ライスミルクの効果に驚愕!作り方&簡単レシピ 味・栄養・カロリーは?
牛乳・豆乳はもう古い?
「第3のミルク」と呼ばれる「ライスミルク」の効果に驚愕!?
ここでは一部の海外セレブやモデルさんが愛飲している「ライスミルク」の栄養成分、カロリー、ダイエット、美肌、便秘解消など期待できる効果、ライスミルクの簡単な作り方、ライスミルクを使った簡単レシピなどを紹介します。

ライスミルクとは
皆さんはライスミルクというのをご存知ですか?
ライスミルクという名前から、ごはんと牛乳を混ぜたもの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ライスミルクというのはお米と水を混ぜて作られたものです。牛乳、豆乳に次いで第三のミルクとも呼ばれているのだそうです。
2015年には日経トレンディヒット予測ランキングで第四位に選ばれているぐらい、今注目されている飲み物です。海外セレブやモデルさんの間でも美容に良いドリンクとして飲んでいらっしゃる方も多いようですし、ベジタリアンの方もライスミルクなら飲めると積極的に取り入れているようです。
マクロビオティックやダイエットをされている方にもおすすめのライスミルク。
今回はそのライスミルクについて詳しくご紹介していきます!
ライスミルクの原料
ライスミルクの原料は、基本的には“玄米と水”です。
“白米と水”、“米粉と水”を合わせて作るライスミルクもありますが、欧米のライスミルクなど、基本のライスミルクの原料は“玄米と水”が多いようです。
なぜ玄米が基本の原料なのかというと、白米や米粉に比べて玄米は栄養価が高く、玄米から作られたライスミルクの方がより美容や健康効果が期待できるからというのが理由のようです。
ライスミルクの栄養成分
玄米を原料にしたライスミルクには、ビタミンB1、B2、B12、ビタミンE、葉酸、カリウム、マグネシウム、カルシウム、パントテン酸、食物繊維など、たくさんの栄養が含まれています。白米や米粉からもヘルシーなライスミルクを作ることができますが、より栄養を摂りたい方は玄米からのものがおすすめです。
ライスミルクと牛乳との違い
牛乳は私たちにとって身近な飲み物ですよね。そのままで飲むだけではなく、カフェオレにしたりスープに入れたりと色々な飲み方ができます。ただ、牛乳はアレルギーのある方がいたり、乳糖不耐症といって牛乳を飲むとお腹が緩くなってしまうという方もいたりします。
ライスミルクなら、お米が食べられる方なら牛乳のアレルギーがある方でも飲むことができますし、乳糖不耐症の方でもライスミルクならお腹を気にせず飲むことができます。
ライスミルクは植物性のミルクなので、動物性のミルクと違い、脂質の割合やカロリーにおいても大きな違いがあります。ライスミルクは100mlに対し約33kcalですが、牛乳は100mlで60kcalとライスミルクの約2倍で、ライスミルクの方が低カロリーです。
ライスミルクの効果
ライスミルクを飲むとどんな効果が期待できるのかというのは気になるところですよね?
ライスミルクにはダイエット効果、美肌効果、便秘解消効果、血糖値を下げる効果、コレステロール対策、アンチエイジング効果と様々な効果が期待できると言われています。
なぜライスミルクを飲むと様々な効果が期待できるのでしょうか。そのワケをそれぞれみていきましょう。
ダイエット効果
ライスミルクがダイエットに効果があると言われているワケは、まずは原料の玄米に含まれている成分に秘密があります。ライスミルクの原料の玄米にはビタミンB1とB2が含まれていますが、このビタミンB1とB2には脂肪を分解し燃焼してくれる効果があると言われています。
それからビタミンEの働きにより血行を促進してくれるので、代謝を活発にしてくれるとも言われています。さらにγ(ガンマ)オリザノールという玄米に含まれている成分は高脂肪が体に取り込まれるのを抑制してくれる効果があるので、玄米を原料にしたライスミルクはダイエットにぴったりなのです。
白米や米粉原料のライスミルクもダイエットには向いています。
ライスミルクはどの原料でも同じように牛乳よりも低カロリーなのと、消化がゆっくりなため腹持ちが良いので、お腹も空きにくく、ダイエットにライスミルクはどの原料のものでもかなりおすすめなのです。
食べ過ぎた次の日などに一食だけライスミルクで置き換えダイエットをしている方もいらっしゃるようですよ。
レジスタントスターチによるダイエット効果も
お米というと炭水化物なので、逆にライスミルクはダイエットに良くないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ライスミルクはそこまで心配しなくても良いようです。
ライスミルクは冷えた状態で飲みますが、お米は冷めると“レジスタントスターチ”という消化しにくいでんぷんになります。難消化性でんぷんとも呼ばれていますが、この場合、通常だと胃や小腸で消化してしまうでんぷんが大腸まで届き、そこで食物繊維のような働きをしてくれるようになるのだそうです。それにより善玉菌が増え腸内環境を整えてくれる働きをしてくれるとか。
炭水化物を気にしている方も、ライスミルクは試してみる価値はありそうですよね。
美肌効果
ライスミルクにはビタミンB群とビタミンE、ミネラルが入っています。
ビタミンB群には皮膚や粘膜を健やかに保つには欠かせない成分ですが、ライスミルクにはそのビタミンB群が入っています。
それからビタミンEも含まれていて、シミやしわ改善効果、抗酸化作用効果も期待できます。ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル分がお肌の正常なターンオーバーも助けてくれるので、ライスミルクは美肌を目指す女性は特にライスミルクは良いようです。
便秘解消効果
玄米を原料としているライスミルクには食物繊維が豊富に含まれています。便秘には食物繊維は大切な役割を果たしてくれる成分です。この食物繊維がたっぷりと含まれているライスミルクは便秘解消にはうってつけです。
ライスミルクとバナナを合わせたり、さらに食物繊維が豊富な食材とライスミルクを合わせたりするとさらに便秘解消効果が期待できますよ。
血糖値の上げ下げを緩やかにする
血糖値が高いというのは糖尿病の危険がありますし、血糖値が急激に高くなると身体は急激に血糖値を下げるため、低血糖になってしまう場合があります。血糖値の上げ下げを穏やかに保つ基本は血糖値を高くしすぎないということが大切です。
血糖値を高くしやすい食材は精製されたものに多く見られます。ですから血糖値の上げ下げを緩やかに保ちたい場合は、ライスミルクに使う原料は玄米がおすすめです。
血糖値が高い人や低血糖になりやすい方は特に玄米を使ったものを選ぶようにしましょう。
コレステロールが気になる方にも
ライスミルクにはコレステロールが含まれていません。さらに玄米を原料としたライスミルクには先ほどご紹介したγ(ガンマ)オリザーノールが含まれていて、γオリザノールはコレステロールを下げてくれる働きもあるのだそうです。
コレステロールが気になる方は、食事にライスミルクを取り入れるとコレステロール対策に一役買ってくれるかもしれませんよ。
デトックス効果
ライスミルクにはデトックス効果もあると言われています。ライスミルクに含まれているフィチン酸という成分が、環境ホルモンや農薬など体内に溜まった毒素を排出してくれる作用があると言われています。さらに食物繊維も豊富ですから、体内をキレイにしたい時にはライスミルクが良いようです。
アンチエイジング効果
髪の毛がボリュームがあったり、白髪が少なかったりすると若々しく感じますよね?髪の健康はアンチエイジングには欠かせませんが、抜け毛や白髪予防にもライスミルクはおすすめです。
その理由はセレニウムという成分です。セレニウムは抜け毛や白髪を防いでくれる働きをする成分で、ライスミルクにはそのセレニウムが含まれています。
ビタミンEやビタミンB群は美肌つくりには欠かせないですし、アンチエイジングという側面からもライスミルクは強い味方になってくれます。
ライスミルクを作ってみました
いくら文字で読んでみても実際に作ってみないとわからない!ということで、ライスミルクを実際に作ってみました。
ライスミルクといってもレシピは色々あるので、いくつか作ってみました。
レシピを見てみると中には塩を少々加え甘みをつけているレシピもありましたが、私は応用しやすいように塩や甘みはつけずに作ってみました。
生米(玄米)からのライスミルクの作り方
まずは、基本の玄米からライスミルクを作ってみました。
<材料>
玄米 10グラム
水 200ml
<作り方>
玄米は洗って、ミキサーに入れ、その上から水を注ぎます。
1時間以上浸したら、フタをして1~2分ミキサーにかけます。
色がミルクのようになって米粒が少なくなって来たらミキサーを止めて、茶こしでこしたら完成です。
※今回使用した玄米は白米と近い感じで炊飯ができるタイプの玄米を使用しました。通常の玄米の場合は水に浸す時間はさらに増やした方が良い場合もあるので調整してください(長く浸す場合は常温ではなく冷蔵庫で浸した方が良いでしょう)
炊いたお米からのライスミルクの作り方
<材料>
炊いたお米 30グラム
水 200ml
<作り方>
炊いたお米と水を入れ、
お米の粒がなくなるまでミキサーにかけたら完成です。
米粉からのライスミルクの作り方
<材料>
米粉 5グラム
水 180ml
<作り方>
鍋に米粉と水を入れ、よく混ぜます。
混ぜながら火にかけて、沸騰させたら完成です。(一度煮立たせて冷ましても可)
白米からのライスミルクの作り方
<材料>
白米 10グラム
水 200ml
<作り方>
白米を洗ったら、玄米と同じようにミキサーに入れ水を注ぎます。1時間以上浸したらフタをして1~2分間ミキサーにかけ、茶こしでこしたら完成です。
ライスミルクを飲んでみます
ライスミルクはできたらすぐ飲んだ方が良いようです。
ライスミルク初体験!ドキドキの瞬間です!
見た目や味
生米から作ったライスミルクの見た目は薄い牛乳のような感じです。さらさらとしている感じ。玄米でも白米でも見た目ではそんなに変わらなくて、どちらも白い色をしていました。
味はほのかに甘みがあって、薄いミルクを飲んだような印象です。でもミルク独特のにおいがないので、すごく飲みやすいです。
においは、生米から作った場合はお米という感じのにおいはしてきませんでした。炊いたお米で作った方がとろみがあり、お米のにおいを感じました。米粉はお米というより粉っぽさがあるという印象でした。
ライスミルクを飲んでみた感想
生米から作ったライスミルクはすごく飲みやすかったです。飲み口はさらさらとしていて、もう少しお米の味が強くするのかなと思いましたが、思ったよりもしませんでした。
炊いたお米の方がお米感が生米に比べて強いような気がしました。おかゆに近い味のような気がしました。
米粉から作ったライスミルクは温めたということもあるかもしれませんが、とろみがあって、粉っぽさがありました。米粉と水だけでもライスミルクにはなりますがすごく粉っぽさがあったので、火を通しましたが、それでも生米からや炊いたお米からに比べて粉っぽさがありました。
個人的な飲みやすさ
個人的にライスミルクそのものとして飲みやすいと感じたのは、
という結果になりました。
火を通して使うライスミルクの場合は、炊いたお米や米粉はかなり使いやすい気はしました。
ライスミルクを使った簡単レシピ
ここからはおうちで簡単にできるライスミルクを使ったレシピをいくつかご紹介していきます。基本は牛乳の代わりと考えたら使いやすいと思いますよ。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ライスミルクのフレンチトースト
<材料>
ライスミルク (米粉を使用、米粉大さじ1に対し水大さじ6)
ライ麦パン 1枚
卵 1個
はちみつ 大さじ1
ココナッツオイル 大さじ2分の1
メープルシロップ お好みの量
<作り方>
ライ麦パン1枚分は半分に切ります。ボウルなどにライスミルク大さじ6杯分と卵1個、はちみつ大さじ1杯を一緒に混ぜます。
次にライ麦パンを浸します。
フライパンにココナッツオイル大さじ2分の1杯分を入れ、そこに液を浸したライ麦パンを入れ、弱火でじっくりと両面焼き色を付けます。両面焼き上がったらお皿に盛り付け、メープルシロップをかけたら完成です。
※フレンチトーストを作る時には米粉のライスミルクはかなり便利だと思いました。火をしっかりと通すので粉っぽさもなくて美味しいです。牛乳がなくてもすぐに作れますし、カロリーカットにもなると思います。
ライスミルクゼリー
<材料>
ライスミルク 適量
ゼラチン 適量
お好みのフルーツ
砂糖 お好みの量
<作り方>
鍋にゼラチンを入れ
そこにライスミルクと砂糖をお好みの量入れ、弱火にかけてよく混ぜます。
ゼラチンが溶けたら粗熱をとります。グラスにお好みのフルーツを入れて、
上から先ほどのライスミルクのゼリー液を入れ冷蔵庫で固めます。固まったら完成です。ゼラチンとライスミルクの割合は箱に書かれている量を目安に適宜調整してください。
ライスミルク寒天
<材料>
ライスミルク 200ml
寒天 (寒天の種類に合わせて調整)
はちみつ お好みの量
マンゴージュース
<作り方>
寒天は水に入れて柔らかくし、柔らかくなったらちぎっておきます。鍋にライスミルクとちぎった寒天、はちみつを入れ、寒天が溶けるまで煮立たせます。
寒天が溶けたら火を止め、粗熱をとります。粗熱がとれたらタッパーに入れ、冷蔵庫で固めます。固まったら適当な大きさに切り、
お皿に盛り付け、上からマンゴージュースをかけたら完成です。
ライスミルクカフェオレ
<材料>
ライスミルク100ml
コーヒー 100ml
砂糖 お好みで
<作り方>
ライスミルクとコーヒーを半々に入れ、お好みで砂糖で甘くしたら完成です。
ライスミルクアイス
<材料>
ライスミルク 200ml
メープルシロップ お好みの量
<作り方>
ライスミルクとメープルシロップをお好みの量混ぜ、タッパーなどに入れて冷凍庫で凍らせます。
ライスミルクが凍ったらフォークなどで混ぜ、滑らかにします。器に盛り付け上からメープルシロップをかけたら完成です。
手作りライスミルクの賞味期限・保存方法
手作りのライスミルクの賞味期限は、諸説ありますが、総合すると煮立たせていない場合は、作ってすぐ飲むというのが一番安心のようです。
なぜかというと、お米には耐熱芽胞菌というのが付着している場合があるそうで、熱を加えていない状態で室温に置いておくとその菌が繁殖してしまうリスクが高くなるのだそうです。
一度煮立たせておけば安心ですが、生米から作る場合はライスミルクを作る前によくお米を洗うこと、それから作ったらすぐに飲むようにしましょう。
ライスミルクを保存する場合は清潔な入れ物に入れ、冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に入れておくとライスミルクが分離してくるので飲むときには混ぜるようにします。生米からの場合は早めに、できたら当日中に飲むようにすること、熱を加えた場合でも2~3日以内には飲むようにしましょう。
ライスミルクの市販品はどこで手に入る?
ライスミルクは成城石井やコストコ、ナチュラルローソン、などで手に入れることができるようです。アマゾンや楽天などネット通販でも取り扱いがありますよ。
いかがでしたか?
今回はライスミルクについてご紹介してきました。これから注目のライスミルク、私たち日本人の食文化を考えたらお米はすごく身近なものなので、思っているよりもすごく気軽に取り入れられると思います。
ご紹介したレシピを参考に、ライスミルク、ぜひ試してみてくださいね!