逆毛の立て方から傷みにくい解き方までプロが伝授
逆毛の基本的な立て方や、お団子、ポニーテール、シニヨンなどの髪型で逆毛のアレンジする方法、そして痛まないように逆毛をとくコツ、シャンプーするコツなども併せてご紹介します。

逆毛を作るのに必要な道具
☆コーム
コームは逆毛を立てるのに必ず必要なものです。目の細かさは、できれば細かいほうが良いです。目が粗いものは髪の毛が硬い方や髪が多い方は立てにくい場合があるので細かいものがおすすめです。髪の毛を1本1本キレイに整えてあげられるものです。
☆ブラシ
100円均一などにも売っているので持っていると便利です。美容院にあるものは、一般的にはイノシシなどの獣毛を使い作られているので髪の毛に対して優しいブラシになります。このブラシは髪の表面をキレイに整えたり、髪全体をキレイにツヤを出しながら整えたりまとめる時に使います。
使用感は、髪の毛を傷まないように整えることができ、ツヤ感や静電気を起こしにくいので髪の毛をしっかりまとめることができます。
☆クッションブラシ(粗目ブラシ)
100円均一に売っているので持っていると便利です。使い方は、基本的にはシャンプー前にブラッシングして髪についているホコリや髪の絡まりを取るブラシです。逆毛にした時には、このブラシを使い髪の毛についたスタイリングや絡まりをある程度ほぐしシャンプーすることで髪が絡まずにシャンプー、トリートメントしやすくなり髪の傷みを少なくすることができます。
☆ダックカール
髪の毛を一時的に留める時に使います。100円均一でも購入可能です。
☆スプレー
<ワックススプレー>
ハードスプレーより固める力が弱い。クリーム状のワックスより軽い仕上がりにできるので固めずふんわりさせたいときにオススメです。逆毛を立てにくい方に特にオススメです。
<ハードスプレー>
セットした後、最後にかけることでセット全体を固定しキープさせることができます。アップなどするときには必ず使うものです。
☆ゴム
☆アメリカピン
髪の毛を固定するときに使います。
☆Uピン
髪の毛を固定するときに使います。
☆ワックス
クリーム系のワックス。髪をまとめるのに使います。
☆カールアイロン
~32ミリカールアイロン。毛先カールや根元のボリュームを出すときに使います。
逆毛の立て方
基本的な逆毛の立て方
結婚式やパーティーのセットで美容院に行くと、トップのところにボリュームを出しセットすることが多いと思います。日本人は絶壁の頭の方が多いのでトップの部分にボリュームを出し頭の形をキレイに見せるようにセットすることが多いです。その工程で逆毛にすることが多くあります。その逆毛の基本的な立て方を紹介します。
<手順>
1. 逆毛にする部分のトップの髪の毛を分けます。※ボリュームを出したい部分より少し大きめに髪を分けるとキレイに整えることができます。
2. 分けたら、3等分に分けます。※このとき同じ量で横に3等分にします。
3. 分けたらそれぞれをダックカールで留めておきます。
4. ①の部分の髪の毛を持ち上げ顔側に毛を倒します。逆毛にする部分が表面になるように持ちます。
5. 髪の中間部分にコームをあて中間から根元にコームを動かし逆毛にします。※、このとき、コームを持つ手は力を入れずに軽くとかす感じでコームを動かすといいでしょう。1度コームを中間から根元まで動かしたら再度中間にコームを持っていき根元に動かす。
6. 中間から根元にとかしたら根元に逆毛が立ちます。※毛先の部分はしっかり持ち、逆毛を立てるコームが根本付近にきたら毛先を上に引っ張るようにすると根元に逆毛がキレイに立ちます。コームは中間から根本と一定方向に動かす。
7. 2、3回同じ工程で中間から根元にかけて逆毛にします。※逆毛を立てるときは力を一定、コームは垂直に入れるとキレイにできます。力を入れるから逆毛になるものではありません。コームを上下に動かして逆毛にするのもNGです。
8. 逆毛がある程度できたら、コームで1度逆毛を根元にグッと入れる感じでとかします。※入れ方は中間から根元に同じようにコームを入れ根元にとかすようにして根元だけ力を入れ押し込むようにします。
9. 根元に逆毛ができたら中間から毛先はコームでキレイに整えます。※2回ほどとかす感じでOKです。
逆毛後↓
後ろから見たとき↓
10. 横から見たときに根元が逆毛で立つようになっていればOKです。
11. ②番目の髪を持ち、少し顔側に倒して持ちます。
顔側に倒して持つ↓
12. 中間から根元に向かってコームを動かし根元に逆毛を立てます。
13. 1番目の逆毛より少し控えめの逆毛を立てます。※立て方は同じで中間から根元にかけてコームを動かし逆毛にします。回数を少なくして逆毛のボリュームを控えます。
14. 根元だけ逆毛にしたら中間から毛先はキレイにコームで整えます。
15. 根元の逆毛だけで立つようであればOKです。
16. ③を前に倒し根元を軽く逆毛にします。※回数は1番少なく逆毛にします。
17. 最後の1回はギュッと根元を固めるように逆毛にします。
18. 中間から毛先はキレイに整えます。
19. 全体を逆毛にしたら髪を全部集めまとめます。※後ろに髪全体を持っていく。
20. ブラシを使い髪の表面のみをキレイにとかすように優しく触れながら整えます。※ブラシでしっかり整えようとすると逆毛まで崩れてしまうので表面のみを整えます。
21. 全体をブラシで整え、ピンで留めるかゴムで結び完成になります。
今回はトップ全体の髪に逆毛を立て全体にボリュームが出るようにしましたが、部分的に逆毛にする時も同じように3等分に分け細かく逆毛にするとキレイにボリュームを出すことができます。1回で終わらせる逆毛にすると表面に逆毛の毛が見えてしまい、髪全体がパサパサした印象になり汚いセットに見えてしまいます。
上手に逆毛を立てるコツは?
<コツ1>
髪の毛を倒し逆毛を立てることで根元がしっかり逆毛になりボリュームを出すことができる。髪を倒す角度が浅ければ逆毛のボリュームが少し収まるので自分の立てたい逆毛によって倒す角度を変えるといいでしょう。
<コツ2>
根元だけを立てる。根元だけにボリュームがあればいいので根本以外逆毛にしなくてもよい。中間から根元まではコームを上下させるのではなく上から根元に一定方向のみ動かす。毛先まで必要であれば毛先まで逆毛にしてもよいが髪が絡まりやすくなるので根元のみの逆毛をオススメします。
<コツ3>
逆毛を立てた後、横から見たときに立つようであればキレイに逆毛ができている。クタっとしていれば根元にしっかり逆毛が立っていないので根元をギュッと固めるように逆毛を立てるといいでしょう。毛先は次の工程のためにキレイに整える。
髪の傷みを少なく逆毛にするコツは?「やってはいけないこと」
逆毛は、やり方を間違えると凄く傷んでしまいます。元々ヘアカラーやパーマを頻繁にやっている方はそれだけでも髪を傷ませているのでヘアトリートメントやアフターケアをしっかりしていなければボロボロになってしまいます。そこにガシャガシャと逆毛を立ててしまうと髪が傷んでしまいます。
<ダメポイント1>
根元に逆毛を立てず、持った毛全部を逆毛にしてしまう。毛先から根元に上下させながらコームを動かしフワフワな逆毛を立てる。
<ダメポイント2>
適当に逆毛にすると根元がフワフワ、ゴワゴワでボリュームができたように見えるがすぐ取れてしまう。髪の表面を整えようとすると逆毛まで取れてしまう。結果的にボリュームが出なくなり逆毛の意味なし。プラスして髪がバサバサな感じに見え髪が傷んで見える。
逆毛をどこにどんな風に入れればいいのか理解していないとセット後に汚い髪型に見えたり、髪型がすぐ崩れたり髪の毛に負担だけがかかっていくので逆毛のやり方を覚えておくといいでしょう。適当に立てるとその時はいい髪形になっても、セットをとるときに絡まり結果的に髪が傷む原因になるので注意しましょう。
逆毛を使った髪型【基本編】
逆毛ポニーテール
<手順>
1.トップのボリュームを出したいところを分けます。※ボリュームを出したいところより少し大きめに分けてください。
2.上の部分の毛はダックカールで留めておきます。
3.下の部分の髪の毛はポニーテールの位置で1つに結びます。※手にワックスを馴染ませ、髪につけながらブラシで整えながら結びます。
ポニーテールの位置で結んだあと↓
4.トップの毛を3等分に分ける※分けたらダックカールで留めておく。
5.①の毛を取り、顔側に倒して中間から根元に向かって逆毛を立てます。※このときコームは中間から根元、一定の方向に動かす。
6.同じように何度か逆毛を立てます。※コームは上下に動かさず根元まで動かしたら中間にコームを戻して根元まで動かしてください。
7.根元に逆毛が立ったら中間から毛先はキレイに整えます。
8.毛先を後ろにもっていき根元に逆毛が立っていればOK。②の髪にいきます。
9.②の髪を持ち前に倒し、同じように根元に逆毛を立てます。
10.中間から根元に向かって逆毛にする。
11.中間から毛先はキレイに整えます。根元が立てばOK。
12.③の髪を持ち前に倒し根元に軽く逆毛を立てます。※表面に近い部分の逆毛なので根元近くのみしっかり逆毛にします。やりすぎると逆毛が表面に出てくることになるので控えめ逆毛にします。
13.中間から毛先はキレイに整えます
14.①②③の髪を全体的に後ろにもっていきます。
15.ブラシを使い髪の毛の表面をキレイに整えながらまとめます。※この時、しっかりブラシを髪に絡めるのではなく表面のみをキレイに整えるように優しく触れる感じで整える。
16.表面を面のようにピタッとキレイにしたい場合はブラシの後にコームで1本1本整える感じでとかします。※コームもブラシ同様表面の髪を優しく触れる感じで整える。
17.まとめたらポニーテールの位置で結びます。
18.全体にスプレーをしたら完成。
今回はピシッとしすぎない感じのふんわりスタイルで仕上げました。面に仕上げる方は、ハードスプレーをした後にコームでなでるように優しく整えると髪が1本1本キレイになりツヤが出てきます。
逆毛お団子
<手順>
1.髪の毛全体にワックスをつけポニーテールより少し高い位置で髪の毛を結びます。
2.結び目のところを3等分に分ける。※上1つ下2つくらいがやりやすいです。
3.3等分にした毛はダックカールで留めておきます。
4.①の毛は自然に下におろすように持ちます。表面に見えている毛を逆毛にします。
5.毛先を持ち、中間から根元に向かって逆毛にする。※3~5回ほど同じように逆毛を立てる。
6.逆毛にしたら中間から毛先はきれいに整える。頭の上のほうに持っていきダックカールで軽く留めておきます。
7.②の部分の髪の毛を持ち、毛先を上に持ち上げて裏側にします。
8.裏面の部分を逆毛にします。逆毛は中間から根元にかけて逆毛にします。
9.逆毛にしたら中間から毛先はきれいに整える。毛束を戻しダックカールで留めます。
10.③の髪の毛も裏側を見えるように持ち、中間から根元を逆毛にします。
11.逆毛にしたら中間から毛先はきれいに整える。毛束を戻します。
12.①の髪の毛を持ち、軽く毛先をねじります。
13.ねじった毛先を丸め②の部分に毛先を持っていきます。毛先はアメリカピンで留める。※根元の逆毛が外側に見えないようにしながらねじる。
14.毛先をアメリカピンで留める。※根元が丸くなるように意識して留める。
15.②の髪の毛も毛先を軽くねじり丸めます。逆毛を内側にある状態にして毛先を③に持っていきアメリカピンで留めます。
※少しルーズな感じに仕上げたい方は毛先をねじったときに根元近くを上に引き出しボリュームを出すといいでしょう。
16.丸めた髪の毛をアメリカピンで留めます。※根元が丸くなるように意識して留める。
17.毛先が長いときは①の部分まで持って行き留めます。
18.③の髪の毛を軽くねじり毛先を丸めます。③の髪は①の毛の留めた髪の周りに巻き付けるようにして留めます。
19.毛先のなくなるところにアメリカピンで留めます。※根元が丸くなるように意識して留める。
20.アメリカピンで留まらない場合はUピンを使って留めるなどして毛先が落ちてこないようにします。
21.全体を丸くなるように整える。
22.バランスを見てUピンを使い整える。
23.全体にハードスプレーをかけて完成。
逆毛シニヨン
<手順>
1.髪全体にワックスを付け、ブラシでキレイに整えながら低めの位置で1つに結びます。
2.1つに結んだ束を上下に2つ分けます。
3.上の部分の髪の毛を持ち、表面に見えている髪の毛を中間から根元に向かって逆毛にします。
4.中間から根元に向かって4~6回ほど髪の毛を逆毛にします。※コームを上下に動かさず中間から根元と一定方向のみ動かす。写真↓
5.逆毛にしたら中間から毛先の髪の毛はキレイにとかしておきます。
6.毛先を整えたら、下の髪の毛を合わせ一緒に持ちます。
7.下の髪の毛を合わせたら、ブラシで首側(襟足側)の毛をキレイに整えます。
8.首側を整えたら中間から毛先の毛をキレイに整えます。
9.毛先も整えたら中間のところに指を置き、毛先を逆毛側にクルクル丸めます。
横から見たとき↓
10.毛先から根元まで丸めます。アメリカピンで留める。↓
11.丸めた部分の横のところから横にアメリカピンを挿し、根元までしっかりピンで留めます。
12.左右同じように根元をしっかりピンで留めます。
13.中間のところ辺りに緩みがあるときはUピンで留めるといいでしょう。
14.アメリカピンで留めたところは少し逆毛が見えやすいのでUピンで逆毛を隠します。※毛を少し横にズラしUピンで留めるとキレイに隠すことができます。
15.左右同じようにUピンで留める。※Uピンも見えないように少し縦に(髪と平行に)入れるようにして留めると毛に隠しやすいです。髪に垂直に入れるとピンが見えやすくなります。
16.全体にハードスプレーをかけたら完成。
ロング・ミディアムヘアの逆毛ヘアアレンジ
ロングはもちろんですがミディアムでもできるヘアアレンジを3つ紹介します。
逆毛ポニーテールアレンジ
<手順>
1. 髪の毛を耳から前と後ろに分けます。
2. 反対サイドも同じように耳から前と後ろに分けます。 耳前の毛はダックカールで留めておきます。
3. トップの髪の毛を分けます。※耳前で分けた毛(トップの部分)も少し入れつつ分けます。
4. その他の下に残っている髪の毛は、手にワックスをつけポニーテールの位置で1つに結びます。※ポニーテールの位置は好きな高さでいいです。
横から見たとき↓
5. トップの毛を取り、3等分に分けます。
6. ①の毛を持ち、少し前に髪を倒した状態で逆毛にします。※中間から根元に向かって逆毛にする。
7. 何度か同じように逆毛を立て、横から見たときに根元が立っていればOKです。
8. ②の髪を持ち、少し倒した状態で逆毛にします。
9. 2番目も逆毛で根元が立っていればOKです。
10. ③も同じように逆毛にします。③は表面に逆毛が出ないように少しだけ根元に逆毛ができるように回数を減らして逆毛にします。逆毛が終わったら全体を後ろに持っていきます。
11. 後ろで髪を持ち、ブラシで表面をキレイに整えます。
12. ブラシで整えた後はコームで細かく髪を整えます。※ブラシもコームもしっかり髪に入れ込むのではなく優しく触れる感じで整えます。
13. 整えたら髪を留めるか結びます。アメリカピンで留めるときは軽く毛先をねじりピンで留めます。※アメリカピンで留めるのが難しい方は結ぶといいでしょう。
14. ゴムで結ぶ方は、逆毛にした部分を潰さないように注意しながらポニーテールに結んだゴムの上からトップの髪を一緒にして結びます。
15. トップの髪を留めるか結ぶかしたらトップの毛を少し引き出してルーズ感を出します。
16. 耳前の毛をおろし、手にワックス付け髪に馴染ませます。その後ブラシでキレイに整えます。
17. キレイに整えたまま後ろのゴムの部分に髪を持っていきます。
18. ゴムの上に髪を持っていきゴムの周りに髪を巻き付けます。
19. ゴムに毛先を巻き付け、毛先がなくなってきたら軽くアメリカピンで留めます。※後ほど取るのでピンを隠すようにせず、髪がほどけない程度にピンで留めます。
20. ピンは毛先と巻いた髪が留まる程度にして手前から根元に挿す感じで留める。
21. 反対サイドの耳前の毛をおろし、ワックスを馴染ませたらブラシで整えます。
22. キレイに整えたままゴムの部分に毛先を持っていきゴムの周りに巻き付ける。
23. 先に留めていた毛先を持ち、巻き付けた毛を更に巻き付ける。先に留めた毛とお互い引っ張りながら巻き付けると緩みがなくなりキレイに仕上がります。
24. 2つの巻き付けた毛先を1つにまとめ裏側のところで1つに結びます。
25. 上で留めておいたピンを取ります。※巻き付けた毛を崩さないようにゴムに巻き付けた毛を押さえながらピンを取ります。
26. 全体のバランスを見て必要であればトップの毛を引き出すなど調節します。
27. 全体にハードスプレーをかけたら完成です。
※毛先は軽く巻いてあると上品に見えます。
逆毛お団子アレンジ
<手順>
1.耳の上から斜め上にジグザグに髪を分けます。※ジグザグでなくてもOKです。
2.反対側も同じくジグザグに分ける。
後ろから見た時↓
3.左右のモミアゲの毛を少し下ろします。
4.ブラシで髪をとかしトップの高い位置に1つで結びます。
5.毛束を上下半分に分けます。
6.上に分けた毛を持ち、トップ側の髪の毛を逆毛にします。※中間から根元に逆毛を立てる。
7.逆毛にしたら中間から毛先はキレイに整えます。
8.逆毛にしたら、下の毛と一緒に持ちます。
9.襟足側の裏面の毛をブラシでキレイに整えます。
10.キレイに整えたらお団子になるように半分くらいから毛を折り丸くします。
11.最初に結んだゴムの上からお団子にした毛を結びます。
12.毛先は下に持っていかず、上にあるままで邪魔にならないように留めておきます。
13.襟足の部分の残っている毛を3つに分けます。
3つに分けた時↓
14.左の毛を取り、毛先まで三つ編みにする。
三つ編みにした後↓
15.中央の部分の髪の毛を三つ編みに編む。
編んだ後↓
16.残っている右側の毛も同じように三つ編みに編む。
編んだ後↓
17.編んだ三つ編みを横に引っ張りボリュームを出します。※毛先から根元まで均等に引き出す。
18.左の毛の束を取り、お団子の所に持っていき毛先の三つ編みをお団子の周りに巻き付けます。※お団子の毛先の下に通して巻きつける。
根元に持っていくところ↓
お団子の毛先の下を通り巻く↓
19.2周目はゴムが隠れる様に毛先の上を通り巻きます。
20.毛先はアメリカピンで留めます。
アメリカピンを留めている所↓
21.中央の毛も同じようにお団子に巻きつける。
毛先の下を通り巻きつける↓
22.毛先は同じようにアメリカピンで留めます。
留めている所↓
右の毛も同じように巻きつけます。
斜め横から見た時の右の毛も巻く所↓
23.右の毛の毛先は左の毛の部分にもっていきます。
24.毛先を内側に入れ、ゴムを隠します。
毛先は内側に隠す↓
25.アメリカピンで毛先を留めます。
アメリカピンを上から挿す↓
留めた後↓
後ろから見た時↓
26.留めていた毛先を下ろします。
戻した後↓
27.上のお団子の部分の毛を引っ張り、ボリュームを出しながら崩します。※適当な感じで出すとルーズ感が出ます。逆毛は出さないように注意して出します。
適当にボリュームを出す↓
ふんわり感出す感じにする↓
後ろから見た時↓
横から見た時↓
28.下ろしてあるモミアゲの毛を軽くアイロンで巻きます。
内巻きに巻く↓
巻いた後↓
29.反対も巻きます。
巻いた後↓
30.サイドの部分にバレッタを挟み留める。
31.全体にハードスプレーをかけたら完成です。
逆毛シニヨンアレンジ
<手順>
1.トップの部分の髪の毛を分けます。※逆毛にするので少し量を多めに取ります。
2.耳のところから前と後ろに分けます。※耳より少し後ろの所で分けます。
3.反対のサイドの部分も同じように耳から前と後ろに分けます。
4.分けたらダックカールで留めておきます。
5.残っている襟足の部分の髪の毛は少し低めの位置で1つに結びます。髪を1つに結ぶときはワックスを髪に馴染ませてから1つにまとめます。
6.トップの部分の髪の毛を3等分に分けます。※横に髪を分け3等分にする。
7.①の部分の髪を上にあげ、根元に逆毛を立てます。※髪を顔側に倒して逆毛にするとボリュームが出ます。
8.逆毛にしたら中間から毛先はキレイに整えます。
9.②の髪の毛を取り、同じように顔側に倒し根元を逆毛にします。
10.③の髪を持ち根元を逆毛にします。※逆毛は表面に出ないように、根元の少しだけにします。
11.逆毛にしたら中間から毛先はキレイに整え、全体を後ろに持っていきます。
12.逆毛にしたボリュームを潰さないように注意しながら、後ろで結んだゴムのところで上から一緒に結びます。 ※表面はブラシで軽く整えながら後ろでまとめる。
13.ルーズな質感にしたい場合はトップを引き出します。※内側の逆毛を引き出さないように表面の髪の毛を引き出す。
14.ゴムで結んだ毛を上下半分になるように分けます。
15.上の髪の毛を持ち、中間から根元に向かって逆毛にします。
横から見たとき↓
16.上の部分の髪の毛を逆毛にしたら中間から毛先はキレイにします。その後、下の髪と一緒にします。
17.襟足側の髪の毛をブラシでキレイに整えます。
18.襟足側を整えたら中間くらいに指を置き、毛先を丸めていきます。
19.表面にくる毛がキレイになっているか確認しながら丸めていきます。
20.根元まで丸めたら根元の部分で両サイド、アメリカピンで留める。
21.しっかり留まるまでピンでとめる。
22.耳前の髪の毛をおろし、顔前の方から裏編み込みをしていきます。
23.毛先は三つ編みにして毛先まで編みゴムで結びます。
24.編み目を横に引き出しボリュームを出します。
25.反対サイドも同じく顔前から裏編み込みにします。
26.毛先は三つ編みにしてゴムで結びます。
27.横に引き出しボリュームを出します。
28.三つ編みの毛先を持ち、毛先とゴムを内側に入れながら丸めます。※丸めてシニヨンの隣に寄せる。
29.丸めたら見えないようにアメリカピンで留めます。※3~4本程度でOKです。
30.反対の部分も同じように毛先を隠しながら丸めていきます。
31.丸めてピンで留めます。
32.シニヨンの部分が面のようにキレイな状態が良ければこのままスプレーをかけて完成です。
33.カジュアルな感じであればシニヨンの部分の表面の毛を軽く引き出します。※内側の逆毛が出ないように注意しながら引き出す。
34.全体にハードスプレーをかけて完成になります。
傷ませないためにはどうする? 逆毛の崩し方・ケア
「結婚式のセットしてもらった!」まではいいけど、自宅で髪を解いた後「これどうするの?!」ってなったことありませんか?正しい解き方を知らないと髪が傷む原因に!!どう解くのか説明していきます。
この逆毛どう解く?NG行為
髪の毛のセットを取った状態↓
<NG行動1>
この状態のままシャンプーをしてしまうのは絶対にダメ。逆毛の状態でシャンプーは、より髪が絡まる恐れがあるのでNG。髪が傷んでしまいます。
<NG行動2>
逆毛を崩そうとブラシを使うも根元から崩そうとするのはNG。根元から崩そうとしてもより絡まり崩すのにより時間もかかり髪に負担もかかってきます。崩し終わったら髪がバサバサになる恐れあり。写真↓
逆毛の正しい解き方
正しい崩し方は毛先から整えていきます。
<手順>
1.基本的に髪は毛先から整えていかないとより絡まってしまいます。なので、毛先から徐々に根元に向かって崩していくといいでしょう。※毛先→根元です。
2.ブラシを使い毛先が整ってきたら中間部分を整えていきます。
3.中間の逆毛を毛先に逃がすようにしながら整えるイメージです。
4.中間が整ったら根元の逆毛を崩します。
5.根元の逆毛は内側にしっかりあるので裏側を向けて毛先に逃がすように整えるといいでしょう。
6.根元の逆毛は手に力を入れずにブラシの毛で崩すように軽くとかす感じにします。
7.逆毛がなくなったらOKです。
シャンプーの際の注意点~逆毛をといた後
正しいやり方で、逆毛をとくことができても間違ったシャンプーの仕方をすると髪が傷んでしまいます。髪の傷みを少なくするためにも注意をしながらシャンプーしましょう。
シャンプー前にやっておくこと
逆毛はブラシで取りましたが、最後にクッションブラシで大まかにブラッシングすることで髪についているホコリやスタイリング剤で絡んだ髪を取ることができます。頭皮の血行もよくする効果もあるので毛穴に詰まった汚れも取れやすくなります。
シャンプーの仕方
2シャン(2回シャンプー)をします。
1.1度目は少し多めのシャンプーを取り大まかにシャンプーをします。1度目のシャンプーはホコリや髪についたスタイリング剤を取るのが目的です。髪の毛を洗うと覚えておくといいでしょう。
2.2度目のシャンプーは1度目より少しの量を取ります。2度目は泡立ちもいいので少量で頭皮を洗うのが目的です。頭皮の汚れや1度で落ちなかったスタイリング剤を落とす目的があるので少し長めにシャンプーします。力は入れず指の腹でマッサージする感じの方がいいです。
3.トリートメントorリンスorコンディショナーで洗う。
逆毛に関するQ&A
Q1.逆毛をやりすぎるとどうなる?
<A>
基本的に逆毛をするから凄く傷むということではなく、その前の工程やその後のケアで間違ったやり方によるもので髪が傷んでいるのがほとんどです。全く傷まないことはないですが、正しい逆毛の立て方や崩すときに注意をすれば大丈夫です。一つの手として、逆毛にした日はトリートメントをしっかりやるといいでしょう。
Q2.猫っ毛の人や剛毛(硬毛)の人も逆毛にできる?
<A>
できます。やり方はほぼ同じですが、逆毛を立てるときにスプレーを使うといいでしょう。
<猫っ毛の方>
逆毛を立てた後に根本付近に軽くスプレーをかけるとそのままキープするのでふんわりな逆毛ができます。スプレーは、ハードスプレーよりも粒子の細かいワックススプレーがオススメです。スプレーの重さで崩れてくる時があるので軽い仕上がりがオススメです。
<剛毛(硬毛)の方>
逆毛を立てる前に根本付近にワックススプレーをかけ逆毛を立てます。そうすることでワックスが髪同士を接着するので逆毛にしやすくなります。逆毛にした後に軽くハードスプレーをかけるとそのままキープするので崩れにくくなります。
※先にハードな方をかけて逆毛にすると失敗したときに修正がきかなくなるのでやめましょう。
Q3.逆毛を長持ちさせるコツは?
<A>
トップのボリュームなどの目的で逆毛にする場合は、逆毛にする前にブローで根元をしっかり立ち上がらせたりすると根元が起きた状態になるので逆毛が崩れることは少なくなります。ブローが良くても逆毛の仕方に問題があればキレイな逆毛は立ちません。
お団子など髪の中間部分で逆毛にする場合は、カールアイロンなどで軽く巻いてあると逆毛にしたとき髪の毛同士が絡みやすくなるので長持ちしやすくなります。