キャスターオイル【効果・使い方】日焼けしやすくなる?

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キャスターオイルの効果・使い方【体験レビュー付き】

キャスターオイル(カスターオイル)の効果を検証するために、キャスターオイルでクレンジングや洗顔をしたり、リップケア、ヘアケアしてみた感想や、日焼けしやすくなるのか?酸化しやすい?など様々な疑問について回答しています。

 


もくじ

キャスターオイルを実際に使ってみます

何となくすごいオイルのような感じがしますが、本当に前評判通りの効果が得られるのか気になります。ぜひ使ってみたいとの想いから、キャスターオイルを調達に行きました。向かった先は、アロマ用品や手作りコスメ材料を扱っている「生活の木」です。
キャスターオイルを生活の木で買う

店員さんおすすめの250mlで1,000円のボトルを購入しました。生活の木では「カスターオイル」という商品名で売られていますが、同じものです。店員さんの話しによると一時期は店頭から商品がなくなるほどの人気だったとそうです。買い求める人の多くが重層を一緒に購入して「カソーダ」なるものにチャレンジしていたと聞きました。もちろん、キャスターオイル本来の使い方もおすすめで手頃な値段も相まって一定の愛用者がいるとのことです。

カスターオイル

効能として打ち出されていたのは、デトックス効果です。老廃物排出効果に優れたデトックスオイルとしてうたわれています。さて、こうして、肝心のキャスターオイルをゲットしました。クレンジングや洗顔などいろいろな使い方を試しながら、実際の使い心地と感じたことをレビューしていきたいと思います。


 

キャスターオイルでクレンジングしてみた

まずは、クレンジングとして使う方法です。オイルクレンジングを「老いる」クレンジングとする方もいますが、洗浄力をあげるために配合するいろいろな混ぜものが問題です。

正しいアイテムを使ってケアすれば、肌をいたわってクレンジングすることができます。手順を確認しながら、キャスターオイルクレンジングを試してみましょう。

【材料】
・キャスターオイル
・オリーブオイル、ホホバオイル、アボカドオイルなど

1. 肌質にあったオイルを作る
キャスターオイルとお好みのキャリアオイルを肌質にあわせてブレンドします。

キャスターオイルでクレンジング

【乾燥肌】 キャスターオイル1:キャリアオイル3
【普通肌】 キャスターオイル1:キャリアオイル1
【混合肌】 キャスターオイル2:キャリアオイル1
【脂性肌】 キャスターオイル3:キャリアオイル1

キャスターオイルは洗浄力が強めなので、乾燥肌ほど少なめにします。オイルと肌との相性もあるので、ブレンド比率を変えながら試してみましょう。

私は乾燥肌からやや普通肌と自覚があるため、1:2のブレンドにしました。キャスターオイルの濃厚なテクスチャがやや和らいで、滑りが良い状態になりました。好みの比率でオイルを混ぜてすぐに使える状態にしておくと、いつでも使えて便利です。

2. マッサージしながらクレンジング
クルクルと円を描くようにマッサージしながら、オイルをしっかりなじませます。汚れが表面に浮いてくると質感が変わるので、指先に神経を集中しながら丁寧にケアを進めましょう。

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毛穴汚れが気になる小鼻の辺りは特に念入りに洗います。指の腹を使ってマッサージするように動かしながら、奥底の汚れまで落としましょう。

3. ホットタオルでオイルを拭き取る
熱湯につけてかたくしぼったタオルを使って顔全体を優しくつつみ、オイルと汚れをふきとります。一度ですっきり落ちない場合は、ホットタオルを作る・顔をつつむを繰り返して、汚れを残さずオフしましょう。

キャスターオイルの質感はかなり重めでどっしりとしています。本当にこれだけでメイクが落ちるのか不安でしたが、しっかりとオフできます。洗浄力を確かめるためにファンデーションを手の甲につけて、キャスターオイルをたらしてみました。
ファンデーションをキャスターオイルで落とす

やや厚塗りしているので、普通にこする程度では落ちません。ここにキャスターオイルを投入です。市販のクレンジングよりかなり濃厚なテクスチャなので、肌表面にしっかりと密着します。オイルをのせた部分からファンデーションが徐々に溶け出し、落ちていくのが分かりました。クルクル円を描くように動かすと、すっきり汚れが落ちました。
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同じことがお顔の上でも起こるとしたら、メイク落としクレンジングとして十分な効果が見込まれます。基本的にはこのまま洗顔なしで大丈夫なのですが、ベタつきが気になって仕方がないようなら無添加洗顔石鹸で洗ってください。


 

キャスターオイルで洗顔してみた

クレンジングで紹介したのと同じやり方で、オイル洗顔にも対応できます。洗顔といっても水を使わず、オイルの洗浄力だけに頼って洗うところが特徴です。

クレンジングと兼用でオイル洗顔を行い、軽く化粧水やスポットケアをするだけで洗顔から保湿まで終わります。ダブル洗顔不要で簡単にケアできるところが手軽で、これだけで肌の調子が整うならとても経済的だと思います。

起床時にもしっとりした感じが残っているはずなので、ぬるま湯洗顔をしてください。体温よりやや低いくらいのお湯を使って、お顔全体をすすぎます。

オイルクレンジングとオイル洗顔を試した結果ですが、お肌の調子が良くなってメイクのりが改善された気がします。水で流さないケア方法なのでベタつきが不安でしたが、温タオルでふくだけで意外とすっきり快適でした。

私が検証したのは8月のことで、エアコンによる乾燥ダメージが気になる時期です。キャスターオイルを使ってケアしていると、肌が突っ張ることがなく快適でした。変にお顔が脂ぎってしまったりニキビが出来てしまったり、トラブルが気になることもありません。

キャスターオイルでリップケアしてみた

キャスターオイルを指先にとり、唇に塗って保湿しました。トロトロのテクスチャなので唇からたれることはなく、かなりしっかり密着します。リップクリーム代わりに使うものなので、このまま流さずにおけば大丈夫です。

市販のリップクリームに近い使い心地で、いかにもオイルという感じはしません。しっとりとしたテクスチャはリップバームにも近く、抵抗なく活用できます。

リップ用美容液を想像して使用するとややギャップがあり、ワセリンなどに近い印象です。オイルを持ち歩くのは大変なので、日中のケア用ならリップクリームを手作りしましょう。蜜蝋とキャスターオイルを以下の分量で用意して、湯煎して作っていきます。

【材料】
・蜜蝋 3g
・キャスターオイル12g

1. キャスターオイルと蜜蝋をカップに入れて、湯煎しながら溶かしましょう。
2. 全ての材料が溶けたところで、竹串などでかき混ぜます。
3. 固まる前に容器に注ぎ、冷蔵庫で冷まします。
4. 1時間くらいたって、しっかりかたまったら出来上がりです。

中身が入っていないリップクリーム容器は、コスメ用品ストアなどで購入できます。蜜蝋と聞くと何となく馴染みが薄い印象を受けますが、ミツバチが巣を作るときに分泌する液体のことです。

ワックスのような質感で、手作りコスメのお店で売っています。蜜蝋を多めにするとかため、少なめにすると柔らかめの質感になり、好みにあわせて調整できます。

オイル単体と比較して持ち運びしやすく、乾燥が気になったときにすぐに使えるメリットがあります。外出先でもキャスターオイルケアをしたい方におすすめの活用法と言えるでしょう。

キャスターオイルでヘアケアしてみた

キャスターオイルを使ったヘアケアにチャレンジしました。お風呂に入る前に頭皮マッサージとヘアパックを行って、バスタブの中で浸透させていくやり方です。

1.大さじ1杯くらいのキャスターオイルを手に出して、両手にしっかり馴染ませます。
2.そのまま髪全体につけていき、頭皮を軽く指圧しながらなじませましょう。
3.ホットタオルで頭をカバーし、そのままお風呂につかります。
4.10分経過したところで通常通りのシャンプーとトリートメントを行って、オイルをしっかり落としましょう。

以前アボカドオイルを使ったヘアパックを経験しました。その時と比較すると、かなりこってりとしたテクスチャが印象的です。髪全体にしっかり馴染み、頭皮に吸い付く感じがします。

一回ヘアパックしただけでも随分まとまりが良くなって、すとんとまとまる髪になりました。ドライヤーで乾かした後もしっとり感が持続して広がる感じがないことには驚きます。

難点をあげるなら、シャンプーでなかなか落ちないことでしょうか。脂性肌・頭皮のベタつきが苦手な方だと、最初は抵抗を感じるかもしれません。ライトな質感のキャリアオイルと混ぜて使うこともできるので、お好みにあわせて調整しましょう。

キャスターオイルを点眼してみた

重度のドライアイが気になって、点眼に使ってみました。目薬と混ぜて使う方法もあるようですが、直接眼に入れてみます。油を眼にいれる、と考えるとややこわい感じがありましたが、強い痛みや違和感があるわけではなく、意外とすんなり入りました。眼に入れてから数分くらいはやや視界がぼやけた感じがしましたが、その後は気になりません。目の中のゴロゴロした感じがなくなり、市販のドライアイ用目薬よりも高い効果を感じています。

キャスターオイルでカソーダを作ってみた

生活の木の店員さんに聞いた情報をもとに、カソーダを作ってみました。作り方と腕のほくろに使ってみた感想を紹介します。

カソーダとは?

カソーダとは、アメリカで開発された肌トラブルケアアイテムです。ほくろ・アザ・イボ・シミなどに対応して、目立たなくする効果が期待されます。カソーダを塗っておくだけで、シミなどがポロッととれるとか。やや眉唾もののアイテムのようにも感じますが、美の本場の商品だけに気になります。

カソーダの作り方は重層をプラスするだけ!

本家カソーダは通販で買うことになりますが、国内で買える材料を使って手作りすることもできます。使用する材料はとてもシンプルで、キャスターオイルと重層だけです。キャスターオイル:重層を1:2で混ぜ合わせるだけで、手作りカソーダがすぐできます。

重層は、ドラッグストアで買ってきました。精製水などが置いてあるコーナーにあるので、簡単に見つかります。これとキャスターオイルを使って、カソーダ作りに挑戦です。

キャスターオイルでカソーダを作る

少し混ぜていると、ペースト状のカソーダができました。ややかためのジェル状の質感で、軟膏のような見た目です。
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これを綿棒の先につけて、シミやホクロが気になる部分にポンとおきます。塗りすぎず、あくまで少量を使うのがポイントです。

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こんな感じで、ホクロやシミのあるところをスポット的にカバーします。強く塗り籠まずにそのまま放置、絆創膏などでカバーして就寝しましょう。

これを1週間くらい続けると、ホクロが薄くなってきた・シミがとれるなどの効果を感じることが多いようです。一般的なホクロやシミがとれるまでの過程を紹介すると、下記のようなイメージです。

1日目:カソーダをつけた部分がヒリヒリして、日焼け後のような感覚を受けます。紫外線ダメージを受けやすい状態になるので夜の使用が推奨で、どうしても日中にケアする場合は紫外線対策を徹底しましょう。

2日目:大きな変化は見られず、軽いヤケドのような状態が続きます。初日ほどヒリヒリした感じがなくなって、違和感が落ち着く感じもします。早くケア効果を実感したいなら、消毒した針を使ってツンツンつつき、スクラッチする方法もあります。

~3日目:カソーダを塗っている部分に薄いカサブタがでて来て、少しずつ剥がれ落ちていきます。この状態で無理にはがすと肌ムラになってしまうので、自然に剥がれ落ちるまで同様のケアを続けていきます。

~7日目:カサブタと一緒にホクロやしみが剥がれ落ちます。とれたばかりの跡は赤く盛り上がっているはずですが、だんだん目立たなくなっていきます。キャスターオイルには傷跡修復を促す効果もあるため、オイルだけを使い続けるのも良いでしょう。

カソーダを使ってみた感想

はじめてつけた時ヒリヒリした感じが気になって、すぐに洗い流したい衝動にかられました。絆創膏でカバーするとは言っても肌に負担がかかり、炎症が広がることも懸念されます。

自宅で挑戦できる手軽さはあるものの、積極的におすすめできるケア方法とは言えません。生活の木の店員さんも、以下のように体験談を話していました。

ホクロがとれたというお客さんも確かにいます。お店のスタッフの中にも挑戦した人がいますが、赤くなったところで怖くなって辞めたと聞いています。腕などに使うならまだしも、お顔への使用は不安ですよね。

カソーダは、重層のピーリング作用で肌の生まれ変わりを促進してトラブル修復を促す方法です。スポット的にお肌をはがしとる事実は変わりなく、一定の負担がかかるケアと言えます。

どうしても自宅でケアしたい、という方以外は手頃な値段で挑戦できるエステサロン、クリニックのシミ・ホクロケアをおすすめします。

キャスターオイル自体は非常に優秀なケアアイテムでも、使い方次第では肌を傷めてしまうリスクがあります。前評判だけに左右されず、期待される効果とリスクを総合的に判断して、挑戦する価値があるかどうか考えましょう。

キャスターオイルを使ってみた感想

キャスターオイルを手にだした時、独特のオイル臭に驚きました。油臭い、という感じではないもののやや癖がある印象で、苦手な人は気になるかと思います。

オリーブオイルやホホバオイルのようにほのかに香るものではなく、どっしりとした「いかにも油」という香りです。オイルクレンジングや洗顔の場合は、他のキャリアオイルと混ぜるのでそこまで気になりません。

マッサージオイルなどに活用する場合も、お好みのブレンドに調整したうえで使いましょう。保湿効果やケア効果についてはまだ検証段階ですが、オイルクレンジングを続けてトラブルが出にくくなった気がします。継続して使うことで、高い美肌効果やトラブル修復効果を期待します。

キャスターオイルの使用上の注意と疑問点

キャスターオイルを使うときに気をつけてほしい注意点、気になる疑問への回答をまとめていきます。ケアをはじめる前に一通り目を通して、正しい使い方にそって進めましょう。

キャスターオイルを塗ると日焼けしやすくなるの?

目立ったリスクとして取り上げられることはまれですが、紫外線吸収を高めてしまうリスクはあります。日焼けをなるべく防ぎたいなら、日中のケアは避けましょう。

どうしても昼間に使いたい場合は、紫外線ケアを万全にしたうえで使います。また、キャスターオイルにも品質があり、不純物が多いオイルは油焼けの原因となります。

オイルが酸化して、シミやくすみを招く状況です。キャスターオイルを選ぶときには「100%ピュア」の表記を確認して買いましょう。

酸化しやすい?

キャスターオイルは、比較的酸化しにくいオイルと言われています。酸化を防ぐ「変性」という性質を持っているのが理由で、適切に管理すれば長持ちしやすいオイルと言えます。

開封後の使用期限はとくに決まっていませんが、冷暗所に保管してなるべく早く使い切るのが基本です。酸化したオイルを肌に塗るとトラブルの原因となり、ニキビや炎症の引き金となります。

品質判断の一つの目安として考えたいのが「臭い」です。古くなったエンジン油のような臭いがあったら、スキンケアには適しません。数ヶ月で使い切れる分量のオイルを買うと、酸化を心配しないで活用できます。用途やケア頻度をふまえて、自分にあったサイズを購入しましょう。

キャスターオイルは敏感肌の人も使える?

天然由来で優しい使い心地のオイルなので、敏感肌の人でも使えます。市販のオイルクレンジングや洗顔料のように刺激となる成分が入っていないため、肌トラブルを起こしやすい人にぴったりです。

ただし、肌のバリア機能が衰えた状態でいつもと違うケアアイテムを使うと、敏感に反応してしまうことがあります。はじめて試すときには目立たない場所で行い、拒否反応が起きないことを確認したうえで使いましょう。

キャスターオイルはどこで買える?

オーガニックコスメや化粧品の材料を扱っているお店に行くと見つかります。ソニープラザや無印良品にも行ってみましたが、取り扱いはないとのことで、どこでも簡単に手に入るアイテムとは言えません。

実店舗にこだわりがないようなら、ネットショッピングを活用すると手軽です。「キャスターオイル」「ひまし油」で検索すると、たくさんの情報が出てきます。信頼できるブランドのオイルを選び、気になったものを買ってみましょう。

以上、キャスターオイルの活用法やケアした感想を紹介しました。今回は試していませんが、シップやボディマッサージにも挑戦してみたいと思っています。

デトックス作用が強いオイルは肌との相性が分かれやすく、慎重にケアを進める必用があります。短期間であらゆる箇所を検証するやり方はおすすめできず、ゆっくり身体と向き合いながら相性を確かめましょう。

自分にあったオイルを使うと気になる症状がすっと良くなる感じがして、心地良い生活に近づきます。自分自身の身体を大切にする気持ちを大切に、日々のケアに取り入れてみましょう。

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