かかとの角質ケアまとめ 自宅で簡単に除去する方法

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かかとの角質ケアまとめ 自宅で簡単に除去する方法
ガサガサ・カチカチのかかと、気にしたことはありますか?冬場の乾燥する時期を中心に悩む女性が多く、ストッキングが破れてしまうなど弊害が出ます。

専門的なエステに行く方法もありますが、できれば自分でケアしたい。そこで、かかとの角質を除去する方法をまとめました。

かかとパック・ピーリングジェルなど市販のケア用品や、手作り「重層かかと角質落としクリーム」、黒酢を使ったかかとのケア方法など、実際に試しましたので、その効果やケアした感想も記載しています。

目指したのは、赤ちゃんのように柔らかく滑らかな足裏です。かかとトラブルに悩む女性に役立つ情報をひとまとめにしてご紹介するので、最後までおつきあい頂ければと思います。


 


もくじ

なぜ厚くて固いの?かかとの角質ができる原因

かかとの角質ケアをはじめる前に、どうしてカチカチになってしまうのか見ていきます。まずは、かかとの構造を知り、角質が厚くなりやすい原因を把握しましょう。

かかとの構造1 角質層が多く、厚くなりやすい

身体の一番下部にあたり外部のものに触れるため、もともと角質層が多くなっています。たとえばお顔の場合、7〜8層もしくは14〜15層くらいの角質層で守られています。これが足裏のかかと部分は、150層程度にもなるそうです。

それぞれの層が外部刺激を受けるほどに厚くなっていくのですが、15層程度のものがそれぞれ厚くなるのと100層以上のものがそれぞれ厚くなるのでは、規模感が違います。そもそもかかとは、構造的に角質が厚くなりやすい部位と考えてください。

かかとの構造2 皮脂腺がないため乾燥しやすい

乾燥ダメージが蓄積すると角質がかたくなってしまうのは、お顔の場合と同じです。それに加えて、足裏は皮脂分泌が少ない部位。身体の中で皮脂腺が多い部分はしっとりと潤うのですが、足裏では違います。

皮脂で保護してもらえない部位ゆえに、何もケアしないでいると乾燥が進む一方となります。

乾燥がひどくなった結果として起こるのが、ひび割れかかと状態です。この状態でもケアをしないで放置すると、真皮層までダメージが進みます。普通に歩いているだけで強い痛みを感じたり、かかとに刺激を感じたりしたら、真剣にケアを検討しましょう。

2つの構造上の特性から、かかとは産まれながらに角質ケアが大変な部分であると分かります。以下のような要因が加わると、さらに症状は悪化します。

靴や床との摩擦刺激

工事現場の職人さんなど現場職をしていると、足底の皮膚が厚くかたくなっています。通常の生活をしていても、サイズがあわない靴をはいて、中で圧迫されている場合は同様です。

圧迫された状態から摩擦ダメージが蓄積すると、どんどんかかとが厚くなります。フローリングの床を素足で歩くだけでも負担になるので、日常生活や靴選びの工夫が必用でしょう。

ターンオーバーの乱れ

古くなった角質が蓄積していったとしても、ターンオーバーで排出されるのが通常です。加齢やストレスなどでターンオーバーリズムが乱れると、排出サイクルが遅くなって、ダメージとして残ります。

ターンオーバーの乱れは乾燥からも起こるので、かさつきなども起こします。年齢とともにかかとの角質が目立ち始めた、乾燥ダメージをひどく感じるという方は、ターンオーバーリズムを見直す必用があるでしょう。

カサカサになったかかとは、かなり分厚くダメージを受けやすい状態になっています。この状態こそ、角質肥厚と呼ばれるものです。年齢によるターンオーバーの乱れをさらに悪化させる憎き要因とされています。

なお、一通りケアをしても改善できない場合には、角化症や水虫を起こしているケースがあります。疑われる皮膚疾患に詳しい専門医に相談して、できる限りのケアを急ぎましょう。

かかとの角質を削ると余計に厚くなるのは本当?

かかとを削るとよくない、分厚くなる、などと言われるのは、人間の身体の構造にそった説です。ある程度の刺激が加わると、皮膚が厚くなるリスクがあります。

たとえば、野球選手を考えてください。バットがあたる部分の皮膚にタコができて、皮膚が盛り上がっているはずです。同様のことが、女性のかかとで起こったらどうでしょう。

「削る」という外的な刺激を受け続けることで「皮膚を守らなくてはいけない」と防御反応が起こります。柔らかいまま放置すると傷ついてしまうと感じたら、あえて表面をかたくして、肌内部の細胞を守ろうと考えるのが当然です。

そもそも角質の役割は、肌のバリア機能を高めること。ひどい刺激にさらされると、自らを厚くして、内部の皮膚を守ります。これは「生体防御反応」と呼ばれる反応です。産まれながらにして、人の身体に備わっているメカニズムのひとつと言えます。適度なケアで角質をオフする事自体は問題なくとも、やり過ぎには十分ご注意ください。

かかとの角質を除去する方法

自宅でチャレンジできる、かかとの角質ケアグッズ・ケア方法を紹介します。これからケアをはじめる方は、参考にしてみましょう。

お酢でかかとの角質を除去する

まずは、お酢を使ってとる方法です。酢酸には、古い角質をはがしとるピーリング効果が期待されます。現役のまま使うと刺激が強いので、約3倍のぬるま湯で薄めたものを使います。そこに足をつけておくと角質がふやけてくるので、ちょうど良い頃合いになったのを見計らって、かかとケアやすりなどで磨いていきます。削り過ぎは禁物なので、優しく丁寧にケアを進めましょう、


 

かかと落としクリームで取る

スクラブが入ったクリームを使うと、手軽にかかとケアができます。たとえば、こんな商品が有名です。

旅美人 かかとつるつるクリーム

尿素と海洋性コラーゲン配合のかかとケアクリームです。尿素はピーリングと水分保持と2つの役割を担う成分なので、かたくなった角質をオフして必用な水分を寄せ集める働きを担ってくれます。

かたくなったかかと部分に「かかとつるつるクリーム」を使って定期的にケアすると、皮膚がポロポロ剥がれ落ち、だんだんきれいな状態になります。

海洋性コラーゲンは、かかとケアをした後の敏感な肌をいたわるために入っているもの。ケア時にかかる負担を軽減して、ダメージの蓄積を防ぎます。

ドクター・ショール ディープ・モイスチャライジング・クリーム

尿素よりさらに肌に優しい「尿素誘導体」を使ったクリームです。肌への影響をおさえているので、保湿クリームとしてデイリーケアに活用できます。

使用方法は簡単で、寝る前、足の裏にパール大くらいを塗り籠むだけです。かたくなったかかと、乾燥ダメージが気になる部位中心に薄く、しっかりぬっていきます。

サラサラした質感になっているので、ストレスなく使えると話題のアイテム。かかとクリームのベタつきが苦手な方でも使えます。

トプラン 薬用かかと用クリーム

角質を柔らかくする「尿素」、ケアの際の負担を軽減する保湿成分「桃葉エキス」「アロエエキス」「スクワラン」などを配合したクリームです。かたくガサガサになったかかとの皮膚を柔らかくして、トラブルレスな状態へと導きます。

皮膚を滑らかに整える「柿渋エキス」「クマ笹エキス」などが入っているから、なめらかな状態も作ってくれる優れものです。薬用表記は、しっかり有効成分が入っている証明になります。

なるべく自然な方法でかかとケアをしたい方には、おすすめの方法と言えるでしょう。

どのアイテムを使うにしても言えることですが、無理矢理引きはがすわけではないので、ダメージを最小限にくいとめます。その分、即効性は見込めず、継続的に使用することで改善を目指す方法です。

「今すぐ何とかしたい」というよりは、自然な流れできれいな状態を目指し、いつでもきれいな状態を維持したい方におすすめのケア方法です。

専用の電動リムーバーでかかとの角質を除去する

角質ケアの方法として、電動リムーバーを使う方法があります。かたくなった角質を一気に除去して、新しい角質層への生まれ変わりを促進する方法です。電動リムーバーにもいくつか種類があるので、以下のようなポイントを気にしつつ選びましょう。

専用の電動リムーバーでかかとの角質を除去

ローラーヘッドの面積
ヘッドが大きいほど均一に角質ケアできて、滑らかな仕上がりを目指せます。その分だけ細かな部分のケアには不向きで、足指の皮向けやタコには使えません。部分的にかたくなっているだけという女性の場合、正常部分に負担がかかってしまうリスクもあります。

逆に細かなヘッドのリムーバーを選ぶと部分的なケアがしやすい反面、広い範囲を扱うには時間がかかる難点があります。

ヘッドが水洗いできるか
電動リムーバーで足裏をケアすると、細かな粉が飛び散ります。ヘッド部分は汚れてしまった後に水洗いできる仕組みになっていると便利です。ケアグッズのお手入れを怠っていると、汚れがどんどん蓄積します。

ケアした後の敏感な肌に細菌が繁殖すると、炎症の引き金となってしまうこともあります。かかと水虫や異常性湿疹など重症化すると大変な病気もあるので、なるべくきれいな状態を維持できるケアグッズを選んでください。

ケアする時の音
電動角質リムーバーを使ってみると、意外と音が気になります。驚くほど大きな音が出ることに衝撃を受けて、ケアグッズを使わなくなってしまう方もいます。

動作音がなるべく静かなタイプを選ぶと、お手入れのストレスを軽減できます。感じ方には個人差があるものですが、口コミや商品説明を参考にしつつ負担になりにくい商品を選びましょう。

・取り替えローラーヘッドの扱い
電動角質リムーバーのヘッドは消耗品なので、2ヶ月に1度を目安に交換します。近所のドラッグストアなど身近なところに交換グッズが売っていると手軽です。

最寄りのお店の扱いがない場合は通販を利用することになりますが、マイナーすぎる商品を選んでしまうと、廃盤になってしまうリスクもあります。本体から買い替えとなると余分なコストがかかるので、ある程度はメジャーな商品から選ぶと安心です。

電動リムーバーを使うメリットは、即効性です。かたくなった部分を一気にケアしていくので、1回で目に見えた変化を感じます。その分、肌への負担を考慮しないと逆効果になってしまいます。刺激を感じた肌が角質層をさらに厚く、カサカサにしてしまうためです。商品を買ったときのパッケージや説明書に、使用頻度の目安が記載されているはずです。メーカー推奨の頻度を守り、頻繁すぎるケアによるダメージを防ぎましょう。

市販のかかと角質パックでケアする

市販の角質パックを活用すると、エステのケアが自宅でできます。いろいろなメーカーからたくさんの商品が出ていますが、大まかなメカニズムは同じです。

ざっくり言うと、ピーリング成分が入った美容液でパックして角質除去を目指す方法と考えましょう。なお、どんなピーリング成分を使うかで肌への負担や効果の出方が変わってきます。主要な角質パック商品と有効成分について、見てみましょう。

Baby Foot(ベビーフット)

Baby Foot

ケミカルピーリングなどに使われているフルーツ酸を原料にした角質ケア商品です。使い方は簡単で、お風呂上がりに靴下型のパックで足を包み、テープで固定していきます。

ジェルをよくなじませてから、商品記載時間だけ放置していきましょう。時々軽くもみこむように動かすと、パック剤が浸透しやすく、より効果が高まります。

フットパックを脱いだら、シャワーで洗い流してケア完了です。このケアをしてから数日で角質部分がむけ始めて、ポロポロ細かく皮が落ちます。自然に皮がむけるまで待ち、脱皮のように一皮むけた後には、足全体がきれいになります。

ダッピー

乳酸のピーリング作用が古い角質だけに働いて、古い角質をオフします。驚くくらいふにゃふにゃになった角質層が自然に剥がれ落ちていく仕組みです。

放置時間が2時間とベビーフットよりやや長いところが気になりますが、約2週間後にはツルツルの足になるそうです。

ケミカルピーリングに使用される薬剤で古くなった角質をオフ、新しい皮膚への生まれ変わりを促進するメカニズムは同じなので、肌質にあう方を選びましょう。

さらばっ角質 エキスプレス

さらばっ角質 エキスプレス

ダッピーと同じ、乳酸を使ったパックです。ベビーフットより手頃な値段で売っているので、切り替えをする人も見られます。

ビニールがやや浅いので液がこぼれる心配がありますが、上手に使えばコスパ良くケアできます。ややケアに慣れてきたあたりで切り替え商品として検討するのにおすすめのかかとパックと言えるでしょう。

ピーリングパックをはじめから皮がむけ始めるまでの期間には個人差があります。数日たったあたりから皮がむけ始めて、1週間〜10日前後で皮が大きくとれるというのが基本です。皮がむけはじめたあたりで無理に取り去ってしまうと負担が大きくかかるので、自然にとれるのを待ちましょう。

ペロっととれる感覚が心地良く病み付きになる方も見られますが、頻繁すぎる使用は禁物です。ピーリングしてから数日は角質が取れ続ける状態が続くため、靴下やタイツでカバーする工夫も必用でしょう。

サンダルを履く日に備えて、というなら、逆算してケアをはじめる必用があります。脱皮中に人に見られることに嫌悪感があるようなら使えませんが、高いケア効果が期待できるおすすめのお手入れと言えるでしょう。

重曹でかかとの角質を除去する

お掃除に使うイメージが強い重層ですが、かかとの角質ケアとしても使えます。手軽にチャレンジできる手作り重層クリームで、ツルツルのかかとを目指しましょう。

<材料>
重曹 大さじ1 ・水 小さじ1・ホホバオイルやキャスターオイル 少量

1. 重層を適当な容器に入れて、少しずつ水を足していきます。
2. 保湿効果を高めるため、お好みのオイルを少量たします。足裏の解毒作用を求めるなら、キャスターオイルがおすすめです。
3. シャーベット状のサクサクペーストになるまで混ぜたら完成です。

これを柔らかなガーゼやブラシにのせて、固くなったかかとをケアします。クルクル円を描くようにかかとをこすりながらケアすると効果的です。軽くこすった後に数分おき、そのままシャワーで流します。

重層が角質をオフするメカニズムは、スクラブ剤と同じです。研磨剤代わりに作用して、古くなった角質を落としてくれます。重層の粒子は細かく、角質ケアクリームとして使用するのにぴったりです。手荒れしやすい方は肌に負担がかからないよう、手袋をしてチャレンジしましょう。

イボコロリでかかとの角質がケアできる噂は本当?

イボコロリの主成分はサリチル酸なので、理論的には、かかとの角質ケアに活用できます。

そもそもイボ・ヒールダコは角質肥厚でできるもので、かかとがかたく厚くなってしまう理由と同じです。これに対してピーリング成分でアプローチするメカニズムは、かかとケア商品と同様でしょう。同じメカニズムをもとにしたケアアイテムなら、同様の効果が期待されるのは当然です。

ただ、イボコロリの公式サイトを調べましたが、角質ケアに利用できる記載はありません。用法と異なる使い方をしてトラブルが起きても、自己責任となってしまいます。

わざわざ買って試すようなら、かかとパックのようなピーリングケアアイテムを使うのが妥当でしょう。もしくは、肌荒れケア効果が期待される内服スタイルのイボコロリを併用するのが良さそうです。

かかとの角質除去を3つのケア方法で試してみた

前置きが長くなりましたが、ここから実際に角質ケアを行ったレビューです。お酢でとる方法・重層を使ったかかと落としクリーム・角質ケア用ピーリングジェルの3種類を体験した感想と結果を紹介します。

お酢でかかとの角質を取る方法を試す

黒酢とぬるま湯を洗面器に入れて、足全体を包みケアします。足がすっぽり入るくらいの大きさなら、バケツなど他の容器を活用しても大丈夫です。ビニール袋でカバーするやり方もありますが、洗面器が手軽かと思います。


 

【用意したもの】
大きめの洗面器・黒酢・ぬるま湯

黒酢を選んだ理由は、家にあったからというだけです。リンゴ酢など他の種類のお酢でも同様の効果が期待されます。洗面器に、黒酢とぬるま湯を1:3くらいの比率で入れるだけで準備はもう完了です。
黒酢でかかとの角質を除去

ややお酢の臭いが気になりますが、気にしないで続けましょう。ここに足をつけて、30分くらい放置します。

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見苦しくて、申し訳ありません。やや角質が柔らかくなったところで、かかと用のヤスリや軽石を使って、丁寧にケアしていきます。かかとのかたくなった部分を中心に、優しく磨いていきましょう。

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親指の外側の角質ケアも一緒に出来ます。やや外反母趾気味で親指の外側がかたくなるので、ここを念入りにケアしました。

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かかとよりまだかたいくらいで、いかに角質がたまっているか分かります。一通りケアが終わったら、シャワーで洗い流して終わりです。使用しているかかとブラシですが、100円ショップで調達しました。軽石・ヤスリ・ブラシがセットになっていて、かかとケアに便利です。

軽石・ヤスリ・ブラシセット

ところで、軽石・ヤスリ・ブラシはどのように使い分ければいいのでしょう。パッケージの裏の記述によると、こんなふうに活用します。

軽石:かかとのかたくなった部分に使って、皮膚を滑らかに整える
ヤスリ:古い角質を落として、スベスベの手触りを作る
ブラシ:足の裏の細かな汚れをすっきり落とす

細かな言い回しが違うだけで、軽石とヤスリの使い分けはお好みで問題ないかと思います。個人的には、軽石のほうがより優しい使い心地で気に入りました。

磨き方が足りなかったのか完璧にきれいになったとは言いがたい印象ですが、ツルツルの手触りになりました。酢に刺激を感じる人もいるようですが、私が試した限りでは、何のストレスもありません。

あえて言えば、ケア最中の臭いが気になるくらいです。お酢の臭いが苦手な人には苦痛でしょうが、マイルドなピーリング効果がある初心者向け角質ケアと言えるでしょう。


 

手作り「重層かかと角質落としクリーム」でケアしてみた

重層から手作りかかと落としクリームを作り、ケアしました。重層を適当な容器に入れて、手作りクリームを作っていきます。

【用意したもの】
重層・キャスターオイル それぞれ適量・少量の水

重層を適当な容器に入れて、オイルとお水でといていきます。粒子が全て溶けてしまうわけではなく、均等に混ざったら出来上がりです。オリーブオイルを使うと粒子が溶けやすいとの声もあるようなので、使う直前に作りましょう。

層かかと角質落としクリーム

これを使って、かかとのかたくなった角質部分をケアしていきます。やっぱり親指のつま先あたりの角質が気になるので、一緒にスクラブマッサージしていきましょう。

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重層にパワフルな角質除去力があると言われていますが、使い心地はマイルドです。オイルを使っているから洗い上がりがしっとりして、かたく突っ張っていた皮膚がやや柔らかくなった印象があります。

ピーリングした後の足裏は無防備な状態になるため、ボディクリームで保湿しましょう。この上から靴下をはいて、一晩置くと状態がしっとり落ち着きました。

頑固なかかとの角質にはやや役不足感がありますが、少しかたくなっている程度なら十分対応できると思います。ひどく気になるわけではないものの、定期的なケアで理想の状態を維持したい方におすすめです。

ちなみにこの角質クリームは、お顔のケアにも活用できます。市販のかかと落としクリームのように刺激が強いものではないので、全身の黒ずみケアに使える万能さが好印象です。

かかと落としクリームを使ってヒリヒリした痛みを感じた方にも良いでしょう。個人的にはゴシゴシ落とすかかとケアは荒れやすく逆効果だと思っていて、マイルドなピーリング商品をおすすめします。手作り重層クリームで、ダメージを防ぐかかとケアをはじめてみましょう。

ダイソーのピーリングジェルでかかとの角質を取ってみた

ピーリングジェルと聞くと値段が張るイメージがありますが、100円ショップのダイソーでも売っています。アーモンドとレモンの2種類あった中から、アーモンドをチョイス、角質ケアに挑戦しました。

ダイソーのピーリングジェル

適量を手に出して、カチカチかかとになじませていきます。思ったよりスクラブ感が弱いのですが、ものは試しで続けましょう。

角質が気になる部分を中心に、クルクル円を描くように動かします。ポロポロしたゴミが出てくる場所こそ、角質がたまっている部分です。

こすりはじめて2~3分ほどたったあたりから、おもしろいように老廃物が出てきます。

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上の画像でかこってある部分が、角質です。こすればこするほど出てくるのでどんどんケアしたくなりますが、やりすぎは禁物です。全体になじんだくらいでストップ、ぬるま湯で流した後に保湿ケアをして終了です。

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保湿には、同じくダイソーで売っていた「かかと専用クリーム」を使いました。完全無香料の馴染みが良いクリームなので、足裏がベタつきません。

このまま靴下をはいても良かったのですが、せっかくなので一緒に買ってきた「ツルすべかかとパック」をはきました。

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シリコンゴム製の洗って使えるパックです。繰り返し使える分、ラップより経済的かと思います。私の足サイズは23cmくらいなのですが、少し小さめにも感じました。

締め付けが苦手な方や足のサイズが大きめの方だと辛いかと思います。数十分で限界が着て脱いでしまったのですが、ピーリング後のデリケートな肌が落ち着いてしっとりしました。冬場の乾燥する時期に検討してほしい、保湿系ケアアイテムです。

かかとの角質を除去してみた感想

今回の検証では、ベビーフットやダッピーのようなパックケアを避けました。避けた理由は単純で、ケア途中に角質がポロポロ剥がれ落ちることに抵抗を感じたためです。

公式サイトの写真を見るだけでも、数日間は靴下必須の生活を余儀なくされます。我慢できる人なら良いのでしょうが、サンダルや素足系のストッキングを日常履きしている私にとって、苦痛でしかありません。

3種類の効果と結果を比較した印象ですが、最も角質除去効果を感じたのは「ピーリングジェル」です。角質がポロポロ剥がれ落ちて行く感じが心地良く、おもしろいようにとれました。

終わった後のかかとはツルツルで、一皮むけたような印象です。酢を使ったケアと重層クリームの比較では、重層クリームに軍配があがります。

手間がかからずさっとできる、ケアの時に嫌な臭いがしない、マイルドな使い心地で刺激が少ないなどが理由です。

ケア効果の感じ方には個人差があるので、最適なやり方は一人一人異なります。自分にあったケアを選び、理想の足裏を目指しましょう。

かかとの角質をケアする際の注意点

かかとケアをするときに気にしてほしい注意点をまとめました。正しいルールを理解して試さないと、状態を悪化させるリスクがあります。ツルツルかかとを目指したいなら、一通り理解しておきましょう。

角質を除去した後のケア方法

角質ケアをした後のかかとはデリケートな状態になるので、保湿ケアを徹底します。水気をよく切った後に保湿専用アイテムをぬり、靴下をはいて寝てください。

靴下だと蒸れてしまうという方は、つま先があいたショート丈ソックスを使うのも良いでしょう。足先が蒸れないので、はいたまま快適にお休みできます。冬場だと電気毛布やホットカーペットを使いたくなりますが、乾燥を悪化させる要因です。素足のまま床暖房の上を歩くのもよくないので、ストレスにならない靴下を探してみましょう。

かかとの角質除去はやり過ぎないようにする

かかとケア方法はいろいろありますが、やり過ぎは禁物です。軽石やヤスリなど削る方法を頻繁に行うと、出血して痛々しい状態となります。

パックや重層によるピーリングケアも同様で、必用な角質まで落としてしまうリスクがあります。必用な角質までオフしてしまうとお肌を守る反応が起こり、身体が「もっともっと」という状態になって、さらに角質を厚くします。

最適なケア頻度は使用アイテムによっても異なるので、状態を確かめながら、自分に合ったケア回数を考えてみましょう。

かかとの角質をケアする頻度

頻度について一概には言えませんが、ケア方法ごとの大まかな目安を見てみます。以下の周期を上限として、肌と相談しながら決めましょう。

酢を使ったマイルドピーリング:週に1〜2回
電動リムーバーで削る:1〜2週間に1回
市販の角質パック:数ヶ月単位
スクラブ系のかかとケア:1〜2週間に1回

繰り返しになりますが、肌への負担が大きいスペシャルケアアイテムの場合は、この限りでありません。新しいケアアイテムを買ったら説明書を良く読んで、正しい使い方で試しましょう。

かかとの角質をカッターで削るのはNG?

かたくなったかかとをカッターで削る女性もいますが、あまりおすすめできません。正常な皮膚部分まで刃が入ってしまうと、出血して危険です。

カッターの刃が汚れていた場合には炎症の引き金にもなるので、どうしてもという方意外は避けましょう。皮膚科などで「コーンカッター」と言う専用カッターを使うことがありますが、専門知識がある人が扱える高度なケアです。

自分でケアする場合には安全性の高い方法を選び、余分なダメージを蓄積しないように意識しましょう。

かかとの角質と水虫の違いを知っておこう

角質ケアをしてもなかなか良くならない場合には、かかと水虫の疑いがあります。かかと水虫とは、名前のまま「かかと」にできる「水虫」です。

水虫と聞くと痒み・粘り気のある液体を想像しますが、この限りではありません。かかとの角質層が分厚くなって乾燥しているだけでも「角化型水虫」を発症しているケースがあります。

素人目には判断しにくい違いなので、皮膚科に行くと安心です。白癬菌(はくせんきん)という菌がいれば「水虫」と診断され、お薬やクリームを使って治療します。

症状としては単なる角質と同じでも、原因菌がいると危険です。知らずに放置していると、爪や指にまで症状が広がるリスクがあります。

日本人の5人に1人は水虫持ちとも言われていて、特別なことではありません。皮膚科に行くのを恥ずかしいと考えず、早めの対処をおすすめします。

 
 
以上、かかとの角質についての基礎知識・おすすめお手入れとケアアイテムについて見てきました。

とくに検証で紹介した3つのケアは、どれも身近なアイテムで出来る簡単な角質除去方法です。

お酢やオリーブオイルがキッチンにあるようなら、かかる費用はワンコイン。市販のパックやエステを検討するより、ずっと気軽にチャレンジできます。

きれいになりたい気持ちはあっても、お財布に負担がかかるケアは続きません。自宅で出来る簡単なケアをいくつか試し、自分にとってベストなかかとケアを探してみましょう。

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