毛周期と脱毛の仕組み

脱毛用語のひとつに、「毛周期」という言葉があります。
「毛周期」は、脱毛に興味を持って初めて知る言葉なのではないでしょうか。
脱毛サロンでも毛周期の説明がありますが、カウンセリングという限られた時間の中での説明なので、毛周期をよく理解せず契約してしまった方もいらっしゃると思います。

本記事では、毛周期の詳しい説明と、毛周期と脱毛の関係などを解説します。
これから脱毛を行う方も、既に脱毛をスタートさせている方もしっかり読んで、毛周期を理解して下さいね。

毛周期に沿って脱毛を行うことが最も効率良くムダ毛を処理する方法と言われています。
知識を得ておくことで適切な時期に予約できたり、予約変更時の目安を自分で把握することができますよ。


もくじ

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体毛はなぜ生える?

「ムダ毛」とわたしたちが呼んでいるワキの下の毛やビキニラインも、きちんと役割を持って生えています。

■体毛が生える目的
・肉体を外的刺激から守る
・肉体に入れる必要のない物質から守る
・汗を蒸発させることで体内に必要のない成分を体外に排出する
・強すぎる太陽光(紫外線)から肉体を守る
・猫のひげのようなセンサーの役目

これらの機能は普段目に見えないものですし、体毛は見た目の美しさを損なうことから嫌われがちな存在ですが、実はとても大切なものなのです。

今わたしたちの身体に生えている体毛は、進化の過程において必要だから残っているものと言えます。何年後か、年十年後かには、現代っ子よりも体毛の薄い日本人が登場するかもしれないですね。

ムダ毛を抜いても生えてくるのはなぜ?

毛抜きでムダ毛を抜くと、根っ子のところに白っぽいふくらんだ塊のようなものがついてくることがあります。

これは「毛乳頭」と呼ばれる部分です。
毛乳頭と「毛母細胞」を合わせて「毛球部」と呼びます。

ムダ毛と一緒に毛乳頭が抜けると、なんとなくもうムダ毛は生えてこないような気がしますが、毛母細胞が活動している限りムダ毛がなくなるということはありません。

毛乳頭がなくなっても毛母細胞が分裂して、新たな毛乳頭となってムダ毛を生やしてしまうのです。

脱毛エステで行われる光脱毛は、毛母細胞を刺激して毛母細胞の働きを弱めることが目的です。その結果、ムダ毛が生えない毛穴を作ることが可能となるわけです。

ムダ毛の生えない毛穴作りとは?

身体を守るという使命の元に生まれ、一生懸命育っている体毛をムダ毛と呼んで処理してしまうのは少々かわいそうな気もしますが、やはり見た目の悪さや処理後の不快感を感じたくはないですよね。

ムダ毛処理の方法は剃る抜く脱色するなどいろいろありますが、一時的に見た目を良くするだけではなく、ムダ毛が生えてこないための処理をするためには、脱毛エステサロンや脱毛クリニックで行われる「光脱毛」や「レーザー脱毛」を行うのが一般的です。

「針脱毛」という方法もありますが、この脱毛法はおすすめしません。

針脱毛は、毛穴にごくごく細い針を刺し微弱電流を流すことで毛母細胞を破壊するという脱毛法です。

即効性があるのですが、脱毛効果がエステティシャンの腕に左右されることが多く、トラブルも起こりやすいので現在ではあまり行われていないのです。

ただし、脱毛エステでの処理が完了した数ヵ月後などにひょっこり生えてきたムダ毛を1本だけ処理したい場合などには効果的です。

ムダ毛の生えない毛穴作りは、「光脱毛」「レーザー脱毛」「針脱毛」のいずれかを行うことで可能となるのですが、針脱毛は最終手段と考えておきましょう。

誰にでもある毛周期

体毛はいつもわたしたちの肌を覆っているように見えますが、いつも同じ毛が生えているというわけではなく、生まれて育っては抜け落ちるというサイクルを繰り返しています。
毛周期とはこの体毛が生え変わるサイクルのこと。
わたしたちの身体の表面には、常に体毛があるように見えますが、この見えているムダ毛は実際に生えている量の3分の1と言われています。
残りの3分の2は眠っている毛と、成長を終えて自然と抜け落ちるのを待っている毛です。
毛周期には「成長期」「休止期」「退行期」という3つの過程があります。

成長期

ムダ毛は毛母細胞の分裂によって生まれます。生まれたばかりの体毛は血管から栄養をグングン吸収しながら皮膚の表面に顔を出します。この育ち盛りの時期を「成長期」と呼びます。

退行期

毛母細胞の分裂が落ち着くと、ムダ毛と毛乳頭の繋がりが弱くなってきてムダ毛は自然と抜けやすい状態になります。
この時期を退行期と呼びます。

休止期

休止期に入るとムダ毛は自然に毛穴から抜け落ち、その毛穴にはムダ毛が無い状態になります。

休止期から再び成長期に入るスピードは、全身の部位によって違います。
最も早いのは髪の毛。成長期中の髪は、1日に0.4ミリ以上も伸びることがあります。退行期に入って抜けた髪は4ヶ月ほどで再び生えてきます。

この3つのサイクルを繰り返すことで、常に絶え間なく体毛が生え続けることになるのです。

なお、脱毛サロンの光脱毛は成長期のムダ毛に施すことで、最も効率良くムダ毛を減らすことができると言われています。

毛周期は部位によって大きく異なる

毛周期は、平均すると2ヶ月~3ヶ月と言われていますが、部位によって大きく異なります。

例えば、女性なら絶対に脱毛したい部位の代表であるワキのムダ毛。夜に処理しても、翌日の夕方にチクチクを感じたことがある方も多いと思います。

ワキのムダ毛が伸びる早さは1日に0.3ミリ程度と言われています。

しかし、抜けてしまったムダ毛が再び生えてくるまでの期間は意外と長く4ヶ月ほどかかります。

ビキニラインのムダ毛も伸びるスピードは速いです。1日あたり0.2ミリも伸びてしまうのです。
頻繁に処理しても気になってしまうのはこのため。
ビキニラインを常にキレイに保つには、やはり脱毛しかなさそうです。

腕やひざ下・ひざ上は、退行期から休止期にかけての期間がとても長く、皮膚表面にムダ毛が見え始めてから抜け落ちるまでにかかる期間はなんと半年。

成長スピードもゆっくりなので、脱色に適している部位と言えそうですが、やはりいつかはキレイに脱毛してしまいたいですね。

脱毛エステで毛周期が重要視されるのはなぜ?

脱毛エステで使用する脱毛マシンの多くは「光」を使います。この光は成長期のムダ毛に照射することで最も効率良く働くことができると言われています。

脱毛サロンは2か月~3か月おきに通うのが一般的なのですが、その理由も毛周期にあります。

毛周期を無視して脱毛サロンに通っても成長期では無いムダ毛に光があたってしまうことになります。脱毛効率が良くないどころか、肌への負担も増えて、マイナスが大きくなることに。

コースを組んで通っている方は脱毛エステティシャンの方で最適なペースを指示してくれるので問題ないですが、都度脱毛や自主的に通うタイプの光脱毛を行っている方は、くれぐれも気をつけて下さい。自分で毛周期を意識したペースを保つようにしましょう。
おすすめは3ヶ月に1度の照射です。

脱毛回数が進んで、ラスト1回~2回程度になってきたら4ヶ月に1回に切り替えて、ムダ毛が生え揃ってから照射するようにしましょう。

もっとこまめに照射した方が効果的?

脱毛エステ経験者さんの口コミを見ていると、効果は実感しているけど不満もある・・・といったような投稿を見かけることがあります。

毛周期に関してのご不満はこのような感じです。
(怒)2~3か月おきにしか通えないのは脱毛サロンの都合じゃないの?
(怒)もっと短いペースで照射した方が短期間でキレイになるはず!
(怒)家庭用脱毛器の方が早く脱毛が終わる!

これらの疑問は、毛周期と脱毛の関係を理解することで答えを出すことができます。

脱毛ペースが決められているのは毛周期によるもの

エステ脱毛でもクリニックのレーザー脱毛でもほぼ必ず「次は2か月~3か月後に来てくださいね」と言われるはずです。その理由はやはり毛周期にあります。それくらい、毛周期は脱毛効果を左右するのです。

仮に光脱毛1ヵ月後に再度光を照射したとしても、休止期、退行期のムダ毛に光が当たるだけで脱毛効果が上がるということはありません。

脱毛部位によっては成長期に入りかけのムダ毛にショットすることができますが、脱毛効率を考えると成長期のムダ毛が生えそろってから照射する方が良いです。

当然ですが、脱毛はショット回数を重ねるほど費用がかかります。
毛周期を守らずに脱毛を行うということは、身体の負担を増やすだけでなく、お財布の負担を増やすことにもなります。

家庭用脱毛器とエステ脱毛は仕組みが違う

確かに、家庭用脱毛器なら2週間おきに光を当てることができます。2週間どころか、ムダ毛が生えるたびにショットする人もいるのだとか。

これができるのは、家庭用脱毛器とエステ脱毛の出力に大きな違いがあるからです。

家庭用脱毛器の広告文句に「エステなみ!」と書いてあっても、やはりエステと全く同じではありません。プロだから扱えるマシンを素人のわたしたちが扱うのは危険なので、出力を下げてあるのです。

家庭用脱毛器はあくまでも、エステ脱毛のご家庭版です。

家庭用脱毛器で脱毛をしても、エステ脱毛後のようにムダ毛が10日前後でハラッと抜けてくるというような感覚はありません。

最終的な脱毛効果はしっかりとあるのですが、ムダ毛が抜け落ちるというよりもムダ毛が伸びるスピード、ムダ毛が生えるスピードが落ちるという感じです。

同じ光脱毛でも、ムダ毛が抜けるまでに辿る過程が違うのは、プロ用とご家庭用の違いと言えるのかもしれません。

家庭用脱毛器と毛周期

家庭用脱毛器の種類によっても異なりますが、フラッシュ脱毛器の代表であるケノンもレーザー脱毛器代表のトリアも、はじめのうちは2週間に1回照射することが推奨されています。
家庭用脱毛器と毛周期
この2週間に1回というペースも実は毛周期に関係したものです。

2週間に1度家庭用脱毛器を照射すると成長期のムダ毛に2回以上光が当たることになります。エステ脱毛よりもやや効果が劣るのが家庭用脱毛器なので、これくらいの感覚で同じ部位に照射することが最も効率が良いのです。

しかし、毎日照射する必要はありません。
基本的には2週間に1回照射して、ムダ毛が生えるスピードを落としたかったら照射回数を増やしてみましょう。

家庭用脱毛器の効果をしっかり実感したかったら照射回数を増やすよりも継続することが大切です。
続けていればムダ毛が無くなるとわかっていても、脱毛を継続するのは難しいものです。
自分のペースで脱毛できるのが家庭用脱毛器の良いところですが、サボりがちにならないように脱毛器の置き場所などを工夫しましょうね。

毛周期とムダ毛・脱毛のまとめ

体毛には「毛周期」と呼ばれる生え変わりのサイクルがあり、ムダ毛は「成長期」「休止期」「退行期」という3つの過程を繰り返しながら生まれては抜け落ちていきます。

毛周期は、身体の部位によってはサイクルが異なります。長いところでは半年周期で巡る部位もあります。

毛抜きで毛根からムダ毛を抜いても、「毛母細胞」が活動を続けている限り毛周期は止まりません。

毛周期にストップをかけて、ムダ毛が生えてこない毛穴を作るのが「脱毛」です。
剃る・抜く・脱色などのムダ毛処理は、一時的に皮膚表面にムダ毛を無くし目立たなくさせるための方法で、根本的にムダ毛を無くす手段ではありません。

ムダ毛の悩みを根本解決できる脱毛方法は3つ。脱毛エステや家庭用脱毛器で行われる「光脱毛」、クリニック・家庭用脱毛器で行われる「レーザー脱毛」、そしてエステティックTBCなどで行われている「針脱毛」です。
このうち、最も手軽に行えるのが光脱毛です。

脱毛エステで光脱毛を行う際は、毛周期を意識して2ヶ月~3か月ごとに予約を取るのが鉄則。それよりも短い周期で通っても効率良く脱毛を行うことはできません。
家庭用脱毛器の場合、メーカーが推奨するペースを守って照射してください。

毛周期の知識を抜きにして脱毛を行うことは危険とも言えます。
最低限の費用と時間で、スピーディにムダ毛の悩みから解放されるためにも、毛周期を把握した脱毛を行ってくださいね。

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