舌回し運動のやり方【画像あり】効果は?実践してみた

舌回し運動のやり方【画像あり】効果は?実践してみた
下回し運動のやり方を画像付きで解説します。また筆者が数日間にわたり下回し運動をやってみた感想や、下回し運動をすることによって期待できる効果や、注意点をご紹介します。

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もくじ

舌回し運動の効果

 
舌回し運動は、口の中で舌をまわす運動です。モデルさんやかわいい女の子って、みんな顔が小さくて若々しく見えますよね。小顔になりたくて、リファエステナードソニックなどフェイスローラーやフェイシャルフィットネス器具を買ったものの、時間がなくてそのまま挫折…という方もいるのではないでしょうか。

舌回し運動は特別な道具もいらず、いつでもできるというメリットがあります。舌回し運動をすることで、ほうれい線、たるみ、二重あごなどを解消し、小顔になれるといった美容面での効果だけでなく、顎関節症や口臭予防、肩こりや頭痛といった慢性的なトラブルの解消という健康面での効果も期待できるのです。

それでは、舌回し運動にはどのような効果があるのか詳しくみていきましょう。

小顔効果

 
舌回し運動で、みなさんが一番期待している効果が「小顔効果」ではないでしょうか。
舌回し運動で小顔が手に入るかもしれない理由とはどのようなものなのでしょうか。
その理由は大きく分けで2つあります。

1つめの理由は、舌回し運動を行うことで、口の周りにある口輪筋という部位を鍛えることができるからです。
口輪筋は顔の他の筋肉ともつながっており、口輪筋を鍛えることで頬の筋肉など顔のさまざまな筋肉を鍛えることができるのです。

日本語は他の言語と異なり、顔の筋肉をあまり使わずに話せてしまいます。そのため顔の筋肉が衰えがちなのです。日常において顔の筋肉を鍛えるというのは意識しないとなかなかできないのですが、舌回し運動をすることで、顔の筋肉を鍛えることができます。筋肉を鍛えて顔をひきしめ、小顔効果が期待できるというしくみです。

もう1つの理由は、舌回し運動で顔の筋肉を動かすことで、むくみが解消されることによります。自分でむくみを自覚している方も、自覚していない方もいるかもしれません。

筆者は、疲労が溜まったり寝不足になったりするとすぐに顔がパンパンにむくむことがよくあります。大きな出血をおこして重度の貧血になったときも、誰かわからないくらいに顔がむくみ、むくみで目が開けられないくらい腫れたような症状がでたこともあります。

ここまでではなくとも、女性で貧血気味の方は多いと思います。貧血が原因で顔がむくんでしまうこともあるのです。塩分やお酒を控えてもとれない顔のむくみは、「顔の血流」に焦点をあててみると解消するかもしれません。

むくみと「血」は一見関係なさそうで、実は関係が深いのです。むくみの原因には、血行が悪く、リンパや水分、老廃物の流れが滞ることが一因として挙げられます。特に心臓よりも上にある顔は、もともと流れが滞りやすい部位なのです。

つまり、むくみやすい部位ということです。筆者もですが、冷え性や肩こりの症状がある方は血行が悪いことが多く、寝不足や過度の疲労などで血流がさらに悪くなると当然むくみもおこりやすくなります。

顔の大きさに悩んでいる方は、もしかしたらむくみが原因かもしれません。舌回し運動をすることで、顔の筋肉を動かすとそれに伴い血流もよくなりますし、リンパも刺激されて流れがよくなるといわれています。

滞っていた血流やリンパの流れがよくなると、むくみが取れて顔がすっきりとし、小顔を手に入れることができるかもしれませんね。

二重顎解消

 
BMIは標準的なのに、二重顎に悩まされている方はいないでしょうか。二重顎というと肥満が原因というイメージがありますが、実は肥満でなくても二重顎になることもあるのです。二重顎になってしまう原因としては、姿勢の悪さやかみ合わせ、顎の周りの筋肉が衰えが挙げられます。

顎の周辺にはリンパが流れる管も集まっており、顎の周りの筋肉が衰えることによってリンパが滞ってしまい、むくみやすく、二重顎になりやすくなるといった負のスパイラルが待ち受けています。

肥満でないのに二重顎に悩まされているという方は、舌回し運動で顎の周りの筋肉を鍛えることで解消できるかもしれません。

ほうれい線・たるみ解消

 
お肌のエイジングサインとして見逃せない「たるみ」や「ほうれい線」ですが、最近では20代といった若い世代でも気になる方がいるようです。

なぜたるみやほうれい線がでてくるのでしょうか。たるみのないお肌は、皮膚の中で新陳代謝が活発に繰り返されています。

そうすることで、やわらかくハリのあるお肌を保つことができるのですが、20歳をピークにどんどん新陳代謝は低下していきます。そして、皮膚を支えるコラーゲンやエラスチンといった成分が年齢とともに減少したり、機能が弱くなったりするとたるみやほうれい線につながります。

20歳をピークに…ということは、早い人なら20代半ば~後半には、たるみやほうれい線に悩まされても不思議ではないですね。また、皮膚の下には脂肪や筋肉があるのですが、筋肉が衰えることによってもたるみやほうれい線の原因になります。新陳代謝を低下させないことと筋肉を衰えさせないことがたるみやほうれい線に効果的といえます。

舌回し運動をすることによって、筋肉を鍛えることはもちろん、血流をよくすることでお顔の新陳代謝がスムーズになることが期待できます。

滑舌もよくなる

 
滑舌が悪いと対人場面に自信がもてなかったり、人と話すのが億劫になってしまったり、悩んでいる方もおられるかもしれません。

滑舌が悪くなってしまう原因としては、早口でしゃべってしまう傾向や声に抑揚がつきにくいといった話し方のクセの問題から、呼吸の仕方、姿勢、顔の筋肉の弱さなど体による問題、そして対人場面に対して不安や恐怖があるなど心理的な問題が挙げられています。

また、滑舌と舌の位置も深い関係があるようです。舌に正しい位置があるなんて知らなかった…という方が大半だと思います。正しい舌の位置とは、口を閉じているときに舌先の端が上の歯の根元にあり、舌全体が上顎についている状態です。

もし、舌が上顎についていないと「低位舌」といって舌が正しくない位置にある状態になっています。低位舌の状態では舌が動かしづらく滑舌も悪くなりがちだといわれています。

低位舌になってしまう原因も、実は筋肉の衰えだとか。舌回し運動では、舌や口周りの筋肉をきたえることで滑舌の悪さを改善することが期待できます。

唾液が分泌されやすくなる

舌回し運動を行うことで唾液の分泌が促進されます。唾液が減ると、虫歯や歯周病になりやすい、口臭がするといったお口のトラブルにつながります。

唾液の分泌を促すことで、こうしたお口のトラブルに見舞われるリスクを減らすことができます。お口の健康面を考えても舌回し運動は効果的といえそうです。

肩こりや頭痛が改善される

肩こりや頭痛は、首周りの血行不良からおこることがあります。その場合、ストレッチや運動などで血流をよくすることで改善が期待できます。

舌回し運動は、やってみるとわかるのですが、後頭部のあたりにも効いている感じがあり、普段使われていない首まわりの筋肉も刺激できるようです。首周りの血流をよくすることで、血液の循環をスムーズにし、慢性的な肩こりや頭痛も軽減されるかもしれません。

舌回し運動を実際にやってみた

  
舌回し運動を実際にやってみました。舌を回すだけ…と思っていましたが意外ときついです。舌回し運動は正しいやり方をしないと効果がないばかりでなく、よくない痛みがでる場合もあります。

まずは正しいやり方を写真付きでご紹介します。本来、口を閉じて行いますがわかりやすくするために口を開けて撮影しています。不快な気分になりそうな方は画像をとばしてくださいね。

舌回し運動のやり方

舌回し運動のやり方には二通りの方法があるようですが、基本的に舌を回すのは同じです。
舌を上→右(左)→下→左(右)と回します。

口を閉じて行いましょう。
回すときの舌の位置がどこにあるかというのがちょっとした違いのようですね。

歯茎をなぞるやり方

舌の表面を歯の外側に当てるようにして歯茎をなぞります。

頬の内側をなぞるやり方

舌を伸ばす感じで頬の内側(唇の裏側)をなぞります。

画像つきでやり方を詳しく解説

まずは舌先を上の歯茎につけるようにもっていきます。歯茎をなぞるやり方です。
わかりやすいように口を開いて行っている画像なので、決して上品な画像とはいえません。不快な気分になりそうな方はパスしてください。
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舌の表面を歯に沿わせ、舌先で歯茎をなぞるように右へもっていきます。左でもいいですよ。
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そのまま今度は舌の歯のほうへ舌の裏側をつけるようにもっていきます。
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舌の裏を下の歯の外側に沿わせ、舌先で下の歯の歯茎をなでるようにしてまわしていきます。
004shita-shitamawashi
これで半回転です。
そのまま今度は左側へ舌をもっていきます。(または右側)
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右上から右下にもってきたのと同じように、今度は左下から左上をなぞるので舌を返します。
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舌の表面で上の歯の外側を、舌先で上の歯の歯茎をなぞるようにして元の位置まで動かします。
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舌回し運動をやってみた感想

歯茎をなぞるやり方と頬の内側をなぞるやり方の両方を試してみました。おそらく効果に大きな差はないと思うので、やりやすい方や歯に当たりにくいほうでよいのではないかと思います。

舌回し運動を初めてやったときは3~4回目までは余裕だったのですが、5~6回目からしんどくなりはじめ、8~10回目…とまわすごとに顎のあたりや舌や頭の奥のほうがひきつれるように痛くなってきます。左右20回ずつ回すのがよいようですが、はじめは10回が限界でした。少し休憩してからもう10回回しました。

慣れるまでは舌をまわすこと自体が難しく感じます。舌に意識を集中して回さないとうまく回せなかったのですが、慣れれば何かをしながらでもできるようになりました。回す速度も最初は正確に回すためにゆっくりですが、慣れれば速く正しく回すことができるようになります。

ただ、速く回すのがいいのかというとそうでもなさそうです。筆者の場合ですが、回す速度が速いと歯の尖っているところで舌にダメージを与えてしまったようで、口内炎になりかけのような状態になってしまいました。

痛くてとても回し続けられません。舌をゆっくりそっと回すことで舌へのダメージを和らげることができましたが、連続して何回も回すとやはり痛くなってしまいました。左右20回ずつを1セット行うのが舌のダメージ的にも精一杯で、連続で何セットも行うのは難しそうです。

なかには1日で数百回や1万回回した人もいるようですが、歯並びや歯の形はひとそれぞれちがうので、無理のない程度にとどめておいたり、回す速度をゆっくりにしたり、など自分に合った舌の回し方を見つけたほうが長続きすると思います。

ちなみに、筆者は初日から慣れるまでは左右10回ずつを1日2~3セット、慣れてきた3日目から5日目は左右20回ずつを1日2~3セット行うようにしました。また、1セットに満たなくても、気づいた時に3回でも5回でもちょこちょこ回すようにしました。

1セットで行うときは、お風呂に入っているとき、洗い物をするとき、など何かをするときと同時に行うようにして忘れないようにしました。

子供をベビーカーに乗せて散歩をしているときにもやってみました。しかし、歩行中は転倒したときに舌を噛んで大怪我をする可能性があることから、やめたほうがよさそうだと思いました。

車の運転中にも試そうとしましたが、運転中はやはり運転に集中しないと危険です。信号待ちなどで止まっているときなら安全だと思います。

舌回し運動は落ち着いて行える状況のときに行うほうが安全だと思います。通学や通勤に電車やバスを利用している方の中にはマスクをつけて行っている方も多いようですが、筆者もバスに乗っている時にやってみました。

電車やバスで座ることができれば安全ですし、こうしたスキマ時間でもできるのが舌回し運動のメリットだと思います。

舌回し運動を1周間程度続けてみましたが、残念ながら小顔効果は実感できませんでした。ただ、冷え性でいつも感覚がなくなるほど冷えている鼻先が冷えにくくなった気がするので、顔の血流がよくなる効果はあったのかもしれません。

1週間続けると、舌回し運動が生活の一部になりつつあり、無意識的に舌を回していることがあります。特別な道具などが必要ないので飽き性の人や面倒くさがりの人でも比較的続けやすいエクササイズといえそうだと思いました。

舌回し運動に関するQ&A

舌回し運動をいざはじめようと思ったときや、舌回し運動を実際にやってみると疑問に思うことが出てくると思います。舌回し運動に関するちょっとした疑問や、舌回し運動に関する噂の真偽など、舌回し運動に関する様々な疑問にお答えしていきます。

舌回し運動で効果が出てくるまでの期間

舌回し運動の効果を実感するまでの期間は、人によって違いがあるようです。中には1日や3日で効果が実感できた方、1週間や1ヶ月と週や月単位で効果がやっと実感できる方もいるようです。

なかには、効果を実感する前に口内炎になったり、顎関節症の症状がひどくなったりして断念せざるを得なかったという方もいるようです。

たとえば、顔の一時的なむくみであれば、舌回し運動で血流やリンパの流れが改善されて1日や3日という比較的短い期間で効果が実感できるのかもしれませんね。

もともとむくみのない方はたった数日で効果を実感するのは難しいかもしれません。1週間や1ヶ月と中長期的に続けてみると、顔の筋肉が鍛えられることでほうれい線やたるみの解消、顔やせといった効果を実感できるのかもしれません。

1セット当たりの舌を回す回数

左右に20回ずつ回すのを1セットとするのが基本のようです。ただし、最初から20回回すのが大変な場合もあります。その場合は半分の10回に回数を減らしてみましょう。

反対に、20回なんて楽勝で物足りない…という方は30回と回数を増やしてもよいと思います。

舌回し運動は、いわば顔の筋トレのようなものです。もともと筋力のない方と比較的筋力のある方ではできる回数に違いがあって当然です。自分が「ちょっときついけれど続けられそう」というできる範囲からトライするのがよいと思います。

舌回し運動は1日何セットやると効果あるの?

1日に3セットやるとよいと言われていますが、できるのであれば3セット以上行ってもよいと思います。ただし、最初に何セットもやって続かなくなってしまうよりは、1日3セットでも毎日長く続けたほうが効果を実感できるのではないかと思います。

筋肉はたった1日で激的につくわけではないからです。たとえば、腹筋を1日だけ1万回やるよりも、毎日10回でも継続して筋肉のつき具合に応じて負荷をかけていったりしたほうが効果的なのと同じことです。

舌回し運動をしていたら舌や舌の付け根が痛くなるのは大丈夫?

 
舌回し運動は舌の筋肉も鍛えられるため、舌の付け根が痛くなることがあります。これは、普段の生活では舌の筋肉を使うことがあまりなく、普段使っていない筋肉が使われることで痛みを感じているのだと考えられます。

後頭部のあたりが痛くなるのと同じ原理だと思うのですが、あまりに痛い場合や舌回し運動が終わったあとも痛みが続くようであれば、舌回し運動のやりすぎによって痛みがでてしまっているのかもしれません。舌の付け根の痛みがひくまで舌回し運動はお休みするのが賢明です。

一方、舌の付け根でなく表面が痛い場合は、歯があたってしまい擦れて傷ついていると考えられます。そのまま続けると、擦り傷になって血が出る、細菌がはいって口内炎になるといった可能性もあります。

歯に多少当たるだけであれば、舌を回す速度をゆっくりとしたスピードにして舌が擦れる衝撃をやわらげることで改善されるかもしれません。それでも痛いようであれば、舌が歯に当たらない回し方を次で紹介しますので試してみて下さい。

舌が歯に当たるのですが、当たらない方法はある?

 
歯並びや歯の形の関係で、どうしても舌回し運動をすることで舌に歯があたってしまうことがあります。舌に歯があたることで舌に傷ができてしまったり、口内炎になってしまったりとトラブルになることもあります。

その場合は、舌を外に出して口の周りをなめるような動きで回すようにすると歯があたりにくいです。ただし、舌を出す、しかも舌をぐるぐる回すというのは人前ではマナー違反になる場合もあるのでおうちでこっそりやるようにしましょう。

やりすぎると逆効果になりますか?

 
はやく小顔になりたい、はやくほうれい線やたるみを改善したいと思って舌回し運動をやりすぎると逆効果になることもあります。舌回し運動をやりすぎることによるデメリットについてお話します。

ほうれい線が深くなる

舌回し運動をやりすぎてほうれい線が逆に深くなってしまったという方もいるようです。なぜこのようなことが起こるのでしょうか。皮膚の下にある皮膚を支えてハリをもたせているコラーゲンなどの組織が舌回し運動のやりすぎによって傷んでしまったことが考えられます。何事も「過ぎたるは及ばざるがごとし」ですね。

舌を傷つける・口内炎ができる

筆者は数回まわしただけで歯が舌にあたり、舌が痛くなってしまいました。何回も繰り返せば、舌に擦り傷ができてしまう可能性もあります。そこから口内炎になってしまうこともあります。舌に傷や口内炎ができていると痛くて続けることができなくなります。

顔が大きくなる

舌回し運動をすることで小顔を目指していても、逆効果になってしまう場合があります。
舌回し運動をすれば小顔になれるはず…と頑張っていたら、逆に顔が大きくなってしまったという方も実際にいるようです。

これはなぜでしょうか。
顔が大きくなるというのは、どうやらエラが目立ってしまって顔が大きく見えてしまったということのようです。舌回し運動をするとエラが目立ってしまうのでしょうか?それを防ぐ方法はあるのでしょうか?舌回し運動は口の周りの筋肉を鍛えます。

そのときに、エラの周りにある咬筋という筋肉も鍛えられます。咬筋は、ものを噛んだり歯を食いしばったりするときに使う筋肉なのですが、この筋肉が舌回し運動によって発達し、大きくなることでエラが目立つ可能性があります。

また、咬筋の大きさ自体はさほど変化しなくても、顔がやせることによって目立たなかった咬筋が目立つようになりエラが張っているように見えてしまうこともあるのかもしれません。

咬筋を目立たせないようにするためには、舌回し運動の前に咬筋のまわりをなでてマッサージし、コリをほぐしてあげるとよいそうです。適度に顔の筋肉を鍛えることはよいのですが、舌回し運動をやりすぎることで筋肉が鍛えられすぎて大きくなってしまい、結果的にもとの顔より大顔になってしまうことがないように注意したいですね。

顎関節症になる、顎関節症が悪化する

舌回し運動によって顎関節症の症状が緩和された方もいるようですが、ケースバイケースだと思います。舌回し運動をやりすぎることで、顎の関節に負担がかかってしまい、顎関節症でなかった人が顎関節症になることもあります。また、もともと患っていた顎関節症の症状が悪化してしまう可能性もあります。

歯科医院で舌回し運動を推奨しているところもあるようですが、顎関節症で通院している方は通院している歯科医院の医師の意見を聞いてから行うようにしましょう。

顎関節症の改善に舌回し運動を勧めている歯科医院であっても、患者さん各々の歯並びや口の中の状態によっては勧めないかもしれません。

口が開けにくくなる

舌回し運動をやりすぎることで、過度に筋肉が疲労してしまったり筋肉痛がひどくなりすぎてしまったりして痛みで口が開けにくくなることもあります。

口が開けにくくなると、食事、歯磨き、会話といった日常生活にも支障が出てしまいます。痛みや極度の疲労で口が開けにくくなるほど1度に頑張るよりも、適度な回数とセット数を中長期的に実践したほうが効果を実感しやすくなります。

もし、口が開けにくくなってしまったら、舌回し運動を中止しましょう。単に筋肉の疲労や筋肉痛の痛みで開けにくくなっている場合であれば数日すれば徐々によくなっていくはずです。

ただし、数日たっても口が開けにくいままの場合や、痛みが増す、我慢できないほどの痛みが出てきたといった場合、筋肉ではなく関節がダメージを受けている可能性が高いと思います。歯科や口腔外科で舌回し運動を行ったことを伝え、レントゲンなどで確認してもらいましょう。

歯並びが良くなるって本当?

 
歯並びは歯科矯正などで治すもので、そう簡単に動くものではないというイメージがありますよね。ところが、歯並びは意外と簡単に動くともいわれています。歯並びが動く要因としては、舌の筋肉の衰えや、舌が歯に当たることも挙げられます。

舌の筋肉は、ほかの筋肉と同様に年齢を重ねるごとに衰えがちです。舌回し運動では舌の筋肉を鍛えることによって、舌の筋肉の衰えを防ぎます。舌の筋肉を鍛えておくと、歯と歯の間に隙間があいて歯並びが悪くなるのを防ぐことができます。

舌の筋肉を鍛えるのはよいのですが、舌が毎日歯の同じ部分に何回も当たると、その力で歯が動いてしまうことがあります。そうすると、歯並びが動く可能性があります。それによって歯並びが良くなることもありますし、悪くなることもあります。

舌回し運動で歯並びが「動く」可能性はありますが、歯並びが動くことで「良くなる」とも「悪くなる」とも言えないのが事実ではないでしょうか。

やっていると後頭部が痛くなるのはなぜ?

 
後頭部が痛くなる原因ははっきりとわかりませんが、首の骨に負担がかかっていたり、顔に歪みがあったり、表情筋が固まってしまっているからといったことが原因としていわれています。

他にも、舌を回すことで普段は使うことのない頭の後ろのあたりの筋肉が使われるので痛みを感じるといった説もあります。筆者もやってみて後頭部に痛みを感じましたが、慣れてくると痛みを感じにくくなりました。

普段動かさないところを動かすことによって痛みを感じるのかもしれません。我慢できないほど痛むようであれば舌回し運動はやめておくか回数を減らしたほうがよいかもしれません。

シミにも効果があるの?

 
舌回し運動がシミにも効果があると話題になっています。美白化粧品やエステでも消すことが難しいシミを舌回し運動で消すことなんてできるのでしょうか。

なぜ、舌回し運動でシミが消えると話題になっているのかを探ってみると、どうやら登山家の三浦敬三さんが舌回し運動をしていて、舌回し運動の1年後にはシミがほとんどなくなっていたという話があるようです。

残念ながら、三浦敬三さんご本人が「舌回し運動をすることでシミが消えた」といっているような媒体は見つけることができませんでした。

ネットにある記事をいくつか閲覧しましたが、どれも「三浦敬三さんが舌回し運動をしている、三浦敬三さんはシミやシワがない」といった第三者によるものです。

確かに、三浦敬三さんが舌回し運動をしていたのも、シミやシワがなく若々しいのも事実だと思います。しかし、だからといって「舌回し運動をすればシミがなくなる」と安易に結論づけてよいのでしょうか。舌回し運動とシミの関係についてもう少し掘り下げてみましょう。

シミは、メラノサイトによってメラニン色素がつくられることによってできます。メラノサイトからメラニン色素がつくられる要因としては、紫外線や活性酸素によるダメージ、ホルモンバランスや合わない化粧品やニキビなどによる皮膚の炎症などが挙げられます。

活性酸素などは食事や生活習慣によってもずいぶん変わってくるもので、シミができる原因はかなり複雑です。一方、シミを消そうと思ったら、メラニン色素を増やさないことと新陳代謝を促進してメラニン色素を排出することを同時に行っていくことが肝要になります。

舌回し運動をすることによって、顔の血流がよくなるとたしかに新陳代謝を促す効果は期待できそうです。ただ、それだけではシミを消すほどの効果は期待できないと思います。

少なくとも、メラニン色素を増やさないようにすることや新陳代謝に必要な栄養をしっかりと摂ること、場合によっては新陳代謝を活性化させる成分を塗ったりすることも欠かせないでしょう。

ちなみに、三浦敬三さんは、玄米ご飯を食べていたことから食事にも気を遣っていたことがうかがえます。

それに加えて、スクワットなどを組み合わせた独自トレーニングを行っていたそうです。登山家といえば体力を落とすわけにはいきませんので、健康維持には人の二倍も三倍も気をつけていたのではないでしょうか。

そう考えると、三浦敬三さんのお肌がきれいなのは、舌回し運動も一助となっていた可能性はあるにせよ食事や生活習慣によるところも大きいと思います。

舌回し運動によってシミが消えたと言っている一般の方も、舌回し運動で綺麗になってきたからもっときれいになるために食事を変えた、運動する習慣を取り入れた、お肌のお手入れが楽しくて入念にお手入れするようになった、ホルモンのバランスがよくなったなど、他にシミが薄くなるようなことが重なっていた可能性もあります。

舌回し運動「だけ」でシミが改善すると期待していた方には申し訳ない気もしますが、筆者としては舌回し運動をする「だけ」でシミが改善するとは考えにくいと思います。

ただし、舌回し運動で血流を良くして新陳代謝を促すことができるという面において美白ケアの一環として取り入れることに意味はあるのではないかと思います。

舌回し運動で筋肉痛や口内炎になったけど続けていいの?

舌回し運動をすることで筋肉痛になるのは、普段使われていない筋肉が使われたという証拠なので必ずしも悪いことではありません。

しかし、筋肉痛の痛みがあるあいだは筋肉の繊維が傷ついていて修復している最中である可能性もあります。筋肉痛の痛みが出ている間は少しお休みして、筋肉痛が治ってから再び始めましょう。

口内炎ができてしまうのは、おそらく舌回し運動の最中に歯が当たってしまい、傷ができたところに細菌が入り込んで炎症をおこしてしまっているからだと考えられます。

口内炎が悪化するといけないので、口内炎が治るまでは舌回し運動を控えるようにしましょう。口内炎が治ったら、舌に傷がつきにくいようにゆっくり舌回し運動を行うか、「舌が歯に当たるのですが、当たらない方法はある?」を参考に舌が歯に当たらないように工夫して舌回し運動をやってみると継続できると思います。

顎関節症がよくなる?

舌回し運動をすることで、顎関節症が治ったという声もネットではよく上がっています。顎関節症は、口を開けた時に顎が鳴ったり、口が開けにくくなったり、顎が痛むなどの症状があります。

かみ合わせや顎のゆがみ、姿勢、歯ぎしりなど原因は様々あるようですが、なかなか治らず慢性的な症状に悩まされている方も多いようです。

舌回し運動をすることで、口周りの筋肉が鍛えられると、顎の歪みが改善されたり、かみ合わせが改善することで顎関節症が治ったり症状が和らぐからではないかと考えられます。

しかし、反対に、舌回し運動で顎関節症の症状がひどくなったという方もいるようです。顎のバランスやかみ合わせのバランスが舌回し運動によって変化することで、症状がひどくなってしまったのかもしれませんね。または、実際は顎の筋肉痛になっているのを、顎関節症の症状が悪化したと感じてしまったのかもしれません。

顎関節症の治療に舌回し運動を進めている歯科医師も実際にいますが、口や顎の状態は人それぞれですし、医師によっても考え方が異なる場合もあります。顎関節症の方やその疑いのある方は舌回し運動をする前にかかりつけの歯科医師や口腔外科医に相談したほうがよいでしょう。

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