キトサンが含まれる青汁の効果

キトサンが含まれる青汁の効果
青汁には乳酸菌や難消化性デキストリンなど、主原料の野菜以外の成分が健康維持のために含まれているものも多く販売されています。

なかには「キトサン配合」という青汁を見たことがある方もいるのではないでしょうか。
「コレステロールを下げる」「肥満解消によい」と言われており、興味がある方も多いことでしょう。

そんなキトサン入り青汁の効果は本当にあるのでしょうか?

また、効果があったとしてもキトサンでアレルギーを起こしたりしないか、コレステロールを下げる薬を服用中の方はキトサンとの相乗効果でコレステロールが下がりすぎてしまわないか心配な方もおられるかもしれません。

キトサンとは一体どのような成分なのか、キトサン入りの青汁は本当に効果があるのか?キトサン青汁を飲もうか検討中の方が気になることを徹底的に調べました。

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もくじ


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キトサンとは?

キトサンには原料の違いからいくつかの種類にわけられることをご存知でしょうか。

キチン・キトサン

一つは、キチン・キトサンとよばれるもので、一般的に「キトサン」といえばこのキトサンのことを指すことが多いです。

気になるのは「キチン」ですよね。キトサンは耳にしたことがあっても、キチンという名前を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。
厳密に言えば、キチンとキトサンは異なる物質です。

キチンはエビやカニなどの甲羅からカルシウムやタンパク質を除くことで抽出できます。
その後に脱アセチル化という処理を行うとキトサンが得られるのですが、全てのキチンがキトサンになるわけではありません。

得られたキトサンの中にもキチンが残っています。そのため、キトサンといってもキチンが混ざっている状態なので、キチン・キトサンと表記されることもあります。

キノコキトサン

もう一つは、キノコキトサンです。こちらはえのきやしいたけやまいたけといったきのこ類から抽出されます。キチンキトサンとキノコキトサンの違いは、βグルカンという成分が含まれているかどうかという点にあります。

βグルカンは、余分な脂肪を燃焼させる働きがあり、キトサンの肥満解消効果に寄与する成分といえます。残念ながらキチンキトサンにはβグルカンが含まれていません。βグルカンはキノコキトサンに含まれている成分です。

キチン・キトサンでアレルギーは起こるの?

キチン・キトサンは、主にカニやエビ由来のα型、イカの軟骨由来のβ型、タコやイカの胃の中にあるγ型の3種類があります。
β型やγ型は非常に希少で、キチン・キトサンといえばカニやエビ由来のα型が主流のようです。

そこで注意したいのが、エビやカニといった甲殻類にアレルギーのある方やその可能性がありそうな方は、キチン・キトサンでもアレルギー反応が起こる可能性があるということです。アレルギーの心配のある方は摂取は控えるかアレルギー科の医師に相談してから飲むようにしましょう。

過去にエビやカニを食べてじんましんなどが出た方は摂取しないことをおすすめします。呼吸困難など命にかかわる症状(アナフィラキシーショック)が出る場合もあります。

甲殻類以外にアレルギーをお持ちのアレルギー体質の方も、アレルゲンとなる甲殻類由来の成分を継続的に摂ることは甲殻類アレルギーを誘発する可能性もあるため要注意です。
きのこにアレルギーがなければきのこ由来のキノコキトサンのほうがおすすめです。

キトサンの効果

キトサンは食物繊維の一種です。他の食物繊維と同様にキトサンにも同じような効果が期待できますが、他の食物繊維にはないキトサンならではの効果もあるので見逃さないでくださいね。

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食物繊維のはたらき

食物繊維といえば便秘解消に効果があると真っ先に思いつくと思います。
キチン・キトサンも例外ではなく、便のかさを増したり、便通を整える働きがあります。
便秘を解消することで、腸内の環境を正常にすることも期待できます。

腸内環境を整えることは、免疫力の向上にも役立ちます。
免疫力を整えることは、風邪をひきにくくなるといった利点だけでなく、免疫のバランスの乱れによるアレルギーの改善も見込めます。

また、食事の前に摂ることで糖分の吸収をおだやかにすることから血糖値の上昇をゆるやかにし、糖尿病の予防や改善にもよいといわれています。

糖だけでなく、食事に含まれる脂質やコレステロールも絡めて便に排出することから肥満解消やメタボリックシンドロームの予防、高コレステロールの改善にも役立つと言われています。

キトサンはプラスに帯電している自然界唯一の食物繊維

「キチン・キトサンは自然界で唯一プラスに帯電した食物繊維である」と東京農業大学応用生物科学部の和田正裕助教授が「キチン・キトサン協会 ’98東京大会」において述べています。

キトサンがプラスに帯電しているという性質が、食物繊維の中でも健康への効果が高いと言われる所以のようです。

血圧の上昇を抑える

高血圧の場合は塩分をひかえる、これは鉄則中の鉄則でご存知の方も多いはずです。
食塩をとることで血圧が上がりやすくなるということがわかっています。

食塩は塩化ナトリウム(NaCl)なのでナトリウムと塩素でできていますが、そのどちらがより血圧を上げやすいのかを検討した実験があります。

この実験からは塩素のほうが血圧を上げやすいという結果が得られており、その過程で塩素と吸着しやすいキトサンを動物に与えることで、動物のフンの中の塩素量が増えたことが観察されています。
これはつまり、血圧を上げる原因になる塩素をキトサンが吸着して体外へ排出したということです。

あくまで動物においての実験ですが、マイナスのイオンを持っている塩素とプラスのイオンを持っているキトサンが、生き物の体内で結びついて体外へ排出しているということが証明されています。

コレステロールの上昇を抑える

キトサンがコレステロールを下げる研究は意外と歴史があるようで、1986年には鳥取大学の平野教授が動物実験においてコレステロール・中性脂肪の減少効果を確認しています。

人体におけるコレステロール低下の作用は、1993年に国立健康・栄養研究所が確認しています。成人男性8名を用いた試験で、キトサンの摂取により血清総コレステロールとの低下が確認されています。

大学や研究所において科学的に効果が確認されているので、キトサンにコレステロールの低下作用があることは間違いないとみてよいでしょう。

では、キトサンがコレステロールを下げる仕組みをみてみましょう。

その仕組みには「胆汁酸」が関わっているようです。
胆汁酸とは肝臓で作られ胆嚢から分泌され、脂肪やコレステロールの吸収を促す物質です。
これをキトサンが吸着することによりコレステロールの吸収を抑えるという仕組みになっています。

1993年のヒトにおいての研究でも、便に含まれる胆汁酸が増加していると明らかになっています。動物実験においても同様の仕組みでコレステロール値の低下が認められています。中には、動物実験で効果があったからヒトにも同じ効果があるという(またはそのように思わせる)情報もありますが、動物実験の結果をそのままヒトに当てはめて考えることに対しては慎重に判断するべきだと一般社団法人日本キチン・キトサン学会の方からアドバイスをいただきました。

動物実験とヒトの実験では何が違うの?

動物実験で使用されている動物はラットです。
ラットはコレステロールへの反応が鈍いという性質があります。
そのため、ラットのコレステロールが高くなるようにコントロールして実験を行う必要があります。

ラットのコレステロールを上げるために、高脂肪飼料にコレステロールと胆汁酸を配合した食餌を与えて実験を行います。その餌の中にキトサンなどを配合し、血中コレステロールの効果を確認する試験が実施されているのです。

ヒトの食事とは条件が違うということを考えなくてはならないのです。

キトサンが含まれているトクホの青汁の効果

キトサンが含まれている青汁を探すと、トクホの青汁を目にすることが多いと思います。
トクホとは、特定保健用食品の略で、身体の機能に影響する成分を含んでおり、科学的なデータ等の根拠をもとに国(消費者庁)から個別に有効性や安全性の審査と許可を受けている食品のことです。

キトサンもトクホに含まれる身体の機能に影響する成分のなかの一つで、「コレステロールの吸収を抑える」ことや「LDL(悪玉)コレステロールを低下させる働きがある」ということが認められています。

ただ、「コレステロールが下がる」と謳っているわけではなく、実際にコレステロールが下がったという研究結果があることや、さらにその結果について国が審査しているため、安心感や確実性を求める方はトクホの青汁を試してみるとよいかもしれません。

トクホでキトサンの入った青汁商品の一例をご紹介します。

アサヒ緑健 キトサン・イン

1袋3gあたりにキトサンが380mg含まれています。
1日3袋を12週間飲むことで総コレステロールが低下したことが認められています。
公式HPによると、他の薬やサプリメントと飲むことも基本的には可能、カニアレルギーの方もキトサンにカニのタンパク質はほとんど含まれていないと表記されていますが、いずれの場合も心配な方は医師に相談することが推奨されています。

アサヒ緑健のキトサン・インは通信販売の直販のみで店頭での販売は行っていないようです。

大正製薬 コレスケアキトサン青汁/ヘルスマネージ 大麦若葉青汁キトサン

どちらも大正製薬から販売されているキトサン入りの青汁で、両方共特定保健用食品として販売されています。
では、何が違うのか…?気になっている方もいるのではないでしょうか。

まずは、販売されている場所です。
コレスケアキトサン青汁はドラッグストアなどで入手可能であるのに対し、ヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンは大正製薬直販でしか扱っていません。

次に値段です。
コレスケアキトサン青汁よりもヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンのほうが高価です。
なぜ値段が違うのかは、キトサンの含有量に関係があります。

コレスケアキトサン青汁はにはキトサンが1袋3gあたり294mg含まれており、1日3袋を12週間飲み続けたところ、4週間でコレステロール値が有意に低下したという結果が認められています。

一方、ヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンでは1袋3gに380mgのキトサンが含まれています。効果はコレスケアキトサン青汁と同様に摂取して4週間以降にコレステロール値の低下が認められています。

結果における違いが一見ないように見えますが、コレスケアキトサン青汁の結果では、摂取4週目、8週目、12週目、16週目において、8週目でのコレステロール値の低下をピークに、12週目、16週目では再びコレステロール値が上がっています。
一方でヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンでは、12週間後のコレステロール値が8週間後とほぼおなじでコレステロール値の上昇がみられません。

ヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンの16週間後のコレステロール値のデータが出ていないところに意図があるのかはわかりませんが、ヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンのほうが継続的にコレステロール値が抑制されていることがわかります。

どちらもコレステロール値の抑制に効果があることは認められていますが、よりコレステロール値の低下にこだわりたい方はヘルスマネージ大麦若葉青汁キトサンのほうがよさそうです。

小林製薬 キトサン明日葉青汁

こちらも製薬会社が販売しているトクホのキトサン入り青汁です。
1袋3gに294mgのキトサンが配合されています。
キトサンの含有量に関しては大正製薬のコレスケアキトサン青汁と同様です。

コレステロール値の低下に関する詳細なデータは公開されていないようですが、キトサン含有量からして大正製薬のコレスケアキトサン青汁と同等の効果が期待できると推測できます。

大正製薬のコレスケアキトサン青汁との大きな違いは、青汁の主原料に明日葉が使用さていることです。
大麦若葉に比べて明日葉は少しクセがあるようですが、ビタミンAやビタミンB、亜鉛といった一部のビタミンやミネラルの含有量が大麦若葉よりも優れているという特徴があります。
明日葉と大麦若葉、どちらが好みかで選んでもよいかもしれません。

薬とキトサン入り青汁を飲むとコレステロールを下げすぎる?!

すでに脂質代謝異常で薬を飲んでいる方は、すこしでも病状を改善するために青汁と薬を併用することを考えているかもしれません。
でも、「薬と一緒に飲んで大丈夫なのかな?」「コレステロールが下がりすぎてしまうことはないのかな?」と心配な方もおられるでしょう。

青汁は薬ではありませんので、基本的に薬と併用しても問題ありません。
キトサン入りの青汁と薬を併用してコレステロールが異常に下がりすぎるといった心配も無用です。

反対に、コレステロールを下げる効果のあるキトサン入りの青汁を飲み始めたことに安心して薬を自己判断で中止することも絶対にやめてください。
仮に、コレステロール値が改善したとしても医師の判断なしに薬の服用を自己判断で中止することは大変危険です。

また、脂質代謝異常以外で処方されている薬と青汁の飲み合わせでは注意しなければならないものもあります。
とくに、脂質代謝異常から既に動脈硬化などが進行しておりワーファリンといった抗血液凝固薬を服用している方は青汁との相性が悪いので青汁の摂取を控えなければなりません。
薬同士の飲み合わせや、青汁などの健康食品との相性は素人の判断が危険になることもありますので、服薬している方は医師や薬剤師に相談してから青汁を飲むことをおすすめします。

※(謝辞)本記事の作成において、キトサンのコレステロール低下作用に関して一般社団法人日本キチン・キトサン学会様にご尽力いただきましたことをお礼申し上げます。

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