1度にいろいろ試すのではなく、まずは洗顔、その次に化粧水、乳液・・・とひとつずつ変えてみるのも大切です。
全てを1度に変えると、何が肌に合わないのかわからなくなるからです。
敏感肌用のスキンケアもありますが、化粧水や乳液は治療薬ではないので、これらで敏感肌そのものを治すことは難しく、敏感肌コスメでも肌に合わないことはよくあります。
敏感肌改善のポイントは、肌バリア機能を高めることと言っても過言ではありません。
肌が弱っている敏感肌さんは肌の外からアレコレ有効成分をつけるよりも、今現在の肌の底力を上げることを考えるべき。
そのために重要なのは保湿力を上げることです。
まずは洗顔方法を改めて、皮脂や水分を奪いすぎないようにして、肌状態をマイナスからゼロに戻しましょう。
肌がマイナスと言われると悲しくなりますが、自覚することも大切です。
敏感肌は必ず良くなくので、ひとつずつできることから始めてみてくださいね。
敏感肌の筆者がおすすめする洗顔石鹸のレビュー
然よかせっけん
https://www.chojyu.com/
どろあわわ
http://www.kenkoucorp.com/