手作り石鹸レシピ 苛性ソーダを使わない作り方も!

手作り石鹸レシピ 苛性ソーダを使わない作り方も!
手作り石鹸は作るのも楽しく、出来上がった石けんはかわいくて実用的で、大人の趣味として長く続けることができます。

ただし、手作り石鹸には絶対に理解しておいて欲しいデメリットもあります。初心者さんでも安全に楽しく手作り石鹸ライフを始めるための作り方、注意点、手作り石鹸の種類などをご紹介します。

苛性ソーダを使わない手作り石鹸のレシピもありますよ!
ぜひあなただけのオリジナル手作り石鹸にチャレンジしてみて下さいね。

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もくじ

基本的な手作り石鹸の作り方

まずは3種類の手作り石けんの特徴をご紹介します。

コールドプロセス石けん(CP石けん・CP法)

苛性ソーダ、オイル、精製水を使って作る石けんです。基本の材料はこの3種類なのでオリーブオイル、精製水、苛性ソーダだけでも石けんを作ることができますし、色づけにココアパウダーやクレイを加えて整形することでスイーツのようなかわいい石けんにすることもできます。

メルトポア石けん(MP石けん・MP法)

グリセリンがたっぷり入った固形の石けん素地(ソープベースとも言います)を溶かして型に注いで整形します。メルトポア用の石けん素地はホワイトとクリアがあります。クリアにハーブを閉じ込めたり、ホワイトにマーブル模様を作ることでとても簡単に本格的なオリジナル石けんが作れます。

ハンドミルソープ

固形石けんをおろし金で削ったり、市販のハンドミルソープ用の細かく砕いてあるソープベースにお湯を加えて揉んで、整形して作ります。

お湯をハーブ液にしたり、お好みのアロマオイルを使えば短時間で自分だけの手作り石けんになりますよ。

難易度がいちばん低いのがこのハンドミルソープです。型抜きもできますし、石鹸液が高温にならないので小さなお子さんと一緒に作るときはハンドミルソープがオススメです。

CP、MP、ハンドミルソープはこの記事でこれから何度もでてくるので特徴をざっくり覚えておいてくださいね。

材料・使う道具

手作り石鹸に使う材料は石鹸の製法で変わってきます。

●CP石鹸の材料
オイル、苛性ソーダ、精製水

●道具
エプロン、マスク、ゴム手袋、ゴーグル、保温用発泡スチロール、新聞紙、ステンレス製の網、デジタルはかり、耐熱性のボウル(アルミ素材はダメ)、湯煎用の鍋、計量カップ2コ、温度計、計量スプーン、耐熱性のフタつきガラス瓶、ガラス棒またはステンレス棒、ゴムベラ、泡だて器、まな板、包丁、石鹸の型(牛乳パックでもOK)など

CP石鹸は必要な道具が多いですが、慎重な作業が必要になるので最初に用意してならべておいて下さい。

●MP石鹸の材料
MP石鹸用ソープベース、お好みの精油やハーブ(なくてもOK)、型に塗るためのオイル

●道具
軽量カップ、ガラス棒や竹串、型、電子レンジ、ステンレス網

MP石鹸はソープベースを溶かして型に入れるだけで作れるので材料も道具も難易度が低いですね。安全ですし、型、精油、ハーブ、カラー材(インスタントコーヒーなども使えます!)などを組み合わせることで素人っぽくない手作り石鹸にすることができます。

●ハンドミルソープの材料
石けん素地または固形石鹸のすりおろし、お湯、お好みの精油やハーブ(なくてもOK)

●道具
ポリ袋、型、型に敷くラップ、型に塗るオイルなど

ハンドミルソープは石鹸素地をベースにして精油やハーブ、クレイ、顔料などを混ぜ込んでいきます。手作り石鹸が初めての方でも安全に作ることができます。

お肌の弱い方が手作り石鹸をお顔に使う場合、肌に反応してしまうんじゃないかと不安になることもありますよね。ハンドミルソープならいつも使っている固形石鹸から作ることもできるので、自分の肌に合う石鹸をハンドメイドすることもできますよ。

オリーブオイル?ココナッツオイル?オイルは何を使う?

オイルはCP石鹸作りのベースとなる材料です。まずは手に入りやすいオリーブオイルココナッツオイルなどを使っても良いのですが、基礎的なことを知っておくとオイルを自分で選ぶことができるようになります。少しだけお勉強しましょう!

●手作りCP石鹸に使うオイルの特徴
CP石鹸は精製水に溶かした苛性ソーダとオイルを化学反応させ、熟成させることで作っていきます。この化学反応のことを「けん化」と言います。
※牛脂やラードなどの動物油を使うこともありますが、この記事ではオイル=
植物油で説明をしています。

オイルは石鹸の仕上がり、洗い心地、固さなどを大きく左右するのですが、これはオイルに含まれている「脂肪酸」が大きく影響しているためです。

●脂肪酸の種類
脂肪酸は大きく「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」に分かれ、さらに細分化されます。
オリーブオイルのように1種類で使用できるオイルもありますが、その特徴から配合して使用すべきオイルもあります。

■飽和脂肪酸
・ラウリン酸
酸化しにくく溶けにくい石鹸になる。石鹸の泡立ちを良くしますが、配合しすぎると肌刺激が強くなります。
ラウリン酸を多く含むオイル:ココナッツオイルなど

・ミリスチン酸
石鹸の泡立ちを良くします。しっかりとした石鹸を作りたいときにも◎
ミリスチン酸を多く含むオイル:ココナッツオイルなど

・ステアリン酸
泡立ちはさほど良くありませんが、酸化に対する安定性が高いです。溶け崩れしにくい石鹸が作れますが配合しすぎると固すぎて割れやすくなります。
ステアリン酸を多く含むオイル:ココアバター、シアバターなど

・パルミチン酸
少量使用するだけで硬い石鹸ができます。お湯で使用しても溶けにくく酸化もしにくいですが、泡立ちがあまり良くなく配合しすぎると使用感が悪くなります。
パルミチン酸を多く含むオイル:ミツロウ、パームオイルなど

■不飽和脂肪酸
・リノレン酸
皮膚との相性が良く、泡立ち・泡切れも良いためさっぱりとした石鹸になります。洗浄力もしっかりしていますが、とてもやわらかい石鹸になるので溶けやすい、酸化しやすいという欠点もあります。
リノレン酸を多く含むオイル:ローズヒップオイル、キャノーラ油、ヒッポファエオイルなど

・オレイン酸
酸化に対する安定性が高め。ベースオイルとしての使用に最適ですが、少し溶けやすい石鹸になります。肌への刺激はまろやかで、しっとりした肌に洗い上げたいときに良し。
オレイン酸を多く含むオイル:オリーブオイル、椿油、アボカドオイル、カメリアオイル、セサミオイルなど

・リノール酸
リノレン酸と似ていますが、リノレン酸よりは酸化しにくいです。皮膚の水分を保持する作用があり、さっぱりした洗い心地です。やわらかく溶けやすいので使用量に注意です。
リノール酸を多く含むオイル:グレープシードオイル、スイートアーモンドオイル、ククイナッツオイルなど

・パルミトレイン酸
人間の皮膚にも含まれているので、肌馴染みが良く皮膚の再生を助ける作用があると言われています。パルミトレイン酸を多く含むマカデミアナッツオイルはアンチエイジング向けの化粧品にも使用されています。
パルミトレイン酸を多く含むオイル:マカデミアナッツオイルなど

手作り石鹸に慣れるまではオイルはアレンジせずにレシピに記載のものを使うようにしましょう。

CP石鹸の作り方

初めて手作り石鹸に挑戦するときは世界中で愛されているオリーブオイルを使ったプレーンオリーブソープはいかがでしょうか。

●プレーンオリーブソープの材料
オリーブオイル:250g
精製水:88g
苛性ソーダ:29g

材料は「はじめてでも、よくわかる『生活の木』の手作り石けんのきほん」より引用させていただきました。
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【手作り石鹸作りの準備】
・キリなどを使いガラス瓶のフタの左右に穴を開けておく。この瓶に苛性ソーダと水を入れてガラス瓶にフタをした状態でオイルに注いでいきます。

・エプロン、マスク、ゴーグル、ゴム手袋は最初から装着しておいて下さい。ゴーグルは水泳用のものでも大丈夫です。

・苛性ソーダを水に混ぜると強い臭いがするので換気扇を回しておきます。

●作り方
1.計量したオイルを耐熱ガラスボウルに入れておく

2.苛性ソーダをガラス瓶に入れて、計量した精製水を注ぐ。最初は真っ白になるので苛性ソーダが溶けて水分が透明になるまでガラス棒でよく混ぜる。
※苛性ソーダに水を注ぐと、急激に90℃まで温度が上がります。絶対に覗き込んだり素手で触れたり香りを確かめたりしないで下さい。大変危険です。

3.水を張ったボウルに2の瓶をひたし、ガラス棒でかき混ぜながら45℃になるまで冷ましていきます。

4.3と同時に鍋で沸騰直前までお湯を沸かす。このお湯でオイルを湯煎します。目標温度は苛性ソーダと同じ45℃。両方が45℃になったら混ぜ合わせていきます。2℃までの誤差なら気にしないで大丈夫。

5.苛性ソーダの瓶に穴の開いたフタをする。オイルの入ったボウルに瓶の穴から苛性ソーダ水を少しずつ注ぐ。瓶は片手で持ち、利き手に泡だて器を持ってぐるぐるかき混ぜながら注いでいきます。

6.泡だて器で20分続けてかき混ぜます。20分経ったら湯煎にかけて45℃を保ちながら約2時間混ぜ続けます。途中で休憩をはさんでもOK。

7.石鹸生地がトロッとしたカスタードクリームのようになって泡立て器を持ち上げたときに表面に模様が残るようになったらかき混ぜ完了です。この表面に跡が残るくらいの状態を「トレース」と言います。

8.型に生地を流し入れる。ボウルに残った生地もゴムベラを使ってなるべくキレイに入れていきます。

9.型から空気を抜くようにトントンと落として、フタやラップで密閉する。

10.型ごと発泡スチロールに入れて24時間保温する。

11.ゴム手袋を着用して石けんを型からはずします。取り出してみて固まってなかったらさらに24時間保温します。固まっていたら網などにのせて2日~3日乾燥させます。

12.ゴム手袋を着用して包丁で石けんを切る。

13.切り分けた石けんを熟成させる。網に石けんをのせて風通しの良い乾燥したところで4週間~6週間熟成させます。1週間おきくらいに石けんの向きを変えて満遍なく乾燥させていきます。
石けんの真ん中をギューっと押したときにへこみがなく硬いままになったら熟成完了!

14.パッチテストを行います。石けんを泡立てて腕の内側に泡をのせそのまま1分放置。刺激や赤みがなかったらそのまま使うことができます。ヒリヒリするなどの異常があったらさらに1週間熟成させて、もう1度パッチテストを行いましょう。

文字など何がなにやらわからないと思うので、CP法で作る「キャスティール石鹸」と「マルセイユ石鹸」の実際の作り方を動画で確認していきましょう!

キャスティール石鹸

キャスティール石鹸はオリーブオイルで作る石けんのこと。スペインのカスティージャという地名がその名前の由来と言われています。定義はいろいろありますが、基本的に油分にオリーブオイルだけを使う石けんをキャスティール石けんと呼んでいるハンドソーパーさんが多いです。

上の作り方でご紹介したプレーンオリーブソープもキャスティール石鹸なので、材料や作り方はそちらをご参照下さい。

⇒キャスティール石鹸の作り方<動画>

マルセイユ石鹸

マルセイユ石鹸には1000年以上の歴史があります。17世紀フランスではマルセイユ地方が質の高い石鹸の生産地として既に有名だったのですが、同じ頃マルセイユ石鹸の名を語る粗悪な石鹸も出回るようになっていました。悪質な石けんに思い悩み、ルイ14世は王令を発布します。

・王令
【第1条】暑さにより石鹸の密度が損なわれる6、7、8月の石鹸製造を禁止する。
【第2条】5月1日以前はオリーブの実が未熟すぎるため、最終搾りのオリーブ油を使用する。
【第3条】原料油脂は、オリーブ油以外の使用を禁止する。違反者には石鹸を没収する罰則を課す。

<引用元:石鹸百科 マルセイユ石鹸の歴史

この王令を守って製造された石鹸にのみマルセイユ石鹸と名づけることができたのです。

現在では日本人ソーパー手作りのマルセイユ石鹸もあるように、その名前は広く使われています。

●【手作り】マルセイユ石鹸の作り方

こちらの動画はパックスナチュロンの「お風呂の愉しみ特製マルセイユ石けんオイルミックス 1,317円」を使ったマルセイユ石鹸です。「お風呂の愉しみ特製マルセイユ石けんオイルミックス」はオリーブ油、ココナッツ油、ホワイトパーム油がブレンドしてあり、1袋で牛乳パック1本分を作ることができます。オイルを1本ずつそろえなくても良いのでとっても便利ですね。

動画には材料の量がでてきませんが、苛性ソーダ83g、精製水250ml、ローズの精油を混ぜて作っています。

MP石鹸の作り方

●基本の材料
市販のMP石鹸用ソープベース
精油

MP石鹸はソープベースを電子レンジや湯煎で溶かして型に入れて乾燥させるだけで作ることができます。

●作り方
1.ソープベースを小さくカットする。

2.計量カップに1を入れて完全に溶けるまで電子レンジ、湯煎にかける。

3.精油を入れてガラス棒でかき混ぜる。

4.型に流す。このとき型にオイルを塗っておくと取り出しやすくなります。

5. 2時間~3時間ほど置いて固まったら型からはずして網にのせて風通しの良いところで3日~4日ほど乾燥させる。

ハンドミルソープの作り方

ハンドミルソープは市販の材料を使ったり、固形石鹸を削ったものに水分を加えて練って作ります。

●基本の材料
市販のハンドミルソープまたは削った固形石鹸:300g
お湯かハーブティーの抽出液:50cc
精油

●作り方
1.市販のハンドミルソープか削った固形石鹸をビニール袋に入れて、お湯を注ぐ。ハーブティーを使う場合は50ccのお湯で抽出しておく。

2.ハンドミルソープの粉感がなくなるまで袋の外からもみもみする。

3.滑らかになったらぎゅうぎゅうと押し込むような感じで型に詰める。型にオイルを塗るかラップをしておくと後からはずしやすくなります。

4.型からはずして網にのせて、風通しの良いところで4日ほど乾燥させる。

硬くて練られないときは水分量を少し増やしても大丈夫ですが、増やしすぎると泡だってしますので様子を見ながらほんの少しずつ加えてください。

MP石鹸とハンドミルソープの詳しい作り方はのちほど画像付きでご紹介します。

危険!苛性ソーダの取り扱いに注意する!

※初心者さんは必ず読んでください。経験者さんも「慣れ」が生じていませんか?

苛性ソーダは劇薬に指定されています。18歳以上の方なら購入できますが、使用目的の申告と身分証明書、捺印が必要です。それくらい慎重に取り扱わなければいけないものなのです。

水分で発熱するので、計量が終わったらすぐにフタをしてください。空気に含まれている水分で発熱することもあります。こぼしたり肌に直接触れないように細心の注意を払って換気も忘れないで下さい。

粉末をこぼしてしまったらあわてずに手袋をしてから拭き取ります。苛性ソーダ水をこぼした場合は、新聞紙などで拭き取ります。肌についてしまったら流水で洗い流してください。

思わぬ事故は慣れた頃におこります。石鹸作りに慣れてもエプロン・ゴム手袋・マスク・ゴーグルは必ず装着してくださいね。

着色・香りづけ

オレンジの精油を使ってオレンジ色にするなど、色と香りをあわせると落ち着く・気分を上げるなど心にも働きかける石鹸になりそうじゃありませんか?
身近なところにも色づけに使えるものがあるんですよ。

●着色に使えるもの
クレイ:優しい色がつき、汚れ吸着効果の高い石鹸になります
顔料:化粧品の着色にも使われています
食紅:食品の色づけ、バスボムの色づけにも使えます
抹茶パウダー:カテキンに消臭・殺菌作用があります
ココアパウダー:カカオの甘く優しい香りも楽しめます
インスタントコーヒー:抗菌・消臭作用
シナモンパウダー:発汗・強壮作用
など

手作り石鹸に香りをプラスするときは精油を使います。精油は約200種類もあるので、まずは手作り石鹸以外にも使えそうな一般的なものから購入すると良いと思います。

アロマの効果は科学的根拠に基づくものではないとも言われていますが、香りでリラックスしたりなんだか元気になった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?わたしは、アロマの効果は感覚的なもので立証は難しいとしても、それが自分や周りの人たちにとって良いふうに働いてくれたらOKと思っています。
精油を使って香り豊かな手作り石鹸を楽しみましょう!

●用途が広い精油と期待できる働き
ラベンダー:ストレス・緊張状態を和らげる、消炎作用
リラクゼーション効果が高くオイルマッサージ、リラックスタイムの芳香浴、お風呂に数的垂らすなどなど幅広い使い方ができます。ラベンダーは1本持っておいて損なしです。

オレンジスイート:なんとなく沈んだ気持ちに活力を与えてくれます。オレンジスイート、グレープフルーツ、レモンなどのかんきつ類は肌に刺激があるので使用量を守ってください。

ゼラニウム:ローズに似た甘い香り。皮脂のバランスを整える働きからスキンケアに使用している方も多いです。

ティートゥリー:樹木を思わせるクールな香り。殺菌・抗菌力の高さから風邪予防、花粉症の緩和などにも用いることができます。フローリングの床拭きにティートゥリーを使うとより清潔でスッキリしたお部屋になります。

着色剤や精油のほかにもドライハーブ、無塩トマトジュース、天然塩、はちみつ、ブラックペッパーなどを混ぜ込むこともできます。

サラダ油・廃油で石鹸を作る

サラダ油や廃油石鹸もプレーンオリーブソープと同じ要領で作ることができます。

●作りやすい分量
廃油:300g
苛性ソーダ:45g
水:100cc

臭いが気になる場合はアロマオイルを使ってみてください。
廃油石鹸は顔や体には使用せず、食器洗いやお掃除などに利用しましょう。

●廃油石鹸の作り方

苛性ソーダを使わない手作り石鹸のレシピ

苛性ソーダを使うと石鹸作りが豊かになりますが、小さなお子さんやペットがいるご家庭では本当に注意しないと思わぬ事故に繋がります。

石けんを作ったあとの道具をカンペキに洗うのも、余った苛性ソーダを処分するのもすごく大変なんです。なんてったって劇薬ですから、燃えるごみに出すことはできません。ダメ!ゼッタイ!

もっと安全に手作り石鹸を始めたい方は苛性ソーダを使わない方法で楽しんでみてはいかがでしょうか?

市販の石鹸素地を使う

石けん素地を使った手作り石鹸は粘土のようにこねながら作ることができて、手についても洗い流せば良いのでとても安全です。道具の後始末もお湯につけておけば簡単に落ちるので、料理用と一緒のものでも大丈夫です。

お子さんがいるご家庭にもおすすめです。夏休みの自由研究で石けん素地を使った手作り石鹸にチャレンジするお子さんもいらっしゃいますよ。

石けん素地を使ってわたしが実際に作ってみた手作り石鹸レシピとコツをご紹介します。

石鹸素地を使ってラベンダー石鹸を作る

石鹸素地を使ってラベンダー石鹸を作る
石けん素地にラベンダー精油とグリセリンを混ぜています。

●材料
石けん素地:300g
お湯:50ccくらい
ラベンダー精油:5滴
グリセリン:小さじ1
ホホバオイル:少々

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●作り方
1.計量した石けん素地をビニール袋に入れて、袋の上からすりこぎ棒で細かくしておく。
ポイント:細かくすればするほど後でキレイにまざります

2.1に精油、グリセリン、お湯を入れてもみもみする。
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ポイント:粉末っぽい感じがなくなってなめらかになるまでひたすらもみもみ!水分が足りなかったら少し追加しても大丈夫です。
寒い部屋、乾燥した部屋では湯煎にかけるとまとまりやすいです。
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3.ホホバオイルを塗ったお菓子の型などにぎゅうぎゅう詰め込む。
ポイント:角の方からきっちり詰め込むととてもきれいに仕上がります。オイルはオリーブオイルでも大丈夫です。薄く塗るだけで良いですが型のすみっこほど丁寧にぬっておくと型抜きで失敗しにくいですよ。
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きれいに洗った粘土板に少量のオイルを塗るかラップを敷いておくと裏側もきれいになります。

4.網にのせて3日~4日ほど乾燥させる。
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見た目はシンプルですが、ラベンダーの香りが優しい手作り石鹸です。これくらいシンプルな配合なら洗顔に使っても安心だと思います。
300gの石鹸素地を使うと普通の固形石鹸2.5個分くらいの石鹸が作れるので、分量を半分にして2種類くらい作ることもできます。

石鹸素地を使ってグリーンクレイのティートゥリーハニー石鹸を作る

石鹸素地を使ってグリーンクレイのティートゥリーハニー石鹸を作る
石鹸素地にグリーンクレイとティートゥリー、はちみつをブレンド。ひじ・ひざなどの角質がゴワつきがちなところ用にする予定です。

●材料
石けん素地:300g
お湯:50ccくらい
ティートゥリー精油:5滴
はちみつ:小さじ1
グリーンクレイ:小さじ1杯
ホホバオイル:少々

●作り方
1.計量した石けん素地をビニール袋に入れて、袋の上からすりこぎ棒で細かくしておく。袋の上からもみもみしてもOKです。

2.グリーンクレイを計量したお湯に入れて溶かしておく

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3.袋に精油、はちみつ、グリーンクレイを溶かしたお湯を入れてもみもみする。

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4.ホホバオイルを塗ったお菓子の型などにぎゅうぎゅう詰め込んで型抜きする。
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5.網にのせて3日~4日ほど乾燥させる。
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今回は季節的にクリスマスツリー型で抜いてみました。見た目はツリー、香りはティートゥリーで樹木感あふれる爽やかな手作り石鹸になりました。
型の隅までしっかりオイルを塗っておけば、少々複雑な形でも欠けることなく型抜きできます。

市販の固形石鹸を削ってオリジナル石鹸を作る

自宅にストックしてある固形石鹸ならなんでもOKなので、いちばん材料費がかからない方法ですが、固形石鹸を大根おろし器やチーズグレーターですりおろすのはものっすごく大変です。

わたしも固形石鹸1コをすりおろすのに全力で30分かかりました・・・。途中から半そでになって額に汗しながらの作業でしたよ。
12月なのに(笑)

本当に大変ですし見た目もかなり素朴になりますので、プレゼントにしたいときなどは石鹸素地を購入することをオススメします。

今回使った固形石鹸はねば塾さんの白雪の詩です。
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化粧石鹸ではないですがお顔・身体に使用している方が多く、もちろんキッチンでも使えます。

固形石鹸を削ってコーヒー石鹸を作る

固形石鹸を削ってコーヒー石鹸を作る

●材料
固形石鹸:1コ
お湯:50ccくらい
インスタントコーヒー:小さじ半分

●作り方
1.インスタントコーヒーをお湯で溶いておく

2.固形石鹸をひたすらすりおろす!
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ポイント:すぐにおろし金の目が詰まりますが、このままでもおろせます。爪楊枝で目詰まりを取ってもまたすぐに詰まるので気にせずガシガシいきましょう!
途中で疲れちゃったのでピーラーを使ってみましたが、後で練るときに大きいかけらがそのまま残ってしまったのでピーラーはオススメしません。

3.2をビニール袋に入れて、袋の上からすりこぎ棒で叩いたり手でもんでできるだけ細かくしておく。
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4.お湯で溶いたインスタントコーヒーを入れて全体がまざるまでもみもみする。

5.型にぎゅ~っと押し込んで、表面が乾いてきたら型からはずして5日ほど乾燥させる。
ポイント:180gの固形石鹸に50ccの水分を使ったので、乾燥時間を長めにしてみました。季節によっても乾燥時間は変わります。真ん中をぎゅっと押してみたときにやわらかさがなく見た感じもしっかり乾くまで乾燥させましょう。

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優しいカフェ色の手作り石鹸になりました。ところどころに見える白い部分はピーラーで削って大きくなったところです。キッチン用なのであまり気になりませんが、大変でもおろし金ですりおろせば良かったと思っています。

コーヒーの香りがするかな?と思って精油は入れませんでしたが、石鹸の匂いしかしません。やっぱり香りがあった方が楽しいですね!

固形石鹸を削ってレッドクレイのカモミール&ミント石鹸を作る

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吸着効果の高いレッドクレイとはちみつ、はっか油、カモミールハーブティーをブレンドしました。かかとの角質除去効果を狙ってます・・・が、この組み合わせはあまり良くないかも。失敗例としてご覧下さい。

●材料
固形石鹸:1個
お湯:50ccくらい
レッドクレイ:小さじ1
はっか油:ひと吹き
カモミールティーバッグ:1つ
はちみつ:小さじ1
ホホバオイル:少々

●作り方
1.お湯にハーブティーを入れて抽出したものにレッドクレイを溶かしておく。

2.固形石鹸をけずってビニール袋に入れる。

3.2に1とはっか油、はちみつを入れて全体がまざり滑らかになるまでもみもみ。

ポイント:今回はスプレー式のはっか油を使いました。
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精油を使う場合は2~3滴を目安にしてください。

4.粘土板に3を平らに広げ、ホホバオイルを塗った型で抜く。

5.網にのせて5日ほど乾燥させる。

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スコーン型で抜いてみました。真っ白の固形石鹸とレッドクレイが混ざると、見た目はハンバーグ生地そのもの!混ざりきらなかった白い部分がお肉の脂肪に見えます~(泣)

見た目からクレイとはっか油のすっきり感が伝わらないのももったいないですし、次回はホワイトクレイかグリーンクレイを使ってもっと爽やかに仕上げたい!

MP法で手作り石鹸レシピ

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MP石鹸を作るには専用の石鹸が必要になります。
今回はねば塾の「手作り透明石鹸キット」を使ってみました。

このキットは無添加ではありませんが、色づけ用のカラー石鹸もついて540円(税込)なのでお得です。
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レンジで溶かせるので火も使わないし危険なことはありません。お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか?

MP法でアクアリウムソープ

MP法でアクアリウムソープ
ブルーのカラー用石鹸で着色してサファリ社のフィギュアを閉じ込めてみました。フィギュアやおもちゃを石鹸に入れると、お子さんがお風呂に喜んで入ってくれるようになったという声もありますよ。

●材料
ねば塾 手作り透明石鹸キットのクリア:80g
ブルーの着色用石鹸:小さじ5分の1くらい
お好みのフィギュア

●作り方
1.クリア石鹸を1cm角くらいにカットする。
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ポイント:みじん切りのように細かくカットしなくても大丈夫です。

2.ブルーの着色用石鹸と一緒に1を電子レンジで加熱する。600ワットで20秒くらいで溶け始めました。1分以内に溶けきると思うので目を離さないで下さい。

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3.完全に溶けた2を爪楊枝や竹串などで混ぜる。
ポイント:軽く混ぜるとキレイなマーブルになります。

4.型に3を少量流し少し固まるまで待つ。フィギュアを置けるくらいまで固まったらお好きな位置に配置する。
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ポイント:石鹸液が緩い状態でフィギュアを置いてしまうと底に沈んでしまいます。早く固めたいときはボウルに氷水を作って型をひたしましょう。
気泡ができていたら爪楊枝などでつぶすと見た目が綺麗になります。

5.残りの石鹸液を入れフィギュアを配置する。
ポイント:石鹸液の色を変えると虹のような色違いの層ができます。

6.型に入れたまま1時間ほど冷やす。固まったら型からはずして1日程度乾燥させます。

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型はなんでもOKですが、プラスチックなどの硬いものを使うと外すのがとても大変です。オススメはシリコン素材の変形するものですが、お弁当カップも外しやすいですよ。

MP法でグレープフルーツマーブルソープ

MP法でグレープフルーツマーブルソープ
クリアのMP石鹸にイエローの着色石鹸を溶かしてマーブルにしています。グレープフルーツの精油を使えば夏場にピッタリの涼しげな手作り石鹸になります。

●材料
ねば塾 手作り透明石鹸キットのクリア:40g
イエローの着色用石鹸:耳かき1杯分くらい
グレープフルーツ精油:1滴

●作り方
1.クリア石鹸を1cm角くらいにカットしてレンジにかけて溶かす。

2.1を小さじ半分ほど取り分けて別の容器に入れ、イエローの着色用石鹸を入れ溶かす。

ポイント:黄色の着色用石鹸はほんのちょっとの量しか使わないので溶けたクリア石鹸に混ぜるだけで溶けます。

3.型に1を全量入れグレープフルーツ精油を垂らす。

4.2を静かに注ぐ。爪楊枝や竹串でマーブル模様ができるようにそーっと混ぜる。

5. 1時間ほどおいて固まったら型をはずして1日乾燥させる。
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小さめのお弁当カップで作ると、ゼリーみたいな見た目になっておいしそう♪
とってもかわいいのですが、お弁当カップは側面がぎざぎざしているので横から見たときにマーブルがちょっと見えにくいです。マーブル感を活かしたいときはアイスクリームのカップなどで作るとキレイになると思います。

重層を苛性ソーダの代わりに!重層米ぬか石鹸

杉原先生という方のレシピです。
http://www.eonet.ne.jp/~sugicon/
現在このレシピは削除されているようです。

●材料
水:600cc
重曹:20g
米ぬか:200g

●作り方
1.大きめの鍋に重曹と水を入れ沸騰させる。

2.発泡が落ち着いたら米ぬかを少しずつ入れながら10分ほど練る。

3.型に入れて5日程度乾燥させる。

重層米ぬか石鹸は泡立ちはありませんが、米ぬかのクレンザー効果で台所用として優れているそうですよ。見た目はレンガっぽい自然な色合いです。

すぐに使わない分は冷蔵庫に入れておかないとカビが生えることがあり、米ぬかがぽろぽろ出てくるのでお茶パックなどに入れて使っている方もいらっしゃいます。

手作り石鹸のアレンジした作り方

基本の材料に食材や自然素材、カラー材などをまぜればCP石鹸、MP石鹸、ハンドミルソープのどれでもアレンジソープを作ることができます。

コーヒー手作り石鹸

コーヒーには消臭効果があり、油自体の臭いも緩和してくれるので廃油石鹸作りに用いる方もいらっしゃいます。
インスタンコーヒーを少量の湯で溶いたものを使うと簡単です。

●基本の分量(MP)
ソープベース:400g
インスタントコーヒー:小さじ1
湯:少々

作り方は「MP石鹸の作り方」の3で、お湯で溶いたインスタントコーヒーを加えるだけ。クリアのソープベースを使うとホテルのアメニティにありそうな高級っぽい石鹸になりますよ。

はちみつ手作り石鹸

はちみつを小さじ1杯加えると保湿効果のある石鹸になります。それぞれの基本のレシピに小さじ1杯を目安に加えます。はちみつの代わりにグリセリンを加えても良いですよ。

アロエ手作り石鹸

生のアロエを加える方法もありますが、アロエパウダーを使うと簡単です。分量は使用するアロエパウダーで変わってきますが、最初は全体量の1%程度から試してみてください。

クレイ手作り石鹸

クレイは土の粘土質を乾燥してパウダー状にしたものです。ミネラルがとっても豊富で含有量や質の違いで色が変わってきます。
今回は5種類のクレイを用意しました。
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ホワイトクレイ、ピンククレイ、レッドクレイ、イエロークレイ、グリーンクレイの順に働きが強くなります。

手作り石鹸に混ぜるときはそれぞれの基本の作り方に小さじ半分~1杯程度加えます。クレイを使った手作り石鹸レシピは以下で説明しています!

ハーブティ手作り石鹸

水分をハーブティーに変えるだけの簡単アレンジです。
こちらの動画では粉末の石鹸200gにカモミールのドライハーブ50g+熱湯200g、オートミール50g、はちみつ15gをブレンドしています。


ハーブは専用のものでなくてもハーブティーを濃く抽出したもので大丈夫です。ティーバッグの紅茶でも大丈夫ですよ。香りをもっと強くしたい場合は精油も一緒に使いましょう。

マーブル模様の手作り石鹸

★CP石鹸:基本の作り方7で生地を少し分けて、クレイ、パウダー、顔料などのカラー材を混ぜ、ボウルにもどして切るようなイメージで軽くかき混ぜます。

●手づくりせっけん~初級編・マーブル~

こちらの動画さんの石鹸作りの環境はとても良いと思います。不要なものが周りになく、手袋をきちんと装着して長袖で腕も守っています。YouTubeには参考になる動画も多いのですが、手袋が無かったり苛性ソーダの扱いが雑なものもありますので良いところだけを参考にさせていただきましょう。

★MP石けん、ハンドミルソープ
材料の一部に着色剤を混ぜたものをベースとなる石鹸生地にそっと流して模様を作っていきます。

手作り石鹸に牛乳、豆乳、ヨーグルト、卵などを使う方法もあり調べてみましたが、長期使用において安全面での不安を解消できませんでしたので本記事では割愛します。書籍やソーパーさんのブログにレシピがたくさん掲載されているので、興味がある方は探してみて下さい。

手作り石鹸のメリット・デメリット

手作り石鹸のメリットとしてまず挙げられるのが材料を自分で選べるので、目的にあった石鹸を作れるところ。

オイルの種類を変えれば、しっとり・さっぱり・泡立ち良しなどの特徴を持たせることができますし、香りも自由自在です。見た目、使用感、香りなど全てを自分好みにできるところが最大のメリットだと思います。

市販の石鹸と比較すると洗浄力が穏やかなので、皮脂を取り過ぎないところも手作り石鹸の良いところですね。

それからハンドメイド好きさんにとっては、材料をそろえる、作る、乾燥をチェックする、使ってみる・・・全ての工程に楽しさがあると思います。ちょっとくらいいびつな形になっても使えば溶けていくのであまり気になりませんし、愛着もわきますよ。

デメリットは苛性ソーダを使う場合、細心の注意をしないと思わぬ事故に繋がるところです。手作り石鹸はお菓子作りに似ていると言われることがありますが、個人的にはとんでもないと思っています。

お菓子作りに危険な材料はありませんが、苛性ソーダは目に1滴入っただけでも失明の恐れがある薬品です。自宅でそういった薬物を取り扱うという自覚は必要です。
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右上のものはカットしたコーヒー石鹸の残りです。ベーコンに見えませんか?
苛性ソーダを使わない場合でも、材料や出来上がった石けんをお子さんが口にしないよう配慮も必要です。

手作り石鹸は市販の石鹸より劣化しやすいというデメリットもあります。安定剤などの持ちが良くなる成分を添加しないので、減りが早く酸化しやすいことも覚えておきましょう。

道具の後始末もかなり大変です。使った道具は完璧に洗い上げないといけませんし、余った苛性ソーダをしまいこんでそのまま忘れてしまうなんてことは避けたいところです。

デメリットを理解したうえで、ぜひ安全で楽しい手作り石鹸生活を過ごしてくださいね。

手作り石鹸Q&A

手作り石鹸の取り扱い方法や苛性ソーダの処分方法などの疑問点をまとめてみます。こちらもぜひご一読ください。

オイルに使用期限はある?

未開封の状態なら1年~3年、開封後は2週間~4週間を目安に使い切ってください。オイルは紫外線や熱にとても弱いので保管は冷暗所で。特に酸化が早いのがローズヒップオイルです。できれば冷蔵庫で保管してなるべく早く使い切るようにしましょう。

手作り石鹸を作る費用はどれくらい?

基本的な材料の目安価格です。
●CP石鹸の費用
オイル:オリーブオイル500mlで約1,000円
苛性ソーダ:500gで約700円
精製水:500mlで約95円

●MP石鹸の費用
ねば塾「手作り透明石鹸キット」:540円
ねば塾「白雪の詩」:302円

●ハンドミルソープの費用
生活の木「純植物性石けん素地」1Kg:1080円

●精油
精油は種類とサイズによって価格が大きく変わります。小さなものなら600円くらいから販売しています。
<ご参考:生活の木 ラベンダーフランス精油

無印良品の精油なら一部ファミリーマートでも購入することができます。

●クレイ
初めてクレイを購入するならナトゥリアルの「フレンチクレイお試し5色セット各20g 」がオススメ!

グリーンクレイ(モンモリオナイト)
レッドクレイ(イライト)
イエロークレイ(イライト)
ピンククレイ(カオリン&イライト)
ホワイトクレイ(カオリン)

が各20g入って価格は1,080円です。
手作り石鹸に使わなかったクレイはお水とまぜればクレイパックになります。

道具類はすでに自宅にあるものが多いと思いますが、CP石鹸を作るならボウルなどのキッチン道具もお料理用とは分けた方が安全です。

最初から全部そろえるのは大変ですし1コだけ作ってみたい方などは割高になってしまいます。最初はMP石鹸から始めてみてはいかがでしょうか。

廃油で作った石鹸をお肌に使っても大丈夫?

廃油石鹸を肌に使っている方もいらっしゃいますが、基本的にはオススメしません。市販のボディ用石鹸には廃油から作られたものもありますが、ご家庭で市販品ほど質を上げるのはかなり難しいことです。気になるなら使わない、と決めてしまうくらい慎重にいきましょう。

うまく固まならい!ちゃんと固めるコツは?

手作り石鹸を成功させるには計量と温度管理がとても大切です。苛性ソーダとオイルの化学反応に最適な温度は25℃前後です。

オイルと苛性ソーダは40℃~50℃くらいの幅で温度を揃えて、発泡スチロールに入れて保温するときもなるべく温度の変わりにくい場所に置いておきます。また、温度が高すぎると分離しやすくなります。

環境やオイルの銘柄によっても固まり具合が変わってくるので、よく観察して使った精油の銘柄、オイルの銘柄、サブ素材、気温、湿度などをレシピノートにつけておくと成功しやすくなります。

分離してしまいます。上手に作るコツは?

トレースが出る前に型に入れると分離しやすくなります。また苛性ソーダ水を一気に注ぐことも分離の原因です。分離を防ぐにはまずはレシピどおりの材料で作る、計量、温度、トレースなどひとつひとつのポイントをしっかり実行することが重要です。

分離してしまってもとりあえず型に入れて1日待ってみてください。この場合、精油は入れない方が良いようです。翌日石けん液が粘土っぽくなっていたら手袋をした手で型抜きしたり丸めて熟成させれば使用できます。

2日くらい待ってもまったく固まらない場合は諦めて廃油と同じ方法で処分しましょう。

ミキサーやブレンダーは使っていいの?

ブレンダーを使ったりミキサーでかき混ぜを行う方法もありますが、個人的にはやめた方が良いと思います。

ブレンダーでポタージュなどを作っていて、液体が服やキッチン周りに飛び散ったことはありませんか?あれに苛性ソーダが混ざっていたらと思うと、とても恐ろしくて使えません。

どうしても使いたい場合はキッチン用と必ず分けて、ブレンダーをボウルの底の方までしっかり入れてから電源をオンオフする、使い終わったらしっかり洗うなどの基本を毎回守ってください。

手作り石鹸の保存方法・保存期間は?

手作り石鹸は時間が経つと酸化してしまいます。

●使わない石けんの保管方法
1.ペーパータオルで包む
2.密閉できる容器に入れる
3.冷蔵庫で保管

この方法で保管しておけば1年くらいは安全に使うことができますが、使う前・使用中に香りをチェックして異臭がするようなら潔く処分しましょう。ローズヒップオイルを使った場合はなるべく早めに使い切ってください。

手作り石鹸の香りが消えちゃった・・・

精油の香り成分は揮発性なので、長期間保存すると消えてしまうことがあります。泡立てても香りが復活しないときは、リバッチにトライしてみましょう!
リバッチは型だしした後の石けんを再び溶かして成型しなおすこと。

香りが消えた石けんを細かく削って熱湯やハーブティを入れます。石けん300gに対してお湯40ml~50mlを目安に。
荒熱が取れたら手袋をした手でよく練って丸めます。これを1週間くらい乾燥させてしっかり固めたら完成です。

食用のオリーブオイルを使っても大丈夫?

大丈夫です。ただし食用と同じで開封して長期保存してあるオリーブオイルは酸化が進んでいることもあるので、なるべく新しいものを使用しましょう。

素人が作った手作り石鹸に危険はないの?

危険がゼロとは言えません。香りを強めようと精油をたっぷり使ったり、熟成期間が短かったりすると刺激の強い石けんになってしまいます。

精油は使い過ぎないことで危険性を抑えることができますが、熟成は目で見てハッキリわかるものではありません。不安な方はpHテストで熟成チェックを行いましょう。

●熟成チェックのやり方
1. pH試験紙を用意する

2.出来上がった手作り石鹸の空気に触れている表面を削って、出てきた内側の部分に水を垂らし少し泡立てる

3.2にpH試験紙を浸して湿ったらすぐにはずす

4. pH試験紙がケースや箱などに記載のあるpH8に近い色になったら安全に使えるということ。

余った苛性ソーダはどうやって処分するの?

書籍には地域の保健所に相談して、と記載があります。私が住んでいる地域で調べてみたところ、区では処理できない物として薬品が指定されていました。

現実的な方法としてはまずは自治体に相談、引き受けてもらえなければ「どうやって処分すれば良いか教えてください」と一言聞いてみてください。それでもダメなら特別管理産業廃棄物処理業者などに相談するのが良いと思います。

<ご参考:手作り石鹸で余った苛性ソーダの処分について。>
苛性ソーダの処分に困って奔走した方のブログです。とても素直な視点で厳しいご意見も書かれていて処分がどんなに大変だったのかがよくわかる内容なので、苛性ソーダ購入前にぜひご一読下さい。

型抜きして余った石けんはどうするの?

余った石けんや切れ端は、次に石けんをつくるときのモザイク素材にすることもできます。小さくカットしてペレット状にして瓶に入れて保管しておけば見た目もかわいいですよ。

その場でどうにかしてしまいたい場合は、ジェル状にしてハンドウォッシュなどに使いましょう。

●ジェル石けんの作り方
1.余った石けんを細かくけずる

2.1に熱湯を注ぐ。石けんカップ1に対して熱湯カップ半分が目安。
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ポイント:重曹を入れればクレンザー代わりに、クレイを入れれば汚れ吸着効果のあるジェル石けんになります。

3.フタをしてとろとろになるまで一晩置く。香りをつけるならとろとろになってから精油をプラスします。

ジェル石けんは水分が多いのでなるべく早く使い切りましょう。

手作り石鹸をプレゼントにするときの注意点は?

喜んでもらえると嬉しいのですが、あげる方の気持ちともらう方の気持ちがいつも一緒とは限りませんよね。また、手作り石鹸ならではの注意点もあります。

●効果・効能を断言しない
あなたの肌には保湿効果を実感できてもお友達は肌荒れしてしまうかもしれません。効果や効能を断言するのはやめておきましょう。

●密閉しない
湿気がこもらない素材で包む、乾燥剤を入れる、袋に小さな穴を開けるなど、密閉しない方法でラッピングしてください。

●すぐに開封するように一言書き添える
「手作り石鹸の保存方法・保存期間は?」でお話したように、手作り石鹸は保存方法も重要です。使用期限もあります。そういった注意事項も一緒に伝えてあげるようにしましょう。せっかくの手作り石鹸ですから、あなたの気持ちと手作り石鹸の良いところが伝わるようにメッセージカードを添えてみてはいかがでしょうか。

●ラッピングのアイディア
・アイスクリーム用の木のスプーンに一言メッセージを書く
・精油と同じハーブを添える
・手作り石鹸のメイン材料や香りがわかるように石けんにスタンプする。「olive」「ALOE」「lavender」など。
・手作り石鹸をハンドタオルで巻きリボンをかけて、スイーツのように飾る

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