バターコーヒー作り方 ダイエット効果は本当にある?
バターコーヒーとはどんなもの?バターコーヒーがなぜダイエットに効果があるの?完全無欠コーヒーとの違いは?などの解説と、バターコーヒーの作り方、飲んでみた感想、体重の変化などを記載しています。

バターコーヒーとは?
バターコーヒーとは、その名の通りコーヒーにバターを入れた飲み物の事です。バターコーヒーは、海外セレブ達の間でダイエット効果があるとして人気を集め、日本でも注目されるようになりました。
バターはカロリーが高い脂質成分のため、ダイエット中はNGの食品というイメージがありますが、バターコーヒーには健康に良い「グラスフェッドバター」を使用します。
グラスフェッドバターとは?普通のバターとの違い
日本で流通するバターの多くは、トウモロコシを中心とした穀物飼料で育てられた牛(グレインフェッドビーフ)のミルクを使用しています。一方、グラスフェッドバターは、牧草だけで育った牛(グラスフェッドビーフ)のミルクから作られています。
グラスフェッドビーフは、ホルモン剤、遺伝子組み換えなど人工的な飼料は一切使用せず、自然環境に自生する牧草飼料だけが与えられます。
すると、牧草に含まれる栄養成分により「オメガ3不飽和脂肪酸」が牛の体内に蓄積し、ヘルシーで良質なミルクが搾乳できるようになります。その健康で安全なミルクから作られるグラスフェッドバターは、通常のバターよりも良質な成分に仕上がるため、ダイエットに適した食品に仕上がるのです。
バターコーヒーと完全無欠コーヒーの違いとは?
完全無欠コーヒーは、アメリカの実業家デイヴ・アスプリー著書の「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」の中で紹介されている食事メニューの1つです。バターコーヒーと呼ばれる事もありますが、完全無欠コーヒーは”フェッドバターとMCTオイル”を使うのが特徴です。
MCTオイルは、中鎖脂肪酸100%の油でエネルギーに変換されやすく、脂肪が蓄積しにくいためダイエット効果がアップします。完全無欠コーヒーは、テレビ番組にて1カ月で5,6キロの体重減量に成功するなど、ダイエット効果に実績があるメニューですが、作るための手間と費用コストが掛かるというデメリットがあります。
そこで、手軽に試せる簡単レシピのバターコーヒーが人気を集めています。継続して続けるには、コストパフォーマンスの高さと手軽さは重要なポイントとなりますので、自分に合った方法でダイエットにチャレンジしましょう。
バターコーヒーがダイエットに効果がある理由とは?
カロリーが高いバターを摂取すると太りそう・・・。そんな不安な気持ちを抱える方も多いのではないでしょうか?バターコーヒーを飲む事で、ダイエット効果が期待できる理由をまとめました。
グラスフェッドバターのダイエット効果
バターコーヒーを作る時は、「グラスフェッドバター」を使用します。グラスフェッドバターは、青魚やえごま油に含まれる脂肪酸のオメガ3不飽和脂肪酸が含まれています。オメガ3不飽和脂肪酸は、中性脂肪、コレステロールを下げる働きがある太りにくい油です。
通常のバターは飽和脂肪酸が多いため、中性脂肪、コレステロールが増加しやすいので、グラスフェッドバターはダイエットに良い食品とされています。
バターを入れる事で腹持ちが良くなる
脂質にいたっては血糖になるのは10%未満であり、血糖値上昇の心配はほとんどありません。「揚げ物はカロリーが高くて太るから、一切食べません!」なんて(食べ過ぎなければ)ナンセンスです。油(=脂質)が脂肪になるのではありません。糖質が、肥満ホルモンであるインスリンを分泌させ脂肪に変えるのです。むしろ良質の油の摂取は、異常な空腹感の防止の助けになるでしょう。低血糖症状の強い場合では、上手に脂質の補給をしてください。
脂質であるバターをコーヒーバターに入れると空腹感が減ります。腹持ちが良くなるので、食べ過ぎの予防に繋げる事ができます。
バターコーヒーの”コーヒー”が持つダイエット効果
グラスフェッドバターは、コーヒーに加える事でダイエット効果を高める事ができます。その理由は、コーヒー自体にもダイエットを促進する働きがあるためです。2つの材料を組み合わせる事で相乗効果が生まれ、よりダイエットに適した飲み物になります。
温かいコーヒーを飲む事で代謝が良くなる
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を分解し、脂肪燃焼を促進する働きがあるため、コーヒーを飲むだけで気軽にダイエットができます。
引用先:誰でもすぐ始められる!「コーヒーダイエット」のコツ(アイビューティークリニック)
コーヒーに含まれるカフェインは、体を冷やすとされていますが、過剰摂取でなければ血行を促進する働きがあるため体は温まります。バターコーヒーは、エネルギーに変換されやすい脂質のため、体内で熱が生み出されて代謝がアップし、ダイエットを促進する効果が得られると考えられます。
コーヒーでダイエット中のイライラを予防
朝起きた時や仕事の合間にコーヒーを飲むだけでも、ホッと気持ちが安らぎますよね。コーヒーには、抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているため、ストレスを軽減する働きがあり、ダイエット中のイライラ予防に効果的です。
ストレスは、暴飲暴食に繋がるだけではなく、内臓機能が衰えて代謝の低下原因を招いてしまいます。リラックスできるコーヒータイムを作り、効率の良い脂肪燃焼を促してダイエット効果を高めましょう。
簡単レシピ!バターコーヒーの材料と作り方
バターコーヒーの作り方は、各サイトによって情報がさまざまです。最もダイエット効果が発揮しやすいバターコーヒーの作り方は、グラスフェッドバターとMCTオイルの「完全無欠コーヒー」ですが、今回は費用コストと手間暇を抑えた簡単お手軽レシピをご紹介します。
バターコーヒーの材料は?事前に準備しておくもの
・グランフェッドバター 10g(大さじ1程度)
ブラックコーヒーは、お好みの豆を使ったドリップコーヒーでも良いですし、インスタントの手軽なコーヒーでも構いません。オーガニックコーヒーやドリップコーヒーでなければ、ダイエット効果が得られないという声もありますが、インスタントコーヒーにもカフェインが含まれているためダイエット効果は期待できます。
味や香りの質は落ちてしまいますが、忙しい朝の時間にバターコーヒーを手軽に飲みたい方は、便利なインスタントコーヒーを活用しましょう。
グランフェッドバッターは、一般的なスーパーでは手に入りにくいので、輸入食品を取り扱うお店や通販サイトで購入しておきましょう。
忙しい朝にもおすすめ!簡単バターコーヒーの作り方
ドリップ、またはインスタントでブラックコーヒーを淹れます。
コーヒーが冷めないうちにグラスフェッドバターを入れます。ズボラな筆者は、バターをスプーンで掬ってコーヒーに入れてしまいましたが、あらかじめ必要な分ずつカットしておくと便利です。
バターを入れたらよくかき混ぜます。時間がある方は、コーヒー用のミルク泡立て器を使うとコーヒーとバターをキレイに混ぜる事ができます。
たったこれだけでバターコーヒーの完成です。
バターコーヒーに使える?グラスフェッドバターの代用品
バターコーヒーに使用するグラスフェッドバターは、200gあたり2,000円前後で販売されています。通常のバターと比べると価格が4倍にもなるため、代用品で費用を抑えたいという方も多いですよね。そこで、バターコーヒーの材料に向いているもの、向いていないものをまとめましたので参考にしてみてください。
【○】ココナッツオイル
ココナッツオイルは、200gあたり800円程度で販売されています。グラスフェッドバターよりも低価格で購入できるというメリットがあり、ココナッツの良い香りを楽しめます。
また、ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸を多く含んでいるのでダイエットに適しています。グラスフェッドバターの代わり、またはバター+ココナッツオイルを加えてもOKです。
【○】MCTオイル
中鎖脂肪酸100%のMCTオイルは、400mlあたり1,500円となるため、費用コストはグラスフェッドバターと大きな違いはありません。しかし、太りにくくエネルギー消費を促すオイルのため、ダイエットには非常に適しています。
完全無欠コーヒーの材料でもあるので、グラスフェッドバターの代わりにMCTオイルを入れてもOKです。ただし、MCTオイルをコーヒーに入れると油っぽさが強くなってしまうので、少量ずつ試して無理せず摂取しましょう。
【○】ギ―(澄ましバター)
ギーは発酵無塩バターを煮詰め、水分やタンパク質を取り除いた純粋な乳脂肪です。グラスフェッドのギーも販売されているので、コーヒーに入れればバターと同じようにダイエット効果を得られます。
しかし、日本でギーを販売しているお店は、輸入食品の専門店や通販サイトと取扱店が限られ、価格もグラスフェッドバターと変わりません。そのため、日頃からギーを料理に使っている方、ギーの味や香りが好みの方におすすめの材料です。
【△】発酵バター
発酵バターは、グラスフェッドバターより価格が安い点が大きなメリットで、国産の商品なら200gあたり500円程度で販売されています。また、乳酸菌を加えて作られているため、腸内環境の改善に良いバターとされています。
便秘気味の方は、代謝活動も低下してしまうので、発酵バターを代用する事で、お腹の調子を整えてダイエットを促進する効果が期待できます。ただし、グラスフェッドでない発酵バターは、飽和脂肪酸が多く含まれているため、摂取量に気を付ける必要があります。
【×】マーガリン
バターとマーガリンは、見た目や味がよく似ていますが、原料や製造方法が大きく異なります。マガーリンには、コレステロール値や血糖値の上昇を高める「トランス脂肪酸」が含まれているため、ダイエット中には不向きの油になります。かえって太りやすくなるので、バターの代用品としてマーガリンを使う事は控えましょう。
バターコーヒーダイエットのやり方と注意点
バターコーヒーで、ダイエット効果を得るためのポイントをまとめました。効率良く脂肪を燃焼するためのやり方と注意点を確認しておきましょう。
バターコーヒーダイエットの基本的なやり方
バターコーヒーダイエットは、スムージーダイエットのように栄養成分を補給して、脂肪燃焼効率を高めるダイエット方法です。そのため、ダイエット効率を高めるためには、「運動」を取り入れたり「置き換えダイエット」を行うと効果がアップします。
置き換えダイエットをする時に注意したいポイントは、過剰な食事制限は控える事です。バターコーヒーだけの食生活では、1日に必要な栄養素が補えないため、体調を崩したりリバウンドを起こしやすい体になるので気をつけましょう。
過剰摂取に注意!バターコーヒーを1日に飲む目安量
バターコーヒーを1日に飲む目安量は、2~4杯程度です。コーヒーには、カフェインが含まれているので過剰摂取に気をつける必要があります。カフェインの過剰摂取は、自律神経の乱れや体の冷えの原因となり、ダイエットの効率を低下させます。
また、バターコーヒーに使用するグラスフェッドバターは、コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸が含まれていますが、こちらも過剰に摂取すると逆効果を招いてしまうので、バターコーヒーは適度に摂取するようにしましょう。
脂肪燃焼効果アップ!バターコーヒーを飲むタイミング
バターコーヒーは、食前食後どちらに飲む方が良いのか?と悩んでいる方は、「食前」に飲むのがおすすめです。バターコーヒーを飲むと満足感が得られるので、食事量を抑える事ができます。
また、朝食の時間帯にバターコーヒーを摂取すると、不飽和脂肪酸によって1日の脂肪燃焼効率が高まるため、ダイエット効率を上げる事ができます。その他、運動をする前に飲むとエネルギー消費されやすくなります。
バターコーヒーに砂糖やミルクを入れても良い?
ダイエット目的でバターコーヒーを飲むなら、砂糖を入れずに飲むようにしましょう。砂糖を入れてしまうと脂肪燃焼効率が悪くなります。
ミルクを入れる分には問題ありませんが、コーヒーフレッシュは添加物が含まれているので、ダイエット中は新鮮なミルクを使いましょう。ブラックコーヒーが苦手で甘さが欲しい方は、ハチミツやオリゴ糖を混ぜて飲むのがおすすめです。
バターコーヒーを飲んでみた感想&ダイエット結果
バターコーヒーを飲んでみた感想とダイエットの効果をまとめました。初めてバターコーヒーを飲む方、試してみたいけれど味が気になる方など、これから飲む方は参考にしてください。
クセはある?バターコーヒーの味や香り
筆者は、フランス産のグラスフェッドバターを使用しました。AOP認定地域で生産されているセーブル製の自然発酵バターです。産地によって牛肉の味が変わるように、使用するバターで味や香りは変わります。
バターの包みを開けるとややヨーグルトのような酸味の香りがします。グラスフェッドバターをそのまま食べるとチーズのような味がしますが、コーヒーに入れると酸味臭さがなくなり、芳醇なバターの香りが口の中に広がります。一般的なバターと比べると油っぽさもなく、さっぱりとした味わいのため、コーヒーを飲んだ時の口当たりも良いままです。
コクとまろやかさがアップし、ミルクを入れた時のような自然な味に仕上がり美味しかったです。気になるクセもないので、飲みやすいコーヒーとして無理なく継続できます。
それから、バターの代わりにココナッツオイルをコーヒーに入れて飲んでみました。
ココナッツの甘い香りが広がります。しかし、バターよりも油っぽい口当たりになるので、筆者はグラスフェッドバターを入れたコーヒーの方が飲みやすかったです。
バターコーヒーを飲んだダイエット効果の結果
バターコーヒー生活1日目は、朝食代わりに2杯飲んでみました。すぐにお腹の調子が良くなり、便秘が解消されました。翌朝もお通じが良く、ポッコリとしていたお腹がスッキリし、体重は1日で1kg減りました。
その後もお腹の調子は良く、バターコーヒーを飲んだ後は、体がポカポカと温かくなり、代謝がアップしている事も感じました。しかし、それほど満腹感は強くないので、バターコーヒーだけの朝食ではお腹が空いてしまうため、現在はバターコーヒー1杯とグラスフェッドバターたっぷりのトーストを食べるようにしています。
トーストをプラスすると昼食までお腹が空く事もなく、満足感があるため結果的に食事量が自然に減りました。そのため、2週間目にはさらに体重が減り1.5kgの減量に成功しました。朝食以外は通常の食事を取り、運動をプラスしたわけではないので、短期間でもバターコーヒーのダイエット効果が実感できた事に驚きました。今後も継続して飲み続けたいと思います。
ダイエットだけではない!バターコーヒーの意外な美容・健康効果
バターには栄養成分がたっぷりと含まれているため、ダイエット効果以外にも美容に良い効果をもたらしてくれます。バターコーヒーの意外な美容効果についてまとめました。
エイジング効果抜群!バターコーヒーの美肌効果
乳脂肪が主成分のバターには、ビタミンA、E、Dといったビタミンも豊富に含まれています。中でもビタミンAは牛乳の13倍以上とたっぷり。ビタミンAは、成長に欠かせない栄養素で、皮膚や粘膜を健康に保つはたらきと深く関わっていて、吹き出物やニキビの予防にも。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンEには老化を防ぐ効果もあり、皮膚の内側からみずみずしさを保つのに役立ちます。
引用先:http://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/know/dairiesworld/butter/03.html
グラスフェッドバターは、通常のバターよりもビタミンが豊富に含まれていると言われています。ビタミンA、D、Eは脂溶性のビタミンのため熱にも強く、バターコーヒーを飲めば体に効率良く吸収されます。”油=ニキビができやすい”というイメージもありますが、良質な油はハリを与えて若々しい素肌へと導きます。
また、コーヒーにはシミを予防する「ポリフェノール」も含まれているので、抗酸化作用の働きでエイジングケアの効果をもたらしてくれます。
参考:コーヒーを飲めばシミは防げる!?(全日本コーヒー協会)
イライラ予防に!バターコーヒーのストレスの軽減効果
コーヒーの摂取による酸化ストレス軽減作用を示した臨床研究が報告されていました。(Wien Klin Wochenschr. 2015 Mar 19.) これまでの多くの研究において、コーヒーや緑茶、紅茶の摂取による健康維持・生活習慣病予防効果が示されています。 コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用、緑茶カテキンなどの作用を介した効果と考えられています。 今回の研究では、コーヒーの摂取と、酸化ストレスとの関連が検証されました。
引用先:女性におけるコーヒーの酸化ストレス軽減効果(うしおえ太陽クリニック)
過剰なストレスは、肌荒れ、抜け毛、体の冷えなど、あらゆる体調不良の源です。コーヒーには、ストレスを軽減する働きがあり、バターに含まれるビタミンにはホルモンバランを整える効果があります。そのため、バターコーヒーはイライラを予防し、健やかな心身へと導いてくれるので、仕事や育児で忙しい方におすすめの飲み物です。
バターコーヒーの副作用リスクは?
バターコーヒーは、一般的な食品を使った飲み物のため、1日の摂取目安量を守れば健康的で安全な飲み物です。しかし、バターは乳製品となるため「乳製品アレルギー」がある方は、摂取を控えましょう。また、コーヒーにはカフェインが含まれるため、「妊娠、授乳中」の方も摂取を控えるようにしましょう。
このほか、摂取目安量を守っているにも関わらず、バターコーヒーを飲むと気分が悪くなる方、吹き出物が出てしまう方は、体質が合わない可能性もあるので摂取を控えるようにしてください。
おすすめのグラスフェッドバターは?選び方のポイント
バターコーヒーに使用する「グラスフェッドバター」は、日本では馴染みが少ないため、初めて購入する方は、一体どれを選べば良いのか?悩みがちです。そこで、グラスフェッドバターを選ぶ時のポイントをまとめました。
グラスフェッドバターの種類を確認する
グラスフェッドバターには、「有塩、無塩、有機」などの種類があります。よく似た商品で発酵バターもありますが、グラスフェッドバターとは異なります。グラスフェッド発酵バターという商品もあるので、混同しないように注意しましょう。
おすすめは、無塩・発酵タイプのグラスフェッドバターです。有機食品なら、より安全性も高くなるので、価格や味と合わせて自分に合ったバターを選ぶようにしましょう。
グラスフェッドバターの品質の高さ
グラスフェッドバターを選ぶ時は、品質の高さを示す認証マークが記載されています。製造する上での一定の基準をクリアしている証となりますので、バターの品質を確認したい時は、代表的な認証マークの有無をチェックしましょう。
AOPマーク
“Appellation d’Origine Protegee”(アペラシオン・ドリジーヌ・プロテジェ)『原産地名称保護』EUがその土地の伝統的な農産物の保護を目的として、製造地域や原料、製造工程などの規定を 満たした商品にのみ付与される認証です。A.O.P.認定商品にはチーズやバターなどの、 農産加工品、および畜産加工品などがあります。
引用先:http://www.echire-online.jp/echire/9.3/46191/
ABマーク
ABマークとは、フランス政府が1981年に指針を制定し、1985年以来国家によるオーガニックの認定として使われている 有機栽培の証です。 認定基準は、フランス政府によって厳しく基準が定められており、 化学肥料や化学薬品の禁止をはじめ、遺伝子組み換え作物による肥料の使用も禁止されています。ハーブ栽培の場合は、最低3年間の有機農法を続ける事が決められており、 更に1年毎に抜き打ちでの検査も行われます。フランスのオーガニックの保証である、このABマークの貼付が認められるのは、フランス経済省と農業省が認める有機栽培認定機関であるECO CERTによる有機栽培認証を受けており、EU圏内で生産または加工された商品に限ります。 アロマオイルに限らず、パンや農作物、チョコレート等、食べ物にもABマークが印されているものがあり、 その品質と安全性が裏付けされています。
引用先:http://aromaproorganics.com/?page_id=1478
BIOマーク
スイス・オーガニック認証機関PROCERTの厳しい規定をクリアした無農薬製品にのみ与えられるBIOマーク。スイスはオーガニック(有機農法)のパイオニアのひとつであり、国土全体の農地の約11%が既に有機農法を用いて作物の栽培を行っています。
引用先:http://aromaproorganics.com/?page_id=1478
おすすめのグラスフェッドバター産地&ブランドメーカー
品質が高く日本でも購入する事ができるグラスフェッドバターをピックアップしました。商品選びの参考にしてみてください。
ニュージーランド:フォンテラ社製アンカーバター
酪農が有名なニュージーランドでは、大自然のもと放牧飼育が行われています。ストレスのない環境で、牧草のみを与えられたグラスフェッドビーフのバターは、βカロテンが豊富に含まれているため、美容と健康に良い効果をもたらします。5kg単位の業務用サイズで販売されているため、毎日バターコーヒーを飲む方におすすめのブランドです。賞味期限は、約2年と比較的保存期間が長いので、まとめ買いにピッタリです。
フランス:セーブル社製シャラン・ポワトゥ
A.O.P認証の無塩バターです。完全無欠コーヒーの書籍でも紹介された商品のため、バターコーヒーに使用するグラスフェッドバターとして人気があります。良質な牧草が育つシャラン・ポワトゥ地域で育った牛のバターのため、ビタミンやカロテンが豊富に含まれています。賞味期限は約2週間です。
フランス:エシレバター
パリ万国博覧会で1等賞を受賞し、世界各国のロイヤルファミリーや三ツ星シェフに愛されているブランドです。エシレバターの産地であるエシレ村は、品質の良い牧草が育つため、グラスフェッドバター作りに適した土地です。木製チャーンによる伝統製法にこだわったA.O.P認証の高品質バターです。有塩(DEMI-SEL)と食塩不使用(DOUX)があるので、バターコーヒーに使う場合は食塩不使用バターを選ぶようにしましょう。賞味期限は約2週間です。
フランス:Biodeal社製ビオバター
フランスの厳しい基準をクリアしているABマーク認証の高品質なバターです。原料となる牧草を有機栽培で生産したオーガニックグラスフェッドバターのため、徹底した管理のもので製造された安全性の高さが魅力です。賞味期限は約2週間です。
バターコーヒーに関するQ&A
バターコーヒーを飲むうえで気になる疑問、不安点をまとめました。
バターコーヒーはノンカフェイン・デカフェでもOK?
健康志向の方に人気のノンカフェイン・デカフェですが、カフェインにはダイエットを促進する働きがあるため、バターコーヒーでダイエット効果を得たい方は、カフェイン入りのコーヒーを使うようにしましょう。ダイエットではなく、バターの栄養による美肌効果を得たい方は、カフェインが含まれていないコーヒーでも問題ありません。
コーヒーではなくバター紅茶でもOK?
紅茶には、カフェインやビタミンが含まれているため、コーヒーと同じようにダイエットや美肌効果を得る事ができます。紅茶にバターを入れるとミルクティーのような味わいに仕上がるので、コーヒーが苦手な方におすすめの飲み方です。
バターコーヒーのカロリーはどれくらい?
バターコーヒーのグラスフェッドバターのカロリーは10gあたり約74kcalです。コーヒー1杯が約5kcalとなるため、バターコーヒーのカロリーは”およそ80kcal”です。ダイエット中はカロリーの高さを気にする方も多いのですが、良質な油は大切なエネルギー源となります。1日に数杯飲む程度なら太ってしまう事もないので、気にせず摂取しましょう。