酵素ダイエットの危険性・健康被害は?

酵素ダイエットの危険性・健康被害は?
今、女性を中心に酵素ダイエットが大いに注目されています。その手法も1日に1食だけ置換えて長期戦で臨む方法、数日間かけて行う短期集中型のファスティング(断食)と大きく分けて2パターンあることから、自分に合ったやり方でトライしやすいからなのでしょう。

特にファスティングに関しては結果が出やすいことや簡単に体内をデトックス、リセットできることから、定期的に行っている方も少なくないと言われています。

そんな酵素ダイエットには危険性はないのでしょうか。また、健康被害の報告などは上がっていないのでしょうか。詳しく見てみることにしましょう。

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もくじ

<酵素ドリンクの口コミ・レビュー>


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「酵素ドリンクに副作用はない」は本当?

酵素ドリンクに副作用があるかどうかの問題について、「そもそも酵素ドリンクは薬品ではありません。原材料は天然のものですし、酵素も人間の体内に存在しているものです。だから副作用は起こりません」と説明しているサイトが多く見かけられます。

確かに「副作用」という言葉はこう定義づけられています。

「副作用とは医薬品の使用に伴って生じた治療目的に沿わない作用全般を指す。薬物有害反応」(引用元:Wikipedia

医薬品ではないので副作用(=薬物有害反応)は起こらない。なるほど、これは正しいと言えます。でも同時に、その論理は話のすり替えに過ぎないとも言えます。

天然のものから作られた食品とはいえ、副作用ではない別の良くない反応、例えばアレルギーなどの可能性に言及しないのは、少なくともあまり良心的な説明ではないと言えるのではないでしょうか。

天然成分に危険性はない?

「天然のものだから体にやさしい」といった説明もよく見かけます。もちろんこれは化学物質との比較でよく用いられる言葉なのですが、植物が体にとってよろしくない影響を及ぼす例だって全く珍しいものでないのはご存知のとおりです。

身近な例を挙げると、杉で花粉症が起こしたり漆にかぶれたり。これらも確かに「副作用」ではありませんが、だからと言って危険ではない、見過ごしていいという話にはならないわけです。

つまり、どんなに評判のいい酵素ドリンクであっても、体に悪い反応が出る可能性はゼロではありません。

食品であろうがサプリメントであろうが、作用には個人差があります。ましてファスティングを行っているときは、わたしたちの体は普段の生活とは全く異なる状況下に置かれ、非常にデリケートな状態になっています。普段なら問題のない成分が思わぬ反応を起こしても何の不思議もありません。

酵素ダイエットで健康被害を出さないために

トラブルを未然に防ぐ、リスクを最小限に抑えるためには、酵素ダイエットの正しい方法と起こり得るトラブルがどんなものであるのかを事前に知っておくことが必要です。

それと同時に、ファスティング中には文字通り命の水となる酵素ドリンクをしっかり選ぶことも重要。酵素ドリンクはどれも同じではないのです。酵素自体は決して悪いものではないのですが、酵素ドリンクの中に含まれる成分がトラブルの原因になることはゼロではないので、ぜひ自分に合う良質なものを選ぶようにしてください。

では次に、酵素ダイエットと酵素ドリンクに潜むいくつかのリスクをご紹介します。安全に酵素ダイエットを行うためにも、ぜひご一読ください。

酵素ダイエットで起こり得るリスクとは?

1.アレルギー

購入前に酵素ドリンクの原材料を必ずチェックしてください。自然のもののみを使用しているドリンクもありますが、人工甘味料や香料などの添加物を使用している酵素ドリンクは意外と多いものです。あらかじめアレルギーを起こす食材や成分がわかっているのなら、それが使用されていないことをよく確認して酵素ドリンクを購入しましょう。

ただ、酵素ドリンクの中には野菜、果物、野草……と非常にたくさんの種類の原材料が使用されているものがあります。中にはこれまでに摂ったことのないものが使用されているケースもあるでしょう。いきなりファスティングに使用するのではなく、まずは少量から試し、飲んでも問題ないことを確認してからファスティングを行うようにしてください。
(酵素ドリンクはまとめ買いや定期コースへの申し込みで割引になるものありますが、初回からのまとめ買いは避けたほうが無難でしょう。定期コースを利用するのなら回数縛りのないものを選ぶことをお勧めします。)

食物アレルギーの症状は、
じんましん、かゆみ、肌の赤み、唇の腫れ、くしゃみ、せき、鼻水、喘鳴(喉のゼイゼイ、ヒューヒュー音)呼吸困難、胃痛、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、血圧低下、失神

などがあります。この中には好転反応と考えられるものと同一の症状もありますが、酵素ドリンクを飲んですぐや当日など比較的早い段階で症状が出た場合にアレルギーが強く疑われます。その場合には飲むのをただちに中止するようにしましょう。

アレルギーの有無は基本的に症状の出た部位を扱う病院(じんましんなら皮膚科、喉なら耳鼻咽喉科)で調べることができます。また、内科や小児科でもOKです。

2.低血糖

ファスティングをする際は必ず決められた量の酵素ドリンクを飲むようにしてください。食事を摂らず、さらに酵素ドリンクを飲む量まで少ない状態だと体内に必要な糖分が足らなくなり、低血糖症を引き起こします。

症状はあくびや空腹感から始まり、吐き気、倦怠感、脱力感、冷や汗、呼吸困難、動悸や手足の震えなど。

ダイエットをしていると糖は悪いもののように捉えられがちですが、糖は脳の唯一のエネルギー源でもあります。糖がなければ脳がエネルギー不足に陥り、頭痛や眠気、集中力の低下、記憶力の減退なども起こります。重度になると意識障害や痙攣を起こし、昏睡状態から生命の危険性をも生じる可能性があります。

低血糖だと思われる症状が起こったら、慌てずに糖分を摂取してください。通常はブドウ糖が勧められますが、酵素ダイエット中であればおすすめははちみつ。砂糖を加えていない果汁でもいいでしょう。少しずつ飲んで様子を見てください。

低血糖対策として酵素ドリンクを飲む方法もありますが、甘味づけに人工甘味料を使用している酵素ドリンクや、手作りして砂糖の分量が足りていない酵素ドリンクでは十分に血糖値が上昇しない恐れがあります。低血糖対策のためには無添加(白砂糖不使用で天然の糖質を使用しているものなど)の酵素ドリンクを選ぶことをお勧めします。

また、血糖値を急激に上昇させるのもよくありません。くれぐれも砂糖たっぷりのジュースをぐいぐい飲んだりしないようにしましょう。

3.水分不足

ファスティング中には必ず十分な水分を摂るようにしましょう。摂取量が少ないと脱水症状を起こす恐れがあります。主な初期症状はめまいや頭痛、倦怠感、吐き気など。口の中がカラカラに乾くので比較的わかりやすいかもしれません。重度になると痙攣や意識障害なども起こります。最悪の場合、生命にも関わるので要注意です。

「水を飲むと体重が増えてしまう」と思われるかもしれませんが、大丈夫。水では脂肪は増えません。水分はかえって体内を活性化させ、脂肪の燃焼をサポートしてくれるのです。毒素をスムーズに排出させるのも水分があってのことですし、なにより水を飲むことで空腹感を紛らすことができます。空腹対策として炭酸水を飲むのもいいでしょう。

ファスティング中には胃腸の中に食べ物が入っていないので不要な水分は排泄されやすい状況になっています。遠慮することなくしっかり水を飲んでください。だいたい1日2リットルを目安にしましょう。

4.塩分不足

減塩が叫ばれる現代の食生活ですが、ファスティングを行うと塩分が不足する可能性があります。

酵素ドリンクは栄養価が非常に高いのですが、実は塩分(ナトリウム)がほとんど入っていません。ファスティングしている間は食べ物を食べることもないため、自分で塩分を補給する必要があります。特に夏場や汗をかきやすい人は危険度が増すので、意識して塩分を補給するようにしましょう。

具のない味噌汁なら水分と一緒に塩分を補給できるのでお勧め。昆布茶やすまし汁などでもいいでしょう。

塩分不足の症状は、頭痛、めまい、倦怠感、吐き気、下痢、筋肉の収縮など。重くなると意識を失うこともあります。また塩分が不足することで体内の水分が保持できなくなり、脱水症状を起こすこともあります。

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健康被害か好転反応か

酵素ダイエット中に不調が起こり、好転反応なのか、それとも健康被害なのかと迷ってしまったとの声をよく聞きます。好転反応であればそのまま飲み続けなければダイエット失敗になってしまいます。が、もし健康被害であれば……、と心配になってしまいますね。

出た症状が好転反応なのかそうでないのかの判断はとても難しいものです。酵素ドリンクには様々な種類があり、それぞれに原材料は違います。飲む人によって合う合わないがあるため、たとえ同じような症状だったとしても、Aさんの場合には好転反応だったけれどBさんの場合にはアレルギーだったというケースは十分に考えられます。
もちろん同じ人でも、体調によって不調になることもあります。

こうした状況の解決策として電話などで相談を受付けているメーカーもありますが、顔の見えない電話で話しただけでは、オペレーターが個別に正しい判断をくだすのは難しいと考えます(専門医に診察を受ける場合でもアレルギーなのかどうかは実際に検査してみなければわからないのですから)。

好転反応であればほとんどの場合、数時間から2~3日程度で症状は収まるとされています。これを超えてさらに不調が続くなら、酵素ダイエットを一旦中止する勇気を持ちましょう。例えば1週間下痢が続いたら、体力的にファスティングどころではなくなってしまいます。「大丈夫」という思い込みでダイエットを続けて、さらに状況が悪化してしまったらどうなるでしょうか。

自己流や素人判断はとても危険です。ダイエットはいくらでもやり直しができますが、健康を損ねてしまったのでは元も子もありません。少しでも「変だな」と思ったら、体調の回復を優先してください。

この件に関しては消費者庁も平成26年12月付で注意を促しています。こちらをご覧ください。

「健康被害発生後も継続利用を勧められる美容・健康商品等」

酵素ダイエットを安全に行うための11か条

「リスクがあるかもしれない」と思うと酵素ダイエットに対して不安を感じてしまうかもしれません。そこで酵素ダイエットを安心して行うために守りたいポイントをまとめてみました。

1.酵素ドリンクは価格や知名度だけで安易に選ばず、品質のいいものを飲みましょう。酵素以外の”余分なもの”がアレルギーなどを起こす原因となるケースも少なくありません。できれば無添加のものが安心です。

2.酵素ドリンクは少ない量から試し、問題のないことを確かめてからファスティングにトライしましょう。

3.ファスティングは体調に問題のないときに行いましょう。持病をお持ちの方や病中、病後すぐ、妊娠中、生理中に行うと影響が大きいと考えられますので避けてください。

4.いきなり断食に入るのは体調を崩す元です。ファスティングに入る前日は予備断食日として、食事は消化のいいものを7割程度に抑えましょう。アルコールもお休みします。

5.ファスティングする際には決められた分量の酵素ドリンクと適切な量の水を飲みましょう。

6.ファスティング中は規則正しい生活を送りましょう。激しい運動や長時間の入浴は避けてください。

7.ファスティング終了後はすぐに通常食に戻さず、回復食で段階を踏んで通常食に戻します。3日のファスティングなら3日程度の復食期間を取りましょう。

8.体調を崩したらファスティングを一旦中止し、医師に相談するようにしましょう。

9.ファスティングは常に同じだけ減量できるというものではありません。回数をこなすうちに体重の減少はゆるやかになっていくと言われています。数字を重視するあまりに、無理をしないようにしましょう。

10.1週間以上のファスティングは必ず専門家の指導のもとで行ってください。自己流で行うのはきわめて危険です。

11.健康リスクが高まる可能性があるのはほとんどのケースでファスティング。つまり1日1食を置き換える方法の酵素ダイエットであればぐっとリスクは低くなります。まずは1日1食の置換えからスタートしてみましょう(置き換えだとダイエット期間は長くなりますが、リバウンドもしにくくなります)。

繰り返しになりますが、酵素自体に危険性があるわけではありません。酵素ドリンクにもまれに栄養価が十分でない商品や品質が十分でないと思われる商品がありますが、事前にしっかりチェックすればそういった商品の購入は避けられます。またダイエットの手法が自分に合っているかもとても重要なポイントになります。

お酒が飲み方によって百薬の長になることも胃や肝臓を害する毒になることもあるのと似ています。自分に合うものを使って正しい方法で行うのが重要なのです。

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