酵素不足になるとどういう症状になる?

酵素不足になるとどういう症状になる?
酵素は体内で起こるあらゆる反応に対して、触媒として関わる蛋白質です。食べたものを消化したり、栄養素を体内に取り込んだり、エネルギーを生み出したり、不要になったものを排泄したり……。このような生命活動の全てに酵素が関わっているのです。

通常、健康的な生活を送っている限りは酵素がなくなってしまったり不足したりということはほとんど考えられないのですが、例えば何かしらの病気や手術の影響、加齢などによって酵素の作られる量が減ったり十分に働かなくなったりすることはあり得ます。そんなとき、わたしたちの体にはどんな症状が現れるのでしょうか?

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もくじ

 

酵素不足によって起こり得ること

人間の体内で働いている酵素のうち、現在までにその働きが明らかになっているものは4,000種類ほど。まだよくわかっていないものや発見されていないものまで含めると5,000種類以上にも上るのではないかと考えられています。

そのひとつひとつについて、不足することがどのような影響を及ぼすのかは、解明されていないことが少なくありません。それは酵素が関与する生命活動があまりにも多く複雑で、多岐にわたるからです。

しかし、特定の栄養素が分解できなかったり吸収できなかったりする影響を大まかには述べることができます。すでに明らかになっている酵素不足の影響を元に、一般的に考えられている酵素不足の影響には次のようなものが挙げられます。

・疲れやすくなる
・喉が乾く
・食欲が異常に増す
・脂肪が蓄積し、太る
・食べているのに痩せる
・肌トラブルが起こりやすくなる
・体内リズムが乱れ、不眠になる
・尿の量が増える
・免疫力が低下する
・肝機能が低下する
・便秘になる
・便の臭いの強い下痢をする
・アレルギー症状が強くなる
・生理の周期が乱れる
・体が冷える
・むくみやすくなる
・頭痛や肩こりがひどくなる
・貧血になる
・脱毛する
・骨折しやすくなる
・痙攣を起こしやすくなる
・出血しやすくなる
・あざができやすくなる
・精神が不安定になる

このように、ありとあらゆる不調に酵素不足が関わっている可能性があります。

このような症状のひとつひとつは酵素不足以外の原因でも起こり得るものなので、そこから即「酵素不足」に結びつけて考える方は少ないかもしれません。

でもこうした症状は、どこか健康ではないところがあるというサインに他なりません。そしてその原因の中に、酵素不足による消化不良や栄養の吸収不良などがあることは十分に考えられるのです。

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酵素不足が起こるのはなぜ?

加齢によって酵素の作られる量が減ってしまうこともありますし、偏食やダイエットなどによって特定の栄養素が不足した場合、ちょっとした体調不良が影響している場合など、様々な理由が考えられますが、中には原因がよくわからないケースも存在しています。

酵素が不足する状態もごく一時的なものから継続的に起こるものがあり、場合によっては生涯にわたって続くものも考えられます。

先天的に酵素が欠損する病気も

主に遺伝などの原因により、先天的に特定の酵素が作られない病気もあります。重いものであればほとんどは乳児期に発見されるのですが、軽いものであれば大人になってから病気がわかるケースもあります。

例えば、牛乳を飲んだときに腹痛や下痢を起こす乳糖不耐症という病気があります。これは消化酵素ラクターゼが先天的に作られなかったり、病気などで少量しか作られなくなり、牛乳に含まれる乳糖が消化できないことで起こるものです。

乳糖不耐症はヨーロッパの人々に比べてアジア人には非常に多く見られるもので、対処法も軽いものなら乳製品の摂取を減らすか避けたりするだけ。治療は乳糖分解酵素を飲んだり、不足しがちなカルシウムをサプリメントで摂ったりといった方法が採られます。

一方で治療をしなければ命にかかわる病気もあります。副腎酵素欠損症は副腎皮質でステロイドホルモンが作られるのに必要ないくつかの酵素が欠損するもの。

放置すると血液の塩分を保つことができなくなるなどの症状が起こるため、事態は深刻なものになります。治療には不足している副腎皮質ホルモンの服用が生涯にわたって不可欠で、成長に伴って外科的な治療が必要となる場合もあります。

酵素不足は酵素を補充すれば解決する?

治療が必要となる病気は別として、例えば一時的な体調不良や加齢による酵素不足が疑われる場合、それを解消するにはどうすればいいのでしょうか。

「不足した分は食物酵素を摂って補えばいいんじゃないの?」

こう思った方、残念ながらそこまで単純な話ではありません。人間の体は複雑にしてデリケート。植物などが持っている酵素を取り込んで、そのまま人間の酵素として使うことはできないのです。

今この記事をお読みになっている方の中には、本やインターネット上で「消化酵素を大量に消費すると代謝酵素として使われるべき分が回されるので、代謝酵素が足らなくなって太りやすくなる。だから酵素ドリンクで酵素を補給して、消化酵素を節約する必要がある」といった説明を読まれたことがある方も多いのではないでしょうか。

これは酵素栄養学(アメリカのエドワード・ハウエル氏が1946年に出版した著書により提唱した理論)をベースにした説明で、現在、様々な場所で定説であるかのように取り上げられています。しかし、現段階でこの説を裏付ける証拠は見つかっていないというのが実際のところ。むしろ現在の生理学とは矛盾するものが多いと考えられています。

酵素はそれぞれが個別の働きを持っており、それ以外のことは行わないという性質を持っています。ひとつの酵素が別の酵素に変化して働くといったこともありませんし、ある酵素が不足したからといって、別の酵素で代用されたり作り変えられたりということは起こりえないのです。

酵素に対する誤解

ひとつ例を挙げてみましょう。消化酵素のひとつアミラーゼ(ジアスターゼ)はデンプンを分解する働きを持っています。このアミラーゼがもし不足したとするなら、起こってくる症状はデンプンの分解に直接関わることと、間接的な影響ということになります。

酵素栄養学の考え方であれば、これを補うべく本来代謝酵素に回るはずだった”潜在酵素”が消費されることになります。しかし実際には消化酵素の影響によって代謝酵素が作られなくなるといった事実は確認されていません。

アミラーゼに回すために、エネルギーを代謝するATP酵素が減ってしまったり、薬物を分解するチトクロームP450が作られなくなったりすることはありませんし、逆に、アミラーゼの不足分を食べ物から補ったからと言って、その分余裕ができた潜在酵素がATP酵素やチトクロームP450を作り出すといったこともないわけです。

もうひとつ、代謝酵素よりも消化酵素の方が優先的に消費されるとの説もありますが、体内で働く全ての酵素を代謝酵素と消化酵素の2種類のみに分類する方法は現代の酵素の分類法では一般的なものとは言えず、酵素生成の優先順位を含めて仮説の域を出ていません。

このように、酵素ドリンクの働きの全てを酵素栄養学をベースにして説明するには、さらなる具体的な検証の積み重ねが必要だと言えそうです。

酵素を摂取したら酵素不足が改善する?

先ほどもご紹介したように、酵素ドリンクや生の食べ物、発酵食品などに含まれる酵素を摂取したからといって、その酵素がダイレクトに人間の体の中で働くわけではありません。

酵素は特定の条件下のみで活動します。一部のものを除き、酵素が最もよく働くのはph7(中性)。強い酸性やアルカリ性の環境では酵素は失活してしまいます。まして胃の中はきわめて強い酸性。酵素を摂取しても他の蛋白質と同じように胃酸で破壊されてしまうのです。(その後胃でペプシン、膵臓でトリプシンなど、腸でアミノペプチダーゼなどの消化酵素により、アミノ酸に分解され、吸収されます。)

これは食物に含まれている酵素についても同じことが言えます。これに対して、大根おろしに含まれるジアスターゼが消化を助ける例や、消化製剤、消化酵素のサプリメントなどが販売されている例などがよく挙げられますが、これらが効力を発揮するのも胃酸で分解されるまでの短時間に限られています。効果が全くないわけではないのですが、限定的にしか働かないというのが実際のところなのです。

では酵素ドリンクを摂取するのは意味のないことなのでしょうか?

いいえ、そう決めつけるのは早すぎます。確かに酵素ドリンクに含まれる酵素はそのまま人間の酵素に置き換えられるわけではありませんが、それ以外に酵素ドリンクを飲む意味はちゃんとあるのです。

酵素ドリンクを摂るべき本当の理由

酵素ドリンクのメーカーの中には次のような説明をしているところもあります。

「酵素ドリンクという名前から酵素が含まれている飲料と誤解されることもありますが、酵素ドリンクは酵素そのものを配合したものではありません。酵素の力によって野菜や果物などを発酵、熟成させた濃縮エキスなのです。そしてこれが速やかに体内に吸収されることで、体にとって有用な成分を生み出し、やさしく健康へと導くのが酵素ドリンクです」

酵素は蛋白質の一種です。通常の蛋白質と同じように分解され、アミノ酸として吸収されたあと、体内で必要とされるものの合成に使用される材料となります。その合成されるもののひとつに酵素があるわけです。

また、酵素は単に蛋白質があれば作られ、働くというものではありません。それまでにたくさんのビタミンやミネラルなどの栄養素が必要となります。酵素を作る材料となり酵素が働くサポートをする栄養素がセットで入っているもの、これが酵素ドリンクの本当の力です。酵素ドリンクの原材料は発酵・熟成されているため吸収がよく、摂取したら効率的に働いてくれるという利点もあります。

腸内環境を整える酵素ドリンク

酵素ドリンクの働きでもうひとつ見逃せないのが、腸内環境を整えるという点。すぐれたデトックス作用によって腸の中で増殖した悪玉菌を便とともにスムーズに排出させ、善玉菌が優勢な状態へと導きます。

腸の中がきれいになると、食事や酵素ドリンクから摂る栄養素が体の隅々に行き渡るようになり、体内が活性化します。そうすると、脂肪が燃焼しやすくなったり、疲れにくくなったり、肌が綺麗になったり……。こうしたいいサイクルを作っていくのも酵素ドリンクのパワーのひとつだと言えるでしょう。

「口から運ばれた酵素がそのまま足らない酵素の代わりになってくれる」のと比べれば確かに遠回りではありますが(実際、飲んですぐ効くといったタイプのものではありません)、少しずつでも着実に体質を改善できるのが酵素ドリンクのいいところです。

酵素不足を補うためにするべきこと

酵素に不足があるかどうかは最寄りの医療機関で受けられる血液検査や健康診断によってある程度判断することができます。酵素が多すぎることでも不調が出てくることがあるので、体調におかしなところがあるようなら一度専門医に相談されることをお勧めします。

病的とまでは行かない場合や一時的な不調、将来的な不足を予防したいという場合には、基本的なことになりますが、食生活や生活リズムを正し、できるだけストレスの溜まらない毎日を送ることが一番の酵素不足対策になると言えるでしょう。偏った食事や過度なダイエット、寝不足、運動不足、ストレス、喫煙などが酵素不足を招く原因になるからです。

さきほどもご紹介しましたが、バランスのいい食事をしっかり摂っているのにもかかわらず、体重が不自然に増減したり下痢が続くといった場合には、消化や吸収に関わる酵素に何らかの異常がある可能性があります。逆に言えば、正しい食生活を送ることが酵素不足の発見にもつながってくるわけです。

ただ、バランスの良い食生活を毎日送るのは意外と難しいものです。特に現代人は野菜不足に陥りがちで、厚生労働省が勧める「1日350gの野菜を食べる」という目標を達成し続けるのは決して簡単なことではありません。

食事だけで100%の栄養が摂取しきれないのであれば、

1.不足する栄養素を薬剤やサプリメントなどで補充する
2.必要な栄養素を吸収しやすくする他の成分を、食品や薬剤、サプリメントで摂る

の2つの方法が効果的です。そして、このどちらにも酵素ドリンクが大活躍してくれるに違いありません。

 
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